JPH04124884U - ボイスコイルモータ - Google Patents
ボイスコイルモータInfo
- Publication number
- JPH04124884U JPH04124884U JP2761091U JP2761091U JPH04124884U JP H04124884 U JPH04124884 U JP H04124884U JP 2761091 U JP2761091 U JP 2761091U JP 2761091 U JP2761091 U JP 2761091U JP H04124884 U JPH04124884 U JP H04124884U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yoke
- coil motor
- voice coil
- center
- magnetic flux
- Prior art date
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- Pending
Links
- 230000004907 flux Effects 0.000 claims abstract description 22
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 claims description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 241000252233 Cyprinus carpio Species 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 漏洩磁束を有効に利用し、推力の増加をもた
らすことができる。 【構成】 断面E字形の磁性体ヨ−ク1の側ヨ−ク1A
の内面に膨出部1Cを設け、漏洩磁束B2 の流れを増大
する。一方、センターヨーク1Bには、膨出部1Cに対
応してサブコイル5を配置し、ボイルコイルモータの推
力を増大せしめる。
らすことができる。 【構成】 断面E字形の磁性体ヨ−ク1の側ヨ−ク1A
の内面に膨出部1Cを設け、漏洩磁束B2 の流れを増大
する。一方、センターヨーク1Bには、膨出部1Cに対
応してサブコイル5を配置し、ボイルコイルモータの推
力を増大せしめる。
Description
【0001】
本考案は、磁気ヘッドの駆動装置などとして使用可能なボイスコイルモータに
関するものである。
【0002】
この種のボイスコイルモータには、図6に示すように、平行に対向して配置さ
れた二つの側ヨーク31Aと、該両側ヨーク31Aの間に配置されたセンターヨ
ーク31Bとにて構成される断面E字形の磁性体のヨーク31を備え、各側ヨー
ク31Aにマグネット32を設け、センターヨーク31Bにコイル33を移動自
在に設けた構成のものが知られている。
【0003】
斯る構成にて、断面E字形のヨーク31には、実線の矢印にて図示されるよう
に磁気回路Mが形成され、該磁気回路Mを流れる磁束Bによって、コイル33を
担持したボビン34に推力が発生する。この推力Fの大きさは、良く知られてい
るように、F=I×B(但し、Iはコイル33に流れる電流値、Bはコイル33
を横切る磁束の密度である)で示すことができる。
【0004】
しかしながら、上記構成のボイスコイルモータでは、コイル33には、実線で
示す磁気回路Mに基づく磁束Bのほかに、点線で示すような漏洩磁束B’が横断
することとなる。このような漏洩磁束B’によって、コイル33、即ち、該コイ
ルを担持したボビン34に生じる推力は、磁気回路Mによる推力Fとは逆向きの
推力となり、正規の推力Fを弱める結果となる。
【0005】
従って、本考案の目的は、漏洩磁束を有効に利用し、推力の増加をもたらすよ
うにしたボイスコイルモータを提供することである。
【0006】
上記目的は本考案に係るボイスコイルモータによって達成される。要約すれば
本考案は、センターヨークと、前記センターヨークの外側に配置された側ヨーク
とにて構成される断面E字形の磁性体ヨークを有し、前記側ヨークの内面にマグ
ネットを設け、前記センターヨークにコイルを移動自在に設けたボイスコイルモ
ータであって、前記センターヨークから前記側ヨークへと流れる漏洩磁束領域に
おいては、前記センターヨークには前記ヨークと一体的に移動するサブコイルを
設け、且つ前記側ヨーク内面に前記サブコイルに対応して、磁性体の膨出部を設
けたことを特徴とするボイスコイルモータである。前記側ヨークはセンターヨー
クに対して両側に平行に配置された二つのヨークにて構成されるか、或は、セン
ターヨークと同中心にてセンターヨークを取り巻いて形成された環状のヨークに
て構成される。
【0007】
以下、本考案のボイスコイルモータを図面を参照しながら具体的に説明する。
図1に、本考案のボイスコイルモータの一実施例が示される。本実施例において
、ボイスコイルモータは、従来と同様に、平行に互に対向して配置された両側ヨ
ーク1Aと、両側ヨーク1Aの間に配置されたセンターヨーク1Bとにて構成さ
れる断面E字形の磁性体のヨーク1を有している。又、本実施例によれば、前記
側ヨーク1Aの内面には、マグネット2に隣接して磁性体の膨出部1Cが一体的
に形成される。
【0008】
更に本実施例に従えば、前記マグネット2及び膨出部1Cに対向して、センタ
ーヨーク1Bにコイル3及びサブコイル5が移動自在に配置される。これらコイ
ル3、5はボビン4に支持されている。尚、コイル3とサブコイル5とには、互
に逆方向に電流が流れるように制御される。
【0009】
このような構成にて、ボイスコイルモータには、従来と同様に磁気回路Mが形
成され、ヨーク1には磁束B1 の流れが形成されると共に、漏洩磁束B2 の流れ
が膨出部1Cを介して形成される。本考案によると、側ヨーク1Aに形成された
膨出部1Cがセンターヨーク1Bに近接して設けられているので、従来のボイス
コイルモータの場合に比較すると、磁束B1 の流れが減少し、漏洩磁束B2 の流
れが増大することとなる。即ち、側ヨーク1Aの内面に設けられた膨出部1Cは
、漏洩磁束B2 の増大手段であると言える。
【0010】
本考案に従えば、この増大された漏洩磁束B2 を有効に利用するべく、ボビン
4には、この漏洩磁束B2 の流路に位置して前記サブコイル5が配置される。サ
ブコイル5を流れる漏洩磁束B2 によりサブコイル5にはコイル3にて得られる
推力と同じ方向に所定の大きさの推力を発生せしめる。
【0011】
