JPH0412796Y2 - - Google Patents

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JPH0412796Y2
JPH0412796Y2 JP10347484U JP10347484U JPH0412796Y2 JP H0412796 Y2 JPH0412796 Y2 JP H0412796Y2 JP 10347484 U JP10347484 U JP 10347484U JP 10347484 U JP10347484 U JP 10347484U JP H0412796 Y2 JPH0412796 Y2 JP H0412796Y2
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phase
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phase voltage
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【考案の詳細な説明】 〈考案の属する技術分野〉 本考案は3相インバータに係り、特にスイツチ
素子と、このスイツチ素子を駆動する駆動回路を
用いて直流電圧を3相交流電圧に変換する3相イ
ンバータの改良に関する。
〈従来技術〉 以下、従来技術を図面を用いて説明する。
従来公知の3相インバータは、例えば昭和58年
電気学会全国大会No.485「インバータにおけるス
イツチング損失の計算」(図1)にみられる。第
3図はこの3相インバータの構成を示すブロツク
線図である。
第3図において、1〜3は相電圧出力回路であ
る。相電圧出力回路1は、トランジスタを用いた
スイツチ素子Q1と、このスイツチ素子Q1を駆動
(オン・オフ制御)する駆動要素Iとから成るス
イツチ回路1aと、同様の構成でスイツチ回路1
aとオン・オフ制御に基づき出力される波形の位
相(以下単に「位相」という)が180度異なる動
作をするスイツチ回路1bとが直列に接続され、
その接続点(以下「中点」という。以下同様)α
から相電圧U1を取出す構成となつている。相電
圧出力回路2は相電圧出力回路1に対して位相が
120度位相が遅れて動作する構成から成り、その
構成は、スイツチ素子Q3と駆動要素とから成
るスイツチ回路2aと、同様の構成でスイツチ回
路2aと位相が180度異なる動作をするスイツチ
回路2bとが直列に接続され、中点βから相電圧
V1を取出す構成となつている。相電圧出力回路
3は、相電圧出力回路1に対して240度位相が遅
れて動作する構成から成り、その構成は、スイツ
チ素子Q5と駆動要素から成るスイツチ回路3
aと、同様の構成でスイツチ回路3aと位相が
180度異なる動作をするスイツチ回路3bとが直
列に接続され、中点γから相電圧W1を取出す構
成となつている。4は互いに並列接続された相電
圧出力回路1〜3に直流電圧を供給する直流電圧
源、5は3相交流U1,V1,W1で駆動される3相
交流モータである。
第4図は第3図のタイムチヤートであり、横軸
に時間tを取つて表わす。
第4図において、〈i〉は相電圧出力回路1の
動作波形、〈〉は相電圧出力回路2の動作波形、
〈〉は相電圧出力回路3の動作波形、〈〉は相
電流U1−V1の交流出力波形、〈〉は相電流V1
−W1の交流出力波形、〈〉は相電流W1−U1
交流出力波形である。
ここで、〈〉の交流出力波形を見る(ここで
1b,2b,3bはそれぞれ1a,2a,3aと
位相が180度異なるのみなので記載を省略する)。
スイツチ回路1aがオンでスイツチ回路2a
がオフの時電圧出力は2Eとなり、 スイツチ回路1aはオンを継続しスイツチ回
路2aがオンに変化した時電圧出力はOとな
り、 スイツチ回路2aがオンを継続しスイツチ回
路1aがオフに変化した時電圧出力は−2Eと
なり、 スイツチ回路1aがオフを継続しスイツチ回
路2aがオフに変化した時出力電圧出力はOと
なる。
以下、〈〉の交流出力波形はスイツチ回路2
a,2bと3a,3bの関係から、〈〉の交流
出力波形はスイツチ回路3a,3bと1a,1b
の関係から得られる。
〈考案に係る問題点〉 上述した3相インバータは、6個のスイツチ回
路を必要とするので装置が大型となり、高価であ
る。
〈考案の目的〉 本考案は上述の問題に鑑みて成されたもので、
少ないスイツチ回路で3相交流を得ることが可能
な3相インバータを提供することを目的とする。
〈考案の構成〉 上述の目的を達成するために本考案の3相イン
バータの構成を、 180度異る位相でオン・オフ制御される2つの
スイツチ回路を直列に接続して、この直列に接続
した接続点から相電圧を取出す相電圧出力回路を
複数並列接続し、該複数の相電圧出力回路の両端
に直流電圧源を用いて直流電圧を供給する構成の
3相インバータにおいて、 前記相電圧出力回路を2組用いて並列接続し、
該2組の相電圧出力回路6,7の相互を一方が他
方に対してオン・オフ制御される位相が遅れ60度
又は進み300度の位相差を有する構成として、該
2組の相電圧出力回路の夫々の接続点δ,εから
2系統の相電圧U2,V2を取出し、 直流電圧源8を直列接続される2組の直流電圧
源E2,E3で構成して、前記相電圧出力回路の
夫々の両端に直流電圧を供給すると共に前記2組
の直流電圧源の接続点ηから他の1系統の相電圧
W2を取出すようにしたこと、とした。
〈考案の実施例〉 以下、本考案の具体的実施例を第1図及び第2
図を用いて詳細に説明する。
第1図は3相インバータのブロツク線図であ
る。
第1図において、6,7は相電圧出力回路であ
る。相電圧出力回路6はスイツチ素子Q7と、こ
のスイツチ素子Q7を駆動する駆動要素から成
るスイツチ回路6aと、このスイツチ回路6aと
