JPH04129070A - 情報記録媒体の再生側信号処理装置 - Google Patents

情報記録媒体の再生側信号処理装置

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JPH04129070A
JPH04129070A JP2319431A JP31943190A JPH04129070A JP H04129070 A JPH04129070 A JP H04129070A JP 2319431 A JP2319431 A JP 2319431A JP 31943190 A JP31943190 A JP 31943190A JP H04129070 A JPH04129070 A JP H04129070A
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Japan
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phase
voltage
signal
output
pulse
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JP2319431A
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Takeshi Kawasaki
健 川崎
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Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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  • Signal Processing (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、磁気ディスク装置等のような情報記録媒体の
再生側信号処理装置に関し、特に、ウィンドウ信号の検
出窓の特定位置にリードデータのビットを正規化するた
めの位相補正技術に関する。
〔従来の技術〕
従来、例えばMFM変調方式(Modified Fr
equency Modulation)を採用するフ
07ピー・ディスク装置の信号処理系における再生側の
構成は、第12図に示すように、2進情報の入力データ
・ビットを符号器(Coder)によってMFM変調し
た記録符号列が記録されたフロッピー・ディスク10と
、磁気ヘッド12にて検出された記録符号列の検出パル
スを増幅する再生増幅器14と、その出力Pを波形整形
して信号の有無を表すパルス信号(リードデータ信号R
D)に変換すべき波形整形器たるワンショット回路(単
安定形マルチバイブレータ)16と、そのパルス信号の
基本周期に同期させた同期信号Tを作る位相同期回路(
P L L : Phase Lock−ed Loo
p)1Bと、上記リードデータ信号RDと同期信号Tと
に基づいて正規化したリードデータの符号列Zとウィン
ドウ信号Wとを生成するデータ正規化回路20と、ウィ
ンドウ信号Wを用いて検出窓(detection w
indow)の中に上記検出符号列Zのデータ・ビット
のパルスがあるか否かを判定して復調されたデータ・ビ
ット列Xを抽出する弁別器22とを有する。位相同期回
路18は、リードデータ信号RDと後述する電圧制御発
振器(VCO:Volt−age Controled
 0scillator)の発振出力Tを分周した同期
信号T′との位相を比較し、その位相誤差信号Eを生成
する位相比較器18aと、その位相誤差に応じた直流電
圧Cを作るループフィルタたる低域フィルタ18bと、
その直流電圧Cによって信号Tの発振周波数が高低変化
する電圧制御発振器18cとを有している。なお、位相
比較器18aにはチャージポンプ(図示せず)が含まれ
ている。
例えば、基準となるリードデータ信号RDの周波数f、
が低周波数のワウ・フランクによって変動し高くなると
、電圧制御発振器18cの発振周波数f2との間に位相
差が発生するので、位相比較器18aの出力に位相誤差
信号Eが生じ、低域フィルタ18bの出力たる直流電圧
Cが例えば上昇する。このため、電圧制御発振器18c
がその直流電圧Cの上昇で制御されて、発振周波数f2
が高(なり、誤差信号が小さくなる。そしてやがて位相
ロックがかかり、リードデータROと同期信号T′との
位相の同期がとれる。つまり、ワウ・フラッタ変動に対
してそのリードデータ信号RDに追従した同期信号T′
が得られるようになっている。
データ正規化回路20は、第13図に示すように、電圧
制御発振器18cの発振出力Tをクロック人力C1とし
、その周波数f2を1/2に分周する1/2分周器20
aと、リードデータ信号RDをクロック人力Czとし、
1/2分周器20aの反転出力Q。
(バー)をデータ入力D2及びリセット人力R1(バー
)とするDフリップ・フロップ20bと、リードデータ
信号RDをクロック人力C1とし、1/2分周器20a
の出力Q1をデータ入力D3及びリセット人力R3(バ
ー)とするDフリップ・フロップ20cと、Dフリップ
