JPH04129894U - スクリユ圧縮機 - Google Patents

スクリユ圧縮機

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Publication number
JPH04129894U
JPH04129894U JP3637791U JP3637791U JPH04129894U JP H04129894 U JPH04129894 U JP H04129894U JP 3637791 U JP3637791 U JP 3637791U JP 3637791 U JP3637791 U JP 3637791U JP H04129894 U JPH04129894 U JP H04129894U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
balance piston
screw compressor
thrust force
rotor
Prior art date
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Pending
Application number
JP3637791U
Other languages
English (en)
Inventor
久男 浜川
Original Assignee
株式会社神戸製鋼所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社神戸製鋼所 filed Critical 株式会社神戸製鋼所
Priority to JP3637791U priority Critical patent/JPH04129894U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バランスピストンに対して逆スラスト力を作
用させる吐出ガスの機外への漏れを無くし、かつ吐出ガ
スの潤滑油への混入を防止することを可能とする。 【構成】 吐出ガス圧力を利用してスクリュロータ14
のロータ軸15に対して吸込側から吐出側に向かう逆ス
ラスト力を作用させるバランスピストン3を備えたスク
リュ圧縮機において、上記バランスピストン3の摺動部
の中間部にガス逃がし部1とドレン逃がし部2とを設け
て形成してある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、スクリュロータに対して逆スラスト力を作用させるバランスピスト ンを備えたスクリュ圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図2に示すスクリュ圧縮機が公知であり、一方に吸込口11を、他方に 吐出口12を備えたケーシング13内に回転可能に収納した互いに噛み合う雌雄 一対のスクリュロータ14のロータ軸15の一端にバランスピストン16が設け てある。また、このバランスピストン16は、ケーシング13に突設したバラン スピストンシリンダ17内に摺動可能に設けてあり、同じくこの内部に配置した コイルばね18による力、および油流出入口19より流入した潤滑油の圧力を合 わせた正スラスト力を反ロータ側に付勢されるようになっている。
【0003】 一方、バランスピストン16の反ロータ側には、バランスピストンシリンダ1 7にスペーサ20および、ゴム製のダイアフラム21との間に加圧室22を形成 する蓋体23が設けてあり、ここに吐出口12から吐出された吐出ガスを導きバ ランスピストン16に対してロータ室側に向かう方向の逆スラスト力を作用させ るように形成してある。 即ち、上記正スラスト力とこの逆スラスト力とをバランスさせることによって ロータ軸15を支持する軸受に無理なスラスト力が作用しないようにして、軸受 の耐久性を向上させるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のスクリュ圧縮機では、図中矢印Aで示すようにダイアフラム21と 蓋体23との間から吐出ガスが外部に漏れることがある。 この吐出ガスが空気である場合はガスが漏れても問題は無いが、吐出ガスが有 毒ガスである場合にはガス漏れは許されず、上記構造のものでは問題がある。ま た、吐出ガスがゴムを腐食させる種類のものである場合には、ダイアフラム21 が劣化して孔があき、加圧室22からバランスピストン16のロータ側にガスが 流入して油中にガスが混入するおそれがあるという問題がある。 本考案は、斯る問題点を課題としてなされたもので、バランスピストンに対し て逆スラスト力を作用させる吐出ガスの機外への漏れを無くし、かつ吐出ガスの 潤滑油への混入を防止することを可能としたスクリュ圧縮機を提供しようとする ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案は、吐出ガス圧力を利用してスクリュロー タに対して吸込側から吐出側に向かう逆スラスト力を作用させるバランスピスト ンを備えたスクリュ圧縮機において、上記バランスピストンの摺動部の中間部に ガス逃がし部とドレン逃がし部とを設けて形成した。
【0006】
【作用】
本考案のように構成することにより、バランスピストン部に供給した吐出ガス の機外への漏れは無くなり、吐出ガスと潤滑油は完全に分離されるようになる。
【0007】
【実施例】
次に、本考案の一実施例を図面にしたがって説明する。 図1は、本考案に係るスクリュ圧縮機を示し、図2に示す装置とはダイヤフラ ム21、スペーサ20に代えて、新たにガス逃がし部1とドレン逃がし部2とを 設けた点を除き、他は実質的に同一であり、互いに対応する部分には同一番号を 付して説明を省略する。 本実施例では、バランスピストン3の摺動面に形成した溝部に嵌挿した二つの O−リング4の間にポケット部5a、5bを形成してあり、この各々に連通させ てガス逃がし口6、ドレン逃がし口7を設けてガス逃がし部1、およびドレン逃 がし部2が形成してある。ガス逃がし口6、ドレン逃がし口7の各々には、ガス 、ドレンを所定の場所に導くための図示しない流路が接続してある。また、バラ ンスピストンシリンダ17と蓋体8との間にO−リング9を設けてこの両者の間 からのガス漏れを無くしてある。
【0008】 そして、加圧室22からロータ側へ漏れようとするガスはポケット部5aから これに続く流路により所定の場所に導かれ、機外に漏れることは無いようになっ ている。また、バランスピストン3のロータ側から反ロータ側へ流入しようとす る潤滑油はポケット部5bからこれに続く流路により所定の場所に導かれ、吐出 ガスの潤滑油中への混入を防止してある。
【0009】 なお、ポケット部5aに続く流路にガス漏れ検知手段を設けてもよく、これに より装置異常の早期発見が可能となる。
【0010】
【考案の効果】
以上の説明より明らかなように、本考案によれば、吐出ガス圧力を利用してス クリュロータに対して吸込側から吐出側に向かう逆スラスト力を作用させるバラ ンスピストンを備えたスクリュ圧縮機において、上記バランスピストンの摺動部 の中間部にガス逃がし部とドレン逃がし部とを設けて形成してある。 このため、バランスピストンに対して逆スラスト力を作用させる吐出ガスの機 外への漏れを無くし、かつ吐出ガスの潤滑油への混入を防止することが可能にな るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係るスクリュ圧縮機の全体構成図で
ある。
【図2】 従来のスクリュ圧縮機の全体構成図である。
【符号の説明】
1 ガス逃がし部 2 ドレン逃がし部 3 バランスピストン 5a,5b ポケット部 6 ガス逃がし口 7 ドレン逃がし口 8 蓋体 14 スクリュロータ 15 ロータ軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐出ガス圧力を利用してスクリュロータ
    に対して吸込側から吐出側に向かう逆スラスト力を作用
    させるバランスピストンを備えたスクリュ圧縮機におい
    て、上記バランスピストンの摺動部の中間部にガス逃が
    し部とドレン逃がし部とを設けて形成したことを特徴と
    するスクリュ圧縮機。
JP3637791U 1991-05-22 1991-05-22 スクリユ圧縮機 Pending JPH04129894U (ja)

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JP3637791U JPH04129894U (ja) 1991-05-22 1991-05-22 スクリユ圧縮機

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JPH04129894U true JPH04129894U (ja) 1992-11-27

Family

ID=31918330

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3637791U Pending JPH04129894U (ja) 1991-05-22 1991-05-22 スクリユ圧縮機

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JP (1) JPH04129894U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009054285A1 (ja) * 2007-10-22 2009-04-30 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho スクリュ流体機械

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009054285A1 (ja) * 2007-10-22 2009-04-30 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho スクリュ流体機械

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