JPH04131025U - 圧電振動子 - Google Patents

圧電振動子

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JPH04131025U
JPH04131025U JP3668191U JP3668191U JPH04131025U JP H04131025 U JPH04131025 U JP H04131025U JP 3668191 U JP3668191 U JP 3668191U JP 3668191 U JP3668191 U JP 3668191U JP H04131025 U JPH04131025 U JP H04131025U
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JP
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vibrator
piece
pair
vibrator piece
piezoelectric vibrator
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Application number
JP3668191U
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English (en)
Inventor
喜三郎 外山
Original Assignee
株式会社明電舎
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Publication date
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 外力による振動子片の特性変化を緩和する。 【構成】 ホルダー基台2にセラミック回路基板3を載
置し、このセラミック回路基板3上に一対の外部リード
4,5と各々電気的に接続された一対の金属製板バネ
6,7を並設するとともに、これら板バネ6,7で振動
子片8の一端部を弾性保持し、振動子片8の他端部を解
放する構造とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、圧電振動子に係り、特に振動子片の保持構造に特徴を有する圧電振動 子に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ホルダー内に一対の外部リードを挿入して固定するとともに、これら外 部リードの挿入端部等で振動子片を保持した圧電振動子が知られている。
【0003】 図4は、この種の圧電振動子における振動子片の保持構造の一例を示した図で ある。図4を参照すると、ホルダー基台10およびセラミック回路基板(絶縁基 板)11を貫通し、ガラスハーメチックシール等の絶縁部材12で密封固着され た一対の外部リード13の挿入端部をフォーミングして振動子片14を載置し、 各々の挿入端部と振動子片14との接触点を導電接着剤15で固着している。
【0004】 図5は、振動子片の他の保持構造例を示した図であり、この図によれば、外部 リード13の挿入端部に、図示の形状の板バネ16をスポット溶接し、この板バ ネ16と振動子片との接触点を導電接着剤で固着している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
このように、従来の圧電振動子は、その振動子片14が一対の外部リード13 と直接あるいは板バネ16を介して固着保持される構造のため、例えば図6に示 すように、外部リード13に力が加わると、絶縁部材12を支点として振動子片 14に応力が生じ、これが機械的歪みとなって水晶振動子の周波数温度特性等が 変化する問題があった。
【0006】 また、製品化するときは、通常、ホルダーキャップ17をかぶせ、ホルダー基 台10との接合部を抵抗溶接等により封止するが、その際、ホルダー基台10に 歪みが生じ、これが外部リード13を介して振動子片14に伝わって周波数特性 を変化させる問題もあった。
【0007】 これら問題は、従来要求されている周波数精度においては余り影響がなかった ものであるが、近年、高い周波数精度の圧電振動子が要求されるに伴い、改善が 強く望まれるようになった。
【0008】 本考案はこのような要請に鑑みて創案されたものであり、その目的とするとこ ろは、組立作業あるいは外部リードのフォーミング加工による振動子片の特性変 化を緩和する振動子片保持構造を有する圧電振動子を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案では、基台を有するホルダー内に振動子片を 収容保持し、この振動子片を一対の外部リードと電気的に接続して成る圧電振動 子において、ホルダー基台に絶縁基板を載置し、この絶縁基板の所定部位に前記 一対の外部リードと各々電気的に接続された一対の金属製弾性保持部材を並設す るとともに、これら保持部材で前記振動子片の一端部を弾性保持するようにした 。
【0010】
【作用】
一対の外部リードは、弾性保持部材を介して振動子片と電気的に接続されるの で、外部リードに力が加わってもその応力が直接振動子片に生じない。
【0011】 また、一対の弾性保持部材で振動子片の一端部を弾性保持することで、保持点 に伝わる応力が緩和されるとともに、振動子片の他端部が解放される。これによ り、絶縁基板に応力が生じた場合における振動子片の機械的歪みが、その両端部 を保持した場合に比べて緩和される。
