JPH04129707U - 対地作業車における耕耘作業部のリヤカバー移動制御装置 - Google Patents

対地作業車における耕耘作業部のリヤカバー移動制御装置

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JPH04129707U
JPH04129707U JP4596591U JP4596591U JPH04129707U JP H04129707 U JPH04129707 U JP H04129707U JP 4596591 U JP4596591 U JP 4596591U JP 4596591 U JP4596591 U JP 4596591U JP H04129707 U JPH04129707 U JP H04129707U
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JP
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rear cover
tilling
plowing
depth
setting
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Application number
JP4596591U
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English (en)
Inventor
辰彦 野島
Original Assignee
三菱農機株式会社
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Publication date
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  • Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 リヤカバー移動機構付きの耕耘作業機に対し
て畦立て機、培土板等を装着する際の操作性を向上させ
る。 【構成】 耕深設定を行うための耕深設定ボリユーム2
1の通常操作範囲では、リヤカバー11を実際の移動限
度に至らせないよう構成する一方、耕深設定ボリユーム
21を最大耕深位置まで操作した場合には、畦立て機等
の装着が容易となる深耕側移動限度位置までリヤカバー
11を移動させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、トラクタ等の対地作業車における耕耘作業部のリヤカバー移動制御 装置に関するものである。
【0002】
【従来技術及び考案が解決しようとする課題】
一般に、この種対地作業車のなかには、耕深設定器の設定耕深を維持するよう リヤカバーの揺動角度に基づいて耕耘作業部を昇降制御する耕深自動制御手段を 備え、さらには、浅耕時と深耕時におけるのリヤカバーの接地姿勢(目標揺動角 度)を可及的に一致させて作業精度を向上させるべく、上記設定耕深が浅耕値で あるときにはリヤカバー支点を後方下方に移動させる一方、設定耕深が深耕値で あるときにはリヤカバー支点を前方上方に移動させるリヤカバー移動制御手段を 設けたものがある。ところで、前記リヤカバーを移動せしめるアクチユエータの 作動制御においては、アクチユエータ自身やフイードバツク用センサの組付け誤 差を考慮して作動範囲を設定する必要があり、そこで従来では、リヤカバー移動 用アクチユエータを、実際の深耕側作動限度に至らない設定作動範囲で作動させ るようにしていた。しかるに対地作業車では、例えば図8に示す畦立て機を装着 する場合の如く、リヤカバーを実際の深耕側作動限度まで移動させたい場合があ り、このような場合に従来では、耕深設定器とは別個に設けられるリヤカバー手 動スイツチを操作していたが、単一のリヤカバーを操作するために複数の操作具 を操作することは極めて面倒であつて操作性が問題となつていた。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる対地作 業車における耕耘作業部のリヤカバー移動制御装置を提供することを目的として 創案されたものであつて、耕深設定器の設定耕深を維持するようリヤカバーの揺 動角度に基づいて耕耘作業部を昇降制御する耕深自動制御手段と、上記設定耕深 が浅耕値であるときにはリヤカバー支点を後方下方に移動させる一方、設定耕深 が深耕値であるときにはリヤカバー支点を前方上方に移動させるリヤカバー移動 制御手段とを備えてなる対地作業車において、前記耕深設定器の深耕設定操作域 に、リヤカバー移動用アクチユエータを実際の深耕側作動限度に至らない設定作 動限度位置に維持せしめる設定最深操作範囲を設定すると共に、耕深設定器の最 大耕深設定位置を、リヤカバー移動用アクチユエータを前記設定作動限度を越え て実際の深耕側作動限度まで作動せしめる最深操作位置に設定したことを特徴と するものである。 そして本考案は、この構成によつて、畦立て機、培土板等の装着における操作 性を著しく向上させることができるようにしたものである。