・フロップ20bの出力Q2及びDフリップ・フロップ
20cの出力Q3とを2人力とするオア・ゲート20d
と、そのオア・ゲート20dの出力たる同期信号T′の
波形立ち下がりエツジを検出し狭小のパルス幅の検出符
号列Zを生成する工・スジ検出回路20eと、から構成
されている。なお、このような構成に係るデータ正規化
回路20は1/2分周器20aにて位相比較器16の一
方の端子に印加すべき同期信号T′を作る分周機能を兼
用している。
第14図は位相同期回路が位相同期している状態におけ
るデータ正規化回路20の各信号のタイミング波形図で
ある。第14図(A)、  (B)に示すように、ワン
ショット回路工6からはMFM変調の記録符号列のリー
ドデータ信号RD (基本周期の1/4のパルス幅:デ
ユーティ−比25%))が出力されており、この記録符
号列に発振出力Tが同期している。発振出力Tをクロッ
ク人力CIとする1/2分周器20aの出力Q1及び反
転出力Q、(バー)は第14図(B)、  (D)に示
すタイミングで現れる。また1/2分周器20aのマス
ター出力M(バー)からは、第14図(I)に示すよう
に、スレーブ出力たる出力Q、に対して位相π/2だけ
遅れたウィンドウ信号Wが生成される。Dフリップ・フ
ロップ20cの出力Q、は、第14図(E)に示すよう
に、1/2分周器20aの出力Q1が高レベルの期間中
にリードデータ信号RDが立ち上がるとき立ち上がり、
出力Q1の立ち下がり時点で立ち下がる。一方、Dフリ
ップ・フロップ20bの出力Q7は、1/2分周器20
aの反転出力Q、(バー)が高レベルの期間中にリード
データ信号RDが立ち上がるとき立ち上がり、反転出力
Q、(バー)の立ち下がり時点で立ち下がる。出力Q、
はデータパルス列に対応し、出力Q2はビット間隔を示
すクロックパルスに対応している。つまりフリップ・フ
ロシブ20cはMFM変調の記録符号列Zのり−ドデー
タRDを復調し、いわばデータ・ビット列を取り出す抽
出器として機能しており、Dフリップ・フロップ20b
はいわばMFM変調のクロック・ビット(ビット間隔を
示すパルス)を取り出す抽出器として機能している。出
力Q3及び出力Q2はオア・ゲー)20dで一旦重畳さ
れ、第14図(G)に示すようなリードデータRDに同
期し、位相の等しい同期信号T′が生成される。そして
この同期信号T′は例えばディジタル微分回路等で構成
されたエツジ検出回路20eに入力され、第14図(H
)に示すように、同期信号T′の立ち下がりエツジにト
リガーした狭小のパルスの符号列2が作成される。符号
列Zのデータパルスは、リードデータパルス号の立ち下
がりエツジで生成されるのではなく、1/2分周器20
aの出力Q1の立ち下がりエツジで生成され、またウィ
ンドウ信号Wは1/2分周器20aのマスター出力M(
バー)であるので、符号列Zのデータパルスはウィンド
ウ信号Wの検出窓幅W(位相量π)の中心に現れる。こ
のようにしてリードデータはウィンドウ信号Wに対して
正規化される。そして第14図(A)に示すMFM変調
の符号列(1101・・・)は後段の弁別器22によっ
てクロック・ビットが除去されて復調符号列(110・
・・)として最終的に取り出される。このように、符号
列Zのデータパルスは単一の信号源たる発振出力Tから
生成された2相クロツクの出力Q1及び反転出力Q、(
バー)のエツジから作成されるため、ワウ・フラッタ変
動(約IKz以下の低周波数変動)の状況下においても
リードデータ信号RDと同期信号T′とが位相同期して
おり、符号列Zのデータパルスはウィンドウ信号Wの検
出窓幅Wの真ん中に必ず生成される。
なお、検出窓幅Wの真ん中にデータパルスを一旦正規化
する意義は、一般に、後段の弁別器22までのケーブル
配線によってウィンドウ信号W及び符号列Zがそれぞれ
異なる遅延量を有するので、このケーブル遅延によって
もデータパルスの位相マージンを充分確保し検出窓幅W
から極力外れないように設定しておくためである。
〔発明が解決しようとする課題〕
■ 同期信号発生器18はワウ・フラッタ変動等の低周
波数変動に追従するように設計され、リードデータRD
の周波数変動に追従して同期信号T又はT′を発生させ
るものであるが、磁気ディスク上における隣接するビッ
ト同士による磁気的な相互干渉によってランダムに発生
するリードデータパルスの位相シフト(ピークシフト)
にも追従してしまう。第15図はり一ドデータRDに大
きなピークシフトが発生した場合のデータ正規化回路2
0の各信号のタイミング図である。第15図(A)中の
り一ドデータの斜線で示すパルスのような位相シフトが
発生した場合、このパルスの立ち上がりは出力Q1の高
レベル期間中ではなく出力Q、(バー)の高レベル期間
中であるので、第15図(E)の出力Q3では破線で示
す本来発生すべきパルスが生成されず、第15図(F)
の出力Q2に斜線で示すパルスが生成されてしまう。こ
のため、第15図(H)の符号列Zにはビットずれを生
じたパルス(斜線で示す)が出現する。このビットずれ
のパルスはウィンドウ信号の検出窓幅W中には存在しな
いため、リードデータ信号の記録符号列(110・・・
