JPH04125414U - アクチユエータ - Google Patents

アクチユエータ

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JPH04125414U
JPH04125414U JP2982591U JP2982591U JPH04125414U JP H04125414 U JPH04125414 U JP H04125414U JP 2982591 U JP2982591 U JP 2982591U JP 2982591 U JP2982591 U JP 2982591U JP H04125414 U JPH04125414 U JP H04125414U
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JP
Japan
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plunger
magnetic material
connecting member
stopper
solenoid
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JP2982591U
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明夫 高瀬
昭男 宍戸
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ジユーキ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 この考案に係るアクチュエータは、磁性体か
らなる単一の筐体1内に一対のソレノイドコイル2,3
を収納したソレノイドAを用いると共に、前記各ソレノ
イドコイルに挿入される各プランジャ4,5の先端部を
非磁性体からなる連結部材13によって連結し、かつそ
の連結部材の中間部分に所定の駆動部材に連結される作
動部材14の一端を連結したものである。 【効果】 これによれば、前記ソレノイドコイルを所定
の組み合わせで作動させることにより、少なくとも3段
階の移動を実現することができ、また、連結部材を非磁
性体にて構成したため、一方のソレノイドコイルのみを
励磁して一方のプランジャのみを移動させる場合にも、
そのプランジャを通過する磁束が他方のプランジャへと
漏れ出すことはなく、常に必要とする磁力を得ることが
でき、円滑な作動を実現することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ソレノイドを用いたアクチュエータに関し、詳しくは、そのソレ ノイドのプランジャの出没作用によって少なくとも3位置に所定の部材を移動さ せ得るようにしたアクチュエータに関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】
現在、自動化機械などにおいては、モータ,エアシリンダー,ソレノイドなど を用いた種々のアクチュエータが設けられているが、中でも、ソレノイドは良好 な応答速度を有し、かつ比較的安価であることから部材を俊敏に進退させようと する場面などにおいて頻繁に使用されている。
【0003】 しかしながら、一般に、ソレノイドはソレノイドコイルを励磁することにより 、その中に挿入されたプランジャがストッパなどによって規制される突出位置か ら所定の没入位置へと移動する、といった言わば2段階の移動を行うものであっ て、突出位置と没入位置との中間にプランジャを停止させることはできず、その ため、部材を3段階に移動させようとする場面での使用には不適当なものとされ ていた。
【0004】 従って、3段階の移動を行う必要が生じた場合には、ステッピングモータなど を用いていたが、これでは装置が高価になると共に、十分な応答速度を得られな いという不都合があった。
【0005】 この考案は、上記従来技術の問題点に着目してなされたもので、ソレノイドを 用いて少なくとも3段階の移動を可能としたアクチュエータの提供を目的とする 。
【0006】
【課題を解決するための手段】 この考案は、磁性体からなる単一の筐体内に所定の間隔を介して配設された一 対のソレノイドコイルを挿入する一方、そのソレノイドコイル内に挿入されたプ ランジャの突出位置を規制するストッパを設けてなるソレノイドを備えると共に 、前記各プランジャの先端部を連結する非磁性体からなる連結部材と、一端が前 記連結部材の中間部分に連結されると共に他端が所定の駆動部材に連結され常に は前記各プランジャを各ストッパに当接させる方向へ付勢する作動部材と、を備 え、前記各ソレノイドコイルを適宜所定の組み合わせで励磁することにより、前 記プランジャを前記作動部材の付勢力に抗して少なくとも3位置に前記作動部材 を移動させるようにしたものである。
【0007】
【作用】
この考案において、一対のソレノイドコイルを共に励磁すると、各プランジャ は共に没入状態となってストッパから離間し、このプランジャに連結された連結 部材と共に作動部材は所定の後退位置へと移動する。これに対して両ソレノイド コイルを共に非励磁状態とすると、各プランジャは作動部材の付勢力によってス トッパに当接し、作動部材は突出位置に保持される。また、両ソレノイドコイル のうちいずれか一方を励磁して一方のプランジャのみを没入状態とすると、両プ ランジャを結ぶ連結部材は、一方のプランジャから他方のプランジャに渡って傾 斜した状態となり、その中間部分に連結された作動部材も、先の突出位置と後退 位置の中間に位置することとなる。すなわち、作動部材は3段階に移動すること となる。
