JPH04131374U - ハンガーの固定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本考案のハンガー固定装置は、棒状の部材を折曲げて形
成された環状物からなるハンガー固定装置であって、前
記棒状物は、前記環状物の外側を形成する側において互
いに接着して接着部を形成しており、さらにこの接着部
から環状物の内側に半円を形成するように互いに離れる
方向に延びて形成された係止部を具備することを特徴と
するものである。したがって、本考案の固定装置をロー
プ上に固定し、さらにその上にハンガー掛け吊るすの
で、非常に便利である。さらに、固定は非常に簡単容易
である。さらにまた、一本のロープで数十ケ固定でき、
ハンガーを横に排列でき、さらにロープのハンガー固定
数を増加できる。また、本考案もまたハンガーと一体に
結合でき、衣物を掛け吊るすのに便利である。さらに構
造が簡単で、コストも低いという効果を有する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ロープ上にハンガーを固定するためのハンガーの固定装置に関する ものである。

【０００２】

【従来の技術およびその課題】

従来より、一般の衣服の乾燥、または衣物、物品等の陳列に際しては、ロープ を両端の壁上（または固定点）に固定し、ハンガーをロープ上にかける等の方法 が用いられる場合があった。

【０００３】 しかしながら、ハンガーは一ケ所に集中する傾向にあるので、この方法には問 題があった。このため、プラスチックで製作したチェンを用い、これにロープを 配置して固定し、ハンガーをチェンに掛け吊しておく方法が採られた。しかしこ の方法においても、チェンがプラスチィクを利用して製作したものであるので、 使用後は容易に破損し、しばしば濡れた衣物を支持する際に、加重により裂け離 れ、使用者に少なからぬ損失ををもたらす場合があった。また、二本のロープを ねじって直接挾持する方法を用いた場合は、衣物のねじれやしわを発生すること もあり、高価な衣物はこの方法を用いることはできなかった。

【０００４】 本考案は上記課題に鑑みてなされたもので、簡便にロープに固定でき、また位 置移動が可能なハンガーの固定装置を提供することを目的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案においては、棒状の部材を折曲げて形成された環状物からなるハンガー 固定装置であって、前記棒状物は、前記環状物の外側を形成する側において互い に接着して接着部を形成しており、さらにこの接着部から環状物の内側に半円を 形成するように互いに離れる方向に延びて形成された係止部を具備するハンガー の固定装置により上記目的を達成するようにした。

【０００６】

【作用】

本考案は、上記構成により、一種のハンガー固定装置を提供するものであり、 特にロープに固定できるハンガー固定装置を提供するものである。本考案にあっ ては、金属棒を折曲げ、端ヘッドを一つの止めホック端にして、その止めホック 端を外向き半円形で端部が上向きになるように折曲げ、更に下端に向いて折曲げ た部分において互いに接触する接着部を形成し、さらに両側に側部を設け、上端 に上支持部を設け、下端に一つの下支持部を設けて、これにより簡便にロープ上 に挾持し、固定時は非常に緊密に、また移動時には任意に人為的にそれを左右に 調整移動できて、ハンガーの位置を調整できるものである。ロープはその三つの 着力点を通して、ロープの引張力及びハンガーを吊し掛けて固定することができ る。

【０００７】

【実施例】

以下、本発明のハンガー固定装置について、実施例を用いてさらに詳しく説明 する。 図１に示すのは本考案の一実施例であり、その主要構造は金属棒またはその他 の材質で折曲して弧形の係止部（１）（１’）をなし、その係止部（１）（１’ ）の端部にははめヘッド（１１）を嵌入し、安全を図っている。さらに、その係 止部の（１）（１’）他の端部を接着部（２）（２’）とし、さらに折曲して両 側部（３）（３’）と上支持部（４）（４’）と下支持部（５）を形成する。図 ２に示すように、一旦ロープの折曲部分を引張ると、ロープは本考案のハンガー 固定装置に固定される。この固定装置によりロープ上に固定された（図３参照） 状態においては、そのロープ（６）は上支持部（４）（４’）により固定されて いる。

