JPH04127435U - デイスクブレーキ - Google Patents
デイスクブレーキInfo
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- JPH04127435U JPH04127435U JP4296191U JP4296191U JPH04127435U JP H04127435 U JPH04127435 U JP H04127435U JP 4296191 U JP4296191 U JP 4296191U JP 4296191 U JP4296191 U JP 4296191U JP H04127435 U JPH04127435 U JP H04127435U
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- pad
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- JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N iron(III) oxide Inorganic materials O=[Fe]O[Fe]=O JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 5
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 abstract description 4
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
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Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 錆の発生や反りの発生を防止でき、さらに断
熱部材の取付のための部品点数を必要最小限に抑えて低
廉化が図れるディスクブレーキを提供する。 【構成】 パッド30を、ディスク10側及びピストン12A,
12B,12C 側にそれぞれ対向して設けた凹部32a 、凸部32
b を有するプレート部32と、凹部32a に嵌合してプレー
ト部32に取付けるライニング部31と、凸部32b に嵌合し
てプレート部32に取付ける断熱部材33とから構成した。
プレート部32に、凹部32a 、凸部32b を対向して設けた
ことにより、断面係数が大きくてその分パッド30は剛性
が大きなものになって反りの発生を防止できる。凸部32
b のかしめ等により断熱部材33をプレート部32に取付け
ることができるので、断熱部材33の取付を、部品点数を
抑えて行なえて装置の低廉化を図れる。また、プレート
部32に貫通孔の形成を省略しているので、水が侵入する
ようなことがなくなって錆の発生を防止できる。
熱部材の取付のための部品点数を必要最小限に抑えて低
廉化が図れるディスクブレーキを提供する。 【構成】 パッド30を、ディスク10側及びピストン12A,
12B,12C 側にそれぞれ対向して設けた凹部32a 、凸部32
b を有するプレート部32と、凹部32a に嵌合してプレー
ト部32に取付けるライニング部31と、凸部32b に嵌合し
てプレート部32に取付ける断熱部材33とから構成した。
プレート部32に、凹部32a 、凸部32b を対向して設けた
ことにより、断面係数が大きくてその分パッド30は剛性
が大きなものになって反りの発生を防止できる。凸部32
b のかしめ等により断熱部材33をプレート部32に取付け
ることができるので、断熱部材33の取付を、部品点数を
抑えて行なえて装置の低廉化を図れる。また、プレート
部32に貫通孔の形成を省略しているので、水が侵入する
ようなことがなくなって錆の発生を防止できる。
Description
【0001】
本考案は、2輪車等に用いられるディスクブレーキに関する。
【0002】
一般に、ディスクブレーキは、一対のパッドを車軸側に取付けたディスクに圧
接させることにより制動力を得るようにしている。このようなディスクブレーキ
の一例として図3及び図4に示すもの(従来例1という。)がある。このディス
クブレーキは、ディスク10を跨ぐキャリパ11がディスク10の両側に有底筒状のピ
ストン12A,12B,12C を配置する対向ピストン型キャリパを示しており、ディスク
10の外周側に位置するブリッジ部13で一対の半割部14A,14B に分割されて、タイ
ボルト15で一体に締結された構造になっている。
【0003】
各半割部14A,14B には、これらを締結したときに互いに対向するように相互に
同じ位置にそれぞれシリンダ16A,16B,16C が設けられていて、各シリンダ16A,16
B,16C には前記ピストン12A,12B,12C が摺動可能に収納されている。
【0004】
17は、キャリパ11の両半割部14A,14B 間に固定して設けられたピン、18はこの
ピン17に移動可能に支持されたパッドを示し、このパッド18はピストン12A,12B,
