JPH09158868A - ベーン型圧縮機 - Google Patents

ベーン型圧縮機

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JPH09158868A
JPH09158868A JP7345756A JP34575695A JPH09158868A JP H09158868 A JPH09158868 A JP H09158868A JP 7345756 A JP7345756 A JP 7345756A JP 34575695 A JP34575695 A JP 34575695A JP H09158868 A JPH09158868 A JP H09158868A
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JP
Japan
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cam ring
end surface
head
low
pressure chamber
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7345756A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Murayama
俊博 村山
Shunji Muta
俊二 牟田
Tomoyasu Takahashi
知靖 高橋
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
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Priority to US08/755,262 priority patent/US5924856A/en
Publication of JPH09158868A publication Critical patent/JPH09158868A/ja
Priority to US09/156,165 priority patent/US6022204A/en
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C18/00Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C18/30Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members
    • F04C18/34Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members
    • F04C18/344Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members with vanes reciprocating with respect to the inner member
    • F04C18/3446Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members with vanes reciprocating with respect to the inner member the inner and outer member being in contact along more than one line or surface
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01CROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
    • F01C21/00Component parts, details or accessories not provided for in groups F01C1/00 - F01C20/00
    • F01C21/10Outer members for co-operation with rotary pistons; Casings

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮機構成部品の一体化によって部品点数や
シール箇所の削減し、コストの低減、冷媒漏れの防止及
び小型化を図る。 【解決手段】 カムリング1のフロント側に配置される
フロントサイド部材25と、カムリング1のリヤ側に配
置されるリヤサイド部材20とを備えているベーン型圧
縮機において、次の点を特徴とする。リヤサイド部材2
0のカムリング側端面に、駆動軸7を中心とするほぼ円
弧状の吸入室11が設けられている。また、吸入行程で
吸入室11から、ベーン14間に形成される圧縮室へ低
圧の冷媒ガスを送り込ませる吸入ポート12aが、カム
リング1リヤ側端面に設けられている。この構成を採用
することにより、リヤサイドブロックを削除でき、部品
点数が減ってアルミニュウム系材料の使用量が全体とし
て減るとともに、シールすべき箇所も大幅に減り、ま
た、軸方向長さを短くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はベーン型圧縮機に
関し、特に圧縮機構成部品の一体化によって部品点数や
シール部の削減等を図ることができるベーン型圧縮機に
関する。
【0002】
【従来の技術】図16は従来のベーン型圧縮機を示す縦
断面図である。
【0003】このベーン型圧縮機は、カムリング801
と、カムリング801の両端面にそれぞれ固定されるフ
ロントサイドブロック803及びリヤサイドブロック8
04と、カムリング801内に回転可能に収容されたロ
ータ802と、両サイドブロック803,804の端面
にそれぞれ固定されるフロントヘッド804及びリヤヘ
ッド806と、ロータ802の駆動軸807とを備えて
いる。駆動軸807は、両サイドブロック803,80
4にそれぞれ設けた軸受808,809に回転可能に支
持されている。この種のベーン型圧縮機としては、例え
ば特開平3−18683号公報に記載されたものがあ
る。
【0004】前記カムリング801やフロントサイドブ
ロック803等の主要な圧縮機構成部品の材料として、
軽量化を図るために、近年、アルミニュウム系のものが
使用されている。
【0005】また、カムリング801とフロントサイド
ブロック803との間、カムリング801とリヤサイド
ブロック804との間、フロントサイドブロック803
とフロントヘッド805との間、リヤサイドブロック8
04とリヤヘッド806との間には、気密性を確保する
ために、それぞれOリング等のシール部材が介在してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のベーン型圧縮機
においては、カムリング801、フロントサイドブロッ
ク803、リヤサイドブロック804、フロントヘッド
