JPH04130962U - 感光性平版印刷版の現像処理装置 - Google Patents
感光性平版印刷版の現像処理装置Info
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- JPH04130962U JPH04130962U JP3724091U JP3724091U JPH04130962U JP H04130962 U JPH04130962 U JP H04130962U JP 3724091 U JP3724091 U JP 3724091U JP 3724091 U JP3724091 U JP 3724091U JP H04130962 U JPH04130962 U JP H04130962U
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Landscapes
- Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 小型で占有面積が小さく、低コストで製造、
運転及び保全が可能な感光性平版印刷版の現像処理装置
を提供することである。 【構成】 少なくとも1槽の浸漬現像処理槽2と、後続
の処理槽3とを有する、プレート搬送型の感光性平版印
刷版の現像処理装置において、後処理槽の先端付近に設
置された、上部から処理液を噴射させる液供給手段15
と、前記現像処理槽2と前記後処理槽3の隔壁の上部近
傍に設置された、前記現像処理槽2の処理液と前記後処
理槽3の処理液の液分離を行うための上下1対のローラ
11,11′と、該1対のローラ11,11′の上側ロ
ーラ11に圧接し、前記後処理槽側に配置された、回転
しないロッド12、又は該上側ローラ11と同じ方向に
回転するロッド12と、該1対のローラ11,11′の
下側ローラ11′に圧接し、前記後処理槽側に配置され
たローラ13とを備えていることを特徴とする感光性平
版印刷版の現像処理装置。
運転及び保全が可能な感光性平版印刷版の現像処理装置
を提供することである。 【構成】 少なくとも1槽の浸漬現像処理槽2と、後続
の処理槽3とを有する、プレート搬送型の感光性平版印
刷版の現像処理装置において、後処理槽の先端付近に設
置された、上部から処理液を噴射させる液供給手段15
と、前記現像処理槽2と前記後処理槽3の隔壁の上部近
傍に設置された、前記現像処理槽2の処理液と前記後処
理槽3の処理液の液分離を行うための上下1対のローラ
11,11′と、該1対のローラ11,11′の上側ロ
ーラ11に圧接し、前記後処理槽側に配置された、回転
しないロッド12、又は該上側ローラ11と同じ方向に
回転するロッド12と、該1対のローラ11,11′の
下側ローラ11′に圧接し、前記後処理槽側に配置され
たローラ13とを備えていることを特徴とする感光性平
版印刷版の現像処理装置。
Description
【0001】
本考案は、2以上の処理槽を有するプレート搬送型現像処理装置において、前
処理槽の処理液と次処理槽の処理液の液分離を効率よく行う装置に関するもので
ある。
【0002】
2以上の処理槽を有するプレート搬送型現像処理装置は一般に、前処理槽の処
理液と次処理槽の処理液の混合をできるだけ少なくするために、前処理槽の出口
部に絞りローラを配設し、前処理槽の処理液が次工程の処理槽に持ち込まれるの
を防止している。又、次工程処理槽の入口部には案内ローラが配設され、次処理
槽の処理液が前処理槽に持ち込まれるのを防止している。
【0003】
特に画像露光された感光性平版印刷版をプレート搬送型現像処理装置で処理す
る場合においては、各処理液の他処理槽への持ち込みをできる限り少なくする事
が重要である。
ところで平版印刷版は一般に、支持体上に感光性樹脂を塗布した感光性平版印
刷版を画像露光後、現像、水洗、リンス又は不感脂化の各処理を行うことにより
つくられる。この際、各処理装置中を搬送される平版印刷版により現像液が水又
はリンス液中に、水又はリンス液が現像液中に、現像液が不感脂化液中に、不感
脂化液が現像液中に、水又はリンス液が不感脂化液中に、不感脂化液が水又はリ
ンス液中に、或いは複数の現像処理槽を有する装置においては、第1現像液が第
2現像液中に、第2現像液が第1現像液中に、それぞれ多量に持ち込まれた場合