12C とディスク10の間に位置されている。パッド18は、ディスク10に当接するラ
イニング部19と、プレート部20とからなり、プレート部20に形成した位置決め、
あるいはライニング部19のはがれ防止用等に用いられる複数個の貫通孔20a のう
ち少なくとも一つに、ライニング部19に設けた凸部19a を嵌合させることにより
ライニング部19をプレート部20に保持させている。
【0005】
そして、このディスクブレーキでは、ピストン12A,12B,12C によりパッド18に
圧力を加え、ライニング部19をディスク10に摩擦させて制動力を発生している。
【0006】
また、他の従来例として、プレート部の、ピストン側に断熱板を配置してこれ
をリベット等で固定するように構成したもの(従来例2という。)がある。この
ディスクブレーキは、油液が温度上昇し、これによりベーパロックが発生するの
を断熱板により防止するようにしている。
【0007】
しかしながら、上述した従来例1のディスクブレーキでは、プレート部20に位
置決め、あるいはライニング部のはがれ防止用等に用いられる貫通孔20a を形成
しており、この貫通孔20a を通して水分が侵入して錆を発生させる虞がある。ま
た、貫通孔20a を有することで断面係数が小さくてこの分パッド18の曲げ剛性が
小さくなっていた。ところで、パッド18を構成するライニング部19とプレート部
20の熱膨張率は一般に異なっている。このため、パッド18をディスク10に圧接し
た際の摩擦熱を受けてライニング部19とプレート部20とが熱ひずみ量を大きく異
にしてひずむことがあり、このような際、上述したように断面係数が小さいこと
により、パッド18が反ってしまう虞があった。なお、このような反りの発生を抑
えるために、ライニング部19にディスク10の半径方向に延びるスリットを形成す
ることが考えられるが、この場合、限られた数のスリットにより吸収できるひず
み量には限度があり、充分適切には反りの発生を抑えられないというのが実状で
あった。
【0008】
なお、従来例2では、ベーパロックの発生を防止するために、リベットを用い
ている分部品点数が多くなりコストアップを招く虞があった。
【0009】
本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、水による錆の発生を抑えられ、
かつ曲げ剛性の向上を図って反りの発生を防止でき、さらに断熱部材の取付を部
品点数を増加させずに行なって低廉化が図れるディスクブレーキを提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために、押圧部材に押されてディスクに圧接さ
れるパッドを備え、該パッドは、前記ディスク側及び前記押圧部材側にそれぞれ
対向して設けた凹部、凸部を有するプレート部と、該プレート部の凹部に嵌合し
て該プレート部に取付けられるライニング部と、前記プレート部の凸部に嵌合し
て前記プレート部に取付けられる断熱部材とから構成したことを特徴とする。
【0011】
このような構成とすれば、プレート部の、ディスク側及び押圧部材側に、凹部
、凸部を対向して設けていることにより、パッド全体の断面係数が大きくてその
分パッドは剛性が大きなものになる。さらに、プレート部の凸部のかしめ等によ
り断熱部材をプレート部に取付けることができる。また、プレート部に貫通孔の
形成を省略しているので、水が侵入するようなことがなくなる。
【0012】
以下、本考案の一実施例を、前記図3及び図4を参照しつつ図1及び図2に基
いて説明する。このディスクブレーキは、前記図3及び図4のパッドに替えて、
後述するように構成したパッドを設けたことが異なっており、他の部材は図3及
び図4に示すものと同一に構成されており、同一部材については図3及び図4の
ものを援用して説明する。図において、パッド30は、ディスク10に当接可能なラ
イニング部31と、ライニング部31を支持するプレート部32と、プレート部32の、
ピストン12A,12B,12C 側に取付けられる断熱部材33とから概略構成されている。
プレート部32の、ディスク10側及びピストン12A,12B,12C 側には、ピストン12A,
12B,12C の開口部12a 内に納まる位置に配置した凹部32a 、凸部32b が対向して
設けられている。この場合、プレート部32の凹部32a 、凸部32b はディスク10の
周方向に沿って3対設けられており、そのうち中央の凹部32a 、凸部32b は、パ
ッド30における、ディスク10の周方向に沿った中心線S上に配置されている。
【0013】
ライニング部31は、プレート部32の凹部32a に位置対応して配置した凸部31a
を有し、この凸部31a を前記プレート部32の凹部32a に嵌合してプレート部32に
取付けられている。
【0014】
断熱部材33には前記プレート部32の凸部32b に位置対応した孔33a が形成され
ており、プレート部32の凸部32b をこの孔33a に挿入して凸部32b の先端をかし
めることにより断熱部材33はプレート部32に一体的に取付けられている。
