JPH0413137Y2 - - Google Patents

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JPH0413137Y2
JPH0413137Y2 JP4998786U JP4998786U JPH0413137Y2 JP H0413137 Y2 JPH0413137 Y2 JP H0413137Y2 JP 4998786 U JP4998786 U JP 4998786U JP 4998786 U JP4998786 U JP 4998786U JP H0413137 Y2 JPH0413137 Y2 JP H0413137Y2
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chase
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JP4998786U
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、トランスフアー成形用金型の改良に
関するものである。
[従来の技術] たとえば半導体製品のパツケージを成形するた
めのトランスフアー成形用金型においては、第5
図,第6図に示すように、上下一対の型板1a,
1bと、これら型板1a,1bにそれぞれ対向し
て取り付けられた上下一対の樹脂供給ブロツク2
a,2bと、これら樹脂供給ブロツク2a,2b
に突き付けられた状態で互いに対向して型板1
a,1bに取り付けられた上下一対のチエイス3
a,3bとからなり、上下一対のチエイス3a,
3bの合わせ面P,Lに形成されるキヤビテイC
内に樹脂を供給して成形品を成形する構成になつ
ている。上記型板1a,1bの内部には、ヒータ
5が設けられている。また、チエイス3a,3b
は、ノツクピン6によつて位置決めされるととも
に、ボルト7によつて型板1a,1bに取り付け
られている。また、成形品の金型からの取り出し
および取り出しのための治具類の扱いを容易にす
るために、成形品を下側のチエイス3aに付けて
最終離型させることが行われている。そのため
に、ランナー8およびゲート9は、一般に下側の
チエイス3aに設けられていることが多い。
ところで、キヤビテイC内部に注入された熱硬
化性樹脂は、ヒータ5によつてチエイス3a,3
bを介して加熱溶融された後に硬化するようにな
つている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、型板1a,1bは内蔵されてい
るヒータ5によつて170℃前後に加熱されるが、
チエイス3a,3bは、型板1a,1bよりの熱
伝導で熱を受けしかも放熱が多いことにより、
160℃前後の温度となり、型板1a,1bに比べ
約10℃の温度差が生じることになる。したがつ
て、チエイス3a,3bよりも型板1a,1bの
方が熱膨張により面方向に伸び、樹脂供給ブロツ
ク2a,2bとチエイス3a,3bとの間に間隙
Sが生じてしまう。この間隙Sには、成形時にラ
ンナー8から樹脂が入り込んでバリとなり、離型
時にこのバリが粉状となつてキヤビテイC内に落
ち、次の成形時に成形品内部に混入して製品の品
質を劣化させるという欠点があつた。特に、半導
体製品のように高度の品質が要求される製品の成
形にあつては、半導体素子の封止性能等に大きな
影響を及ぼすために問題となつている。
また他方では、間隙Sに一たん樹脂が入つて固
まるとバリとなり、次々にこのバリが厚さを増し
て間隙Sが広がつてしまう。このとき、下チエイ
ス3aと上チエイス3bとの間隙Sの幅が異なる
と、下チエイス3aの下キヤビテイと上チエイス
3bの上キヤビテイとがずれて、本来の寸法精度
を得ることができないという問題がある。
この考案では、樹脂供給ブロツク2a,2bと
チエイス3a,3bとの間に生じる間隙Sを埋め
ることによつて、バリの発生を回避し、製品の品
質を安定化するとともに、製品本来の寸法精度を
得ることを目的としている。
[問題点を解決するための手段] この考案は、上下一対の型板と、これら型板に
それぞれ対向して取り付けられた上下一対の樹脂
供給ブロツクと、これら樹脂供給ブロツクに突き
付けられた状態で互いに対向して型板に取り付け
られた上下一対のチエイスとからなり、上下一対
のチエイスの合わせ面に形成されるキヤビテイ内
に樹脂を供給して成形品を成形するトランスフア
ー成形用金型に関するものである。
そして、上下一対の樹脂供給ブロツクのうち少
なくとも一方には、合わせ面とチエイスに突き付
けられる突き付け面とに臨ませた切欠部が形成さ
れ、この切欠部とチエイスの突き付け面とによつ
て形成される間隙には、この間隙を埋めるコマが
着脱自在に取り付けられている。
[実施例] 第1図から第3図はこの考案の1実施例を示す
もので、従来例と同一構造については同一符号を
付して説明を省略する。
下側の樹脂供給ブロツク2aには、その上面で
ある合わせ面P,Lと、下チエイス3aに突き付
けられる突き付け面2a1とに臨ませかつランナ
ー8と直交した切欠部10が形成されている。こ
の切欠部10のランナー8と直交する切欠面10
aは、下方に至るにつれて幅が狭くなるように傾
斜面となつている。
上記切欠面10aと下チエイス3aの突き付け
面3a1とによつて形成される間隙S1には、こ
の間隙S1を埋めるコマ11がねじ11aによつ
て着脱自在に取り付けられている。このコマ11
は、切欠部10の形状とほぼ同じに形成されてい
るが、上面には、樹脂供給ブロツク2aと下チエ
イス3aとにそれぞれ形成されているランナー8
に連続する断面略U字状のランナー部11bが形