【0004】
【実施例】
次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図面において、1は農用 トラクタの走行機体であつて、該走行機体1の後部には、昇降リンク機構2を介 してロータリ耕耘式の作業部3が昇降自在に連結されるが、該作業部3を、油圧 シリンダ4の伸縮作動に伴うリフトアーム5の上下揺動により昇降させる等の基 本構成は従来通りである。
【0005】 6は前記作業部3のメインカバーであつて、該メインカバー6は、耕耘爪軸7 に取付けられる耕耘爪8を覆うべく円弧状に形成されるが、その上面には、前後 方向に複数のガイドローラ9が並設された左右一対のローラブラケツト10が固 設されている。
【0006】 一方、11は作業部3の後端部に設けられるリヤカバーであつて、該リヤカバ ー11は、支軸12に上下揺動自在に取付けられるとともに、弾機11aにより 常時下方に向けて押圧付勢され、さらには耕深検知センサ(リヤカバー11の揺 動角度に基づいて耕深を検知するポテンシヨメータ)13に連繋されるが、上記 支軸12には、メインカバー6の周面に沿うべく円弧状に湾曲し、かつ断面略冂 字状に形成された左右一対のガイドレール14が固設されていて、これらガイド レール14が前記ローラブラケツト10のガイドローラ9にそれぞれ外嵌してい る。つまり、リヤカバー11は、耕耘爪軸7を略中心とする円弧に沿つて移動自 在であるが、浅耕時には後方下方側に、また深耕時には前方上方側に位置するこ とにより常に適正な接地姿勢を維持するようになつている。
【0007】 さらに、14は作業部3のトツプマスト15に取付けられる電動シリンダであ つて、該電動シリンダ14は、トルクリミツタを備え、そして先端部が枢結され るリヤカバー11(支軸12)を、後述する制御部16からの作動指令に基づく 伸縮作動により移動せしめるようになつている。
【0008】 また、17は運転席の側方に配設されるサイドパネルであつて、該サイドパネ ル17には、昇降操作レバー18、昇降操作スイツチ19、耕深自動スイツチ2 0、耕深設定ボリユーム21、リヤカバー手動スイツチ22等が設けられている 。
【0009】 前記制御部16は、所謂マイクロコンピユータ(CPU、ROM、RAM)等 を用いて構成される制御ユニツトであるが、このものは、前記耕深検知センサ1 3、昇降操作スイツチ19、耕深自動スイツチ20、耕深設定ボリユーム21、 リヤカバー手動スイツチ22、電動シリンダ14の伸縮長さを検知するシリンダ 長センサ23、昇降操作レバー18の前後揺動角を検知するレバー角センサ24 等から信号を入力し、これら入力信号に基づく判断で、油圧シリンダ4、電動シ リンダ14等に作動指令を出力するようになつている。即ち、制御部16におい ては、耕深設定ボリユーム21の設定値に基づいて目標センサ値(リヤカバー1 1の揺動角度)を決定し、該目標センサ値を維持するべく作業部3を昇降制御す る耕深自動制御と、後述するリヤカバー移動制御とを行うべく構成されている。
【0010】 上記リヤカバー移動制御は、図5に示す如く、耕深設定ボリユーム21の設定 値に基づいて電動シリンダ14の目標作動位置を決定し、該目標作動位置と検知 位置との比較に基づいて電動シリンダ14を伸縮作動してリヤカバー11を適正 な位置に移動せしめるものであるが、上記目標作動位置の決定においては、図6 および図7に示す様に、耕深設定ボリユーム21の設定範囲を、浅耕設定範囲A と、中耕設定範囲Bと、深耕設定範囲Cとに分割し、そして、中耕設定範囲Bで は、設定値の変化に対応して目標作動位置を変化させる一方、浅耕設定範囲Aお よび深耕設定範囲Cでは、実際の最伸位置や最縮位置(作動限度位置)に至らな い設定最伸位置もしくは設定最縮位置に電動シリンダ14を維持するようになつ ている。つまり、電動シリンダ14やシリンダ長センサ23の組付け誤差等によ つて電動シリンダ14の作動制御範囲にバラツキが生じることを考慮して予め設 定最伸位置および設定最縮位置を設定し、この範囲内で通常は電動シリンダ14 の作動制御を行うようになつているが、耕深設定ボリユーム21が最大耕深位置 まで操作された場合には、電動シリンダ14をストツパ等に当る実際の最縮位置 まで縮小作動せしめ、さらには、実際の最縮位置まで縮小した際の検知シリンダ 長を記憶して以降は前記設定最縮位置を実際の最縮位置に切換えるようになつて いる。
【0011】 叙述の如く構成された本考案の実施例において、通常の耕深自動制御中は、電 動シリンダ14を実際の最伸位置や最縮位置に至らせない範囲で作動してリヤカ バー11の移動制御を行うが、図8に示す様に作業部3に畦立て機24を装着す る場合の如く、リヤカバー11を実際の深耕側作動限度まで移動させたい場合( 装着を容易にすると共に、畦立て機24を可及的に耕耘爪側に近付けて耕耘土が おどつている間に培土することにより培土性能の向上と培土負荷の軽減を計るこ とが目的)は、従来のように耕深設定ボリユーム21とは別個に設けられるリヤ カバー手動スイツチ22を操作したりすることなく、耕深設定ボリユーム21を 最大耕深設定位置に操作すれば電動シリンダ14が実際の最縮位置まで縮小作動 することになる。従つて、単一のリヤカバー11を移動操作するために複数の操 作具を操作するような極めて面倒な作業を不要にでき、この結果、著しい操作性 の向上を計ることができる。
