JPH04126707A - 高引火点エマルジョン型撥水撥油剤の製造法 - Google Patents

高引火点エマルジョン型撥水撥油剤の製造法

Info

Publication number
JPH04126707A
JPH04126707A JP24547090A JP24547090A JPH04126707A JP H04126707 A JPH04126707 A JP H04126707A JP 24547090 A JP24547090 A JP 24547090A JP 24547090 A JP24547090 A JP 24547090A JP H04126707 A JPH04126707 A JP H04126707A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
emulsion
oil
flash point
repelling
type water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24547090A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Osawa
隆 大澤
Tatsuya Hashimoto
達也 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
N O K KURIYUUBAA KK
Original Assignee
N O K KURIYUUBAA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by N O K KURIYUUBAA KK filed Critical N O K KURIYUUBAA KK
Priority to JP24547090A priority Critical patent/JPH04126707A/ja
Publication of JPH04126707A publication Critical patent/JPH04126707A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高引火点エマルジョン型撥水撥油剤の製造法
に関する。更に詳しくは、パーフルオロアルキル基含有
アクリレートと他のビニル単量体とを乳化重合させる高
引火点エマルジョン型撥水撥油剤の製造法に関する。
〔従来の技術〕
撥水撥油剤としては、火災や環境汚染の観点から、ソル
ベント型よりはエマルジョン型のものが望ましい。エマ
ルジョン型のものは、一般には乳化重合法により得てい
るが、形成されるエマルジョンは安定性が低いため、有
機溶媒を用いて分散を助長している。
これに用いられる有機溶媒としては、ケトン類、アルコ
ール類、酢酸エステル類などを使用することが知られて
いるが、これらは一般に沸点、引火点が低いため引火の
おそれがあり、またパーフルオロアルキル基含有アクリ
レートおよびこれと共重合可能な他のビニル単量体との
相溶性に乏しいものもあり、そのため重合時にコロイド
ミルなどの分散手段を一般に必要としており、このよう
な機械的な分散がない場合には、重合時に多量の固形分
が沈殿し、収率の低下を招くようになる。
特開昭60−40182号公報には、このような乳化重
合時の有機溶媒として飽和多価アルコールを使用するこ
とが記載されており、これにより高引火点の撥水撥油剤
が得られることが記載されている。
しかしながら、この場合にあっては、乳化重合液あるい
はそれを水で希釈して調製されるエマルジョン型撥水撥
油剤の安定性が必ずしも十分ではなくて沈殿を発生させ
、かかる沈殿の発生は撥水撥油性、特に撥油性を低下さ
せる。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、安定性にすぐれて沈殿を発生せず、ひ
いては良好な撥水撥油性を発揮させる高引火点エマルジ
ョン型撥水撥油剤の製造法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
かかる本発明の目的は、一般式RfROCOCR’ =
 CH2(ここで、Rfは炭素数4〜20のパーフルオ
ロアルキル基であり、Rは炭素数1〜10のアルキレン
基であり、そしてR′は水素原子またはメチル基である
)で表わされるパーフルオロアルキル基含有アクリレー
トと他のビニル単量体とを、エチレングリコールジアセ
テート水溶液中で乳化重合させ、高引火点エマルジョン
型撥水撥油剤を製造することによって達成される。
上記一般式で表わされるパーフルオロアルキル基含有ア
クリレートとしては、単一化合物ばかりではなく混合物
、特に種々の炭素数のパーフルオロアルキル基を有する
化合物の混合物なども用いられる。パーフルオロアルキ
ル基含有アクリレートは、共重合体中約40〜85重量
%、好ましくは約45〜60重量%の割合で共重合せし
めている。即ち。
共重合割合がこれより少ないと、十分なる撥水撥油性を
付与することができず、一方これ以上では、高価なパー
フルオロアルキル基含有アクリレートを多量に使用する
ことになり、コスト高となる。
なお、これらの共重合割合は、用いられた単量体の重量
割合であり、100%重合反応が進行しているとの前提
に立っている。
パーフルオロアルキル基含有アクリレートと共重合され
るビニル単量体としては、例えば塩化ビニル、塩化ビニ
リデン、ベンジル(メタ)アクリレート、シクロヘキシ
ル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレー
ト、ステアリル(メタ)アクリレート、アクリロニトリ
ル、アクリルアミド、酢酸ビニル、スチレンなどのビニ
ル化合物またはビニリデン化合物などが挙げられ、更に
N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−メチロー
ルアクリルアミドブチルエーテル、N−ブトキシ(メタ