805及びリヤヘッド806などの主要な圧縮機構成部
品はそれぞれ個別の鋳造部品であり、しかもそれらの部
品のすべてについてアルミニュウム系の材料が用いられ
ると、材料費が高くなるとともに、表面処理を行わなけ
ればならないため、コストが高くなるという問題があっ
た。
【0007】また、部品点数が多いため、大型化すると
ともに、シール部材を用いてシールすべき箇所も多くな
り、冷媒が漏れる箇所も多くなってしまうという問題が
あった。
【0008】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は圧縮機構成部品の一体化によって
部品点数やシール箇所の削減を図ることができるベーン
型圧縮機を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め請求項1記載の発明のベーン型圧縮機は、駆動軸に固
定され、カムリング内に回転可能に収容されるロータ
と、前記ロータに設けられた複数のベーン溝に挿入され
るベーンと、前記カムリングの一端面側に配置されるフ
ロントサイド部材と、前記カムリングの他端面側に配置
されるリヤサイド部材とを備えているベーン型圧縮機に
おいて、前記フロントサイド部材及び前記リヤサイド部
材の少なくともいずれか一方のカムリング側端面に、前
記駆動軸を中心とするほぼ円弧状又はほぼ環状の低圧室
が設けられ、吸入行程で前記低圧室から、前記ベーン間
に形成される圧縮室へ低圧作動流体を送り込ませる吸入
ポートが、前記カムリングの一方の端面に設けられてい
ることを特徴とする。
【0010】請求項1記載の発明のベーン型圧縮機で
は、フロントサイド部材及びリヤサイド部材の少なくと
もいずれか一方のカムリング側端面に、駆動軸を中心と
するほぼ円弧状又はほぼ環状の低圧室を設け、吸入行程
で低圧室から、ベーン間に形成される圧縮室へ低圧作動
流体を送り込ませる吸入ポートを、カムリングの一方の
端面に設けたので、一方のサイドブロックが不要にな
り、部品点数が減って材料の使用量が全体として減ると
ともに、シールすべき箇所も減り、また、軸方向長さを
短くすることができる。
【0011】請求項2記載の発明のベーン型圧縮機は、
前記フロントサイド部材及び前記リヤサイド部材の他方
のカムリング側端面に、前記圧縮室から吐出された高圧
作動流体が送り込まれる高圧室が設けられていることを
特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明のベーン型圧縮機で
は、両方のサイドブロックが不要になる。
【0013】請求項3記載の発明のベーン型圧縮機は、
駆動軸に固定され、カムリング内に回転可能に収容され
るロータと、前記ロータに設けられた複数のベーン溝に
挿入されるベーンと、前記カムリングのフロント側に配
置されるフロントサイド部材と、前記カムリングのリヤ
側及び外周面を包囲するシェルとを備え、前記駆動軸の
中心線に沿って移動可能な可動プレートが、前記カムリ
ングのリヤ側端面と対向する状態で前記シェルに保持さ
れ、前記リヤヘッドの内部に高圧室が設けられ、前記ベ
ーン間に形成される圧縮室と前記高圧室とが前記可動プ
レートで仕切られ、前記シェルのフロント側端部が前記
フロントサイド部材の外周面に固定され、前記カムリン
グの外周面と前記シェルのフロント側端部の内周面との
間に低圧空間が設けられ、吸入行程で前記低圧室から前
記圧縮室へ低圧作動流体を送り込ませる吸入ポートが、
前記カムリングの外周面に設けられていることを特徴と
する。
【0014】請求項3記載の発明のベーン型圧縮機で
は、サイドブロックが不要になり、部品点数が減って材
料の使用量が全体として減るとともに、シールすべき箇
所も減り、また、軸方向長さを短くすることができる。
【0015】また、カムリングの内部空間が同じくカム
リングに設けられた低圧空間によって包囲されているの
で、カムリングを内側へ押す力は加わらず、カムリング
の内周面とロータの外周面との接触を妨げることができ
るとともに、いわゆる液圧縮時には、カムリングの内部
空間の方が低圧室よりも圧力が高いため、カムリングが
膨らみ、カムリングの内部空間の圧力が下がり、液圧縮
による破損を防ぐことができる。
【0016】請求項4記載の発明のベーン型圧縮機は、
駆動軸に固定され、カムリング内に回転可能に収容され
るロータと、前記ロータに設けられた複数のベーン溝に
挿入されるベーンと、前記カムリングの一端面側に配置
されるサイド部材と、前記カムリングの他端面及び外周
面を包囲するシェルとを備え、前記サイド部材が、前記
カムリングの一端面側に配置されるヘッドと、前記カム
リングの他端面と対向する状態で前記ヘッドに保持さ
れ、かつ前記駆動軸の中心線に沿って移動可能な可動プ
レートとで構成され、前記ヘッドのカムリング側端面
に、前記ベーン間に形成される圧縮室から吐出された高
圧作動流体が送り込まれる高圧室が設けられ、前記高圧
室と前記圧縮室とが前記可動プレートで仕切られ、前記
シェルの側端部が前記ヘッドの外周面に固定され、前記
シェルのカムリング側端面に、前記駆動軸を中心にして
ほぼ環状に形成された低圧室と、吸入行程で前記低圧室
から前記圧縮室へ低圧作動流体を送り込ませる吸入ポー
トとが設けられていることを特徴とする。
【0017】請求項4記載の発明のベーン型圧縮機で
は、サイドブロックが不要になり、部品点数が減って材
料の使用量が全体として減るとともに、シールすべき箇
所も減り、また、軸方向長さを短くすることができる。
【0018】また、カムリングの内部空間が同じくカム
リングに設けられた低圧空間によって包囲されているの
で、カムリングを内側へ押す力は加わらず、カムリング
の内周面とロータの外周面との接触を妨げることができ
るとともに、いわゆる液圧縮時には、カムリングの内部
空間の方が低圧空間よりも圧力が高いため、カムリング
が膨らみ、カムリングの内部空間の圧力が下がり、液圧
縮による破損を防ぐことができる。
【0019】請求項5記載の発明のベーン型圧縮機は、
駆動軸に固定され、カムリング内に回転可能に収容され
るロータと、前記ロータに設けられた複数のベーン溝に
挿入されるベーンと、前記カムリングの一端面側に配置
されるフロントヘッドと、前記カムリングの他端面側に
配置されるリヤサイド部材とを備えているベーン型圧縮
機において、前記リヤサイド部材が、前記カムリングの
他端面側に配置されるリヤヘッドと、前記カムリングの
他端面と対向する状態で前記リヤヘッドに保持され、か
つ前記駆動軸の中心線に沿って移動可能な可動プレート
とで構成され、前記リヤヘッドの内部に、前記ベーン間
に形成される圧縮室から吐出された高圧作動流体が送り
込まれる高圧室が形成され、前記フロントヘッドと前記
カムリングとが一体に形成され、前記リヤヘッドのフロ
ント側端部が前記カムリングの外周面を包囲するように
固定され、前記カムリングのリヤ側端面に、前記駆動軸
を中心とするほぼ環状の低圧室が隔壁を介して前記カム
リング内部空間を包囲するように設けられ、吸入行程で
