JPH04125306U - パネルの連結金具及びパネル連結装置 - Google Patents

パネルの連結金具及びパネル連結装置

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JPH04125306U
JPH04125306U JP3897791U JP3897791U JPH04125306U JP H04125306 U JPH04125306 U JP H04125306U JP 3897791 U JP3897791 U JP 3897791U JP 3897791 U JP3897791 U JP 3897791U JP H04125306 U JPH04125306 U JP H04125306U
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正利 中田
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コマニー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 スリット溝を形成したスタッドにパネルを連
結した場合に、パネルの配置方向をスリット溝本数の3
倍に方向変換でき、しかも方向変換作業の簡単なパネル
連結装置。 【構成】 複数本のスリット溝13を形成したスタッド
1にパネル3を連結して構成する間仕切りであって、ス
タッド1の下端にはアジャスター受け5を取着してその
外周に連続した係止溝17を設け、パネル側端に取着さ
れ連結部材2の下端に固定した支持爪12を上記係止溝
17に係合し、パネル上端に連結金具4を取着し、連結
金具両端にはスリット溝13に嵌合する嵌合部20,2
1を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は間仕切りパネル、特にローパーティション(衝立を含む)パネルを連 結する連結金具及び連結装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ローパーティションや衝立は床面から天井にかけて設置される一般間仕切りと 異なり、オフィス内で独自の作業空間を作るために配置される簡易的な小間仕切 り壁である。そして、このようなローパーティションは床面から垂直に起立する スタッドを一種の継手としてパネルが連結・保持されて構成し、スタッドを中心 として隣接するパネルは所定の角度に屈曲して配置される。
【0003】 ところで、従来型式のローパーティションではスタッドを中心として一平面内 に配置する1ウエイ方式、L型に屈曲して配置する2ウエイ方式、又T型に配置 する3ウエイ方式が主な連結型式であり、このような型式に連結するにはそれ専 用のスタッドが用いられる。すなわち、専用スタッドでなければ所望型式のパネ ル配置を行うことができない。したがって、ローパーティションの形態は製作段 階で定まってしまい、据付け後に自由な配置変えを行うことは出来ず、該パネル の配置を変更する場合には、その方向にパネルが連結され得る新たなスタッドを 準備する必要がある。
【0004】 しかも、配置変えに際しては所定のパネルのみ取外して方向変えすることはで きず、ローパーティション全体を解体するといった作業が強いられる。又一方、 従来型式の連結構造では単一スタッドを介して連結されるパネルの高さは同一で なければならず、段違いパネルとの組合せで構成することもできない。そこで、 近年では同一スタッドを用いてパネルをあらゆる方向に連結配置することのでき る装置が、特開平1−190860号公報に記載されている。
【0005】 この公報に記載されている装置とは複数本のスリット溝を形成した円柱スタッ ドを使用し、該スリット溝に適当な連結部材を介してパネルを連結するといった 構造であって、スタッドに形成したスリット溝の本数分の角度調整が可能となり 、その方向へのパネル配置が行われ得る。しかし、この装置もパネルの配置を変 換しようとする場合に、パネル側端に取着した連結部材をスタッドのスリット溝 から一旦取外して、別のスリット溝に嵌入しなければならず、結果的にはローパ ーティション全体を一度解体して再び組立てる作業が必要となり、方向変換もス タッドに形成したスリット溝の本数に限られてしまう。
【0006】
【本考案が解決しようとする課題】