)アクリルアミド、2−ヒドロキシ(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートなど
の架橋性基含有単量体などを共重合させることもできる
乳化重合反応は1重合開始剤、乳化剤および水溶性有機
溶媒の存在下に、約40〜90℃で重合反応が行われる
。乳化剤としては、ノニオン性、アニオン性、カチオン
性1両性のいずれの界面活性剤も好適に使用し得るが、
繊維助剤との相溶性の点からノニオン性界面活性剤が好
んで用いられるにの乳化重合の際、これらの単量体を水
に乳化分散させる際の分散助剤的な作用をする水溶性有
機溶媒として、エチレングリコールジアセテートが、全
単量体量に対して約10〜150重量%、好ましくは約
25〜70重量%の割合で、かつ水に対して約1〜50
重量%、好ましくは約10〜30重量%の割合で用いら
れる。これらの範囲外でエチレングリコールが用いられ
ると、透明感、安定性共に劣ったエマルジョンしか得ら
れない。
エマルジョン型撥水撥油剤として用いる場合には、この
ようにして得られた固形分濃度約20〜40重量%の水
性重合液を、水で約0.25〜2重量%程度迄希釈する
ことが行われる。
この高引火点エマルジョン型撥水撥油剤によって処理さ
れる繊維製品としては、ポリエステル系繊維(ポリエチ
レンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなど
)、ポリアミド系繊維(4−ナイロン、6−ナイロン、
6,6−ナイロンなど)、アクリル系繊維、ポリオレフ
ィン系繊維などの合成繊維、綿、麻、毛、絹などの天然
繊維、レーヨン繊維、アセテート繊維などの人造繊維、
あるいはこれらの混紡繊維などの各種製品が挙げられる
〔発明の効果〕
本発明に係るエマルジョン型撥水撥油剤は、乳化重合に
際し水溶性有機溶媒としてエチレングリコールジアセテ
ートを用いているため、それの高引火性を保持しながら
、沈殿を生ぜしめないという良好な安定性を有しており
、これがひいては処理さるべき繊維の種類を問わず、良
好な撥水撥油性、特に撥油性を発揮させることともなっ
ている。
また、エチレングリコールジアセテートは、パーフルオ
ロアルキル基含有アクリレートおよびこれと共重合可能
なビニル単量体のいずれとも相溶性があるため、コロイ
ドミルなどの分散手段を特に必要とはしない。
〔実施例〕
次に、実施例について本発明を説明する。
実施例 ステアリルメタクリレート          30g
ベンジルメタクリレート           15g
C,H□、N(CH3)、CQ           
     8.5gポリプロピレングリコールモノメタ
クリレート 4gN−メチロールアクリルアミド   
       5gエチレングリコールジアセテート 
      54g水               
           270g以上の各成分を攪拌機
、コンデンサーおよび温度計を備えたセパラブルフラス
コに仕込み、攪拌しながら40℃に保ち、十分に窒素ガ
ス雰囲気としだ後、 2.2′−アゾビス(2−アミノ
ジプロパン)2塩酸塩2.5gを加え、70℃に昇温し
で4時間反応させた。
固形分濃度25.1重量2の透明感良好なエマルジョン
が得られ、その引火点を下記方法により測定したところ
100℃以上であった。
このエマルジョンを水で希釈し、濃度を1重量でとした
撥水撥油剤を調製し、この中にナイロン布、ポリエステ
ル布または綿布よりなる試験布を2秒間浸漬した後マン
グルで絞り、80℃で10分間乾燥した。更に、ナイロ
ン布は170℃で30秒間、ポリエステル布および綿布
は150℃で3分間熱処理した。
この処理布について、下記項目の評価を行った。
(評価方法) 撥水性: JIS L−1005のスプレー法による撥
油性: AATCC−TM118−1966による撥水
撥油剤の外観二目視による 撥水撥油剤の粒子径: 遠心沈降式粒度分布測定装置で測定されたメジアン径撥
水撥油剤の安定性: 50℃、1力月後の固形分沈殿の発生状況引火点:クリ
ーブランド開放式引火点測定装置で測定比較例1〜2 実施例において、エチレングリコールジアセテートの代
わりに、それぞれ同量のジプロピレングリコール(比較
例1)またはヘキシレングリコール(比較例2)が用い
られ、同様の評価が行われた。
以上の実施例および各比較例における測定結果は、次の
表に示される。なお、引火点はいずれも100℃以上で
あった。また、実施例1の外観は透明感の点でもすぐれ
ていた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、一般式RfROCOCR′=CH_2(ここで、R
    fは炭素数4〜20のパーフルオロアルキル基であり、
    Rは炭素数1〜10のアルキレン基であり、そしてR′
    は水素原子またはメチル基である)で表わされるパーフ
    ルオロアルキル基含有アクリレートと他のビニル単量体
    とを、エチレングリコールジアセテート水溶液中で乳化
    重合させることを特徴とする高引火点エマルジョン型撥
    水撥油剤の製造法。
JP24547090A 1990-09-14 1990-09-14 高引火点エマルジョン型撥水撥油剤の製造法 Pending JPH04126707A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24547090A JPH04126707A (ja) 1990-09-14 1990-09-14 高引火点エマルジョン型撥水撥油剤の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24547090A JPH04126707A (ja) 1990-09-14 1990-09-14 高引火点エマルジョン型撥水撥油剤の製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04126707A true JPH04126707A (ja) 1992-04-27