【0012】 しかも、通常制御時は、電動シリンダ14を設定作動範囲内で作動させるので 、電動シリンダ14のトルクリミツタを作動させて異音による不快感を与えるよ うな不具合もない。
【0013】 さらに、実施例においては、一度耕深設定ボリユーム21を最大耕深設定位置 まで操作すると、実際の最縮位置を記憶して以降は深耕設定範囲Cへの操作で電 動シリンダ14を実際の最縮位置まで作動させることができる。つまり、電動シ リンダ14のトルクリミツタを作動させることなく最縮作動し得るため、電動シ リンダ14の作動範囲を拡大してリヤカバー移動制御における制御精度を向上で き、もつて耕耘作業の作業精度を著しく向上させることができる。
【0014】 尚、本考案は、前記実施例に限定されないものであることは勿論であつて、例 えばリヤカバー移動用のアクチユエータとしては電動シリンダ14に限定されな いことは言うまでもない。また、耕深設定ボリユーム21を一度最大耕深位置ま で操作した場合にこれを記憶して以降は深耕操作範囲Cでも電動シリンダ14を 実際の最縮位置まで縮小作動させるという構成が任意のものであることも勿論で あり、従つて、耕深設定ボリユーム21が最大耕深位置に操作された場合のみ電 動シリンダ14を最縮させるようにしても良いものである。
【0015】
【作用効果】
以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたものであるから、耕深設定器の 耕深設定に基づいてリヤカバーを移動制御するものでありながら、常時は、リヤ カバー移動用アクチユエータを実際の深耕側作動限度位置まで作動させることな くリヤカバー移動制御を行う一方、必要がある場合には、耕深設定器を最大耕深 位置まで操作することにより上記アクチユエータを実際の深耕側作動限度位置ま で作動させることができる。従つて、畦立て機、培土板等を耕耘作業部に装着す る場合の様に、リヤカバーを実際の深耕側作動限度位置まで移動させたいときに は、従来のようにリヤカバー手動スイツチをわざわざ操作することなく耕深設定 器のみを操作すればよいこととなり、この結果、畦立て機等の装着における操作 性を著しく向上させることができる。しかも、必要があれば、畦立て機等の装着 時以外にもアクチユエータを深耕側作動限度位置に操作できるため、例えば深耕 作業時にリヤカバーを前方上方の限度位置まで移動させることによりリヤカバー の土の持ち回りを可及的に減らして作業精度の向上を計る等の用途もあり、極め て都合の良いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの側面図である。
【図2】同上平面図である。
【図3】サイドパネルの平面図である。
【図4】制御機構の概略を示すブロツク図である。
【図5】リヤカバー移動制御のフローチヤートである。
【図6】作用を示すタイミングチヤートである。
【図7】各設定操作位置を示す耕深設定ボリユームの平
面図である。
【図8】畦立て機を装着した作業部の側面図である。
【符号の説明】
1 走行機体 3 作業部 11 リヤカバー 14 電動シリンダ 16 制御部 21 耕深設定ボリユーム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耕深設定器の設定耕深を維持するようリ
    ヤカバーの揺動角度に基づいて耕耘作業部を昇降制御す
    る耕深自動制御手段と、上記設定耕深が浅耕値であると
    きにはリヤカバー支点を後方下方に移動させる一方、設
    定耕深が深耕値であるときにはリヤカバー支点を前方上
    方に移動させるリヤカバー移動制御手段とを備えてなる
    対地作業車において、前記耕深設定器の深耕設定操作域
    に、リヤカバー移動用アクチユエータを実際の深耕側作
    動限度に至らない設定作動限度位置に維持せしめる設定
    最深操作範囲を設定すると共に、耕深設定器の最大耕深
    設定位置を、リヤカバー移動用アクチユエータを前記設
    定作動限度を越えて実際の深耕側作動限度まで作動せし
    める最深操作位置に設定したことを特徴とする対地作業
    車における耕耘作業部のリヤカバー移動制御装置。
JP4596591U 1991-05-22 1991-05-22 対地作業車における耕耘作業部のリヤカバー移動制御装置 Pending JPH04129707U (ja)

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