JPH04126787A - 接着性オルガノポリシロキサン組成物 - Google Patents

接着性オルガノポリシロキサン組成物

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JPH04126787A
JPH04126787A JP24595690A JP24595690A JPH04126787A JP H04126787 A JPH04126787 A JP H04126787A JP 24595690 A JP24595690 A JP 24595690A JP 24595690 A JP24595690 A JP 24595690A JP H04126787 A JPH04126787 A JP H04126787A
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Takehide Okami
岡見 健英
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、接着性オルガノポリシロキサン組成物に関し
、より詳細には、自己接着性を有する付加硬化型のオル
ガノポリシロキサン組成物及びその硬化物に関する。
(従来技術) ケイ素原子に結合したビニル基を有するオルガノポリシ
ロキサンと、ケイ素原子に結合した水素原子を有するオ
ルガノハイドロジエンポリシロキサンとを、白金触媒の
存在下で付加反応させて弾性体の硬化物を得る方法は、
従来からよく知られている。
(発明が解決しようとする課題) 上記のオルガノポリシロキサンとオルガノハイドロジエ
ンポリシロキサンとから成るオルガノポリシロキサン組
成物については、種々のものが提案されているが、従来
公知のこれらの組成物から得られる硬化物は、金属をは
じめとしてガラス、ゴム、プラスチック等に対する接着
性に乏しく、電気部品の接着シール、ポツティング等に
使用した場合に、その硬化物が剥離するという欠点があ
った。
このような欠点を改善する目的で、各種の接着助剤が提
案されており、例えば特公昭53−13508号公報に
はグリシドキシ基含有ハイドロジエンシロキサンを、ま
た特公昭53−21026号公報にはアルコキシ基含有
ハイドロジエンシロキサンを接着助剤として使用するこ
とが開示されている。これら先行技術により、上記オル
ガノポリシロキサン組成物の接着性能はかなり改善され
たが、短時間加熱における初期接着性や、接着耐久性の
点で未だ不満足であり、例えばプレッシャークンカーテ
スト等の耐スチーム劣化試験等により、硬化物の剥離が
屡々生じるという問題があった。
従って本発明は、上記のようなオルガノポリシロキサン
組成物において、低温あるいは短時間の加熱により自己
接着性が十分に発揮され、格別のプライマー等を使用す
ることな(各種基材に対して優れた接着性を示す付加硬
化型の接着性組成物及びその硬化物を提供することを目
的とする。
(課題を達成するための手段) 本発明の接着性組成物は、 (A)一分子中に少なくとも2個のアルケニル基を有し
、25℃における粘度が100〜200,000C5t
であるオルガノポリシロキサン、 (B)下記−数式〔I〕、 RI    R1 :    j HJ’ z−msio+sio++ (−5iO−)−
+5SiR’ 3−bHb(j R’    H 式中、 R1は、脂肪族不飽和結合を有しない、炭素原子数が1
〜8の置換または非置換の一価炭化水素基であり、複数
のR1は同一でも異なる基であってもよい、 a及びbは、それぞれ0または1であり、!は、0以上
の整数であり、 mは、a+b+m≧2.を満足する整数である、 で表されるオルガノハイドロジエンポリシロキサン、 (C)一分子中にケイ素原子に結合した水素原子を1個
以上有し、且つ一分子中にエポキシ含有官能基を1個以
上有するオルガノハイドロジエンシラン若しくはオルガ
ノハイドロジエンシロキサン、 (D)下記−数式(■)、 式中、 R2は、水素原子、ハロゲン原子または炭素原子数1〜
12の置換または非置換の一価炭化水素基であり、 Xは、I、PあるいはSの原子であり、Mは、金属原子