Family

ID=17134140

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24547090A Pending JPH04126707A (ja) 1990-09-14 1990-09-14 高引火点エマルジョン型撥水撥油剤の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04126707A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6114045A (en) * 1997-07-08 2000-09-05 Elf Atochem S.A. Flexible coatings with low surface tack and surface tension
JP2011099077A (ja) * 2009-11-09 2011-05-19 Noda Screen:Kk フッ素系重合体およびコーティング剤

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6114045A (en) * 1997-07-08 2000-09-05 Elf Atochem S.A. Flexible coatings with low surface tack and surface tension
JP2011099077A (ja) * 2009-11-09 2011-05-19 Noda Screen:Kk フッ素系重合体およびコーティング剤

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2523117B2 (ja) はつ油性およびはつ水性共重合体
US3645990A (en) Fluorinated oil- and water-repellent and dry soil resistant polymers
US3459696A (en) Water-repellent compositions
JPS58127715A (ja) アクリルプラスチツク分散液及び平面状繊維製品固定法
KR100203232B1 (ko) 불소 함유 중합체의 수성분산액, 이의 제조방법 및 직물용 발수 및 발유제
US20040014873A1 (en) Aqueous dispersion of water- and oil-repellent and process for the production thereof
US5965656A (en) Process for preparing aqueous emulsion
US5173547A (en) Copolymers containing perfluoroalkyls
JP2854071B2 (ja) 柔軟性撥水撥油剤
JP3820694B2 (ja) 新規共重合体および防汚加工剤
JP5548124B2 (ja) ペルフルオロアルキル基を含有するコポリマーとその水性分散液
KR20130076756A (ko) 표면 처리제
JPH04126707A (ja) 高引火点エマルジョン型撥水撥油剤の製造法
JPS5859277A (ja) 撥水撥油剤
JP2001106711A (ja) 防汚加工剤の製造法
JPH05263070A (ja) 高引火点撥水撥油剤およびその製法
JPS6035921B2 (ja) 疎油性かつ疎水性弗素化重合体の製造方法
KR100404806B1 (ko) 공중합체조성물의 제조방법 및 발수발유제
JP2605168B2 (ja) 水分散型撥水撥油剤
JPH02169611A (ja) パーフルオルアルキル基を含有する共重合体
JPH07179528A (ja) 高引火点エマルジョン型撥水撥油剤の製造法
JP3484708B2 (ja) 撥水撥油剤組成物
JP3484716B2 (ja) 溶剤型撥水撥油剤組成物
JPS61264081A (ja) 撥水撥油剤分散液
JP2787242B2 (ja) エマルジョン型難燃性撥水撥油剤