成されている。このランナー部11bの断面形状
は、他のランナー8の断面形状とほぼ同一であ
る。このコマ11が取り付けられた状態では、コ
マ11の上面と、樹脂供給ブロツク2aおよび下
チエイス3aの上面とは、面一かあるいは少なく
ともそれらの上面よりもわずかに低くなつている
とともに、コマ11と下チエイス3aとは隙間な
く密接した状態となつている。なお、上記コマ1
1の形状は、切欠部10とほぼ相似形であるが、
幅や高さなどは、樹脂供給ブロツク2aと下チエ
イス3aとの突き付け面2a1,3a1どうしの
間に昇温によつて発生する間隙量S2を想定し、
第3図のように間隙S1を隙間なく埋めることが
できるように種々準備される。
上記のコマ11を間隙S1に取り付けるには、
冷間時には、間隙S2がまだ発生していないが、
下チエイス3aの昇温に伴つて生じる間隙S2が
十分に開いて一定となつた後に、間隙S2に応じ
た大きさのコマ11を選択し、ねじ11aによつ
て締め込むようにする(第3図)。
金型を上記のように構成して取り付けたとき
は、ランナー8の流路において、下チエイス3a
と樹脂供給ブロツク2aとの突き付け面を始めと
し、加熱時においてどの場所でもランナー8に直
交するような間隙が存在しない。したがつて、従
来のように樹脂供給ブロツク2aと下チエイス3
aとの突き付け面に生じていた間隙Sに樹脂が流
れ込んでバリを発生させるようなことがなく、し
たがつて、バリ混入による製品の劣化を阻止し
て、高度の品質を確保することができる。
また、ランナー8の流路において樹脂供給ブロ
ツク2aと下チエイス3aとの間に間隙がなく、
バリが発生しないので、従来のように下チエイス
3aと上チエイス3bとが上下でずれることがな
く、本来の製品寸法精度を確保することができ
る。
なお、上記実施例では、下側の樹脂供給ブロツ
ク2aに切欠部10を設け、この切欠部10にコ
マ11を取り付けるようにしたが、コマ11を上
側の樹脂供給ブロツク2aに取り付けるようにし
てもよい。この場合は、上チエイス3bにはラン
ナー8が形成されていないので、コマ11にはラ
ンナー部11bを設ける必要はない。
[考案の効果] この考案のトランスフアー成形用金型は、上下
一対の樹脂供給ブロツクのうち少なくとも一方
に、合わせ面とチエイスに突き付けられる突き付
け面とに臨ませた切欠部を形成し、この切欠部と
チエイスの突き付け面とによつて形成される間隙
に、この間隙を埋めるコマを着脱自在に取り付け
たものである。したがつて、樹脂の入り込む間隙
が存在せず、その結果従来のように発生したバリ
の飛散によつて製品の品質を劣化させることがな
く、安定した高品質の製品を得ることができる。
特に半導体製品のように高度の封止性能等が要求
される製品に最適である。また、製品本来の寸法
精度を確保することができるといつた種々の効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図はこの考案の1実施例を示す
もので、第1図は樹脂供給ブロツクにコマを取り
付けた状態を示す概略平面図、第2図は樹脂供給
ブロツクに切欠部を形成した状態を示す部分断面
図、第3図は樹脂供給ブロツクの切欠部にコマを
埋め込んだ状態を示す部分断面図、第4図はコマ
の斜視図である。第5図と第6図とは従来のトラ
ンスフアー成形用金型の要部を示すもので、第5
図はその概略正面図、第6図は第5図のV−V線
矢視図である。 1a,1b……型板、2a,2b……樹脂供給
ブロツク、2a1……突き付け面、3a,3b…
…チエイス、10……切欠部、11……コマ、
P,L……合わせ面、C……キヤビテイ、S1…
…間隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下一対の型板と、これら型板にそれぞれ対向
    して取り付けられた上下一対の樹脂供給ブロツク
    と、これら樹脂供給ブロツクに突き付けられた状
    態で互いに対向して型板に取り付けられた上下一
    対のチエイスとからなり、上下一対のチエイスの
    合わせ面に形成されるキヤビテイ内に樹脂を供給
    して成形品を成形するトランスフアー成形用金型
    において、上下一対の樹脂供給ブロツクのうち少
    なくとも一方には、合わせ面とチエイスに突き付
    けられる突き付け面とに臨ませた切欠部が形成さ
    れ、この切欠部とチエイスの突き付け面とによつ
    て形成される間隙には、この間隙を埋めるコマが
    着脱自在に取り付けられてなることを特徴とする
    トランスフアー成形用金型。
JP4998786U 1986-04-03 1986-04-03 Expired JPH0413137Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4998786U JPH0413137Y2 (ja) 1986-04-03 1986-04-03

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JP4998786U JPH0413137Y2 (ja) 1986-04-03 1986-04-03

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JPS62162014U JPS62162014U (ja) 1987-10-15
JPH0413137Y2 true JPH0413137Y2 (ja) 1992-03-27

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