)が符号列(100・・・)と読み間違いとなる。
上述のような大きなビットずれのパルスが発生すると、
その後電圧制御発振器18cの発振周波数が変化し、こ
の位相遅れに追従する同期信号T (T’)が生成され
る。この遅れピークシフトに対する同期信号の変化下に
おいて次のリードデータのパルスは位相マージンが減少
し、検出窓幅Wから外れ易くなり、リードエラーが発生
してしまう。第15図(A)に示すような最初の極端に
大きなピークシフトの発生は本来的にドライブ回路等に
問題があるが、このような大きなピークシフトではなく
、リードエラーにならないある程度のピークシフトが発
生すると、これに同期信号発生回路18が追従動作を行
うが、そのピークシフトのビットの後に引き続き逆方向
のピークシフトが発生した場合、リードエラーが発生し
てしまう。即ち、従来の回路構成にあっては、矢継ぎ早
のピークシフトの発生によってリードエラーが発生して
しまうという問題があった。
■ ピークシフトはランダムに発生し、低周波数成分か
ら高周波数変動乙こ分布しているが、同期信号発生器1
8は低周波数(約IKM2以下)のワウ・フラッフに追
従するように設計されている都合上、実質的にはピーク
シフトの比較的低い周波数成分にある程度追従している
。本来的に完全同期状態は達成されておらず、位相ずれ
量20°〜30°で動作しているのが通例である。この
ため、データ・ビットのウィントイ信号の検出窓幅Wの
中心に対する進み側マージンと遅れ側マージンは一般的
に不均衡状態であり、データ正規回路20の後段に接続
される弁別器22では双方の遅延量の相違によりリード
エラーを起こす虞れがある。また通常動作時においても
電圧制御発振器18cは電源変動の影響等によりジッタ
ー成分を有しており、ピークシフトの位相マージンの減
少によりリードエラーが発生し易い。この電源変動を抑
制する対策としては、従来、ループフィルタの設計を入
念にしたり、電源の安定化やノイズ低減(ケーブル配線
2同路基板の部品レイアウト等)の対策を講する必要が
あった。
そこで、本発明は上記問題点を解決するものであり、そ
の第1の課題は、リードデータ信号の比較的大きな位相
シフト(高周波数変動)に対してリードエラーが発生し
に(い高信頼性の情報記録媒体の再生側信号処理装置を
提供することにあり、第2の課題は、ワウ・フラッタ変
動や電源変動を起因とする比較的低周波数の変動にたい
しても、常に位相マージンのバランスがとれ、リードエ
ラーが発生しにくい高信頼性の情報記録の媒体再生側信
号処理装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記各課題を解決するための基本的な観点として、本発
明においては、データ正規化手段の前段に、リードデー
タ信号と発振出力の相互の位相補正を行う位相補正手段
が採用される。位相補正手段による調整位相量は位相同
期手段を構成するループフィルタの電圧で制御される。
そして、第1の課題を解決する具体的な手段としては、
電圧制御発振器を低周波数変動のみに追従するようなプ
ルインレンジに設定し、リードデータ信号を所定移相量
だけ画一的に移相すべきデータ移相手段と、ループフィ
ルタの出力電圧の値に応じて電圧制御発振器の発振出力
パルスの遅延量を可変調整する電圧制御遅延手段とで位
相補正手段を構成する。
また第2の課題を解決する具体的な手段として、ループ
フィルタの出力電圧の値に応じてリードデータ信号のパ
ルス移相量を可変調整する電圧制御データ移相手段で位
相補正手段を構成する。更に、上記第1及び第2の課題
を同時に解決する具体的な手段として、ループフィルタ
を第1の遮断周波数を持つ第1段目の低域フィルタと第
1の遮断周波数よりも低い第2の遮断周波数を持つ第2
段目の低域フィルタとで構成し、第2段目の低域フィル
タの出力電圧の値に応じてリードデータ信号をパルスの
移相量を可変調整する電圧制御データ移相手段と、第1
段目の低域フィルタの出力電圧の値に応じて該電圧制御
発振器の発振出力パルスの遅延量を調整する電圧制御遅
延手段とで位相補正手段を構成する。
〔作用〕
電圧制御発振器を低周波数変動のみに追従するようなプ
ルインレンジに設定すると、ピークシフトのような高周
波数成分を含む変動には位相同期手段は追従せず、専ら
ワウ・フラッタ変動に追従する。ピークシフトの発生に
よりループフィルタの出力電圧が変化する。この電圧変
化により電圧制御遅延手段は電圧制御発振器から入来し
た発振出力パルスの遅延量を調整する。つまりピークシ
フトの位相量に応じて発振出力パルスの遅延量が調整さ
れる。一方、リードデータ信号はデータ移相手段によっ
て例えば90°の移相量だけ画一的に移相される。これ
は発振出力パルスを遅延したパルスとリードデータ信号
のパルスとを合わせ込むためである。このような合わせ
込みの信号処理によって、データ正規化回路においては
、ピークシフトの生じたデータ・ビットのパルスをウィ
ンドウ信号の検出窓幅内に狂いなく整合させることが可
能となり、従来の信号処理装置に比して、ピークシフト
を原因とするリードエラーが減少する。
ピークシフトのような高周波数成分を含まないワウ・フ
ラッタ変動における位相マージンの不均衡の問題は、リ