またはメタロイドであり、Qは、ハロゲン原子であり、 Cは、4〜6の整数であり、 nは、2または3の数である、 で表される陽イオン性化合物、 (E)白金族金属系触媒、 を含有して成るものである。
即ち本発明においては、上記成分(C)のオルガノハイ
ドロジエンシラン若しくはオルガノハイドロジエンシロ
キサンを接着付与剤として使用するとともに、成分(D
)の陽イオン性化合物を合わせて配合することによって
、上述した目的を達成することに成功したものである。
成分」八り 本発明の組成物において、ベースポリマーとして使用さ
れる成分(A)のオルガノポリシロキサンは、一分子中
に少なくとも2個のアルケニル基を有するものである。
即ち、該アルケニル基が、後述する成分(B)あるいは
(C)のケイ素原子に結合した水素原子と付加反応して
、ゴム弾性体の硬化物が形成されるのである。
このアルケニル基としては、例えばビニル基、71J 
)L4、イソプロペニル基、ブテニル基、ヘキセニル基
、アクリル基等を例示することができ、特にビニル基で
あることが好適である。該アルケニル基は、分子鎖の末
端あるいは途中の何れに存在していてもよい。
またこのオルガノポリシロキサンにおいて、上記アルケ
ニル基以外のケイ素原子に結合した有機基としては、炭
素原子数1〜10の、非置換又は置換の1価炭化水素基
、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等
の炭素原子数8以下の低級アルキル基、シクロヘキシル
基等のシクロアルキル基、フェニル基、トリル基、ナフ
チル基等のアリール基、ベンジル基、2−フェニルエチ
ル基等のアラルキル基、及びこれらの基の水素原子の一
部または全部がハロゲン等で置換された基、例えばクロ
ロメチル基、3,3.3−1−リフロロプロピル基等を
例示することができる。
このようなオルガノポリシロキサンは、直鎖状、分岐状
の何れでもよく、これらの混合物であってもよい。
また上記オルガノポリシロキサンは、25℃における粘
度が、100〜200 、0OOcS t、好ましくは
、200〜100,000 cStの範囲にあることが
望ましい。
粘度が100cStよりも低い場合には、硬化物が脆く
なる等の物性面での不都合があり、また200 、00
0cStよりも大きい粘度を有する場合には、組成物の
粘度が高くなり作業性が悪くなるという不都合を生じる
本発明において、好適に使用されるオルガノポリシロキ
サンとしては、具体的には、これに限定されるものでは
ないが、以下のものを例示することができる。
CH:I  C)+3   Vi    CH3I  
1   1  1 Vi−sio+sio+1−t−sio+L Si −
Vil  1   1  1 CH3CH3CH3CH3 (CH3) 3−9 CI(+   Vi   (CH
:l) 3−pl     1     II (Vi)p  5iO−←5iO−)−+++SiO+
vSi−(Vi)pl1 C)13   CH3 CHz    CH3CH3Vi   CH3CH2I
I      11     1111CH−CHz−
3iO+ 5iO−h7÷SiO+xSi  C1(z
  CHl   1     1  1 CL  CH3CH3CH3CH3 尚、上記式中、Viはビニル基であり、Pは2または3
、s、u及びWは正の整数、t、v及びXは0または正
の整数であって、これらp−wは、粘度が前述した範囲
となるような数である。
尚、後述する成分(B)及び(C)として、ケイ素原子
に結合した水素原子が一分子中に少なくとも2個有する
ものが使用された場合には、好適な弾性を有する硬化物
を得るためには、該オルガノポリシロキサンとして一分
子中に3個以上のアルケニル基を有するものを使用する
ことが望ましい。
戒j二m 本発明において、成分(B)として使用されるオルガノ
ハイドロジエンポリシロキサンは、前述したように架橋
剤として作用するものである。
このオルガノハイドロジエンポリシロキサンは、前記−
数式[I]、即ち、 R’    R’ H,R’3−−5iO+SiO±t + SzO+ m
5iR菫3〜bHbR’    H(I) (式中、R’、a、b、mは前記の通り)で表される。
