JPH04125619U - 産業車輛の冷却風排出装置 - Google Patents

産業車輛の冷却風排出装置

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JPH04125619U
JPH04125619U JP3098491U JP3098491U JPH04125619U JP H04125619 U JPH04125619 U JP H04125619U JP 3098491 U JP3098491 U JP 3098491U JP 3098491 U JP3098491 U JP 3098491U JP H04125619 U JPH04125619 U JP H04125619U
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JP
Japan
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cooling air
opening
discharge
duct
discharge duct
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Pending
Application number
JP3098491U
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English (en)
Inventor
光政 八幡
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷却風の上方への排出を円滑に行う。 【構成】 冷却風の排出力が弱くなるときに,開閉装置
7を開口量減少方向に作動させ,排出ダクト6の上端開
口部を閉じて,ゴミ等の排出ダクト6内への侵入を防止
するか,始業点検時や定期点検時に保守点検用扉16を
開き,排出ダクト6内のゴミ等を除去して,排出ダクト
6内をゴミ等のない状態に保持して,冷却風の上方への
排出を円滑に行う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は,ラジエータを通って後方へ流れる冷却風の向きを上方へ変えて排出 する排出ダクトを具えた産業車輛の冷却風排出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
モータグレーダ等の産業車輛では,図9に示すようにラジエータ冷却フアン4 からの冷却風をラジエータ5→車体後部の排出ダクト6→車外へ排出しているが ,そのまま後方に排出すると,エンジンやフアンによる騒音が冷却風とともに車 外へ直接排出されてしまうため,冷却風の向きを上方へ変えて,消音効果の向上 を図っている。
【0003】 図10は,同従来の産業車輛の冷却風排出装置において,エンジン非作動時に ゴミ等が排出ダクト6内に堆積する状態を示す説明図である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記図9に示す従来の産業車輛では,ラジエータ5を通って後方へ流れる冷却 風の向きを上方へ変えており,騒音の低減には有効であるが,その反面,排出ダ クト6の上端開口部から枯れ葉,雪等が侵入し,排出ダクト6内に堆積して,冷 却風の排出を妨げ,その結果,冷却作用を著しく悪化させて,エンジンでオーバ ヒートを引き起こす可能性があった。
【0005】 本考案は前記の問題点に鑑み提案するものであり, その目的とする処は,冷却 風の上方への排出を円滑に行うことができる産業車輛の冷却風排出装置を提供し ようとする点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために,本考案は,ラジエータを通って後方へ流れる冷 却風の向きを上方へ変えて排出する排出ダクトを具えた産業車輛の冷却風排出装 置において,前記排出ダクトの上端開口部に開閉装置を設けている。 またラジエータを通って後方へ流れる冷却風の向きを上方へ変えて排出する排 出ダクトを具えた産業車輛の冷却風排出装置において,前記排出ダクトの上端開 口部に開閉装置を設け,冷却風の排出力が弱くなるときに上記開閉装置を開口量 減少方向に作動させる操作機構をエンジンの燃料噴射装置のコントロール部に連 結している。
【0007】 またラジエータを通って後方へ流れる冷却風の向きを上方へ変えて排出する排 出ダクトを具えた産業車輛の冷却風排出装置において,前記排出ダクトに保守点 検用扉を設けている。
【0008】
【作用】
本考案の産業車輛の冷却風排出装置は前記のように構成されており,冷却風の 排出力が弱くなるときに,開閉装置を開口量減少方向に作動させ,排出ダクトの 上端開口部を閉じて,ゴミ等の排出ダクト内への侵入を防止するか,始業点検時 や定期点検時に保守点検用扉を開き,排出ダクト内のゴミ等を除去して,排出ダ クト内をゴミ等のない状態に保持して,冷却風の上方への排出を円滑に行う。
【0009】
【実施例】
次に本考案の産業車輛の冷却風排出装置を図1,2,3に示す第1実施例によ り説明すると,1がモータグレーダ(産業車輛)の車体で,同車体1には,その 前部から後部にかけて,運転台8と,エンジン2と,トランスミツシヨン3と, ラジエータ冷却フアン4と,ラジエータ5と,排出ダクト6とがその順に配置さ れている。
【0010】 上記車体1後部の排出ダクト6は,ラジエータ5を通って後方へ流れる冷却風 の向きを上方へ変えるためのものであり,同排出ダクト6の前面と上端面とが開 口している。 7が上記排出ダクト6の上端開口部に設けた開閉装置7である。この開閉装置 7は,上記排出ダクト6の上端開口部に枢支した複数枚の開閉蓋7aと,リンク プレート11と,上記各開閉蓋7aを同リンクプレート11に枢支するリンクピ ン12とにより構成されている。
【0011】 9aが上記リンクプレート11にリンクピン10を介して連結したコントロー ルケーブル,2aが上記エンジン2の燃料噴射装置,2bが同燃料噴射装置2a のコントロールレバーであり,このコントロールレバー2bと上記開閉装置7の リンクプレート11とがコントロールケーブル9aにより連結されている。 15が上記運転台8の上面に枢支したアクセルペダル,14が同アクセルペダ ル15の下面に枢支したアクセルロツド,13が上記運転台8の下面に枢支した アクセルリンクであり,このアクセルリンク13と上記エンジン2の燃料噴射装 置2aのコントロールレバー2bとがコントロールケーブル9bにより連結され ている。
【0012】 次に前記図1,2,3に示す産業車輛の冷却風排出装置の作用を具体的に説明 する。図2に示すようにアクセルペダル15を踏込む。このときには,その動き がアクセルロツド14→アクセルリンク13→コントロールケーブル9b→エン ジン2の燃料噴射装置2aのコントロールレバー2bに伝えられ,同コントロー ルレバー2bが反時計方向に揺動して,エンジン2の回転が早くなる一方,同コ ントロールレバー2bの反時計方向への動きがコントロールケーブル9a→リン クプレート11に伝えられて,同リンクプレート11が左方へ移動し,開閉装置 7の各開閉蓋7aが開方向(起立方向)に揺動して,排出ダクト6の上端開口部 の開口量が増大する。
【0013】 またエンジン停止時には,アクセルペダル15が図3の位置に移動する。この ときには,コントロールケーブル9bとコントロールレバー2bとコントロール ケーブル9aとリンクプレート11とが左方に移動するので,開閉装置7の各開 閉蓋7aが閉方向(倒伏方向)に揺動して,排出ダクト6の上端開口部が閉じら れる。
【0014】 この第1実施例及び後記第2実施例では,開閉装置7が自動的に開閉されるの で,運転手の操作ミスによるエンジン作動時の開閉装置7の開け忘れ,不十分な 開閉という事態が防止されて,エンジン2のオーバヒートが回避される。 なお各開閉蓋7aの形状,開閉手段,及びエンジン回転数に応じて各開閉蓋7 aを開閉させる手段は,図示の例に限定されず,冷却風の排出抵抗,減騒音効果 ,車体の大小等により適宜変更する。また排出ダクト6の全内面またはその一部 に吸音材を貼付けて,騒音をさらに低減するようにしてもよい。
【0015】 図4,5,6は,本考案の産業車輛の冷却風排出装置の第2実施例を示してい る。この第2実施例では,コントロールケーブル9が運転席の操作スイツチ(図 示せず)により操作される以外,前記第1実施例と同様に構成されており,この 冷却風排出装置でも,図5,6に示すように排出ダクト6の上端開口部がエンジ ン2の状態に応じて開閉される。
【0016】 図7,8は,本考案の産業車輛の冷却風排出装置の第3実施例を示している。 この第3実施例では,排出ダクト6に,開閉または着脱の可能な保守点検用扉1 6が設けられており,始業点検時や定期点検時,保守点検用扉16を開いて,排 出ダクト6内に堆積した枯れ葉,ゴミ,雪,或いはラジエータ5に詰まったゴミ が除去する。またこのとき,これらの部分を洗浄する。
【0017】
【考案の効果】
本考案の産業車輛の冷却風排出装置は前記のように冷却風の排出力が弱くなる ときに,開閉装置を開口量減少方向に作動させ,排出ダクトの上端開口部を閉じ て,ゴミ等の排出ダクト内への侵入を防止するか,始業点検時や定期点検時に保 守点検用扉を開いて,排出ダクト内のゴミ等を除去するので,排出ダクト内をゴ ミ等のない状態に保持できて,冷却風の上方への排出を円滑に行うことができる 効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の産業車輛の冷却風排出装置の第1実施
例を示す側面図である。
【図2】同第1実施例の開閉装置の開状態を示す作用説
明図である。
【図3】同第1実施例の開閉装置の閉状態を示す作用説
明図である。
【図4】第2実施例を示す側面図である。
【図5】同第2実施例の開閉装置の開状態を示す作用説
明図である。
【図6】同第2実施例の開閉装置の閉状態を示す作用説
明図である。
【図7】第3実施例を示す側面図である。
【図8】同第3実施例の要部を示す縦断側面図である。
【図9】従来の産業車輛の冷却風排出装置を示す縦断側
面図である。
【図10】同従来の産業車輛の冷却風排出装置におい
て,エンジン非作動時にゴミ等が排出ダクト内に堆積す
る状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 産業車輛の車体 2 エンジン 2a エンジン2の燃料噴射装置 2b 燃料噴射装置2aのコントロール部 3 トランスミツシヨン 4 ラジエータ冷却フアン 5 ラジエータ 6 排出ダクト 7 開閉装置 8 運転台 9 開閉装置7の操作機構(コントロールケーブル) 16 保守点検用扉

