JP3039466U

JP3039466U - ハンガー

Info

Publication number: JP3039466U
Application number: JP1997000355U
Authority: JP
Inventors: 照芳天満
Original assignee: 日酵化学株式会社
Priority date: 1997-01-13
Filing date: 1997-01-13
Publication date: 1997-07-22
Anticipated expiration: 2003-01-13

Abstract

(57)【要約】【課題】ズボンやスカート等の衣服が落下することな
く、衣服を簡便に掛けたり外したりできて、かつ、綺麗
に収納しておくことができるハンガーの提供にある。【解決手段】左右傾斜アーム部１，１と、傾斜アーム
部１，１の下部１ａ，１ａを連結する水平杆部２とを有
し、かつ、水平杆部２の一端２ａ又は両端２ａ，２ａの
下方にズボン滑り止め片３を付設している。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ハンガーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、ズボンはハンガーの水平杆部に直接掛けられていた。また、スカートをハンガーに掛ける場合は、水平杆部に直接掛けるか、又は左右傾斜アーム部や水平杆部に設けられた吊り紐掛け部に吊り紐を掛けていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、このような構造のハンガーでは、ズボンがズボンの自重によって水平杆部から滑って落下することが多かった。また、スカートを水平杆部に直接掛けると、自重にて落下したり、掛けていた部分に折り皺がついてしまうことが多かった。さらに、傾斜アーム部や水平杆部に設けられた吊り紐掛け部は、吊り紐が掛けにくいことが多かった。

【０００４】そこで、本考案は、従来のこのような問題点を解決して、ズボンやスカート等の衣服が落下することなく、衣服を簡便に掛けたり外したりできて、かつ、綺麗に収納しておくことができるハンガーを提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上述の目的を達成するために、本考案に係るハンガーは、左右傾斜アーム部と、該傾斜アーム部の下部を連結する水平杆部とを有し、かつ、該水平杆部の一端又は両端の下方にズボン滑り止め片を付設している。

【０００６】また、本考案に係るハンガーは、左右傾斜アーム部と、該傾斜アーム部の下部を連結する水平杆部とを有し、かつ、該水平杆部の一端又は両端に鈎状吊り紐掛け部を側外方に延伸状に形成している。

【０００７】また、鉤状吊り紐掛け部が、水平杆部の一端又は両端に各々複数個形成されるも、鈎状吊り紐掛け部が、ズボン滑り止め片に付設され、かつ、該鈎状吊り紐掛け部の水平突出寸法を長く形成して、ウエストサイズに対応して吊り紐を調整可能に掛けられるもよい。

【０００８】

【考案の実施の形態】

以下、実施の形態を示す図面に基づき、本考案を詳説する。

【０００９】図１は、本考案のハンガーの実施の一形態を示し、このハンガーは、左右傾斜アーム部１，１と、その下部１ａ，１ａを連結する水平杆部２とを有している。かつ、水平杆部２の両端２ａ，２ａの下方に、ズボン滑り止め片３，３を付設している。なお、フック部４が、左右傾斜アーム部１，１が連結される頂部５に付設されている。

【００１０】具体的に説明すると、図２に示すように、ズボン滑り止め片３は、水平杆部２の一端２ａに略平行状に突設されている。また、ズボン滑り止め片３の外端３ａに、鈎状吊り紐掛け部６が側外方に延伸状に形成されている。この鈎状吊り紐掛け部６を、図３に示すように、ズボン滑り止め片３の下方に複数個付設して、ウエストサイズに対応して掛ける位置を替えられるようにしても好ましい。この場合、ズボン滑り止め片３を補強するための保持部材８を滑り止め片３に設けるのがよい。なお、このズボン滑り止め片３は、図例では内端が水平杆部２へしだいに接近する（ゆるやかな）傾斜状の場合を示したが、これを水平杆部２と平行に水平としても良い。