【0012】
【実施例】 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
【0013】 図1は本考案の一実施例に係る圧電振動子の構造斜視図である。この図を参照 すると、本実施例の圧電振動子1は、ホルダー基台2に、発振周波数の温度補償 回路や部品を配したセラミック回路基板(絶縁基板)3を載置するとともに、一 対の外部リード4,5の各々の頭部4a,5aを、このセラミック回路基板3の 表面とほぼ同一平面内に配している。
【0014】 また、セラミック回路基板3の所定の回路位置に、例えばコ字状の板バネから 成る一対の金属製弾性保持部材6,7を並設固定し、外部リードの一方4と保持 部材の一方6、および外部リードの他方5と保持部材の他方7を、各々、セラミ ック回路基板3に設けられた配線部材にハンダ付や導電性接着剤の塗布を行うこ とで電気的に接続している。
【0015】 8は表面に電極が蒸着された振動子片、例えば水晶片であり、その一端部を前 記一対の保持部材6,7で弾性保持している。保持点はハンダ付等により固定さ れる。
【0016】 製品化するときは、図示を省略したホルダーキャップをかぶせ、ホルダー基台 2との接合部を抵抗溶接等で封止する。
【0017】 このような構造の圧電振動子1では、一対の外部リード4,5は、弾性保持部 材6,7を介して振動子片8と電気的に接続されるので、外部リード4,5に力 が加わってもその応力が直接振動子片8に生ぜず、歪みが起きることはない。
【0018】 また、一対の弾性保持部材6,7で振動子片8の一端部を弾性保持することで 、保持点に伝わる応力が緩和されるとともに、振動子片8の他端部が解放される 。これにより、セラミック回路基板3に応力が生じた場合における振動子片8の 機械的歪みが、その両端部を保持した場合に比べて著しく緩和される。
【0019】 図2は本実施例に係る圧電振動子1と従来の圧電振動子の周波数温度特性比較 図、図3はホルダーキャップによる封止前と封止後における周波数変動比較図で ある。図中、破線は従来のもの、実線は本実施例のものを表す。
【0020】 図2を参照すると、本実施例の圧電振動子1では、周波数温度特性が振動子片 (水晶片)本来の三次カーブになり、温度特性も振動子片(水晶片)の角度で決 まるようになる。したがって、製品化後に外部リード4,5を曲げても室温にお ける周波数変化は殆ど無く、高精度の圧電振動子が得られる。
【0021】 また、図3を参照すると、封止の前後における周波数変動が従来のものに比べ て著しく少ない。したがって、本実施例の構造にすることで、高精度の圧電振動 子を製造することができる。
【0022】 なお、本実施例は水晶片の外、他の振動子片を用いる圧電振動子についても適 用することができる。
【0023】
【考案の効果】
以上の説明のとおり、本考案では外部リードと振動子片とを構造的に分離独立 させ、また、振動子片の一端部を弾性保持し、他端部を解放するようにしたので 、外部リードおよび絶縁基板に生じる応力により振動子片が歪む事態を回避ない し緩和することができる。そのため、組立作業あるいは外部リードのフォーミン グ加工による振動子片の特性変化が殆ど無くなるという効果を奏する。特に本考 案によれば、従来の圧電振動子の僅かな設計変更で、精度を著しく向上させるこ とができるので、その実用的効果は多大なものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る圧電振動子の構造斜視
図である。
【図2】従来の圧電振動子と本実施例の圧電振動子の周
波数温度特性比較図である。
【図3】従来の圧電振動子と本実施例の圧電振動子の周
波数変動比較図である。
【図4】従来の圧電振動子における振動子片の保持構造
側面図である。
【図5】従来の圧電振動子における振動子片の他の保持
構造説明図である。
【図6】従来の保持構造による応力の影響を示した説明
図である。
【符号の説明】
1…圧電振動子、2…ホルダー基台、3…セラミック回
路基板(絶縁基板)、4,5…外部リード、6,7…弾
性保持部材、8…振動子片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台を有するホルダー内に振動子片を収
    容保持し、この振動子片を一対の外部リードと電気的に
    接続して成る圧電振動子において、ホルダー基台に絶縁
    基板を載置し、この絶縁基板の所定部位に前記一対の外
    部リードと各々電気的に接続された一対の金属製弾性保
    持部材を並設固定するとともに、これら保持部材で前記
    振動子片の一端部を弾性保持するようにしたことを特徴
    とする圧電振動子。
JP3668191U 1991-05-23 1991-05-23 圧電振動子 Pending JPH04131025U (ja)

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JP3668191U JPH04131025U (ja) 1991-05-23 1991-05-23 圧電振動子

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JPH04131025U true JPH04131025U (ja) 1992-12-01

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