ードデータ信号のパルスの移相調整を行うことによって
改善される。即ち、位相補正手段としてループフィルタ
の出力電圧の値に応じてリードデータ信号のパルス移相
量を可変調整する電圧制御データ移相手段を採用するこ
とにより、ピークシフトのような大きな位相調整でなく
、ワウ・フラッタ変動によるリードデータ信号の比較的
小さな位相変化に呼応して、その位相変化量に応じた移
相量の微調整が行われるので、データ・ビットのウィン
ドウ幅に対する進み側マージンと遅れ側マージンとを同
等とすることが可能になる。データ正規化回路から後段
の弁別器までの間ではデータ・ビット列とウィンドウ信
号の遅延量の違いが必然的に発生してしまうが、データ
正規化回路において進み側マージンと遅れ側マージンを
等しくしておくことで、弁別ミス即ちリードエラーの発
生確率を低減させることができる。
上述のような2つの利益を同時に達成する手段としては
、上記電圧制御遅延手段及び電圧制御データ移相手段を
用い、ループフィ、ルタとして、第1の遮断周波数を持
つ第1段目の低域フィルタと、第1の遮断周波数よりも
低い第2の遮断周波数を持つ第2段目の低域フィルタを
有する構成が採用される。そして、電圧制御データ移相
手段に対しては第2段目の低域フィルタの出力電圧が供
給され、また電圧制御遅延手段に対しては第1段目の低
域フィルタの出力電圧が供給される。ピークシフトの発
生に対しては、電圧制御遅延手段により発振出力パルス
の遅延量が調整され、リードエラーの発生が抑制される
。またワウ・フラッタ変動に対しては、リードデータ信
号のパルス移相量の微調整が行われ、後段におけるリー
ドエラーの発生が抑制される。
このような位相補正手段を有する再生側信号処理装置に
あって、電源変動の発生によるジッタに対しても補正動
作がかかるので、電源変動の抑制対策が比較的ラフにな
る。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
一11皇族■− 第1図は本発明の第1実施例に係る磁気フロッピー・デ
ィスク装置の再生側信号処理回路を示すブロック図であ
る。
フロッピー・ディスク10には2進情報の入力データ・
ビットを符号器(Coder)によってMFM変調した
記録符号列が記録されている。この記録符号列は磁気ヘ
ッド12にて検出され、その記録符号列の検出信号は再
生増幅器14で増幅される。ワンショット回路(単安定
形マルチバイブレータ)16は再生増幅器14で増幅さ
れた検出パルスPを所定パルス幅(基本周期の1/4周
期:デューティー比25%)のリードデータ信号RDに
変換するものである。位相同期回路(P L L : 
Phase Locked Lo。
p)1Bはリードデータ信号RDに位相同期した同期信
号T′を作るものである。この位相同期回路18はワウ
・フラッタ変動のような低周波数成分に追従するように
設定されており、連続的に発生するピークシフトのよう
な高周波数には殆ど追従しない。位相同期回路18は、
リードデータ信号RDと後述する電圧制御発振器(V 
CO: Voltage Contr。
−1ed 0scillator)の発振出力Tを分周
した同期信号T′との位相を比較し、その位相誤差信号
Eを生成する位相比較器18aと、その位相誤差信号已
に比例した直流電圧Cを作るループフィルタたる低域フ
ィルタ18bと、その直流電圧Cによって信号Tの発振
周波数を高低変化させる電圧制御発振器18cとを有し
ている。
電圧制御発振器18cの発振出力Tは電圧制御遅延回路
30にも供給されており、この発振出力Tは低域フィル
タ18bの直流電圧C(通常時■Dゎ/2)の印加で選
択的にパルス遅延される。電圧制御遅延回路30によっ
て局部遅延された出力りはデータ正規化回路40へ供給
される。一方、リードデータ信号RDは移相器50に送
られ、所定位相量だけ位相がシフトされる。移相された
リードデータRD (バー)はデータ正規化回路40へ
供給される。後述する構成のデータ正規化回路40から
は正規化したリードデータの符号列Zとウィンドウ信号
Wとが生成され、弁別器22はウィンドウ信号Wを用い
て検出窓(detection window)の中に
上記検出符号列Zのパルスがあるか否かを検出してリー
ドデータ信号のデータ・ビット列Xを抽出する。なお、
位相比較器18aにはチャージポンプ(図示せず)が含
まれている。
データ正規化回路40は第2図に示すようにブロックA
とブロックBとから構成されている。このブロックAは
第13図に示す従来のデータ正規化回路20と同様な構
成で、分周等により電圧制御発振器18cの発振出力T
に基づいてリードデータ信号RDの位相に同期した同期
信号T′を生成するものである。このブロックAでは正
規化された符号列Z及びウィンドウ信号は生成されず、
位相同期回路18の同期信号T′が生成されるだけであ
る。
ブロックBは実質的なデータ正規化回路と位相補正回路
を構成しており、正規化された再生データの符号列2及
びウィンドウ信号Wを生成するものである。ブロックB
内には、電圧制御遅延回路30の出力りをクロック人力
C4とし、その周波数f2を1/2に分周する1/2分