前記低圧室から前記圧縮室へ低圧作動流体を送り込ませ
る吸入ポートが、前記隔壁に設けられ、前記低圧室及び
前記カムリング内部空間と前記高圧室とが前記可動プレ
ートで仕切られていることを特徴とする。
【0020】請求項5記載の発明のベーン型圧縮機で
は、サイドブロックが不要になり、部品点数が減って材
料の使用量が全体として減るとともに、シールすべき箇
所も減り、また、軸方向長さを短くすることができる。
【0021】また、カムリングの内部空間が同じくカム
リングに設けられた低圧室によって包囲されているの
で、カムリングを内側へ押す力は加わらず、カムリング
の内周面とロータの外周面との接触を妨げることができ
るとともに、いわゆる液圧縮時には、カムリングの内部
空間の方が低圧室よりも圧力が高いため、カムリングが
膨らみ、カムリングの内部空間の圧力が下がり、液圧縮
による破損を防ぐことができる。
【0022】請求項6記載の発明のベーン型圧縮機は、
駆動軸に固定され、カムリング内に回転可能に収容され
るロータと、前記ロータに設けられた複数のベーン溝に
挿入されるベーンと、前記カムリングの一端面側に配置
されるフロントサイド部材と、前記カムリングの他端面
側に配置されるリヤサイド部材とを備えているベーン型
圧縮機において、前記フロントサイド部材のカムリング
側端面に、前記駆動軸を中心にして環状に形成された低
圧室が設けられ、前記カムリングのフロント側端面に、
吸入行程で前記低圧室から前記ベーン間に形成される圧
縮室へ低圧作動流体を送り込ませる吸入ポートが設けら
れ、前記カムリングのリヤ側端面に断面形状がほぼH字
形のリヤヘッドが配置され、前記カムリングのリヤ側端
部が、前記リヤヘッドを包囲し、かつ前記リヤヘッドの
リヤ側端部に固定され、前記リヤサイド部材を構成する
前記カムリングのリヤ側端部と前記リヤヘッドとによっ
て、前記圧縮室から吐出された高圧作動流体が送り込ま
れる高圧室が形成されていることを特徴とする。
【0023】請求項6記載の発明のベーン型圧縮機で
は、サイドブロックを削除でき、部品点数が減ってアル
ミニュウム系材料の使用量が全体として減るとともに、
シールすべき箇所も減り、また、軸方向長さを短くする
ことができる。したがって、コストの低減、冷媒漏れの
防止及び小型化を図ることができる。
【0024】また、断面形状がほぼH字形のリヤヘッド
を用い、しかもカムリングのリヤ側端部とリヤヘッドと
で高圧室を形成するようにしたので、吐出室内に大きな
容積を確保することができ、シール部分にオイルを供給
するためのオイル溜りとしての機能も十分に発揮し得
る。
【0025】請求項7記載の発明のベーン型圧縮機は、
駆動軸に固定され、カムリング内に回転可能に収容され
るロータと、前記ロータに設けられた複数のベーン溝に
挿入されるベーンと、前記カムリングのリヤ側に配置さ
れる断面形状がほぼH形のリヤサイド部材と、前記カム
リングのフロント側端面及び外周面と、前記リヤサイド
部材を包囲するシェルとを備え、前記シェルのカムリン
グ側端面に、前記駆動軸を中心にして環状に形成された
低圧室が設けられ、前記カムリングのフロント側端面
に、吸入行程で前記低圧室から前記ベーン間に形成され
る圧縮室へ低圧作動流体を送り込ませる吸入ポートとが
設けられ、前記シェルのリヤ側端部が前記リヤサイド部
材のリヤ側端部に固定され、前記フロントサイド部材の
リヤ側端部と前記リヤサイド部材とで、前記圧縮室から
吐出された高圧作動流体が送り込まれる高圧室が形成さ
れていることを特徴とする。
【0026】請求項7記載の発明のベーン型圧縮機で
は、サイドブロックを削除でき、部品点数が減ってアル
ミニュウム系材料の使用量が全体として減るとともに、
シールすべき箇所も減り、また、軸方向長さを短くする
ことができる。
【0027】また、断面形状がほぼH字形のリヤヘッド
を用い、しかもシェルのリヤ側端部とリヤヘッドとで高
圧室を形成するようにしたので、高圧室内に大きな容積
を確保することができ、シール部分にオイルを供給する
ためのオイル溜りとしての機能も十分に発揮し得る。
【0028】請求項8記載の発明のベーン型圧縮機は、
駆動軸に固定され、カムリング内に回転可能に収容され
るロータと、前記ロータに設けられた複数のベーン溝に
挿入されるベーンと、前記カムリングの一端面側に配置
される断面形状がほぼH字形のフロントヘッドと、前記
カムリングの他端面側に配置される断面形状がほぼH字
形のリヤヘッドと、前記フロントヘッド及び前記リヤヘ
ッドを包囲するシェルとを備え、前記シェルと前記カム
リングとが一体に形成され、前記シェルのフロント側端
部が前記フロントヘッドのフロント側端部に固定され、
前記シェルのリヤ側端部が前記リヤヘッドのリヤ側端部
に固定され、前記カムリングのリヤ側端部と前記リヤヘ
ッドとで、前記ベーン間に形成される圧縮室から吐出さ
れた高圧作動流体が送り込まれる高圧室が形成され、前
記カムリングのフロント側端部と前記フロントヘッドと
で、前記圧縮室へ低圧作動流体を送り込む低圧室が形成
され、前記カムリングのフロント側端面に、吸入行程で
前記低圧室から前記圧縮室へ低圧作動流体を送り込ませ
る吸入ポートが設けられていることを特徴とする。
【0029】請求項8記載の発明のベーン型圧縮機で
は、サイドブロックを削除でき、部品点数が減ってアル
ミニュウム系材料の使用量が全体として減るとともに、
シールすべき箇所も減り、また、軸方向長さを短くする
ことができる。したがって、コストの低減、冷媒漏れの
防止及び小型化を図ることができる。
【0030】また、断面形状がほぼH字形のフロントヘ
ッド及びリヤヘッドを用い、しかもシェルのフロント側
端部とフロントヘッドとで低圧室を形成、シェルのリヤ
側端部とリヤヘッドとで高圧室を形成するようにしたの
で、低圧室及び高圧室内にそれぞれ大きな容積を確保す
ることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0032】図1はこの発明の第1の実施形態に係るベ
ーン型圧縮機を示す縦断面図、図2は図1のII−II線に
沿う端面図、図3は図1のIII −III 線に沿う断面図で
ある。
【0033】このベーン型圧縮機は、カムリング1と、
カムリング1の両端面にそれぞれ配置されるフロントサ
イド部材25及びリヤサイド部材20と、カムリング1
内に回転可能に収容されたロータ2と、ロータ2の駆動
軸7とを備えている。駆動軸7は軸受8,9によって回
転可能に支持されている。
【0034】前記フロントサイド部材25は、カムリン
グ1のフロント側端面にOリング21を介して固定され
るフロントサイドブロック3と、フロントサイドブロッ
ク3のフロント側端面に固定されるフロントヘッド5と
で構成されている。
【0035】フロントヘッド5には冷媒ガス(作動流
体)の吐出口(図示せず)が形成され、吐出口はフロン
トヘッド5とフロントサイドブロック3とにより形成さ
れる吐出室10に連通している。
【0036】前記リヤサイド部材20は、カムリング1