、処理液は短時間に劣化してしまう。このような前浴からの持ち込み及び後浴か
らの持ち込みによる処理液の劣化を低減するために、各処理浴の下流及び上流側
にはそれぞれ1対の絞りローラが設けられている。この絞りローラの上流及び/
又は下流側に各処理液を版面に吹きつけるための噴射装置が設けられている。こ
のような従来の平版印刷版の製版装置では、各処理浴中にはそれぞれ少なくとも
2対のローラが設けられており、その結果、装置のコストが高くなり、また装置
が大型になり装置の占有面積も大きくなってしまうという問題があった。
【0004】
このコストを下げて装置を小型化するための方法として、実開昭56−328
41号には、前処理槽と次処理槽間に1対のローラを配置し、その1対のローラ
の下側ローラに水切りブレードを設けたものが提案されている。
ところが、この方法では上記水切りブレードが下側ローラに圧接している状態
が見えにくく、点検が非常にやりにくいばかりでなく、ブレードの清掃、交換な
どが非常にやりにくいという欠点がある。
【0005】
その欠点を改良した装置が実公平2−41632号及び特開平1−10525
2号に提案されており、上記ブレードの代りに前処理槽側及び後処理槽側にそれ
ぞれ1対のローラの下側ローラに圧接して下側ローラと反対方向に回転するロー
ラを設けている。
しかし、これらの装置でも液切り効果は十分とはいえず、また、下側ローラと
これに圧接されたローラ、特に前処理槽側に設置されたローラとの接点における
現像処理停止中の液溜まり(メニスカス)による汚れが発生するという欠点があ
る。
【0006】
したがって、本考案の目的は、小型で占有面積が小さく、低コストで製造、運
転及び保全が可能な感光性平版印刷版の現像処理装置を提供することである。
【0007】
本考案の目的は、少なくとも1槽の浸漬現像処理槽と、後続の処理槽とを有す
る、プレート搬送型の感光性平版印刷版の現像処理装置において、
後処理槽の先端付近に設置された、上部から処理液を噴射させる液供給手段と
、
前記現像処理槽と前記後処理槽の隔壁の上部近傍に設置された、前記現像処理
槽の処理液と前記後処理槽の処理液の液分離を行うための上下1対のローラと、
該1対のローラの上側ローラに圧接し、前記後処理槽側に配置された、回転し
ないロッド、又は該上側ローラと同じ方向に回転するロッドと、
該1対のローラの下側ローラに圧接し、前記後処理槽側に配置されたローラと
を備えていることを特徴とする感光性平版印刷版の現像処理装置により達成され
る。
【0008】
以下、本考案の現像装置について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本考案の現像処理装置の概略を示す。この装置は、画像露光したプレ
ート1を浸漬現像するための現像処理槽2と、第2現像、水洗、リンス又は不感
脂化等の各処理を行うための後続の処理槽3を備えている。画像露光したプレー
ト1は、搬送ローラ16、16′及び20、20′により搬送される。現像槽2
にはガイドローラ17、18、19、21、22が設けられている。
【0009】
本考案の液切り装置は、1対のローラ11、11′の上側ローラ11に圧接し
、後処理槽3側に配置された、回転しないロッド、又は上側ローラ11と同じ方
向に回転するロッド12と、1対のローラ11、11′の下側ローラ11′に圧
接し、下側ローラ11′と逆方向に回転する、後処理槽3側に配置されたローラ
13とを備えている。この液切り装置について、図2を参照し更に詳細に説明す
る。
【0010】
図2において、αは上側ローラ11の回転軸を通る鉛直線とこの回転軸とロッ
ド12の中心又は回転軸を結ぶ直線とが作る角度であり、βは下側ローラ11′
の回転軸中心を通る鉛直線と上記回転軸とローラ13の回転軸を結んだ線とが作
る角度である。
αは0°〜90°が適当であり、好ましくは0°より大きく80°以下である
。
【0011】
βは10°〜60°が適当であり、好ましくは20〜50°である。
上側ローラ11とロッド12の直径の比は前者100に対して、後者10〜1
00が好ましい。また上側ローラ11とロッド12のニップ圧は0.05〜10
kg/cm2 、好ましくは0.1〜5kg/cm2 が適当である。