【0008】 また、両プランジャを連結する連結部材は、非磁性体によって形成されている ため、一方のソレノイドコイルを励磁した場合にその磁束が他方のソレノイドコ イルに挿入されるプランジャに漏れ出すことはなく、励磁したソレノイドコイル の磁力が低下することはない。
【0009】
【実施例】
以下、この発明の一実施例を図1ないし図4に基づき説明する。 図1はこの実施例における全体構成を示す斜視図である。 図において、1は鉄などの磁性体によって形成した筐体で、その内部には図外 の制御回路によって独立に励磁される第1のソレノイドコイル2及び第2のソレ ノイドコイル3が並設されており(図2参照)、これらソレノイドコイル2,3 は所定のシールド部材によって互いに絶縁されている。
【0010】 4は前記第1のソレノイドコイル3に出没可能に挿入される第1のプランジャ 、5は第2のソレノイドコイル3内に挿入される第2のプランジャであり、これ らプランジャ4,5は磁性体によって形成されている。また、6,7は前記プラ ンジャ4,5の外周に嵌着した掛止リング、8,9は前記筐体1の前面部に形成 したプランジャ挿通孔の開口部端縁に設けた緩衝部材であり、この緩衝部材8, 9に前記掛止リング6,7を掛止させることにより、前記両プランジャ4,5の 先端部をその移動方向において同一位置に保つようになっている。
【0011】 10は前記筐体1の底面部に一体的に固定したL字状のストッパ保持体であり 、その前方に突出した立上り部10aには、前記プランジャ6,7の前方への突 出位置を規制するストッパ11,12が突設されている。
【0012】 このストッパ11,12は、図4に示すように前記立上り部10aに螺合する ねじ部11a,12aと、その一端部に固着され前記各プランジャと6,7を当 接させる当接部11b,12bとからなり、ねじ部11a,12aを回転させる ことによって当接部11b,12bの位置を前後に調整し得るようになっている 。なお、各ねじ部11a,12aはステンレスなどの非磁性体によって構成され ており、また、当接部11b,12bはゴムなどの緩衝機能を有する非磁性体に より形成されている。
【0013】 以上、1〜12に示す部材によってソレノイドAが構成されている。
【0014】 13は両端を前記各プランジャ6,7の先端部に掛止ピン4a,5aによって 軸着してなる連結部材であり、非磁性体によって形成されている。なお、掛止ピ ン6a,7aの挿通される挿通孔13a,13b(図3参照)のうち、一方の挿 通孔13aは図3に示すように長孔となっている。
【0015】 14は一端を軸15によって前記連結部材13の中間位置に回動自在に連結し てなる作動部材である。この作動部材14の他端部は所定の駆動部材に連結され ており、その駆動部材を介して常時前方への付勢力Fが加えられている。このた め、この付勢力Fによって前記プランジャ4,5も連結部材13を介して前方へ 付勢され、常には、その先端部が前記ストッパ11,12の当接部11b,12 bに当接するようになっている。
【0016】 以上の構成に基づき、次に作用を説明する。 第1,第2のソレノイドコイル2,3が共に非励磁状態にあるとき、第1,第 2のプランジャ4,5は作動部材14に加えられている付勢力Fによって共に先 端部が前記ストッパ11,12に当接している。
【0017】 この状態で連結部材13と作動部材14を連結する軸15は前端位置P1に保 持され、従って作動部材14は最も前方へ突出した状態となる。なお、ここでは 、ストッパ11,12の各当接部11b,12bが、プランジャ4,5の移動方 向に対して同一位置に設定されているため、上記のように軸15が前端位置にあ るとき、連結部材13は図4の実線にて示すようにプランジャ4,5の移動方向 と直交する位置に保持される。
【0018】 この状態において、いま、前記両ソレノイドコイル2,3が共に励磁されると 、両コイル2,3に発生した磁力によって第1,第2のプランジャ4,5はそれ ぞれ作動部材13の付勢力Fに抗してソレノイドコイル2,3内に吸引される( 没入状態となる)。これにより、連結部材13は後方へ平行移動し、軸15が後 端位置P1へ移動して、作動部材14は最も後方へ移動した状態となる。
【0019】 この後、第2のソレノイドコイル3のみを非励磁状態とし、第2のプランジャ 4に付与されていた磁力(吸引力)を消失させると、第2のプランジャ4は作動 部材作動部材14の付勢力によって前方へ移動し、ストッパ12に当接する。こ れにより、連結部材14は掛止ピン4aを中心として回転し、両プランジャ4, 5の先端部に斜めに掛け渡された状態となり、軸15は前端位置P1と後端位置 P2の中間位置P3に位置する。従って、作動部材14も最前方位置と最後方位 置の中間に保持される。
【0020】 このように、この実施例においては、作動部材14と連結部材13とを連結す る連結軸15をP1,P2,P3の3位置に保持させることが可能となり、これ によって作動部材14を3段階に移動させることができる。
【0021】 なお、ここでは、各ストッパ11,12の当接部11b,12bの位置を同一 位置に設定したため、第1のプランジャ4のみを没入状態とした場合と、第2の プランジャ5のみを没入状態とした場合のいずれにおいても、連結軸15の取る 位置が同一となるが、各当接部11b,12bの位置を前後方向へずらして設定 すれば、上記各場合における軸15の位置を変更することが可能となり、四位置 の設定が可能となる。
【0022】 ところで、上記のようなソレノイドSにおいて、例えば、ソレノイドコイル2 を励磁した際には、図2示すように、磁束Фが磁性体により構成される筐体1及 びプランジャ4を通過する磁気回路が形成されることとなる。このため、例えば 、前記連結部材13が鉄などの磁性体によって構成されていた場合には、第1の ソレノイドコイル2に発生した磁束は、図2のXに示すように連結部材13を経 て第2のプランジャにも漏洩し、第1のプランジ4に作用する磁力、すなわち吸 引力が低下することとなる。
