JPH04126086U - 流体輸送管用接続部 - Google Patents

流体輸送管用接続部

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Publication number
JPH04126086U
JPH04126086U JP4240291U JP4240291U JPH04126086U JP H04126086 U JPH04126086 U JP H04126086U JP 4240291 U JP4240291 U JP 4240291U JP 4240291 U JP4240291 U JP 4240291U JP H04126086 U JPH04126086 U JP H04126086U
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JP
Japan
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fluid transport
outer sleeve
transport pipe
sleeve
tapered part
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Pending
Application number
JP4240291U
Other languages
English (en)
Inventor
泰洋 五嶋
Original Assignee
古河電気工業株式会社
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Publication date
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  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単かつ迅速な作業で形成でき、クリープに
よる漏れの恐れのない流体輸送管用接続部を提供する。 【構成】 相互に接続するプラスチック製流体輸送管1
の端末内部には、テーパー部を有し、該テーパー部の外
周上には凸凹部が形成されている内部スリーブ2が挿入
されており、前記流体輸送管の端末部は突き合わされ
て、その外側には、形状記憶合金からなる外部スリーブ
3が被されており、所定の加熱処理により、外部スリー
ブ3は収縮し、流体輸送管1と外部スリーブ3は緊密に
密着している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プラスチック押し出し管などからなるプラスチック製流体輸送管用 の接続部に関する。
【0002】
【従来技術】
従来、プラスチック押し出し管などからなるプラスチック製流体輸送管の接続 は、例えば、次のような方法で行われていた。第1の方法は、溶接により接続す る方法である。第2の方法は、流体輸送管の内部に、変形を防止するための裏当 て材(内部スリーブ)を挿入し、外側から金具などで締め付ける方法である。 第2の方法では、流体輸送管の継手に形状記憶効果を有する形状記憶合金を利 用する方法も開発されている(特願平1−156140参照)。形状記憶合金の 形状記憶効果とは、変態温度と逆変態温度の差の少ないマルテンサイト変態に起 因するもので、形状記憶効果は変態温度(As点)以下の温度で変形した後、こ れを逆変態温度(Af点)以上に加熱すると変形前の元の形状に戻る現象である 。形状記憶合金継手は次のようにして製作、使用される。即ち、 1)継手の内径を流体輸送管の外径よりもやや小さくなるように機械加工する。 2)変態温度以下の温度で機械的に拡管し、接続すべき流体輸送管の端部を挿入 する。 3)次いで、逆変態温度以上に加熱すると、継手は収縮し、流体輸送管に緊密( 気密または液密)に接合する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の方法には次のような問題があった。即ち、 1)第1の方法では、複雑な装置が必要であるとともに、作業者には高度な技能 が要求される。 2)第2の方法では、気温変化にともなうヒートサイクルあるいは流体輸送管の クリープにより微少の漏れが発生する恐れがある。
【0004】
【課題を解決するための手段と作用】