【０００８】 風が吹いた場合、本実施例のハンガー固定装置は、接着部（２）（２’）と両 側部（３）（３’）により固定され、落ちにくい（図５参照）ようになる。もし も風の力により、本実施例が上下に揺動した時は、係止部（１）（１’）により 、ロープ（６）を引き止めて、落ちないようにする。本実施例をロープ（６）に はめ入れた後に、固定位置が不適当（図４参照）である場合は、本考案を適当な 位置に移動して使用し接着部（２）（２’）と側部（３）（３’）との影響を受 けることなく非常に便利である。さらに図３に示すように、ハンガー（７）は下 支持部（５）のところに掛けられ、かつその吊るす方向は丁度本考案と垂直をな すので、ハンガーの放置はスペースをとらず、より多くのハンガーを固定するこ とができる。

【０００９】 図６は、本考案の他の実施例を示すもので、本考案はハンガーと一体に形成し た実施例で、それは下支持部（５）と垂直に延伸した部分に設けられた一つのハ ンガー（８）を形成し、さらに支わくと本考案を固定し一体となすものである。

【００１０】 図７に示すのは、さらに別の実施例を示すもので、ハンガーと一体に形成した 実施例で、かつ容易に固定バーに掛けられるようにその上端の上支持部（４）ま たは（４’）のところに一つの掛けホック（９）を設けて衣物を吊し、これによ りバー上またはロープ上に固定するものであり、ロープもしくは棒のいずれにも 適用できるように形成したものである。 本考案の原理を利用してその形状を上部が両円（１１２）下方が一つの円弧曲 状（１１３）となるように形成し、ロープ（６）はその両円を通して一のつ引張 力を発生しその結構物をロープ上に固定させて、容易に風に吹き動かされまたは スライドしないようにし、かつ任意に左右移動することができるようにすること もできる。

【００１１】

【考案の効果】

本考案は、棒状の部材を折曲げて形成された環状物からなるハンガー固定装置 であって、前記棒状物は、前記環状物の外側を形成する側において互いに接着し て接着部を形成しており、さらにこの接着部から環状物の内側に半円を形成する ように互いに離れる方向に延びて形成された係止部を具備するハンガーの固定装 置であるので、本考案の固定装置をロープ上に固定し、さらにその上にハンガー 掛け吊るすので、非常に便利である。さらに、固定は非常に簡単容易である。さ らにまた、一本のロープで数十ケ固定でき、ハンガーを横に排列でき、さらにロ ープのハンガー固定数を増加できる。また、本考案もまたハンガーと一体に結合 でき、衣物を掛け吊るすのに便利である。さらに構造が簡単で、コストも低いと いう効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す斜視図である。

【図２】図１に示す実施例をロープに止める操作を説明
する斜視図である。

【図３】図１に示す実施例にハンガーを掛けた状態を示
す斜視図である。

【図４】図１に示す実施例をロープで移動する状態を示
す斜視図である。

【図５】図１に示す実施例における係止部の作用を説明
する斜視図である。

【図６】本考案のハンガーを具備する他の実施例を示す
斜視図である。

【図７】本考案のハンガーおよび掛けホックを有する実
施例を示す斜視図である。

【図８】本考案の他の実施例を示す斜視図である。

【符号の説明】

１、１’ 係止部 ２、２’ 接着部 ３、３’ 側部 ４、４’ 上支持部 ５ 下支持部 ６ ロープ ７ ハンガー ９ 掛けホック

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 棒状の部材を折曲げて形成された環状物
   からなるハンガー固定装置であって、前記棒状物は、前
   記環状物の外側を形成する側において互いに接着して接
   着部を形成しており、さらにこの接着部から環状物の内
   側に半円を形成するように互いに離れる方向に延びて形
   成された係止部を具備することを特徴とするハンガーの
   固定装置。
2. 【請求項２】 前記環状物の接着部と対向する部分に固
   定されたハンガーを有することを特徴とする請求項１記
   載のハンガー固定装置。
3. 【請求項３】 前記環状物の接着部側に掛けホックを設
   けたことを特徴とする請求項１記載のハンガーの固定装
   置。
4. 【請求項４】 棒状の部材を半円状に折曲げて形成し、
   その両端部において対称な円形を有することを特徴とす
   るハンガーの固定装置。