下側ローラ11′とローラ13との直径の比は前者100に対して、後者10
〜100が好ましい。また下側ローラ11′とローラ13のニップ圧は0.1〜
20kg/cm2 、好ましくは0.5〜10kg/cm2 が適当である。
【0012】
本考案において、ロッド12としては、ステンレススチールのような金属製ロ
ッド、シリコンゴムのようなゴムを被覆した金属ロッド、プラスチック製ロッド
などを使用することができる。このロッド12は、回転しなくてもよいし、上側
ローラ11と同じ方向に回転させてもよい。回転させる場合、その回転数は1〜
100r.p.m.程度が適当である。一方、液切りローラ13の表面の硬度はビッカ
ーズ硬度で80°以下、好ましくは60°以下、さらに好ましくは45°以下が
適当である。また、上下絞りローラ11及び11′のニップ圧は0.1〜20kg/
cm2 、さらに好ましくは0.5〜10kg/cm2 が適当である。
【0013】
更に、下側ローラ11′の両端面にはフランジを設けることが好ましく、これ
により端面からの処理液の混入を防ぐことができる。
さらに本考案においては、1対の液分離ローラ11、11′は、現像処理槽2
と後処理槽3との隔壁14の真上近傍、より好ましくは、真上よりプレート搬送
方向に対して上流側に(但し、ローラ13が隔壁14と接触しない範囲で)配置
され、隔壁14の上端と下側ローラ11′との間隙はできるだけ小さい方がよく
、たとえば、0.5〜3mm程度とすることが好ましい。
【0014】
本考案は支持体の両面又は片面に感光層を有する感光性平版印刷版の処理に有
利に適用することができ、上記液切り装置は、例えば、特開平2−7054号公
報に記載された浸漬型現像処理装置に有利に適用することができる。
以下、本考案を実施例によりさらに具体的に説明するが、本考案はこれらの実
施例によって制限されるものではない。
【0015】
実施例1
図1の現像処理装置は現像槽2、リンス処理槽又は不感脂化処理槽3から構成
されている。
必要により、これらの処理槽はそれぞれ2個以上連結してもよい。現像処理槽
2には、搬送ローラ16、16′及び20、20′、ガイドローラ17、18、
19、21及び22、並びに回転ブラシ23が設けられている。
【0016】
図1の液切り装置は、1対のローラ11、11′の上側ローラ11に圧接し、
後処理槽3側に配置された、回転しないロッド12と、1対のローラ11、11
′の下側ローラ11′に圧接し、後処理槽3側に配置されたローラ13とを備え
ている。
リンス処理槽又は不感脂化処理槽3には、リンス液又は不感脂化液噴射装置1
5、絞りローラ26、26′が設けられている。搬送ローラ16、16′及び2
0、20′並びに絞りローラ11、11′と絞りローラ26、26′は、画像露
光されたPS版を右方向へ搬送すべく、駆動装置(図示せず)により、各ローラ
の外周線速度がほぼ同一となるように回転させられる。
【0017】
上側ローラ11にはスチール製リンス液又は不感脂化液液切り絞りロッド12
(α=10°)が圧接して設けられ、上側ローラ11とロッド12とはロッド1
2の自重により圧接させた。下側ローラ11′にはシリコーンゴム被覆したリン
ス液又は不感脂化液液切り絞りローラ13(β=45°、下側ローラ11′に対
する直径は75%)が圧接して設けられ、ローラ13は駆動回転する下側ローラ
11′に応動して、摩擦力により、下側ローラ11′と逆方向に回転するよう回
動自在に軸支されており、従来の装置で必要とされる、リンス又は不感脂化部上
流側の1対の搬送ローラは設けられていない。
【0018】
上記現像処理装置により処理された印刷版を用いて印刷したところ従来のもの
と同様の良好な印刷物が得られた。
従来の装置では現像槽2とリンス処理槽又は不感脂化処理槽3の間には10〜
15cmのローラセット用スペースが必要であったのに対し本考案ではこのスペー
スを0にすることができた。
実施例2
ロッド12を、駆動装置(図示せず)により、上側ローラ11の回転方向と同
方向に駆動回転(10r.p.m.) させ、上側ローラ11とロッド12のニップ圧を
0.5kg/cm2 とした他は実施例1と同様の操作を行った。
【0019】
上記現像処理装置により処理された印刷版を用いて印刷したところ従来のもの