のリヤ側端面にOリング22を介して固定されるリヤヘ
ッド6だけで構成されている。リヤヘッド6には冷媒ガ
スの吸入口6aが形成され、吸入口6aは後述する吸入
室(低圧室)11に連通している。
【0037】リヤヘッド6のカムリング側端面には、図
2に示すように、駆動軸7を中心にしてほぼ円弧状に形
成された吸入室11が設けられている。
【0038】前記カムリング1の内周面とロータ2の外
周面との間には、図3に示すように、上下2つの圧縮空
間12が画成されている(図1中には一方の圧縮空間1
2だけが見えている)。ロータ2には複数のベーン溝1
3が設けられ、これらのベーン溝13内にはベーン14
が摺動可能に挿入されている。圧縮空間12はベーン1
4によって仕切られて複数の圧縮室が形成され、各圧縮
室の容積はロ−タ2の回転によって変化する。
【0039】また、カムリング1の外周壁には、2つの
圧縮空間12に対応する2つの吐出ポート16が設けら
れている(図1には片方の吐出ポート16だけが見えて
いる)。更に、カムリング1の外周壁には、弁止め部1
7aを有する吐出弁カバー17がボルト18により固定
されている。カムリング1の外周壁と弁止め部17aと
の間には、吐出ポート16を開閉する吐出弁19が介装
されている。吐出ポート16が開いたとき、圧縮室内の
高圧の冷媒ガスは吐出ポート16、通路2a,3a、吐
出室10を経て吐出口から吐出される。
【0040】カムリング1のリヤ側端面には、吸入行程
で吸入室11から圧縮室へ低圧の冷媒ガスを送り込ませ
る吸入ポート12aが設けられている(図1には片方の
吸入ポート12aだけが見えている)。
【0041】前述のカムリング1、フロントサイドブロ
ック3、フロントヘッド5及びリヤヘッド6等の主要な
圧縮機構成部品は、それぞれアルミニュウム系材料で形
成されている。
【0042】次に、このベーン型圧縮機の動作を説明す
る。
【0043】図示しないエンジンの回転動力が駆動軸7
に伝わるとロータ2が回転する。図示しないエバポレー
タの出口から流出した冷媒ガスは吸入口6aから吸入室
11に入り、吸入室11から吸入ポート12aを通じて
圧縮空間12に吸入される。圧縮空間12内はベーン1
4によって仕切られて5つの圧縮室が形成され、各圧縮
室の容積はロータ2の回転にともなって変化するので、
ベーン14間に閉じ込められた冷媒ガスは圧縮され、圧
縮された冷媒ガスは吐出ポート16から吐出弁19を通
り、吐出室10へ流出し、更に吐出口から吐出される。
【0044】この第1の実施形態では、リヤヘッド6の
カムリング側端面に吸入室11を設け、カムリング1の
リヤ側端面に吸入ポート12aを設けて、リヤサイド部
材20をカムリング1のリヤ側端面に固定されるリヤヘ
ッド6だけで構成したので、リヤサイドブロックが不要
になり、部品点数が減ってアルミニュウム系材料の使用
量が全体として減るとともに、シールすべき箇所も減
り、また、圧縮機の軸方向長さを短くすることができ
る。したがって、コストの低減、冷媒漏れの防止及び小
型化を図ることができる。
【0045】なお、この第1の実施形態では、吸入室1
1をリヤ側に配置した場合について説明したが、吸入室
11をフロント側に配置してもよい。また、吸入室11
は圧縮空間12のカーブに沿って、全周に環状に配置し
てもよい。
【0046】図4はこの発明の第2の実施形態に係るベ
ーン型圧縮機の縦断面図、図5は図4のV−V線に沿う
端面図、図6は図4のVI−VI線に沿う端面図である。前
述の実施形態と共通する部分には同一符号を付して説明
を省略する。吐出弁等は図示省略されている。
【0047】前述の第1実施例では、フロントサイド部
材25を、カムリング1のフロント側端面に固定される
フロントサイドブロック3と、フロントサイドブロック
3のフロント側端面に固定されるフロントヘッド5とで
構成し、リヤサイド部材20をカムリング1のリヤ側端
面に固定されるフロントヘッド6だけで構成した。
【0048】これに対し、この第2の実施形態では、図
4に示すように、フロントサイド部材125をカムリン
グ101のフロント側端面に固定されるフロントヘッド
105だけで構成し、リヤサイド部材120をカムリン
グ101のリヤ側端面に固定されるリヤヘッド106だ
けで構成した。
【0049】リヤヘッド106のカムリング側端面に
は、図5に示すように、駆動軸107を中心とする環状
の吐出室110が設けられている。吐出室110は、リ
ヤヘッド106に設けられた吐出口106aと連通する
とともに、カムリング101に設けられた吐出弁収容室
101aと連通している。吐出弁収容室101aには、
吐出ポート16を開閉する図示しない吐出弁が収容され
ている。
【0050】フロントヘッド105のカムリング側端面
には、図6に示すように、ロータ2のフロント側端面及
びベーン14の側面が摺動する摺動面151と、この摺
動面151の周囲に位置する吸入室111と、この吸入
室111の周囲に位置するOリング溝105bと、がそ
れぞれ設けられている。摺動面151には、吸入室11
1の低圧の冷媒ガスを吸入行程の圧縮室へ送り込むため
の吸入ポート112a,112aが、周方向の対称位置
に設けられている。
【0051】上述のように、フロントヘッド105のカ
ムリング側端面の摺動面151の周囲に環状の吸入室1
11を設け、しかも摺動面151に吸入ポート112
a,112aを設けたので、フロントサイド部材125
をフロントヘッド105だけで構成することができ、フ
ロントヘッド105のカムリング側端面をカムリング1
01のフロント側端面にフロントサイドブロックを介さ
ずに固定することができる。また、上述のようにリヤヘ
ッド106のカムリング側端面に環状の吐出室110を
設けたので、リヤサイド部材120をリヤヘッド106
だけで構成することができ、リヤヘッド106のカムリ
ング側端面をカムリング101のリヤ側端面にリヤサイ
ドブロックを介さずに固定することができる。
【0052】この第2の実施形態では、上述のように、
従来フロントヘッドとフロントサイドブロックとで構成
されていたフロントサイド部材125を、両者が一体化
された1個の部品(フロントヘッド105だけ)で構成
するとともに、従来リヤヘッドとリヤサイドブロックと
で構成されていたリヤサイド部材120を、両者が一体
化された1個の部品(リヤヘッド106だけ)で構成し
たので、フロント側、リヤ側の両サイドブロックを削除
でき、部品点数が減ってアルミニュウム系材料の使用量
が全体として減るとともに、シールすべき箇所も減り、
また、圧縮機の軸方向長さを短くすることができる。し
たがって、コストの低減、冷媒漏れの防止及び小型化を
図ることができる。
【0053】図7はこの発明の第3の実施形態に係るベ
ーン型圧縮機の縦断面図、図8は図7のVIII−VIII線に
沿う断面図である。前述の実施形態と共通する部分には
同一符号を付して説明を省略する。
【0054】この第3の実施形態では、シェル220が
カムリング201のリヤ側及び外周面を包囲し、駆動軸