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラジエータを通って後方へ流れる冷却風
    の向きを上方へ変えて排出する排出ダクトを具えた産業
    車輛の冷却風排出装置において,前記排出ダクトの上端
    開口部に開閉装置を設けたことを特徴とする産業車輛の
    冷却風排出装置。
  2. 【請求項2】 ラジエータを通って後方へ流れる冷却風
    の向きを上方へ変えて排出する排出ダクトを具えた産業
    車輛の冷却風排出装置において,前記排出ダクトの上端
    開口部に開閉装置を設け,冷却風の排出力が弱くなると
    きに上記開閉装置を開口量減少方向に作動させる操作機
    構をエンジンの燃料噴射装置のコントロール部に連結し
    たことを特徴とする産業車輛の冷却風排出装置。
  3. 【請求項3】 ラジエータを通って後方へ流れる冷却風
    の向きを上方へ変えて排出する排出ダクトを具えた産業
    車輛の冷却風排出装置において,前記排出ダクトに保守
    点検用扉を設けたことを特徴とする産業車輛の冷却風排
    出装置。
JP3098491U 1991-05-07 1991-05-07 産業車輛の冷却風排出装置 Pending JPH04125619U (ja)

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JP3098491U JPH04125619U (ja) 1991-05-07 1991-05-07 産業車輛の冷却風排出装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3083324B2 (ja) * 1994-02-18 2000-09-04 帝人株式会社 動物細胞の培養方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3083324B2 (ja) * 1994-02-18 2000-09-04 帝人株式会社 動物細胞の培養方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970624