【0015】
以上のように構成されたディスクブレーキでは、キャリパ11に液圧を加えるこ
とによりピストン12A,12B,12C を押し出し、パッド30をディスク10に当接させて
ディスク10をクランプし制動力を発生する。この場合、プレート部32の、ディス
ク10側及びピストン12A,12B,12C 側に、凹部32a 、凸部32b を対向して設けてい
るので、プレート部32に貫通孔を形成した従来のものに比べてパッド30全体の断
面係数が大きく、その分パッド30は剛性が大きなものになる。このため制動時等
に大きな力が掛かっても容易には反るようなことがなくなり、また制動時の摩擦
熱に伴う熱ひずみによっても反りを生じることがなくなる。なお、大きな剛性の
ものとすることができるので、従来のものに比べその分プレート部32を薄くでき
ることになる。ところで、ディスクブレーキのパッドは、シリンダの数量に関わ
りなく一般にその中心で反りを生じやすいが、本実施例では、中央の凹部32a 、
凸部32b をディスク10の径方向に沿った中心線S上に配置したことにより、反り
の発生をより効果的に防止できることになる。なお、ピンスライドツイン型キャ
リパを有するディスクブレーキで、パッド30の、ディスク10の周方向に沿った中
心線S上に爪の一部が位置することになる場合には、爪を逃げるようにして凸部
をプレート部に形成し、この凸部を用いて絶縁部材の取付を行なって、従来のも
ので用いられたリベット等の省略を図ることができる。
【0016】
さらに、断熱部材33の取付を、従来のものではリベット等を用いて行なってい
たが、このものではこのようなリベット等を用いることなく断熱部材33の取付を
行なっているので、その分部品点数を少なくできて低廉化を図れる。
【0017】
また、上述した従来のものに比べてプレート部20に貫通孔の形成を省略してい
るので、水が侵入するようなことがなくなって錆が発生するのを防止できる。
【0018】
本考案のディスクブレーキによれば、パッドの剛性が大きなものになるので、
制動時等に大きな力が掛かっても容易には反るようなことがなくなり、また制動
時の摩擦熱に伴う熱ひずみによっても反りを生じることがなくなる。さらに、プ
レート部の凸部のかしめ等により断熱部材をプレート部に取付けることができる
ので、断熱部材の取付を、部品点数を抑えて行なえて装置の低廉化を図れる。ま
た、プレート部に貫通孔の形成を省略して水の侵入がなくなるので、水による錆
の発生を防止できる。
【図1】本考案の一実施例のディスクブレーキのパッド
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図2】同パッドを示す正面図である。
【図3】ディスクブレーキの一例を示す一部截断平面図
である。
である。
【図4】図3のIV−IV矢視の断面図である。
10 ディスク
12A,12B,12C ピストン
30 パッド
32 プレート部
32a 凹部
32b 凸部
33 断熱部材
Claims (1)
- 【請求項1】 押圧部材に押されてディスクに圧接され
るパッドを備え、該パッドは、前記ディスク側及び前記
押圧部材側にそれぞれ対向して設けた凹部、凸部を有す
るプレート部と、該プレート部の凹部に嵌合して該プレ
ート部に取付けられるライニング部と、前記プレート部
の凸部に嵌合して前記プレート部に取付けられる断熱部
材とから構成したことを特徴とするディスクブレーキ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4296191U JPH04127435U (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | デイスクブレーキ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4296191U JPH04127435U (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | デイスクブレーキ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04127435U true JPH04127435U (ja) | 1992-11-19 |
Family
ID=31923370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4296191U Pending JPH04127435U (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | デイスクブレーキ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04127435U (ja) |
-
1991
- 1991-05-13 JP JP4296191U patent/JPH04127435U/ja active Pending
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