207の中心線に沿って、移動可能な可動プレート20
4がカムリング201のリヤ側端面と対向する状態でシ
ェル220に保持され、フロントサイド部材225がフ
ロントヘッド205だけで構成されている。
【0055】シェル220の内部に吐出室(高圧室)2
10が設けられ、ベーン14間に形成される圧縮室と吐
出室210とが可動プレート204で仕切られている。
【0056】吐出室210は、シェル220に設けられ
た吐出口220aと連通するとともに、カムリング20
1に設けられた吐出弁収容室201aと連通している。
吐出弁収容室201aには、吐出ポート16を開閉する
吐出弁219が収容されている(図7では片方の吐出ポ
ート16及び片方の吐出弁219だけが見えている)。
【0057】シェル220のフロント側端部220c
(図7のOリング24よりも左側の部分)が、カムリン
グ201を包囲し、かつフロントヘッド205に固定さ
れている。
【0058】カムリング201の外周面とシェル220
のフロント側端部220cの内周面との間に吸入室(低
圧室)211が設けられ、吸入行程で吸入室211から
圧縮室へ低圧の冷媒ガスを送り込ませる吸入ポート21
2a,212aが、カムリングの外周面に設けられてい
る(図7では片方の吸入ポート212aだけが見えてい
る)。吸入室211は、リヤヘッド206のフロント側
端部220cに設けられた吸入口220bと連通してい
る。
【0059】この第3の実施形態では、上述のように、
フロントサイド部材225を、1個の部品(フロントヘ
ッド205だけ)で構成するとともに、シェル220の
フロント側端部220cでカムリング201の外周面を
包囲し、かつフロント側端部220cをフロントヘッド
205に固定し、カムリング201の外周面とシェル2
20のフロント側端部220cの内周面との間に吸入室
211を設け、吸入室211から圧縮室へ低圧の冷媒ガ
スを送り込ませる吸入ポート212a,212aを、カ
ムリング201の外周面に設けたので、サイドブロック
を削除でき、部品点数が減ってアルミニュウム系材料の
使用量が全体として減るとともに、シールすべき箇所も
大幅に減り、また、軸方向長さを短くすることができ
る。したがって、コストの低減、冷媒漏れの防止及び小
型化を図ることができる。
【0060】更に、カムリング201に設けられた吐出
弁収容室201aが吸入室211に包囲されるので、吐
出弁収容室201aから外部へ漏れる騒音を緩和するこ
とができる。
【0061】また、吸入口220bと吐出口220aと
の両方を、同一部品、すなわちリヤヘッド206に設け
ることができるので、それぞれ別個の部品に加工を施す
従来例に較べ高い加工精度が要求されない。
【0062】図9はこの発明の第4の実施形態に係るベ
ーン型圧縮機の縦断面図、図10は図9のX−X線に沿
う断面図である。前述の実施形態と共通する部分には同
一符号を付して説明を省略する。
【0063】この第4の実施形態では、前記第3の実施
形態とは反対に、フロント側をシェル構造とした。
【0064】シェル325は、カムリング301のフロ
ント側端面及び外周面を包囲し、かつリヤサイド部材
(サイド部材)320のリヤヘッド(ヘッド)306に
固定される。
【0065】シェル325のカムリング側端面には、駆
動軸307を中心にしてほぼ環状に形成された吸入室
(低圧室)311と、吸入行程で吸入室311から、ベ
ーン14間に形成される圧縮室へ低圧の冷媒ガス(作動
流体)を送り込ませる吸入ポート312aとが設けられ
ている。
【0066】リヤサイド部材320は、カムリング30
1のリヤ側端面に配置されるリヤヘッド306と、カム
リング301のリヤ側端面と対向する状態でリヤヘッド
306に保持され、かつ駆動軸307の中心線に沿って
移動可能な可動プレート304とで構成される。
【0067】リヤヘッド306のカムリング側端面に、
圧縮室から吐出された高圧の冷媒ガスが送り込まれる吐
出室(高圧室)310が設けられている。吐出室310
と圧縮室とは可動プレート304で仕切られている。
【0068】この第4の実施形態では、上述のように、
フロント側を1個の部品(シェル325だけ)で構成す
るとともに、リヤサイド部材320を、リヤヘッド30
6と可動プレート304で構成し、しかも、シェル32
5がカムリング301を包囲し、かつリヤヘッド306
に固定され、シェル325のカムリング側端面に吸入室
311と吸入ポート312aとを設けたので、サイドブ
ロックを削除でき、部品点数が減ってアルミニュウム系
材料の使用量が全体として減るとともに、シールすべき
箇所も大幅に減り、また、軸方向長さを短くすることが
できる。したがって、コストの低減、冷媒漏れの防止及
び小型化を図ることができる。
【0069】更に、カムリング301の外周面とシェル
325の内周面との間に低圧空間330が設けられ、こ
の低圧空間330によってカムリング301の外周面が
包囲されるので、カムリング301の外周面にカムリン
グ301の中心方向へ押す力は加わらず、カムリング3
01の内周面とロータ2の外周面との接触を妨げること
ができるとともに、いわゆる液圧縮時には、カムリング
301内部の圧縮空間301aの方が低圧空間330よ
りも圧力が高いため、カムリング301が膨らみ、圧縮
空間301aの圧力が下がり、液圧縮による破損を防ぐ
ことができる。
【0070】図11はこの発明の第5の実施形態に係る
ベーン型圧縮機の縦断面図、図12は図11のXI−XI線
に沿う断面図である。前述の実施形態と共通する部分に
は同一符号を付して説明を省略する。
【0071】この第5の実施形態では、カムリング40
1と、カムリング部401のフロント側に配置されるフ
ロントヘッド405とが一体に形成されている。カムリ
ング401のリヤ側端面には、駆動軸407を中心にし
て環状に形成された吸入室(低圧室)411と、吸入行
程で吸入室411から圧縮室へ低圧の冷媒ガス(作動流
体)を送り込ませる吸入ポート412aとが設けられて
いる。
【0072】リヤサイド部材420は、カムリング40
1のリヤ側に配置されるリヤヘッド406と、カムリン
グ401のリヤ側端面と対向する状態でリヤヘッド40
6に保持され、かつ駆動軸407の中心線に沿って移動
可能な可動プレート404とで構成されている。リヤヘ
ッド406の内部に、圧縮室から吐出された高圧の冷媒
ガスが送り込まれる吐出室(高圧室)410が設けら
れ、吐出室410と圧縮室、吐出室410と吸入室41
1とがそれぞれ可動プレート404で仕切られている。
リヤヘッド406のフロント側端部406aは、カムリ
ング401の一部を包囲するように固定されている。
【0073】この第4の実施形態では、上述のように、
フロント側を1個の部品(一体に形成されたカムリング
401とフロントヘッド405だけ)で構成するととも
に、リヤサイド部材420を、リヤヘッド406と可動
プレート404で構成し、しかも、リヤヘッド406の
フロント側端部406aをカムリング401の一部を包