このように、従来型式のローパーティションの連結構造には上記のごとき問題 がある。本考案が解決しようとする課題はこれら問題点であって、ローパーティ ション等の間仕切り全体を解体することなしに、いたって短時間の簡単な作業で もってパネルの配置変えをスリット溝の本数以上に可能とするパネル連結金具及 びパネル連結装置を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案のパネル連結装置は、基本的には特開平1−190860号に係る「間 仕切り用支柱と同用支柱装置」の構造と一部共通し、スリット溝を形成したスタ ッドを介してパネルを連結するもので、パネル側端には連結部材を取着している 。しかし、本考案では連結部材を取着したパネルがスタッドを中心として任意の 方向を向いて配置可能ならしめたもので、スタッドの下端にはアジャスターボル トが螺合するアジャスター受けを取着し、アジャスター受けの周囲には係止溝を 全周にわたって連続形成している。この係止溝には上記連結部材の下端に固定し た爪が係止され、該連結部材並びにパネルを支える。そして、パネルの上端には 本考案の連結金具が固定され、該連結金具はスタッドのスリット溝に嵌合する嵌 合部を形成している。
【0008】 ここで、上記連結金具の嵌合部はその両サイドに形成されていて、片端の嵌合 部は連結金具の中心軸から片側へ寄って形成され、他端の嵌合部は中心部に形成 される。したがって、この連結金具の嵌合部をスリット溝に嵌入するならば、そ の嵌入方法は3通りあり、それぞれに連結金具の方向が異なる。すなわち、1本 のスリット溝に対して僅かに方向を違わせた3通りのパネル配置が可能となる。 またパネル上端には笠木が、連結部材上端及びスタッド上端にはキャップが被覆 されて連結金具は外部へ露出しないが、該連結金具をパネルから取外すならば、 連結金具単独でスタッドのスリット溝から分離することができ、その結果パネル の方向は自由に変えることができる。そして、適当な位置で連結金具を再びスタ ッドのスリット溝に嵌入してパネル上端に固定すれば、パネルの位置決めは定ま ってしまう。ここで、連結部材はパネルと連結して該パネルを支えるとともに、 スタッド外周面に当接する当り面を先端に形成している。以下、本考案に係る実 施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0009】
【実施例】
図1は本考案のパネル連結装置の分解図である。同図において1はスタッド、 2は連結部材、3はパネル、4は連結金具、5はアジャスター受けを示している 。パネル3の両面には表面材6が貼着され、側端に設けた補強材(図示なし)に は爪7、7…が溶接されていて、これら爪7、7…が上記連結部材2の係止溝に 係合して該連結部材2はパネル3に取着される。パネル3の上下端部にも補強材 8、8が設けられていて、該補強材8端に形成した切欠き9に連結部材2が嵌込 まれてパネル3の表面材6、6に挾持された状態で取着される。連結部材2はパ ネル3に取着されてスタッド1に連結されることになり、そのため、連結部材2 の先端には当り面10を形成した側板11、11を有し、下端には支持爪12を 固定している。
【0010】 一方、スタッド1は同図に示すように所定断面を成す押出し材であって、その 外周には複数本のスリット溝13、13…が等間隔で形成され、その上端にはキ ャップ14が被覆され、下端には上記アジャスター受け5が螺合する。又アジャ スター受け5の中心に設けたネジ孔15にはアジャスターボルト16が螺合し、 スタッド1を適度な高さに保持する。上記アジャスター受け5の周囲には係止溝 17が形成されていて、連結部材2に固定した支持爪12が係止溝17に係合す る。このように、パネル3は連結部材2を介してアジャスター受け5によって支 えられ、支持爪12は連続した係止溝17に沿って移動できるため、パネル3は 任意の方向に配置され得るが、パネル3の上端を固定してスタッド1と連結する 役割を果すのが、本考案のパネル連結金具4である。
【0011】 連結金具4は所々に孔18、18…が穿設されていて、ビス19、19…によ りパネル3及び連結部材2の上端に固定される。上記連結金具4の両端には嵌合 部20、21が形成されていて、該嵌合部20、21はスタッド1のスリット溝 13に嵌合することができる。図2はこの連結金具4の具体例であり、その両端 に形成した嵌合部20、21は形状を異にしている。嵌合部21は中心軸(M− M)を基準に左右対称を成して形成されていて、スタッド1の隣り合うスリット 溝13、13に嵌合し、一方の嵌合部20は中心軸(M−M)を基準として片側 に寄って形成されている。図3は図2のA部拡大図を示しているが、該嵌合部2 0は中心(O)から15度傾斜して形成され、該中心(O)はスタッド1の中心 に一致する。
【0012】 スタッド1のスリット溝13、13…は等間隔をおいて8本形成されているた め、該スリット溝13、13…の方向だけであれば45度毎にパネル3の配置が 変更可能となるが、嵌合部20をスリット溝13に嵌合することにより、15度 だけ方向を変えることができ、更に同一連結金具4を裏返しにして用いるならば 、反対方向へ15度だけ方向を変えることが可能となる。すなわち、嵌合部21 を用いるならばスリット溝13と一致した方向へ、嵌合部20を用いることで、 該スリット溝13を基準に左右に15度だけ振れた方向にパネルの配置を可能と する。