該−数式(I)において、脂肪族不飽和結合を有しない
、炭素原子数が1〜8の非置換又は置換の一価炭化水素
基R1としては、例えば前述したオルガノポリシロキサ
ンにおけるアルケニル基以外のケイ素原子に結合した有
機基について例示した基と同様のものを挙げることがで
きる。
またa及びbは、それぞれ0または1であり、lは、0
以上の整数であり、 mは、a+b+m≧2を満足する整数であることから、
このオルガノハイドロジエンポリシロキサンにおいては
、ケイ素原子に結合した水素原子が、一分子中に少なく
とも2個含まれていることが理解されるが、このa+b
+mの値は通常400以下、特に300以下であること
が一般的である。
かかる水素原子の存在により、該オルガノハイドロジエ
ンポリシロキサンは、架橋剤として作用し得るのである
本発明において、かかるオルガノハイドロジエンポリシ
ロキサンの具体例としては、これに限定されるものでは
ないが、以下のものを例示することができる。
尚、上記式中、d −i及びkは0以上の整数であり、
jは2以上の整数である。
二のオルガノハイドロジエンポリシロキサンは、単独ま
たは2種以上の組み合わせで使用することができる。ま
たその配合量は、ケイ素原子に結合した水素原子数が、
後述する成分(C’)のケイ素原子に結合した水素原子
数との合計で、成分(A)のアルケニル基1個に対して
0.6〜6.0個、特に1.2〜4.0個となるような
量であることが好適である。
戒玉−ロンル 本発明において、成分(C)として使用するオルガノハ
イドロジエンシランあるいはオルガノハイドロジエンシ
ロキサンは、架橋剤として作用するとともに接着性付与
剤として作用する。
即ち、これらのシランまたはシロキサン化合物は、一分
子中に、ケイ素原子に結合した水素原子を少なくとも1
個有しており、これにより、これら化合物は成分(A)
と成分 (B)との付加反応によって形成される硬化物
中に組み込まれることとなる。またこれら化合物は、一
分子中に、ケイ素原子に結合したエポキシ含有官能基を
有しており、加熱に際して該官能基が被着体と反応する
ことによって、硬化物の接着性が向上するのである。こ
のようなエポキシ含有官能基としては、例えば、グリシ
ドキシ基;グリシドキシプロビル基等のグリシドキシア
ルキル基;3,4−エポキシシクロヘキシルエチル基等
のエポキシシクロへキシルアルキル基等を例示すること
ができる。
これらシランまたはシロキサン化合物の具体例は、これ
に限定されるものではないが、以下の通りである。
また上記化合物のグリシドキシプロピル基を3,4−エ
ポキシシクロへキシルエチル基に代えたものも好適に使
用することができ、さらに用途に応じて適宜重合度を増
加したものも好適に使用できる。
本発明において、これらのシランまたはシロキサン化合
物は、単独または2種以上の組み合わせで使用すること
ができる。これらの配合量は、前述した通り、そのケイ
素原子に結合した水素原子の数が、一般に成分(B)の
ケイ素原子に結合した水素原子の数との合計で、成分(
A)のアルケニル基1個に対して0.6〜6.0個、特
に1.2〜4.0個となるような量である。
またこれら成分(C)のシランまたはシロキサン化合物
は、成分(B)のオルガノハイドロジエンポリシロキサ
ンとの重量比が、 (B) / (C) = 50150〜90/10、の
範囲となるような割合で配合されることが最も好適であ
る。上記範囲よりも多量に成分(C)を使用することは
経済的に不利であり、また成分(C)の配合量が上記範
囲よりも少ない場合には、目的とする接着性の改善効果
が得られない場合がある。
尚、成分(A)のオルガノポリシロキサンとして一分子
中に2個以上のアルケニルを有するものが使用された場
合には、好適な弾性を有する硬化物を得るためには、上
述した(B)あるいは(C)成分として、ケイ素原子に
結合した水素原子を一分子中に3個以上有するものを使
用することが好適である。
戒j!けわ− 本発明において、成分(D)として使用する陽イオン性
化合物は、前記成分(、C)の接着性付与効果を補足す