囲し、かつカムリング401の外周面に固定し、カムリ
ング401のリヤ側端面に吸入室411と吸入ポート4
12aとを設けたので、サイドブロックを削除でき、部
品点数が減ってアルミニュウム系材料の使用量が全体と
して減るとともに、シールすべき箇所も大幅に減り、ま
た、圧縮機の軸方向長さを短くすることができる。した
がって、コストの低減、冷媒漏れの防止及び小型化を図
ることができる。
【0074】更に、カムリング401内の圧縮空間40
1aが同じくカムリング401に設けられた吸入室41
1によって包囲されているので、吸入室311と圧縮空
間401aとを仕切る隔壁450にカムリング401の
中心方向への押す力は加わらず、カムリング401の内
周面とロータ2の外周面との接触を妨げることができる
とともに、いわゆる液圧縮時には、カムリング401内
の圧縮空間401aの方が吸入室411よりも圧力が高
いため、隔壁450が膨らみ、圧縮空間401aの圧力
が下がり、液圧縮による破損を防ぐことができる。
【0075】また、この第4の実施形態では、上述のよ
うにフロントサイドブロックを削除し、しかもフロント
ヘッド405とカムリング401とを一体に形成したの
で、芯出し作業の工程が不要になる。
【0076】図13はこの発明の第6の実施形態に係る
ベーン型圧縮機の縦断面図である。前述の実施形態と共
通する部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0077】この第6の実施形態では、図4の第2の実
施形態と同様に、フロントサイド部材125はフロント
ヘッド105だけで構成され、フロントヘッド105の
カムリング側端面には、駆動軸507を中心にして環状
に形成された吸入室(低圧室)111が設けられてい
る。
【0078】カムリング501のフロント側端面に、吸
入工程で吸入室111から圧縮室へ低圧の冷媒ガスを送
り込ませる吸入ポート512aとが設けられている点
も、図4の第2の実施形態と同様である。
【0079】ロータ2のリヤ側には、断面形状がほぼH
字形のリヤヘッド506が設けられている。
【0080】カムリング501のリヤ側端部501a
は、リヤヘッド506を包囲し、かつリヤヘッド506
のリヤ側端部506aに固定されている。
【0081】カムリング501のリヤ側端部501aと
リヤヘッド506とで、圧縮室から吐出される高圧の冷
媒ガスが送り込まれる吐出室(高圧室)510が形成さ
れる。
【0082】この第6の実施形態では、上述のように、
フロント側を1個の部品(フロントヘッド105だけ)
で構成し、フロントヘッド105のリヤ側端面に吸入室
111を設け、カムリング501のフロント側端面に吸
入ポート512aを設け、ロータ2のリヤ側に断面形状
がほぼH字形のリヤヘッド506を配置し、しかも、カ
ムリング501のリヤ側端部501aがリヤヘッド50
6を包囲し、かつリヤヘッド506のリヤ側端部506
aに固定し、リヤサイド部材520をリヤヘッド506
とカムリング501のリヤ側端部501aとで構成した
ので、サイドブロックを削除でき、部品点数が減ってア
ルミニュウム系材料の使用量が全体として減るととも
に、シールすべき箇所も減り、また、圧縮機の軸方向長
さを短くすることができる。したがって、コストの低
減、冷媒漏れの防止及び小型化を図ることができる。
【0083】また、この第6の実施形態では、カムリン
グ501のリヤ側端部501aと断面H字形のリヤヘッ
ド506とで吐出室510を形成するようにしたので、
吐出室510内に大きな容積を確保することができ、シ
ール部分にオイルを供給するためのオイル溜りとしての
機能も十分に発揮し得る。
【0084】図14はこの発明の第7の実施形態に係る
ベーン型圧縮機の縦断面図である。前述の実施形態と共
通する部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0085】この第7の実施形態は前記第6の実施形態
を若干変形させたものである。
【0086】第7の実施形態では、カムリング601の
リヤ側に断面形状がほぼH字形のリヤヘッド506を配
置し、シェル625がカムリング601のフロント側端
面及び外周面、リヤヘッド506の外周面をそれぞれ包
囲し、シェル625のリヤ側端部625aがリヤヘッド
506のリヤ側端部506aに固定されている。
【0087】第7の実施形態によれば、第6の実施形態
と同様の効果を得ることができる。
【0088】図15はこの発明の第8の実施形態に係る
ベーン型圧縮機の縦断面図である。前述の実施形態と共
通する部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0089】この第8の実施形態も前記第6の実施形態
を若干変形させたものである。
【0090】第8の実施形態では、カムリング701の
フロント側に断面H字形のフロントヘッド705を配置
し、カムリング701のリヤ側にH字形のリヤヘッド5
06を配置し、シェル750とカムリング701とを一
体に形成し、シェル750のフロント側端部750aが
フロントヘッド705を包囲し、シェル750のフロン
ト側端部750aがフロントヘッド705のフロント側
端部705aに固定され、シェル750のリヤ側端部が
リヤヘッド506のリヤ側端部506aに固定され、シ
ェル750のフロント側端部750aとフロントヘッド
705とで吸入室(低圧室)711を形成するように
し、シェル750のリヤ側端部750bとリヤヘッド5
06とで吐出室(高圧室)510を形成するようにし
た。また、カムリング701のフロント側端面には吸入
ポート712aが設けられている。
【0091】第8の実施形態によれば、第6の実施形態
と同様の効果を得ることができる。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
のベーン型圧縮機によれば、一方のサイドブロックが不
要になり、部品点数が減って材料の使用量が全体として
減るとともに、シールすべき箇所も減り、また、軸方向
長さを短くすることができるので、コストの低減、冷媒
漏れの防止及び小型化を図ることができる。
【0093】請求項2記載の発明のベーン型圧縮機によ
れば、両方のサイドブロックが不要になり、部品点数が
減って材料の使用量が全体として減るとともに、シール
すべき箇所も減り、また、軸方向長さを短くすることが
できるので、コストの低減、冷媒漏れの防止及び小型化
を図ることができる。
【0094】請求項3記載の発明のベーン型圧縮機によ
れば、一方のサイドブロックが不要になり、部品点数が
減って材料の使用量が全体として減るとともに、シール
すべき箇所も減り、また、軸方向長さを短くすることが
できる。したがって、コストの低減、冷媒漏れの防止及
び小型化を図ることができる。
【0095】また、カムリングの内部空間が同じくカム
リングに設けられた低圧空間によって包囲されているの
で、カムリングを内側へ押す力は加わらず、カムリング