【0013】 図4(a)〜(c)は連結金具4の嵌合部20、21の嵌合形態の違いによる パネル方向の変化を示しており、同図に示すようにスタッド1を動かさないで同 一位置のスリット溝13に対して3通りの配置が可能となる。したがって、8本 のスリット溝13、13…を持つスタッド1であれば、3×8=24通りの方向 が得られる。スリット溝13、13…の本数である8通りの方向ではパネル配置 に支障をきたす場合もあるが、24通りも可能となれば実用的には全く問題を残 さない。
【0014】 図5はスタッド1の下端に取着したアジャスター受け5の係止溝17に、連結 部材2に固定した支持爪12が係合した場合の断面を示している。このように、 パネル3はアジャスター受け5によってその下端が支持されていて、前記連結金 具4を取外すならば、パネル3は自由にその方向を変えることができる。以上述 べたように、本考案のパネル連結金具及びパネル連結装置を前記のごとく構成す ることにより、次のような効果を得ることができる。
【0015】
【考案の効果】
本考案のパネル連結装置では複数本のスリット溝を形成したスタッドを用い、 該スリット溝を利用して同一スタッドに複数枚のパネル連結を可能とすることは 勿論のこと、高さの異なる段違いパネルであってもよく、更にパネル連結金具の 利用により、スリット溝本数の3倍の方向変換を可能とする。又、パネルの方向 変えは上記連結金具をパネルから取外すことで、該パネルはアジャスター受けの 係止溝に支えられながら、任意の方向へ旋回することができる訳で、間仕切り全 体の解体を必要とせず、短時間で行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のパネル連結装置の分解図。
【図2】本考案のパネル連結金具。
【図3】図2のA部拡大図。
【図4】パネル連結金具の嵌合部の違いによるパネル方
向の変化を示す。
【図5】スタッド下端に取着したアジャスター受けに支
えられている連結部材を示す。
【符号の説明】
1 スタッド 2 連結部材 3 パネル 4 連結金具 5 アジャスター受け 12 支持爪 13 スリット溝 16 アジャスターボルト 17 係止溝 20 嵌合部 21 嵌合部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本のスリット溝を形成したスタッド
    の下端にはアジャスター受けを取着し、又パネル側端に
    は連結部材を取着し、連結部材の下端に設けた支持爪を
    介してパネルを支え、パネル上端には連結金具を固定
    し、該連結金具をスタッドに連結して構成する間仕切り
    の上記連結金具において、該連結金具の片端には、中心
    軸を基準に左右対称に形成されて隣り合う両スリット溝
    に嵌合する嵌合部を有し、他端には中心軸を基準として
    片側に寄って所定角度分だけ傾斜した嵌合部を形成した
    ことを特徴とするパネルの連結金具。
  2. 【請求項2】 複数本のスリット溝を形成したスタッド
    の下端にはアジャスター受けを取着し、又パネル側端に
    は連結部材を取着し、連結部材の下端に設けた支持爪を
    介してパネルを支え、パネル上端には連結金具を固定
    し、該連結金具をスタッドに連結して構成する間仕切り
    パネルの連結装置において、上記アジャスター受けの外
    周には連続した係止溝を形成して該係止溝に支持爪を係
    合し、又上記連結金具の片端には中心軸を基準に左右対
    称に形成されて隣り合う両スリット溝に嵌合する嵌合部
    を有し、他端には中心軸を基準として片側に寄って所定
    角度分だけ傾斜した嵌合部を形成したことを特徴とする
    パネル連結装置。
JP3897791U 1991-04-29 1991-04-29 パネルの連結金具及びパネル連結装置 Expired - Lifetime JPH078670Y2 (ja)

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JPH078670Y2 JPH078670Y2 (ja) 1995-03-06

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6832030B1 (ja) * 2020-06-12 2021-02-24 日本特装株式会社 パーティションセット

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