周器40aと、リードデータ信号RDを反転して位相量
π/2 だけ遅らす移相器50と、この移相器50の出
力RD (バー)をクロック人力C3とし、1/2分周
器40aの反転出力Q、(バー)をデータ入力DS及び
リセット入力R%  (バー)とするDフリップ・フロ
ップ40bと、移相器50の出力RD (バー)をクロ
ック人力C4とし、1/2分周器40aの出力Q4をデ
ータ人力り、及びリセット人力R,(バー)とするDフ
リップ・フロップ40cと、Dフリップ・フロップ40
bの出力Q、及びDフリップ・フロップ40cの出力Q
、とを2人力とするオア・ゲート40dと、そのオア・
ゲート40dの出力の波形立ち下がりエツジを検出し狭
小のパルス幅の検出データの符号列Zを生成するエツジ
検出回路20eとから構成されている。またウィンドウ
信号Wは1/2分周器40aのマスター出力M(バー)
から生成され、これはスレーブ出力たる出力Q4に対し
て位相量π/2だけ遅れた信号である。
次に、このような構成に係る再生側信号処理回路の動作
を第3図に基づいて説明する。
位相比較回路18aの一方の入力端子に供給される同期
信号T′は、従来と同様に、電圧制御発振器18cの発
振出力Tを用いてブロックAより生成される。第3図C
D)の斜線で示すパルスのように遅れピークシフトΔΦ
(≧90°)が発生すると、同期信号T′は従来と同様
に1/2分周器20aの出力Q、の立ち下がりエツジ(
時点ti)で立ち下がるため、第3図(J)に示すよう
な位相誤差信号EC検出位相量(180°−ΔΦ))が
発生する。これにより、第3図(K)に示すように、位
相誤差信号Eのパルス持続時間にわたり低域フィルタ1
8cの出力たる直流電圧Cが電源電圧■。の半分の電圧
から例えば上昇する。従来はり一ドデータ信号RDに位
相シフトが発生すると、電圧制御発振器18cの発振周
波数が変化するようになされているが、本実施例におい
てはピークシフト(大きな位相シフト)には追従しない
ように設定されている。即ち、電圧制御発振器18cの
プルインレンジを比較的狭く設定し、ワウ・フラッタ変
動の低周波数成分には追従するものの、比較的大きなピ
ークシフトには追従しないようにされている。
従って、第3図(A)では電圧制御発振器18cの発振
出力Tは一定周波数で示しである。一方、低域フィルタ
18cの直流電圧Cは電圧制御遅延回路30を制御する
。電圧制御遅延回路30は直流電圧Cの印加時において
は検出位相量(180’−ΔΦ)の1/2程度の遅延時
間を発振出力Tに付与する。
即ち、リードデータ信号RDにピークシフトが発生した
場合、後述するように、検出位相量に基づいた相当の遅
延量だけ発振出力Tを補正し、第3図(F)に示す遅延
出力りが生成される。この遅延出力りをクロック人力C
4とする1/2分周器40aは第3図(G)に示す出力
Q、及び反転出力Q、(バー)を生成する。またそのマ
スター出力M(バー)が第3図(L)に示すようにウィ
ンドウ信号Wを生成する。
他方、リードデータ信号RDは移相器50によって第3
図(1)に示すように逆相で90°移相された移相リー
ドデータ信号RD (バー)が生成される。
即ち、移相リードデータ信号RD (バー)はリードデ
ータ信号RDの立ち下がりエツジで立ち下がり、それか
ら位相量90°経過時点で自動的に立ち上がる。この結
果、移相リードデータ信号RD (バー)と1/2分周
器40aの出力Q4とに基づいて、Dフリップ・フロッ
プ40aの出力Q、が第3図(M)に示すように作成さ
れると共に、移相リードデータ信号RD (バー)と1
/2分周器40aの反転出力Q、(バー)とに基づいて
、Dフリップ・フロップ40bの出力Q、が第3図(N
)に示すように作成される。この出力Q、と出力Q、は
オア・ゲー) 40 dで合成され、第3図(0)に示
す信号T″が作成される。そして、信号T#の符号列は
エツジ検出回路40eで狭小のパルスのデータ符号列Z
に整形される。
ピークシフト(遅れ位相量ΔΦ)の発生により、遅延出
力りのパルス(斜線で示す)は、位相量(180@−Δ
Φ)/2だけ遅れる。また移相リードデータ信号RD 
(バー)のパルス(斜線で示す)の立ち上がりエツジは
位相量(ΔΦ−90°)だけ遅れる。位相量ΔΦが12
0@以下であれば、(180°−ΔΦ)/2≧ΔΦ−9
0″′  ・・・(1)が成立し、遅延出力りのパルス
の立ち上がりエツジが移相リードデータ信号RD (バ
ー)のパルスの立ち上がりエツジよりも遅いので、出力
Q、には第3図(N)の斜線で示すデータ・ビットがウ
ィンドウ信号の検出窓幅Wの中央付近に正しく現れる。
第3図のピークシフトは位相遅れΔΦ(90゜≦ΔΦ≦
120°)の場合を示しであるが、ウィンドウ信号Wの
位相を反転出力Q、(バー)の位相より予め90°遅ら
せであるので、信号の時間軸対称性から、位相進みΔΦ
(90’≦ΔΦ≦120 @’)の場合でも正しいデー
タ・ピッが発生される。勿論、位相遅れ又は位相進みが
90°以下の場合も正しいデータ・ビットが出力される
本実施例における電圧制御遅延回路30の構成は、第4
図に示すように、低域フィルタ18bの出力たる直流電
圧Cの値でミラー電流iの値が制御されるカレントミラ