の内周面とロータの外周面との接触を妨げることができ
るとともに、いわゆる液圧縮時には、カムリングの内部
空間の方が低圧空間よりも圧力が高いため、カムリング
が膨らみ、カムリングの内部空間の圧力が下がり、液圧
縮による破損を防ぐことができる。
【0096】請求項4記載の発明のベーン型圧縮機によ
れば、一方のサイドブロックが不要になり、部品点数が
減って材料の使用量が全体として減るとともに、シール
すべき箇所も減り、また、軸方向長さを短くすることが
できるので、コストの低減、冷媒漏れの防止及び小型化
を図ることができる。
【0097】また、カムリングの内部空間が同じくカム
リングに設けられた低圧空間によって包囲されているの
で、カムリングを内側へ押す力は加わらず、カムリング
の内周面とロータの外周面との接触を妨げることができ
るとともに、いわゆる液圧縮時には、カムリングの内部
空間の方が低圧空間よりも圧力が高いため、カムリング
が膨らみ、カムリングの内部空間の圧力が下がり、液圧
縮による破損を防ぐことができる。
【0098】請求項5記載の発明のベーン型圧縮機によ
れば、一方のサイドブロックが不要になり、部品点数が
減って材料の使用量が全体として減るとともに、シール
すべき箇所も減り、また、軸方向長さを短くすることが
できるので、コストの低減、冷媒漏れの防止及び小型化
を図ることができる。
【0099】また、カムリングの内部空間が同じくカム
リングに設けられた低圧室によって包囲されているの
で、カムリングを内側へ押す力は加わらず、カムリング
の内周面とロータの外周面との接触を妨げることができ
るとともに、いわゆる液圧縮時には、カムリングの内部
空間の方が低圧室よりも圧力が高いため、カムリングが
膨らみ、カムリングの内部空間の圧力が下がり、液圧縮
による破損を防ぐことができる。
【0100】請求項6記載の発明のベーン型圧縮機によ
れば、一方のサイドブロックが不要になり、部品点数が
減って材料の使用量が全体として減るとともに、シール
すべき箇所も減り、また、軸方向長さを短くすることが
できるので、コストの低減、冷媒漏れの防止及び小型化
を図ることができる。
【0101】また、断面形状がほぼH字形のリヤヘッド
を用い、しかもカムリングのリヤ側端部とリヤヘッドと
で高圧室を形成するようにしたので、高圧室内に大きな
容積を確保することができ、シール部分にオイルを供給
するためのオイル溜りとしての機能も十分に発揮し得
る。
【0102】請求項7記載の発明のベーン型圧縮機によ
れば、一方のサイドブロックが不要になり、部品点数が
減って材料の使用量が全体として減るとともに、シール
すべき箇所も減り、また、軸方向長さを短くすることが
できるので、コストの低減、冷媒漏れの防止及び小型化
を図ることができる。
【0103】また、断面形状がほぼH字形のリヤヘッド
を用い、しかもシェルのリヤ側端部とリヤヘッドとで高
圧室を形成するようにしたので、高圧室内に大きな容積
を確保することができ、シール部分にオイルを供給する
ためのオイル溜りとしての機能も十分に発揮し得る。
【0104】請求項8記載の発明のベーン型圧縮機によ
れば、一方のサイドブロックが不要になり、部品点数が
減って材料の使用量が全体として減るとともに、シール
すべき箇所も減り、また、軸方向長さを短くすることが
できるので、コストの低減、冷媒漏れの防止及び小型化
を図ることができる。
【0105】また、断面形状がほぼH字形のフロントヘ
ッド及びリヤヘッドを用い、しかもシェルのフロント側
端部とフロントヘッドとで低圧室を形成、シェルのリヤ
側端部とリヤヘッドとで高圧室を形成するようにしたの
で、低圧室及び高圧室内にそれぞれ大きな容積を確保す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の第1の実施形態に係るベーン
型圧縮機を示す縦断面図である。
【図2】図2は図1のII−II線に沿う端面図である。
【図3】図3は図1のIII −III 線に沿う断面図であ
る。
【図4】図4はこの発明の第2の実施形態に係るベーン
型圧縮機の縦断面図である。
【図5】図5は図4のV−V線に沿う端面図である。
【図6】図6は図4のVI−VI線に沿う端面図である。
【図7】図7はこの発明の第3の実施形態に係るベーン
型圧縮機の縦断面図である。
【図8】図8は図7のVIII−VIII線に沿う断面図であ
る。
【図9】図9はこの発明の第4の実施形態に係るベーン
型圧縮機の縦断面図である。
【図10】図10は図9のX−X線に沿う断面図であ
る。
【図11】図11はこの発明の第5の実施形態に係るベ
ーン型圧縮機の縦断面図である。
【図12】図12は図11のXI−XI線に沿う断面図であ
る。
【図13】図13はこの発明の第6の実施形態に係るベ
ーン型圧縮機の縦断面図である。
【図14】図14はこの発明の第7の実施形態に係るベ
ーン型圧縮機の縦断面図である。
【図15】図15はこの発明の第8の実施形態に係るベ
ーン型圧縮機の縦断面図である。
【図16】図16は従来のベーン型圧縮機の縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1,101 カムリング 2 ロータ 3 フロントサイドブロック 5,105 フロントヘッド 6,106 リヤヘッド 7,107 駆動軸 10,110 吐出室 11,111 吸入室 12a,112a 吸入ポート 13 ベーン溝 14 ベーン 20,120 リヤサイド部材 25,125 フロントサイド部材 204 可動プレート

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸に固定され、カムリング内に回転
    可能に収容されるロータと、 前記ロータに設けられた複数のベーン溝に挿入されるベ
    ーンと、 前記カムリングの一端面側に配置されるフロントサイド
    部材と、 前記カムリングの他端面側に配置されるリヤサイド部材
    とを備えているベーン型圧縮機において、 前記フロントサイド部材及び前記リヤサイド部材の少な
    くともいずれか一方のカムリング側端面に、前記駆動軸
    を中心とするほぼ円弧状又はほぼ環状の低圧室が設けら
    れ、 吸入行程で前記低圧室から、前記ベーン間に形成される
    圧縮室へ低圧作動流体を送り込ませる吸入ポートが、前
    記カムリングの一方の端面に設けられていることを特徴
    とするベーン型圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記フロントサイド部材及び前記リヤサ
    イド部材の他方のカムリング側端面に、前記圧縮室から
    吐出された高圧作動流体が送り込まれる高圧室が設けら
    れていることを特徴とする請求項1記載のベーン型圧縮
    機。
  3. 【請求項3】 駆動軸に固定され、カムリング内に回転
    可能に収容されるロータと、 前記ロータに設けられた複数のベーン溝に挿入されるベ