と同様の良好な印刷物が得られた。
【0020】
液切り装置の上側ローラの逆流防止装置として、回転しないロッド、又は上側
ローラと同方向に回転するロッドを採用した結果、従来の、上側ローラと逆方向
に回転するローラを使用したものと比較して逆流防止効果が大きい。
また、現像処理槽側に、液切り装置の下側ローラに圧接するローラがないので
ローラコストが低減し、現像処理停止中の液溜まりによる汚れを生じることがな
く、保全が容易である。
【0021】
さらに、従来の装置では、現像処理装置、リンス処理装置及び/又は不感脂化
処理装置においてそれぞれ2対のローラが必要とされたのに対し、本考案の装置
では、使用ローラをそれぞれ1対にすることができる。これによってローラのコ
ストは約2/3以下に低減し、また製版装置も小型化され、占有面積は従来装置
の80%以下になる。
【図1】本考案の現像処理装置の具体例の概略を示す図
面である。
面である。
【図2】図1に示した本考案の液切り装置の詳細図であ
る。
る。
1 画像露光されたプレート
2 現像処理槽
3 リンス処理槽又は不感脂化処理槽
11 上側ローラ
11′下側ローラ
12 回転しないロッド、又はローラ11と同方向に回
転するロッド 13 ローラ11′と逆方向に回転するローラ 14 隔壁 15 リンス液噴射装置又は不感脂化液噴射装置 16、16′、20、20′ 搬送ローラ 17、18、19、21、22 ガイドローラ 23 回転ブラシ 26、26′ 絞りローラ
転するロッド 13 ローラ11′と逆方向に回転するローラ 14 隔壁 15 リンス液噴射装置又は不感脂化液噴射装置 16、16′、20、20′ 搬送ローラ 17、18、19、21、22 ガイドローラ 23 回転ブラシ 26、26′ 絞りローラ
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくとも1槽の浸漬現像処理槽と、後
続の処理槽とを有する、プレート搬送型の感光性平版印
刷版の現像処理装置において、後処理槽の先端付近に設
置された、上部から処理液を噴射させる液供給手段と、
前記現像処理槽と前記後処理槽の隔壁の上部近傍に設置
された、前記現像処理槽の処理液と前記後処理槽の処理
液の液分離を行うための上下1対のローラと、該1対の
ローラの上側ローラに圧接し、前記後処理槽側に配置さ
れた、回転しないロッド、又は該上側ローラと同じ方向
に回転するロッドと、該1対のローラの下側ローラに圧
接し、前記後処理槽側に配置されたローラとを備えてい
ることを特徴とする感光性平版印刷版の現像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3724091U JPH04130962U (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | 感光性平版印刷版の現像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3724091U JPH04130962U (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | 感光性平版印刷版の現像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04130962U true JPH04130962U (ja) | 1992-12-01 |
Family
ID=31919043
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3724091U Pending JPH04130962U (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | 感光性平版印刷版の現像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04130962U (ja) |
-
1991
- 1991-05-24 JP JP3724091U patent/JPH04130962U/ja active Pending
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