るように助剤的に作用するものである。即ち、接着性付
与剤として、上述した成分(C)のみが配合されている
場合には、加熱温度が低い時や加熱時間が短い時には、
接着性付与効果が十分でなく、このために、硬化物の耐
久接着性が低下するという欠点がある。而して、この成
分(D)の陽イオン性化合物を併用することにより、低
温での加熱によっても十分な接着性付与効果が発現し、
耐久接着性の低下という不都合が有効に回避されるので
ある。このような成分(D)の作用は未だ明白ではない
が、低温での加熱によって成分(C)が活性化され、そ
のエポキシ含有官能基と被着体との反応が促進されるた
めではないかと考えられる。
この陽イオン性化合物は、前記−数式(II)、式中、 R2は、水素原子、ハロゲン原子または炭素原子数1〜
12の置換または非置換の一価炭化水素基であり、 Xは、I、PあるいはSの原子であり、Mは、金属原子
またはメタロイドであり、Qは、ハロゲン原子であり、 Cは、4〜6の整数であり、 nは、2または3の数である、 で表される。
ここでR2の炭素原子数1〜12の置換または非置換の
一価炭化水素基としては、例えばメチル基、エチル基、
プロピル基、デシル基、ドデシル基等のアルキル基、シ
クロヘキシル基等のシクロアルキル基、ビニル基、アリ
ル基等のアルケニル基、フェニル基、トリル基等のアリ
ール基、ベンジル基、β−フェニルエチル基等のアラル
キル基、あるいはこれらの基の水素原子の一部又は全部
をハロゲン原子等で置換したクロロメチル基、3,3.
3−トリフルオロプロピル基等を例示することができる
が、合成の容易さの点から、通常このR2としては、水
素原子、ハロゲン原子又はアルキル基であることが一般
的である。
また[MQcドは、上記金属原子及びハロゲン原子等か
ら成る任意の種類のイオンであるが、好ましくは、5b
F6− 、 BF4−またはPF、−である。
本発明において、特に好適に使用される陽イオン性化合
物は、次の通りである。
(■)33″BF4− 上述した陽イオン性化合物は、単独または2種以上の組
み合わせで使用することができる。またその配合量は、
通常、前記(C)成分当たり、0.01〜10重景%、
重量0.1〜5重量%の範囲であることが好ましい。
(旦り成立 成分(E)として使用される白金族金属系触媒としては
、付加反応触媒として一般に使用されているものを用い
ることができ、これには白金系、パラジウム系、ロジウ
ム系のものがあるが、白金系のものが特に好適である。
この白金系のものとしては、例えば白金黒あるいはアル
ミナ、シリカ等の担体に固体白金を担持させたもの、塩
化白金酸、アルコール変性塩化白金酸、塩化白金酸とオ
レフィンとの錯体あるいは白金とビニルシロキサンとの
錯体等が例示される。
これら触媒の使用にあたっては、それが固体触媒である
ときは、分散性をよくするために細かく砕いたり、その
担体を粒径が小さく、比表面積の大きいものとすること
が好ましく、塩化白金酸またはそのオレフィンとの錯体
については、これをアルコール、ケトン、エーテルある
いは炭化水素系などの溶剤に溶解して使用することが望
ましい。
この触媒の添加量は、所望の硬化速度が得られるように
適宜調節すればよいが、経済的見地あるいは良好な硬化
物を得るために、塩化白金酸等のようにシロキサンと相
溶するものについては、前述した(A)及び(B)成分
との合計量にたいして、白金族金属換算で0.1〜10
0 ppm 、白金黒などの固体触媒については、白金
族金属換算で20〜500 ppmの範囲とすることが
好ましい。
土■血Ω双立 本発明の組成物においては、上述した(A)〜(E)成
分以外にも、本発明の目的を損なわない範囲において、
必要に応じて種々の添加剤を配合することができる。
例えば硬化物弾性体の強度を補強するために、ヒユーム
ドシリカ、沈降性シリカ、疎水化処理したシリカ、カー
ボンブラック、二酸化チタン、酸化第二鉄、酸化アルミ
ニウム、酸化亜鉛、石英粉末、ケイソウ土、ケイ酸カル
シウム、タルク、ベントナイト、アスベスト、ガラス繊
維、有機繊維等の充填剤を1種または2種以上配合する
ことができる。この充填剤の配合量は、一般に、前記成