【００１１】次に、このハンガーの使用方法について述べる。ズボンＰを掛ける場合、図４に示すように、まず、ズボンＰを水平杆部２に掛ける。次に、ズボンＰの自重で滑って落下しないように、水平杆部２の両側に垂れたズボンＰの一方に、水平杆部２とズボン滑り止め片３との間を通過させる。この時、ズボン滑り止め片３を弾性変形させて、水平杆部２とズボン滑り止め片３との間を広げる。そして、水平杆部２とズボン滑り止め片３とでズボンＰを挾持させて固定する。なお、図１と図４に仮想線で示したように、水平杆部２の上方にズボン抑止片７を設けて、水平杆部２と抑止片７とで挾持すると、ズボンＰが自重によって滑って落下することをより一層防止できて好ましい。

【００１２】また、スカートＳを掛ける場合、図５に示すように、鈎状吊り紐掛け部６，６の水平突出部に、吊り紐Ａ，Ａを掛ける。なお、この鈎状吊り紐掛け部６，６の水平突出寸法Ｗ，Ｗを長く形成すると、図５に仮想線で示したように、大きいウエストサイズのスカートＳの吊り紐Ａ，Ａも掛けることができて好ましい。このように、水平突出寸法Ｗを長く形成すると、ウエストサイズに対応して吊り紐Ａを調整可能に掛けることができる。

【００１３】なお、このハンガーは、上述した実施の形態以外にも設計変更自由である。例えば、図１に仮想線で示したように、左右傾斜アーム部１．１の下部１ａ，１ａに直接鈎状吊り紐掛け部６，６を形成しても好ましい。

【００１４】

【考案の効果】

本考案は上述の如く構成されるので、次に記載する効果を奏する。

【００１５】（請求項１によれば、）ズボン滑り止め片３と水平杆部２とでズボンＰを挾持して、水平杆部２に掛けられたズボンＰが自重によって滑って落下することを防止する。（請求項２によれば、）スカートＳに設けられた吊り紐Ａを利用して、スカートＳを簡便にハンガーに掛けることができる。また、掛け部６が鈎状なので、吊り紐Ａ…が滑って落下することを防止できる。さらに、水平杆部２の端部下方に掛け部６が設けられているので、上着等が邪魔にならずにハンガーに上着等を掛けてある上にスカートＳを掛けることができる。

【００１６】（請求項３によれば、上述した請求項２の効果に加えて、）ウエストサイズに合った鈎状吊り紐掛け部６に吊り紐Ａを掛けるだけでスカートＳをハンガーに掛けることができる。かつ、簡便に所望の位置の掛け部６に吊り紐Ａを付け替えることができる。

【００１７】（請求項４によれば、）鈎状吊り紐掛け部６が、ズボン滑り止め片３に付設されているので、ハンガーにズボンＰを掛けた上にスカートＳを掛けることができて、収納スペースが少なくてすむ。また、吊り紐Ａをウエストサイズに対応して掛けることができ、かつ、幅広いウエストサイズに対応して掛けることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施の一形態を示す平面図である。

【図２】要部拡大正面図である。

【図３】要部拡大正面図である。

【図４】使用方法を説明する要部断面図である。

【図５】使用方法を説明する要部拡大図である。

【符号の説明】

１傾斜アーム部１ａ下部２水平杆部２ａ一端３ズボン滑り止め片６鈎状吊り紐掛け部Ａ吊り紐Ｗ水平突出寸法

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】左右傾斜アーム部１，１と、該傾斜アー
ム部１，１の下部１ａ，１ａを連結する水平杆部２とを
有し、かつ、該水平杆部２の一端２ａ又は両端２ａ，２
ａの下方にズボン滑り止め片３を付設したことを特徴と
するハンガー。
【請求項２】左右傾斜アーム部１，１と、該傾斜アー
ム部１，１の下部１ａ，１ａを連結する水平杆部２とを
有し、かつ、該水平杆部２の一端２ａ又は両端２ａ，２
ａに鈎状吊り紐掛け部６を側外方に延伸状に形成したこ
とを特徴とするハンガー。
【請求項３】鈎状吊り紐掛け部６が、水平杆部２の一
端２ａ又は両端２ａ，２ａに各々複数個形成された請求
項２記載のハンガー。
【請求項４】鈎状吊り紐掛け部６が、ズボン滑り止め
片３に付設され、かつ、該鈎状吊り紐掛け部６の水平突
出寸法Ｗを長く形成して、ウエストサイズに対応して吊
り紐Ａを調整可能に掛けられる請求項１，２又は３記載
のハンガー。