ー回路30a、30bと、電圧制御発振器18cの発振
出力Tの位相を遅延させる多段直列接続のCMOSイン
バータINv1〜INvllと、ミラー電流iの値によ
りCMOSインバータINV、〜INV 1.のソース
電流を制御するMOSトランジスタ(Fl、、Flz)
 〜(F−+、F、、z)  とからなる。
直流電圧Cの印加時においてはその電圧値Vに応じたソ
ース電流が流れることから、各CMOSインバータの遅
延時間ΔT (v)が決定され、n段のCMOSインバ
ータでは、発振出力Tの対応するパルスがnΔT (v
)だけ遅延し、遅延出力りが送出される。
第5図はワンショット回路の構成と移相器の回路構成を
示す。ワンショット回路16はDフリップ・フロップで
構成され、そのデータ人力り、はロジック電源■、にプ
ルアップされ、クロック人力C1には端子16aを介し
て再生増幅器14からのリードパルスPが到来する。D
フリップ・フロップの出力Q、からはパルス幅が基本周
期の1/4の整形されたリード・データ信号RDが送出
される。
移相器50は、電圧制御遅延回路30と同様な構成で、
端子50cに常時印加する制御直流電圧によってミラー
電流iの値が制御されるカレントミラー回路50a、5
0bと、リードデータ信号RDの位相を遅延させる多段
直列接続のCMOSインバータIN■1〜INv、lと
、ミラー電流1(7)値によりCMOSインバータIN
V、〜INV llのソース電流を制御するMOSトラ
ンジスタ(FIiFl□)〜(FlF−z)とからなる
。端子50cに常時印加すべき制御直流電圧の値は位相
遅れが90°になるように設定する。
nΔT (v) =  90’         −(
2)の条件を満足させる制御直流電圧Vを印加する。
このような構成に係るワンショット回路16及び移相器
50であれば、両者同時の半導体集積回路化が可能であ
る。
今、再生増幅器14からのリードパルスPがワンショッ
ト回路16に到来すると、第6図(A)に示すようにそ
の立ち上がりエツジでリードデータ信号RDのパルスが
立ち上がる。このパルスの立ち上がり時点から位相90
°遅れた時点で移相リード信号RD (バー)のパルス
が立ち下がる。この移相リード(g号RD (バー)の
パルスの立ち下がりエツジでリードデータ信号RDのパ
ルスが立ち下がり、そしてリードデータ信号RDのパル
スの立ち下がりエツジで移相リード信号RD (バー)
のパルスが立ち上がる。
一第ff、1血班− 第7図は本発明の第2実施例に係る磁気ディスク装置の
再生側信号処理回路を示すブロック図である。なお、第
7図において第1図に示す部分と同一部分には同一参照
符号を付し、その説明は省略する。
この実施例の位相同期回路18′においては、第1の低
域フィルタ70aと第2の低域フィルタ70bが2段接
続されている。第1の低域フィルタ70aのカントオフ
周波数は第2の低域フィルタ70aのそれに比して高い
。第1の低域フィルタ70aは例えばコンデンサと抵抗
とからなる積分回路で構成することができる。第2の低
域フィルタ70aはオペアンプを用いた積分回路で構成
することができる。第1の低域フィルタ70aの出力た
る直流電圧DC,は電圧制御遅延回路30の制御人力(
カレントミラー回路30aのゲート)に供給されており
、第2の低域フィルタ70bの出力たる直流電圧DCt
は電圧制御発振器18cの制御入力と移相器50の端子
50cに供給されている。第1の低域フィルタ70aの
カットオフ周波数は高いので、第8図(C)に示すよう
な位相誤差信号Eが発生した場合、第8図(A)に示す
ような電圧変化の大きい直流電圧DC+が発生する。こ
のため、電圧制御遅延回路30による遅延量の変化が大
きくなる。この結果、第1実施例と同様にピークシフト
に対しても正しいデータ・ビットのウィンドウ幅内での
送出が保証されている。一方、第2の低域フィルタ70
bのカットオフ周波数は低いので、第8図(C)に示す
ような位相誤差信号Eが発生した場合、第8図(B)に
示すような電圧変化の小さな直流電圧DC。
が発生する。即ち、第2の低域フィルタ70bは電圧制
御発振器18cがピークシフトに追従しないように直流
電圧DC3を交流成分の少ない出力に平滑化する。この
直流電圧DC2の移相器50の端子50cへの印加は、
スピンドルモータの回転ムラ(ピークシフトの周波数成
分に比して非常に低い周波数成分)に対するデータ・ビ
ットの位相マージンの減少を抑制する。この位相マージ
ン減少の抑制機能について以下に説明する。
第9図はピークシフトもワウ・フラッタもない状態(正
常状態)における各信号の波形図である。
第9図(A)に示すように、例えば基本周期2μsec
毎にデータパルスPが検出されると、基本周期の1/4
のパルス幅の全振出カニされ、1/2分周器40aの出
力Q4及び反転出力Q、(バー)は第9図(C)及び(
D)に示すように現れる。リードデータ信号RDのパル
スはデータパルスPの立ち上がりエツジで立ち上がり、
基本周期の1/4のパルス幅を有する。リードデータ信
号RDのパルスには位相シフトがないので、移相器50
の出力たる移相リードデータ信号RD (バー)の立ち
下がりエツジは、既に第6図に示したように、リードデ