本考案は上記問題点を解決した流体輸送管用接続部を提供するもので、相互に 接続するプラスチック製流体輸送管の端末内部には、テーパー部を有し、該テー パー部の外周上には凸凹部が形成されている内部スリーブが挿入されており、前 記流体輸送管の端末部は突き合わされて、その外側には、形状記憶合金からなる 外部スリーブが被されており、所定の加熱処理により、外部スリーブは収縮し、 流体輸送管と外部スリーブは緊密に密着していることを特徴とするものである。 本考案は、形状記憶合金が記憶形状へ復元する時に発生する復元力を、流体輸 送管用接続部の締め付け力に利用しようとするものである。 上述の流体輸送管用接続部では、流体輸送管の端末内部には、内部スリーブの 凸凹部が形成されているテーパー部が挿入されている。この状態で、接続部を逆 変態温度以上に加熱すると、外部スリーブは収縮し、流体輸送管に緊密(気密ま たは液密)に接合する。この際、内部スリーブのテーパー部には凸凹部が形成さ れているため、テーパー部の抗力が有効に働き、流体輸送管のクリープによるシ ール性能の低下を防ぐことができる。
【0005】
【実施例】
以下、図面に示した実施例に基づいて本考案を詳細に説明する。 図1は本考案にかかる流体輸送管用接続部の一実施例の部分断面側面図であり 、加熱処理前の状態を示している。図中、1は接続すべき高密度ポリエチレン流 体輸送管で、内径93mm、肉厚10.5mmのものである。2はステンレス製 内部スリーブで、テーパー部外径は最小部で93mm、最大部で97mm、肉厚 2mm、テーパー部幅は40mmである。テーパー部外面には、図2に示すよう に、肉厚の10〜30%程度の深さの半円断面の溝4を円周上に数箇所設けてあ る。3は形状記憶合金からなる外部スリーブで、肉厚3mm、幅60mmである 。使用する形状記憶合金の特性は次のように設定する。即ち、流体輸送管の使用 温度を0℃〜35℃とすると、変態温度(As点)を0℃以下とし、逆変態温度 (Af点)は高密度ポリエチレン流体輸送管の軟化温度(110℃)より低くす る。 この外部スリーブ3は次のようにして用いる。外部スリーブ3の内径を流体輸 送管1の外径よりもわずかに小さく成形し、記憶させる。次いで、変態温度以下 で拡管し、流体輸送管1を挿入し、図1の状態にする。次いで、逆変態温度以上 に加熱すると、外部スリーブ3は記憶された内径に戻ろうとし、流体輸送管1を 締めつける。流体輸送管1を使用中は、温度が変態温度以上になっているため、 締め付け力は維持される。 なお、上記実施例では、接続すべき流体輸送管の端末部にそれぞれ異なる内部 スリーブを挿入して、流体輸送管の端末部を突き合わせたが、図3に示すように 、一個の内部スリーブ12の両端にテーパー部13を設けて、流体輸送管を接続 してもよい。また、テーパー部外面の凸凹部の形状は上記実施例に限定されるこ とはなく、ローレットのような多数の微少な凸凹部を設けてもよい。
【0006】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、相互に接続するプラスチック製流体輸送 管の端末内部には、テーパー部を有し、該テーパー部の外周上には凸凹部が形成 されている内部スリーブが挿入されており、前記流体輸送管の端末部は突き合わ されて、その外側には、形状記憶合金からなる外部スリーブが被されており、所 定の加熱処理により、外部スリーブは収縮し、流体輸送管と外部スリーブは緊密 に密着しているため、簡単かつ迅速な作業で、クリープによる漏れの恐れのない 流体輸送管用接続部を形成することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る流体輸送管用接続部の一実施例の
加熱処理前の部分断面側面図である。
【図2】上記実施例に用いた内部スリーブの縦断面図で
ある。
【図3】本考案に係る流体輸送管用接続部の他の実施例
の加熱処理前の部分断面側面図である。
【符号の説明】
1 流体輸送管 2、12 内部スリーブ 3 外部スリーブ 4 溝 13 テーパー部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に接続するプラスチック製流体輸送
    管の端末内部には、テーパー部を有し、該テーパー部の
    外周上には凸凹部が形成されている内部スリーブが挿入
    されており、前記流体輸送管の端末部は突き合わされ
    て、その外側には、形状記憶合金からなる外部スリーブ
    が被されており、所定の加熱処理により、外部スリーブ
    は収縮し、流体輸送管と外部スリーブは緊密に密着して
    いることを特徴とする流体輸送管用接続部。
JP4240291U 1991-05-09 1991-05-09 流体輸送管用接続部 Pending JPH04126086U (ja)

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JP4240291U JPH04126086U (ja) 1991-05-09 1991-05-09 流体輸送管用接続部

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JPH04126086U true JPH04126086U (ja) 1992-11-17

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