JPH05184121A - リニアアクチュエータ - Google Patents

リニアアクチュエータ

Info

Publication number
JPH05184121A
JPH05184121A JP122992A JP122992A JPH05184121A JP H05184121 A JPH05184121 A JP H05184121A JP 122992 A JP122992 A JP 122992A JP 122992 A JP122992 A JP 122992A JP H05184121 A JPH05184121 A JP H05184121A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yoke
permanent magnet
linear actuator
movable member
side yoke
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP122992A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Munakata
浩昭 宗像
Masaki Taketomi
正喜 武富
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP122992A priority Critical patent/JPH05184121A/ja
Publication of JPH05184121A publication Critical patent/JPH05184121A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】小型,軽量で,高速,高推力,高リニアリティ
のリニアアクチュエータを提供する。 【構成】強磁性材料からなるサイドヨークおよびセンタ
ーヨークを縦断面形状若しくは端面形状を略E字形に構
成し,サイドヨークの内面に厚さ方向に着磁してなる永
久磁石を固着して磁気回路を構成し,永久磁石とセンタ
ーヨークとの間に形成される磁気空隙内に前記サイドヨ
ークおよびセンターヨークの縦断面若しくは端面と平行
する方向に移動自在にコイルを備えた可動部材を設けて
なるリニアアクチュエータにおいて,サイドヨークおよ
びセンターヨークの開口端近傍の永久磁石の極性を逆極
性に形成する。また逆極性に形成した部位の永久磁石の
可動部材移動方向の長さ寸法を,永久磁石全体の同方向
の長さ寸法の5〜30%とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロボット,プロッタ,磁
気ディスク装置等の位置決めに使用されるリニアアクチ
ュエータに関するものであり,特に小型,高推力のリニ
アアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来ロボット等の位置決めに使用される
リニアアクチュエータとしては,例えば図6に示す構造
のものが公知である。図6において,1はサイドヨーク
であり,例えば軟鉄のような強磁性材料により有底中空
円筒状に形成する。2は永久磁石であり,中空円筒状に
形成すると共に,ラジアル方向に着磁し,前記サイドヨ
ーク1の内周面に同軸的に固着する。次に3はセンター
ヨークであり,前記サイドヨーク1と同様な強磁性材料
により円柱状に形成し,サイドヨーク1の底部中央に同
軸的に突設する。上記の構成により磁気回路を形成する
ことができる。次に4は可動部材であり,非磁性材料に
より中空円筒状に形成したボビン5の端部にコイル6を
巻装して形成すると共に,コイル6を前記永久磁石2と
センターヨーク3との間に形成される円環状の磁気空隙
7内に配設し,軸方向移動自在に介装させる。
【0003】上記の構成により,可動部材4を構成する
コイル6に正逆方向の通電を行なえば,フレミングの左
手の法則に従ってコイル6すなわち可動部材4を軸方向
に移動させることができる。従って可動部材4に装着し
たアーム等の機能部材(図示せず)の位置決め等を遂行
することができるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のリニアアク
チュエータにおいて,例えばサイドヨーク1の外径寸法
を小径化し,かつ可動部材4のストロークを増大させよ
うとすると,センターヨーク3が磁気的に飽和するとい
う問題点がある。また上記センターヨーク3の磁気的飽
和が更に進むと,永久磁石2とセンターヨーク3との間
に形成される磁気空隙7内における磁束密度が低い値と
なり,この結果可動部材4に付与される推力が低下し,
リニアアクチュエータとしての機能が阻害されるという
問題点がある。
【0005】図3および図4は各々永久磁石の軸方向位
置と磁束密度との関係および可動部材のストロークと推
力との関係を示す図である。まず図3において,前記の
ようにセンターヨーク3(図6参照)が磁気的に飽和す
ると,磁束密度は鎖線bにて示すように,底部(図3左
側)および開口部(図3右側)における値が低くなり,
全体として低い値の磁束密度分布を形成する。このよう
な磁束密度分布になる結果,図4において曲線bにて示
すように,推力が低下し,この結果リニアアクチュエー
タとしての機能が阻害されることとなるのである。
【0006】またリニアアクチュエータの外形寸法およ
び重量が所定の値に規定若しくは制限された場合におい
て,コイル6側の仕様に合わせて磁気回路を最適化する
ように設計したときには,この磁気回路における最高の
磁束密度が自ずと決定されることとなる。従って磁束密
度をそれ以上に増大させることができず,この結果可動
部材4に付与されるべき推力の増大が期待できないこと
となる。