分(A)100重量部に対して600重量部以下である
ことが好ましい。これらの内、ヒユームドシリカの場合
は、前記成分(A)100重量部に対して25重量部以
下であることが特に好ましく、アルミナ等の場合は10
0〜500重量部が特に好ましく、充填剤の吸油量、表
面積、比重等に応じて添加量を適宜変えることが必要と
なる。
またこれら充填剤と同様の目的で、SiO□単位、CH
z=CH(R’)z−SiOo、、単位及びR’ 3S
iO0,、単位(R’は不飽和脂肪族炭化水素基を含ま
ない一価の炭化水素基)を含むレジン構造のオルガノポ
リシロキサン(特公昭38−26771公報、特公昭4
5−9476号公報等参照)を添加することもでき、ま
た組成物の硬化速度を制御する目的で、C1h=C)l
(R”)SiO単位(R”は、上記R゛と同じ)を含む
オルガノシロキサン(特公昭48−10947号公報参
照)、アセチレン化合物(米国特許第3,445,42
0号明細書参照)重金属のイオン性化合物(米国特許第
3,532,649号明細書参照)、アリルイソシアヌ
レート系化合物(特公昭55−41626号公報参照)
等を添加することもでき、硬化物の耐熱衝撃性、可撓性
等を向上させるために無官能のオルガノシロキサンを添
加することも可能である。さらに必要に応じて、着色剤
、耐熱向上剤(ベンガラ、黒ベンガラ、酸化セリウム等
)、難燃性付与剤(カーボン、酸化チタン、ベンゾトリ
アゾール、炭酸亜鉛、炭酸マンガンなど)、付加反応制
御剤(ビニル基含有シロキサン、アセチレン系化合物な
ど)、発泡剤等を適宜配合することも差し支えない。
接■性皿底血 本発明の接着性組成物は、上述した各成分を均一に混合
することにより容易に調製することができる。この場合
、前記成分(D)の陽イオン性化合物は、若干シロキサ
ン成分に溶解するので、固体状のまま添加してもよいが
、場合によっては、アセトン等のケトン系溶剤やアルコ
ール系溶剤に溶解させた形で添加することもできる。
この接着性組成物は、通常、60〜200℃に加熱する
ことによって容易に硬化してゴム弾性体の硬化物を形成
する。硬化時間は、加熱温度によっても相違するが、例
えば加熱温度120℃の時には10〜120分程度であ
り、150″Cの時には5〜60分程度である。
本発明の接着組成物は、接着性に極めて優れた硬化物を
形成し、該硬化物は、格別のプライマー等を使用するこ
となく、金属、各種プラスチック、ガラス等に強固に接
着する。このために、本発明の接着性組成物は、例えば
各種電気電子部品、自動車部品、建材部品等の接着、シ
ール、絶縁ポツティング剤として極めて有用である。
(実施例) 以下の実施例において、「部」は全て「重量部」を意味
し、粘度は25℃での値である。
実施■土 両末端がジメチルビニルシリル基で封鎖されたジメチル
ポリシロキサン(粘度: 5000cSt) 100部
トリメチルシリル基で表面が疎水化処理されたヒユーム
ドシリカ(比表面積:300m2/g)   15部塩
化白金酸のオクタツール溶液 (白金含量:2重量%)       0.02部3−
メチル−3−ヒドロキシ−1−フチン(制御剤)   
          o、oos部及び、陽イオン性化
合物として、 を均一に混合した後、さらに tti Q+ H3,0部 を均一に混合して接着性組成物(a)を調製した。
この組成物を120℃160分の条件で硬化させて得ら
れた硬化物の物性を、JIS K−6301に準拠して
測定した。
また第1図に示すような測定サンプルを作成し、150
℃及び120℃で加熱し、各時間での剪断接着力を測定
し、合わせて劣化試験を行った。
尚、被着体としては、ガラス、アルミニウム、エポキシ
樹脂を使用した。また劣化試験は、プレッシャークツカ
ー、121℃+ 2kg/cm2スチーム中、72時間
曝した後に剪断接着力を測定することにより行った。
結果を第1表に示す。
止較拠土 陽イオン性化合物を全く使用しなかった以外は実施例1
と同様にして接着性組成物(b)を調製し、実施例1と
同様に、硬化物物性及び剪断接着力の測定を行った。
測定結果を第1表に示す。
実m 実施例1と同様に、 両末端がジメチルビニルシリル基で封鎖されたジメチル