同様の構成で位相が180度異るスイツチ回路6b
が直列に接続され、中点δから相電圧(例えば
U2)を取出す構成となつている。相電圧出力回
路7は相電圧出力回路6に対して位相が60度遅れ
た位相の動作をする構成から成り、スイツチ素子
Q9と駆動要素から成るスイツチ回路7aと、
このスイツチ回路7aと同様の構成で位相が180
度異るスイツチ回路7bが直列に接続され、中点
εから相電圧(例えばV2)を取出す構成となつ
ている。8は直流電圧源であり、この直流電圧源
8は並列接続された相電圧出力回路6,7の両端
に直流電圧を供給すると共に中点ηから相電圧
(例えばW2)が取出し可能な2組の直流電圧源
E2,E3から構成される。
第2図は第1図のタイムチヤートであり、横軸
に時間tを取つて表わす。
第2図において、aは相電圧出力回路6の動作
波形、bは相電圧出力回路7の動作波形、cは相
電流U2−W2の交流出力波形、dは相電流V2
W2の交流出力波形、eは相電流U2−V2の交流出
力波形である。
以下、第1図の3相インバータの各部の動作を
第2図のタイムチヤートに基づいて説明する。
第2図から相電圧U2−W2は相電圧出力回路6
のスイツチ回路6aのオン・オフに対応し、相電
圧V2−W2は相電圧出力回路7のスイツチ回路7
aのオン・オフに対応することが判る。
一方、相電圧U2−V2の交流出力波形は、 スイツチ回路6aがオンでスイツチ回路7a
がオフの時電圧出力は2Eとなり、 スイツチ回路6aはオンを継続しスイツチ回
路7aがオンに変化した時電圧出力はOとな
り、 スイツチ回路7aがオンを継続しスイツチ回
路6aがオフに変化した時電圧出力は−2Eと
なり、 スイツチ回路6aがオフを継続しスイツチ回
路7aがオフに変化した時出力電圧出力はOと
なる。
ところで第2図の本考案の3相インバータは第
4図のように完全3相交流波形のようにはならな
いが、第2図において、U2−V2の基本波成分は
V2−W2の基本波成分に対して120度位相がずれ
ており且つ電圧値は2Eであるので、結局、U2
−V2/V2−W2/W2−U2について基本波成分で
見れば完全3相交流波形となり、従つて、例えば
モータ負荷の場合には実用上全く差支え無い。本
出願人は本考案の回路を、方位信号を出力するジ
ヤイロコンパスに用いて実験したところ、従来の
3相インバータと同様に用いることが可能である
ことを確認できた。
尚、第1図のスイツチ素子はトランジスタに限
定されるものではなく、例えば半導体スイツチの
ようなものでもよいことはいうまでもない。
又、相電圧出力回路7は6に対して300度進ん
だ位相を出力することができる構成としてもよ
い。
更に又、直流電圧源8の中点ηを接地し、相電
圧W2を接地部分から取出すように構成してもよ
い。
〈考案の効果〉 以上、本考案を具体的実施例と共に詳細に述べ
たように、いずれかが60度遅れた位相(又は300
度進んだ位相)で動作する2組の並列接続された
相電圧出力回路から2系統の相電圧を取出し、相
電圧出力回路に直流電圧を供給する直流電圧源の
中点から他の1系統の相電圧を取出す構成の本考
案の3相インバータは、部品点数を従来回路の約
30%減とすることができるので製造時間を短縮で
き装置を安価に提供できる。又、装置全体を小形
化でき、加えて部品点数が少ないので信頼性を向
上させることができる。更に又、第3の相電圧が
電源の中点となるので、負荷によつては中点接地
が可能となり、安定性が向上することになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の3相インバータのブロツク線
図、第2図は第1図のタイムチヤート、第3図は
従来技術の3相インバータのブロツク線図、第4
図は第3図のタイムチヤートである。 1〜3,6〜7……相電圧出力回路、4,8…
…直流電圧源、5……3相交流モータ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 180度異る位相でオン・オフ制御される2つの
    スイツチ回路を直列に接続して、この直列に接続
    した接続点から相電圧を取出す相電圧出力回路を
    複数並列接続し、該複数の相電圧出力回路の両端
    に直流電圧源を用いて直流電圧を供給する構成の
    3相インバータにおいて、 前記相電圧出力回路を2組用いて並列接続し、
    該2組の相電圧出力回路6,7の相互を一方が他
    方に対してオン・オフ制御される位相が遅れ60度
    又は進み300度の位相差を有する構成として、該
    2組の相電圧出力回路の夫々の接続点δ,εから
    2系統の相電圧U2,V2を取出し、 直流電圧源8を直列接続される2組の直流電圧
    源E2,E3で構成して、前記相電圧出力回路の
    夫々の両端に直流電圧を供給すると共に前記2組
    の直流電圧源の接続点ηから他の1系統の相電圧
    W2を取出すようにしたことを特徴とする3相イ
    ンバータ。
JP10347484U 1984-07-09 1984-07-09 3相インバ−タ Granted JPS6117889U (ja)

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JP10347484U JPS6117889U (ja) 1984-07-09 1984-07-09 3相インバ−タ

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JPS6117889U JPS6117889U (ja) 1986-02-01
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