【0023】 また、連結部材13が磁性体によって形成されていた場合ほどの影響はないが 、ストッパ11,12を磁性体とした場合にも、両プランジャは短絡状態となる ため、例えば、一方のソレノイドコイル2のみを励磁した際に、プランジャ4を 通過する磁束がストッパ11、ストッパ支持体10及びストッパ12を介して他 方のプランジャ5及び筐体1に漏れる可能性があり、これも磁力の低下を招く要 因となる。
【0024】 しかし、この実施例では、前記連結部材13及びストッパ11,12のねじ部 11a,12aと当接部11b,12bとを非磁性体によって形成し、両プラン ジャ間において磁束が漏洩するのを防止しているため、常に良好な吸引力を得る ことができ、円滑な作動を実現することができる。
【0025】 また、この実施例では、磁性体によって形成したストッパ支持体10を筐体3 の下面に積層固着することによって磁器回路としての透磁率を高め、磁力の増強 を図る構成となっているが、作動部材14の付勢力に対し、十分なプランジャ4 ,5の吸引力が得られる場合には、ストッパ支持体10を非磁性体によって形成 しても良く、その場合にはストッパ11,12をいかなる部材で構成してもここ からの磁束の漏れが生じることはない。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したとおり、この考案に係るアクチュエータは、磁性体からなる単一 の筐体内に一対のソレノイドコイルを収納したソレノイドを用いると共に、前記 各ソレノイドコイルに挿入される各プランジャの先端部を非磁性体からなる連結 部材によって連結し、かつその連結部材の中間部分に所定の駆動部材に連結され る作動部材の一端部を連結した構成としたため、前記ソレノイドコイルを所定の 組み合わせで作動させることにより、少なくとも3段階の移動を実現することが でき、ソレノイドを用いたアクチュエータとしての汎用性を大幅に拡大すること ができる。
【0027】 また、各プランジャの先端部を連結する連結部材を非磁性体にて構成したため 、一方のソレノイドコイルのみを励磁して一方のプランジャのみを移動させよう とした場合にも、そのプランジャを通過する磁束が他方のプランジャへと漏れ出 すことはなく、常に必要とする磁力を得ることができ、円滑な作動を実現するこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る一実施例の全体構成を示す斜視
図である。
【図2】図1に示したもののにおける磁器回路の形成状
態を示す説明平面図である。
【図3】図1に示した作動部材及び連結部材を示す斜視
図である。
【図4】同実施例における作動状態を示す説明平面図で
ある。
【符号の説明】
1 筐体 2 第1のソレノイドコイル 3 第2のソレノイドコイル 4 第1のプランジャ 5 第2のプランジャ 10 ストッパ支持体 11 ストッパ 12 ストッパ 11b 当接部 12b 当接部 13 連結部材 14 作動部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の間隔を介して配設された一対のソ
    レノイドコイルと、前記各ソレノイドコイルの周囲を覆
    う磁性体よりなる筐体と、前記各ソレノイドコイル内に
    出没可能に挿入された磁性体よりなるプランジャと、前
    記各プランジャの突出位置を規制するストッパと、から
    なるソレノイドを有すると共に、前記各プランジャの先
    端部を連結する非磁性体からなる連結部材と、一端が前
    記連結部材の中間部分に連結されると共に、他端が所定
    の駆動部材に連結され、常には前記各プランジャを各ス
    トッパに当接させる方向へ付勢する作動部材と、を備
    え、前記各ソレノイドコイルを適宜所定の組み合わせで
    励磁することにより、前記プランジャを前記作動部材の
    付勢力に抗して少なくとも3位置に前記作動部材を移動
    させるようにしたことを特徴とするアクチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記ストッパを、前記筐体に一体的に固
    定した磁性体よりなる保持板によって保持させるように
    すると共に、ストッパを非磁性体により構成したことを
    特徴とする請求項1記載のアクチュエータ。
JP2982591U 1991-04-30 1991-04-30 アクチュエータ Expired - Lifetime JPH0726810Y2 (ja)

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JPH0726810Y2 JPH0726810Y2 (ja) 1995-06-14

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012151155A (ja) * 2011-01-15 2012-08-09 Kazuhito Takahashi 電磁ソレノイド

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JP2012151155A (ja) * 2011-01-15 2012-08-09 Kazuhito Takahashi 電磁ソレノイド

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