ータ信号RDの立ち上がりエツジより位相90°(0,
5μ5ec)遅れており、0.5μsec後に立ち上が
る。
そしてデータ・ビットのパルスは移相リードデータ信号
RD (バー)の立ち上がりエツジに発生するので、デ
ータ・ヒ゛・ントバルスのウィンドウ幅Wに対する進み
側マージンは0.5μsecで、その遅れ側マージンは
0.5μsecである。今、回転ムラによって回転数が
速くなり、第10図(A)に示すように、データパルス
Pの周期が一時的に1.75μseになったとする。こ
のとき第1実施例では、り一ドデータRDのパルス幅は
依然として0.5μsecである。第5図から明らかな
ように、ワンショット回路16は移相器50aの移相リ
ードデータRD (バー)でリセットがかかるからであ
る。そして、位相差の発生により電圧制御発振器18c
の発振出力Tのパルス幅は短くなり、例えば0.437
5μSeCとなる。従って反転出力Q、(バー)のパル
ス幅は0.875μsec と短(なる。しかし、移相
リードデータRD (バー)のパルスの立ち下がりエツ
ジから立ち上がりエツジまでの幅は依然として0゜5μ
secであるので、データ・ビットパルスのウィンドウ
幅に対する進み側マージンは0.5 μsecで、その
遅れ側マージンは0.375 μsecとなり、進み側
マージンと遅れ側マージンがアンバランスになってしま
う。
第2実施例においては、移相器50の位相量を90゜に
画一化しておくのではなく、回転ムラ等の低周波数変動
に対して移相器50の移相量を可変調整する構成が採用
されている。即ち、第2の低域フィルタ70bの出力た
る直流電圧DCzが移相器50の端子50cにも供給さ
れている。今、回転ムラによって回転数が速くなり、第
11図(A)に示すように、データパルスPの周期が一
時的に1.75μseになったとする。このとき直流電
圧DC!の値は第8図(B)のように緩く上昇するので
、移相器500位相量が若干減少し、リードデータRD
のパルス幅は例えば0.4375μsecとなる。また
位相差の発生により電圧制御発振器18cの発振出力T
のパルス幅は短くなり、例えば0.4375μsecと
なり、反転出力Q、(バー)のパルス幅は0.875 
μSecと短くなるが、移相リードデータRD (バー
)のパルスの立ち下がりエツジから立ち上がりエツジま
での幅は0゜4375μsecであるので、データ・ビ
ットパルスのウィンドウ幅に対する進み側マージンは0
.4375μsecで、その遅れ側マージンは0.43
75μsecである。従って、進み側マージンと遅れ側
マージンとが等しくバランスが保たれる。回転変動に対
する第1の低域フィルタ70a及び第2の低域フィルタ
70bの出力電圧の直流分が変化がほぼ同等で、その電
圧変化に対する移相器50及び電圧制御遅延回路30の
遅延量がほぼ同等であれば、上述のマージン・バランス
は達成される。このような構成によれば、ピークシフト
の位相マージンの減少が抑制されるので、リードエラー
が発生し難い。また電源変動に対しても位相マージンの
不均衡が起こり難いので、電源変動の抑制対策を簡易化
できる。
なお、移相器50及び電圧制御遅延回路30の回路構成
は同一であることから、相互の遅延量を等しくすること
は半導体集積回路技術においては容易に実現できる。
上記第2実施例はピークシフトに対するリードエラーの
低減とワウ・フラッタ変動等に対する位相マージンの均
衡化を図るように構成されていいるが、移相器50の端
子50cに低域フィルタの電圧を供給するようにした構
成だけでも、ワウ・フラッタ変動等に対する位相マージ
ンの均衡化だけを図ることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明は、データ正規化手段の前
段に位相補正手段を設け、発振出力の位相とリードデー
タの位相とをループフィルタの電圧に基づいて相対的に
位相調整した構成に特徴を有するものであるので、以下
の効果を奏する。
■ ピークシフトのような高周波数成分を含む変動に対
しても、発振出力パルスとリードデータ信号のパルスと
を合わせ込むことが可能であるため、データ・ビットの
パルスをウィンドウ信号の検出窓幅内に正しく整合させ
ることができ、ピークシフトを原因とするリードエラー
が減少する。
■ ワウ・フラッタ変動によるリードデータ信号の比較
的小さな位相変化に呼応して、その位相変化量に応じた
移相量の微調整が可能であるため、データ・ビットのウ
ィンドウ幅に対する進み側マージンと遅れ側マージンを
同等とすることが可能となり、後段の弁別器までの間で
発生するデータ・ビット列とウィンドウ信号の遅延量の
違いによるリードエラーが低減する。
■ 電源変動の発生によるジッタに対しても位相補正動
作が等価的に作用するので、電源変動の抑制対策を比較
的ラフに実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1実施例に係るフロッピーデスク
装置の再生側信号処理装置を示す概略ブロック図である
。 第2図は、同装置の回路構成を詳細に示す回路ブロック
図である。 第3図(A)乃至(F’)は、同装置におけるピークシ