    ーンと、 前記カムリングのフロント側に配置されるフロントサイ
    ド部材と、 前記カムリングのリヤ側及び外周面を包囲するシェルと
    を備え、 前記駆動軸の中心線に沿って移動可能な可動プレート
    が、前記カムリングのリヤ側端面と対向する状態で前記
    シェルに保持され、 前記リヤヘッドの内部に高圧室が設けられ、 前記ベーン間に形成される圧縮室と前記高圧室とが前記
    可動プレートで仕切られ、 前記シェルのフロント側端部が前記フロントサイド部材
    の外周面に固定され、 前記カムリングの外周面と前記シェルのフロント側端部
    の内周面との間に低圧空間が設けられ、 吸入行程で前記低圧室から前記圧縮室へ低圧作動流体を
    送り込ませる吸入ポートが、前記カムリングの外周面に
    設けられていることを特徴とするベーン型圧縮機。
  4. 【請求項4】 駆動軸に固定され、カムリング内に回転
    可能に収容されるロータと、 前記ロータに設けられた複数のベーン溝に挿入されるベ
    ーンと、 前記カムリングの一端面側に配置されるサイド部材と、 前記カムリングの他端面及び外周面を包囲するシェルと
    を備え、 前記サイド部材が、前記カムリングの一端面側に配置さ
    れるヘッドと、前記カムリングの他端面と対向する状態
    で前記ヘッドに保持され、かつ前記駆動軸の中心線に沿
    って移動可能な可動プレートとで構成され、 前記ヘッドのカムリング側端面に、前記ベーン間に形成
    される圧縮室から吐出された高圧作動流体が送り込まれ
    る高圧室が設けられ、 前記高圧室と前記圧縮室とが前記可動プレートで仕切ら
    れ、 前記シェルの端部が前記ヘッドの外周面に固定され、 前記シェルのカムリング側端面に、前記駆動軸を中心に
    してほぼ環状に形成された低圧室と、吸入行程で前記低
    圧室から前記圧縮室へ低圧作動流体を送り込ませる吸入
    ポートとが設けられていることを特徴とするベーン型圧
    縮機。
  5. 【請求項5】 駆動軸に固定され、カムリング内に回転
    可能に収容されるロータと、 前記ロータに設けられた複数のベーン溝に挿入されるベ
    ーンと、 前記カムリングの一端面側に配置されるフロントヘッド
    と、 前記カムリングの他端面側に配置されるリヤサイド部材
    とを備えているベーン型圧縮機において、 前記リヤサイド部材が、前記カムリングの他端面側に配
    置されるリヤヘッドと、前記カムリングの他端面と対向
    する状態で前記リヤヘッドに保持され、かつ前記駆動軸
    の中心線に沿って移動可能な可動プレートとで構成さ
    れ、 前記リヤヘッドの内部に、前記ベーン間に形成される圧
    縮室から吐出された高圧作動流体が送り込まれる高圧室
    が形成され、 前記フロントヘッドと前記カムリングとが一体に形成さ
    れ、 前記リヤヘッドのフロント側端部が前記カムリングの外
    周面を包囲するように固定され、 前記カムリングのリヤ側端面に、前記駆動軸を中心とす
    るほぼ環状の低圧室が隔壁を介して前記カムリング内部
    空間を包囲するように設けられ、 吸入行程で前記低圧室から前記圧縮室へ低圧作動流体を
    送り込ませる吸入ポートが、前記隔壁に設けられ、 前記低圧室及び前記カムリング内部空間と前記高圧室と
    が前記可動プレートで仕切られていることを特徴とする
    ベーン型圧縮機。
  6. 【請求項6】 駆動軸に固定され、カムリング内に回転
    可能に収容されるロータと、 前記ロータに設けられた複数のベーン溝に挿入されるベ
    ーンと、 前記カムリングの一端面側に配置されるフロントサイド
    部材と、 前記カムリングの他端面側に配置されるリヤサイド部材
    とを備えているベーン型圧縮機において、 前記フロントサイド部材のカムリング側端面に、前記駆
    動軸を中心にして環状に形成された低圧室が設けられ、 前記カムリングのフロント側端面に、吸入行程で前記低
    圧室から前記ベーン間に形成される圧縮室へ低圧作動流
    体を送り込ませる吸入ポートが設けられ、 前記カムリングのリヤ側端面に断面形状がほぼH字形の
    リヤヘッドが配置され、 前記カムリングのリヤ側端部が、前記リヤヘッドを包囲
    し、かつ前記リヤヘッドのリヤ側端部に固定され、 前記リヤサイド部材を構成する前記カムリングのリヤ側
    端部と前記リヤヘッドとによって、前記圧縮室から吐出
    された高圧作動流体が送り込まれる高圧室が形成されて
    いることを特徴とするベーン型圧縮機。
  7. 【請求項7】 駆動軸に固定され、カムリング内に回転
    可能に収容されるロータと、 前記ロータに設けられた複数のベーン溝に挿入されるベ
    ーンと、 前記カムリングのリヤ側に配置される断面形状がほぼH
    形のリヤサイド部材と、 前記カムリングのフロント側端面及び外周面と、前記リ
    ヤサイド部材を包囲するシェルとを備え、 前記シェルのカムリング側端面に、前記駆動軸を中心に
    して環状に形成された低圧室が設けられ、 前記カムリングのフロント側端面に、吸入行程で前記低
    圧室から前記ベーン間に形成される圧縮室へ低圧作動流
    体を送り込ませる吸入ポートとが設けられ、 前記シェルのリヤ側端部が前記リヤサイド部材のリヤ側
    端部に固定され、 前記フロントサイド部材のリヤ側端部と前記リヤサイド
    部材とで、前記圧縮室から吐出された高圧作動流体が送
    り込まれる高圧室が形成されていることを特徴とするベ
    ーン型圧縮機。
  8. 【請求項8】 駆動軸に固定され、カムリング内に回転
    可能に収容されるロータと、 前記ロータに設けられた複数のベーン溝に挿入されるベ
    ーンと、 前記カムリングの一端面側に配置される断面形状がほぼ
    H字形のフロントヘッドと、 前記カムリングの他端面側に配置される断面形状がほぼ
    H字形のリヤヘッドと 前記フロントヘッド及び前記リヤヘッドを包囲するシェ
    ルとを備え、 前記シェルと前記カムリングとが一体に形成され、 前記シェルのフロント側端部が前記フロントヘッドのフ
    ロント側端部に固定され、 前記シェルのリヤ側端部が前記リヤヘッドのリヤ側端部
    に固定され、 前記カムリングのリヤ側端部と前記リヤヘッドとで、前
    記ベーン間に形成される圧縮室から吐出された高圧作動
    流体が送り込まれる高圧室が形成され、 前記カムリングのフロント側端部と前記フロントヘッド
    とで、前記圧縮室へ低圧作動流体を送り込む低圧室が形
    成され、 前記カムリングのフロント側端面に、吸入行程で前記低
    圧室から前記圧縮室へ低圧作動流体を送り込ませる吸入
    ポートが設けられていることを特徴とするベーン型圧縮
    機。
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