図3には、本考案の他の実施例が示される。この実施例は、図1に示す実施例
と同様の構成とされるが、漏洩磁束増大手段としての膨出部1Cと、マグネット
2の位置が入れ替わって配置されている点において図1の実施例と異なる。従っ
て、ボビン4に固定されるコイル3及びサブコイル5の位置もそれぞれ対応して
入れ替わって配置されている。本実施例においても、先の実施例と同様の作用効
果が達成されると共に、更に、本実施例によると、マグネット2が磁性体ヨーク
1内に閉じ込められる形とされるので、磁性体ヨーク1から外側へと逃げる漏洩
磁束を大幅に減らすことができる。即ち、シールド効果が大となる。
【0012】
上記各実施例は、センターヨーク1Bに対して平行に二つの側ヨーク1Aが配
置された構成のボイスコイルモータについて説明したが、本考案は、例えば図4
及び図5に図示するように、側ヨーク1Aがセンターヨーク1Bと同中心にてセ
ンターヨーク1Bを取り巻いて形成された環状のヨークにて構成される円筒型ボ
イスコイルモータにも具現化し得る。図4及び図5は、断面構成が図1に示すと
同様の構成とされているが、勿論、図3に示す断面構成と同様の断面構成とされ
る円筒型ボイスコイルモータも可能であることは、当業者には容易に理解し得る
であろう。
【0013】
以上説明したように、本考案に係るボイスコイルモータは、断面がE字形とさ
れるヨークの漏洩磁束領域にサブコイルを設けると共に、側ヨークに膨出部を設
けるか或はサブマグネットを配設する構成とされるので、漏洩磁束を積極的に利
用することができ、推力の増加をもたらすことができ、実用上極めて有効である
。
【図1】本考案のボイスコイルモータの一実施例を説明
するための概略縦断面図である。
するための概略縦断面図である。
【図2】図1の線II−IIに取った断面図である。
【図3】本考案のボイスコイルモータの他の実施例を示
す概略縦断面図である。
す概略縦断面図である。
【図4】本考案のボイスコイルモータの更に他の実施例
を示す概略縦断面図である。
を示す概略縦断面図である。
【図5】図4の線V−Vに取った断面図である。
【図6】従来例の概略縦断面図である。
1 磁性体ヨーク
1A 側ヨーク
1B センターヨーク
1C 側ヨーク膨出部
2 マグネット
3 コイル
4 ボビン
5 サブコイル
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)考案者 亀沢 康文
神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1
号 昭和電線電纜株式会社内
(72)考案者 赤間 助広
神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1
号 昭和電線電纜株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 センターヨークと、前記センターヨーク
の外側に配置された側ヨークとにて構成される断面E字
形の磁性体ヨークを有し、前記側ヨークの内面にマグネ
ットを設け、前記センターヨークにコイルを移動自在に
設けたボイスコイルモータであって、前記センターヨー
クから前記側ヨークへと流れる漏洩磁束領域において、
前記センターヨークには前記ヨークと一体的に移動する
サブコイルを設け、且つ前記側ヨーク内面に前記サブコ
イルに対応して、磁性体の膨出部を設けたことを特徴と
するボイスコイルモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2761091U JPH04124884U (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | ボイスコイルモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2761091U JPH04124884U (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | ボイスコイルモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04124884U true JPH04124884U (ja) | 1992-11-13 |
Family
ID=31911863
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2761091U Pending JPH04124884U (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | ボイスコイルモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04124884U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009207320A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-10 | Seiko Epson Corp | ブラシレス電気機械 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5923286B2 (ja) * | 1976-09-01 | 1984-06-01 | 株式会社資生堂 | 油性着色剤の製造法 |
JPH0214284B2 (ja) * | 1984-08-14 | 1990-04-06 | Hughes Aircraft Co |
-
1991
- 1991-04-22 JP JP2761091U patent/JPH04124884U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5923286B2 (ja) * | 1976-09-01 | 1984-06-01 | 株式会社資生堂 | 油性着色剤の製造法 |
JPH0214284B2 (ja) * | 1984-08-14 | 1990-04-06 | Hughes Aircraft Co |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009207320A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-10 | Seiko Epson Corp | ブラシレス電気機械 |
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