フト発生時の各種信号波形のタイミングを示すタイムヤ
ード図である。 第4図は同装置における電圧制御遅延回路の回路構成を
詳細に示す回路図である。 第5図は同装置におけるワンショット回路及び移相器の
回路構成を示す回路図である。 第6図(A)乃至(C)は同装置における主要な信号波
形のタイミングを示すタイムヤード図である。 第7図は、本発明の第2実施例に係るフロッピーデスク
装置の再生側信号処理装置を示す概略ブロック図である
。 第8図(A)乃至(C)は、同装置における第1の低域
フィルタ、の出力電圧、第2の低域フィルタの出力電圧
と位相誤差信号との関係を示すタイムヤード図である。 第9図(A)乃至(F)は、第1実施例に係る装置にお
ける正常状態時の各種信号タイミングを示すタイムヤー
ド図である。 第10図(A)乃至(F)は、第1実施例に係る装置に
おけるワウ・フタツタの発生時の各種信号タイミングを
示すタイムヤード図である。 第11図(A)乃至(F)は、第2実施例に係る装置に
おけるワウ・フタツタの発生時の各種信号タイミングを
示すタイムヤード図である。 第12図は、従来のフロッピーデスク装置の再生側信号
処理装置を示す概略ブロック図である。 第13図は、同従来装置の回路構成を詳細に示す回路ブ
ロック図である。 第14図(A)乃至(r)は、同従来装置における正常
状態時の各種信号波形のタイミングを示すタイムヤード
図である。 第15図(A)乃至(I)は、同従来装置におけるピー
クシフト発生時の各種信号波形のタイミングを示すタイ
ムヤード図である。 〔符号の説明〕 10・・・フロッピー・ディスク 12・・・磁気ヘッド 14・・・再生増幅器 16・・・ワンショット回路 18.18 ’・・・位相同期回路 18a・・・位相比較器 18b・・・低域フィルタ 18c・・・電圧制御発振器 20.40・・・データ正規化回路 20a 、 40a −−−1/ 2分周器20b、2
0c、40b、40c・−Dフリップ・フロップ20d
、40d・・・オア・ゲート 30・・・電圧制御遅延回路 30a 、 30b、 、 50a 、 50b =・
カレントミラー回路50・・・移相器 70a・・・第1の低域フィルタ 70b・・・第2の低域フィルタ INV、 〜INV 、1・CM OSインバータ(F
++、  F+z) 〜(Flll、  FR2) ・
・・MOS )う7ジスタ 以上 出 願 人  セイコーエプソン株式会社代 理 人 
弁理士 山 1) 稔 第4図 第6図 第8図 (C)E −―悼− 第11図 0.4375μsec 第13図 第14図 第15図 平成 3年 3月11日

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)情報記録媒体から検出されたパルスを波形整形す
    る波形整形手段と、位相比較器、ループフィルタ及び電
    圧制御発振器を含み、該波形整形手段の出力に基づくリ
    ードデータ信号の基本周期に同期した同期信号を得る位
    相同期手段とを備えた情報記録媒体の再生側信号処理装
    置において、該ループフィルタの内部電圧又は出力電圧
    の値に応じて該電圧制御発振器の発振出力に基づく信号
    の位相と該リードデータ信号に基づく信号の位相とを相
    対的に補正する位相補正手段と、該位相補正手段の1又
    は2以上の出力に基づいて正規化したリードデータの符
    号列とウィンドウ信号を生成するデータ正規化手段と、
    を有することを特徴とする情報記録媒体の再生側信号処
    理装置。
  2. (2)請求項第1項において、前記電圧制御発振器は低
    周波数変動のみに追従するようなプルインレンジを持ち
    、前記位相補正手段は、前記リードデータ信号を所定位
    相量だけ移相すべきデータ移相手段と、前記ループフィ
    ルタの出力電圧の値に応じて前記電圧制御発振器の発振
    出力パルスの遅延量を可変調整する電圧制御遅延手段と
    、を有することを特徴とする情報記録媒体の再生側信号
    処理装置。
  3. (3)請求項第1項において、前記ループフィルタは、
    第1の遮断周波数を持つ第1段目の低域フィルタと、第
    1の遮断周波数よりも低い第2の遮断周波数を持つ第2
    段目の低域フィルタとを備え、前記位相補正手段は、第
    2段目の低域フィルタの出力電圧の値に応じて前記リー
    ドデータ信号のパルス移相量を可変調整する電圧制御デ
    ータ移相手段と、該第1段目の低域フィルタの出力電圧
    の値に応じて前記電圧制御発振器の発振出力パルスの遅
    延量を調整する電圧制御遅延手段と、を有することを特
    徴とする情報記録媒体の再生側信号処理装置。
  4. (4)請求項第1項において、前記位相補正手段は、前
    記ループフィルタの出力電圧の値に応じて前記リードデ
    ータ信号のパルス移相量を可変調整する電圧制御データ
    移相手段を有することを特徴とする情報記録媒体の再生
    側信号処理装置。
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