ポリシロキサン(粘度: 5000cSt) 100部
トリメチルシリル基で表面が疎水化処理されたヒユーム
ドシリカ (比表面積:300m2/g)   15部
塩化白金酸のオクタツール溶液 (白金含量=2重量%)       0.05部3−
メチル−3−ヒドロキシ−1−ブチン(制御剤)   
          0.005部及び、陽イオン性化
合物として、 を均一に混合した後、さらに 3.0部 を均一に混合して接着性組成物(C)を調製した。
この組成物を150℃160分の条件で硬化させて得ら
れた硬化物の物性を、JIS K−6301に準拠して
測定した。
また第1図に示すような測定サンプルを作成し、150
℃で加熱硬化し、剪断接着力を測定した。
結果を第2表に示す。
1較1 陽イオン性化合物を全く使用しなかった以外は実施例2
と同様にして接着性組成物(d)を調製し、実施例2と
同様に、硬化物物性及び剪断接着力の測定を行った。
測定結果を第2表に示す。
(発明の効果) 本発明によれば、低温あるいは短時間での熱処理によっ
ても、金属、プラスチック、ガラス等の各種基材に対し
て優れた接着性を示す弾性体硬化物を形成することが可
能となった。本発明は、特に電気電子部品の接着、シー
ル、ボッティング等に極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例及び比較例において行った剪断接着力
試験に用いたサンプルを示す図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)一分子中に少なくとも2個のアルケニル基
    を有し、25℃における粘度が100〜200,000
    cStであるオルガノポリシロキサン、 (B)下記一般式〔 I 〕、 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、 R^1は、脂肪族不飽和結合を有しない、炭素原子数が
    1〜8の置換または非置換の一価炭化水素基であり、複
    数のR^1は同一でも異なる基であってもよい、 a及びbは、それぞれ0または1であり、 lは、0以上の整数であり、 mは、a+b+m≧2、を満足する整数である、 で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン、 (C)一分子中にケイ素原子に結合した水素原子を1個
    以上有し、且つ一分子中にエポキシ含有官能基を1個以
    上有するオルガノハイドロジェンシラン若しくはオルガ
    ノハイドロジェンシロキサン、 (D)下記一般式〔II〕、 ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕 式中、 R^2は、水素原子、ハロゲン原子または炭素原子数1
    〜12の置換または非置換の一価炭化水素基であり、 Xは、I、PあるいはSの原子であり、 Mは、金属原子またはメタロイドであり、 Qは、ハロゲン原子であり、 cは、4〜6の整数であり、 nは、2または3の数である、 で表される陽イオン性化合物、 (E)白金族金属系触媒、 を含有する接着性オルガノポリシロキサン組成物。
  2. (2)請求項(1)に記載の組成物を硬化してなる硬化
    物。
JP24595690A 1990-09-14 1990-09-14 接着性オルガノポリシロキサン組成物 Expired - Lifetime JPH086082B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07331220A (ja) * 1994-06-07 1995-12-19 Shin Etsu Chem Co Ltd シリコーンエマルジョン粘着剤組成物
JPH10219226A (ja) * 1997-02-07 1998-08-18 Shin Etsu Chem Co Ltd ハニカムパネル用シリコーン接着剤及びこれにより接着したハニカムパネル

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