【0007】近年この種のリニアアクチュエータに対す
る要求は次第に厳しくなってきており,小型化,軽量化
に加えて更に高速化,高推力化はもとより,リニアリテ
ィの向上に対する要請が高まってきている。この点にお
いて従来の構成のものでは,上記のような厳しい要求を
満足することができず,改善が要望されている現状であ
る。
【0008】本発明は上記従来技術に存在する問題点を
解決し,小型,軽量であると共に,高速,高推力を発揮
し得ることはもとより,リニアリティを更に向上させ得
るリニアアクチュエータを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明においては,強磁性材料からなるサイドヨー
クおよびセンターヨークを縦断面形状若しくは端面形状
を略E字形に構成し,サイドヨークの内面に厚さ方向に
着磁してなる永久磁石を固着して磁気回路を構成し,永
久磁石とセンターヨークとの間に形成される磁気空隙内
に前記サイドヨークおよびセンターヨークの縦断面若し
くは端面と平行する方向に移動自在にコイルを備えた可
動部材を設けてなるリニアアクチュエータにおいて,サ
イドヨークおよびセンターヨークの開口端近傍の永久磁
石の極性を逆極性に形成する,という技術的手段を採用
した。
【0010】本発明において,逆極性に形成した部位の
永久磁石の可動部材移動方向の長さ寸法を,永久磁石全
体の同方向の長さ寸法の5〜30%とすることが好まし
い。上記長さ寸法の比率が5%未満であると,可動部材
に付与する推力およびリニアリティの向上が期待できな
いため好ましくない。一方30%を超えると却って磁気
エネルギーに対応する推力を出力することができず,使
用効率を低下させるため不都合である。
【0011】本発明における逆極性の永久磁石は,永久
磁石全体を一体に形成してその一部に着磁手段の工夫に
よって逆極性を付与させた構成としてもよく,逆極性の
部位を別体の永久磁石によって構成してもよい。
【0012】
【作用】図1は本発明のリニアアクチュエータの原理を
説明するための要部縦断面図であり,同一部分は前記図
6と同一の参照符号で示す。図1において8は永久磁石
であり,永久磁石2と同一の内外径寸法に形成し,永久
磁石2と逆極性に着磁し,サイドヨーク1の開口端に固
着する。この場合,永久磁石2の軸方向の長さ寸法を,
永久磁石2,8の軸方向の合計長さ寸法の5〜30%に
形成する。
【0013】上記の構成により,例えば図6に示すよう
に永久磁石2による磁気回路を一方向とすることなく,
そのうちの15〜30%の磁束により図1に示すように
マイナーループL2 を形成させることができる。なおL
1 は永久磁石2による主ループである。従って同一量の
磁気エネルギ積の永久磁石を使用した場合において,図
6に示す従来の構成のものにおいては,センターヨーク
3が磁気的に飽和するような態様であっても,本発明に
おいては,前記のようにマイナーループL2 を形成する
ことにより,センターヨーク3における磁気的飽和を回
避することができるのである。この結果永久磁石とセン
ターヨークとの間に形成される磁気空隙内の磁束密度を
向上させ,可動部材に付与する推力を増大させ得るので
ある。
【0014】
【実施例】図2は本発明の実施例を示す要部縦断面図で
あり,同一部分は前記図1および図6と同一の参照符号
で示す。なお永久磁石8の軸方向の長さ寸法を,永久磁
石8および永久磁石2の総軸方向長さ寸法に対して25
%とした。すなわちサイドヨーク1をSS41により外
径28mm,内径18mm,長さ28mmに形成し,こ
の軸心部にSS41からなり,外径12mmに形成した
センターヨーク3を設け,サイドヨーク1の内周面に永
久磁石2,8を固着した。永久磁石2,8は何れも希土
類磁石(日立金属製HS25CR)により,外径24m
m,内径18mmに形成し,軸方向長さ寸法を各々18
mm,6mmに形成した。なお比較のために,従来のよ
うに永久磁石8を永久磁石2と同極性に着磁したものを
製作した。
【0015】図3は永久磁石の軸方向位置と磁束密度と
の関係を示す図である。図3から明らかなように,図2
に示す構成により最大磁束密度は従来のものにおける曲
線bに示すように3000Gに留まるのに対し,曲線a
に示すように4800Gに向上している。またサイドヨ
ーク1およびセンターヨーク3の開口端からの漏洩磁束
を防止し,リニアリティも向上していることが認められ
る。
【0016】図4は可動部材のストロークと推力との関
係を示す図である。図4から明らかなように,本発明の
ものにおける曲線aは,従来のものにおける曲線bより
上方に位置し,推力の最大値において220gfから4
00gfに大幅に増大させ得ることがわかる。これは前
記図3に示すように磁束密度が大幅に増大した結果であ
ると認められる。
【0017】図5は本発明の他の実施例を示す要部側面
図であり,同一部分は前記図2と同一の参照符号で示
す。図5に示すものは,サイドヨーク1,センターヨー
ク3および永久磁石2,8を平板状若しくは棒状に形成
すると共に,サイドヨーク1を介して2個のアクチュエ
ータを重合させたものである。従って推力を2倍に増大
させた以外は,前記図2に示すものと基本的構成は同様
であり,作用効果もまた同様である。なお可動部材4は
図5において左右方向に移動する。
【0018】本発明のリニアアクチュエータにおいて
は,可動部材4を構成するコイル6の電流の立上りや反
転を高速化するために,センターヨーク3の表面に例え
ばCu等の導電材料からなるショートリングを設けるこ
とができる。更にこの種のリニアアクチュエータにおい
ては,永久磁石2,8に大なる減磁界が作用するため,
保持力の大なる希土類磁石を使用することが好ましい。
【0019】
【発明の効果】本発明は以上記述のような構成および作
用であるから,開口部における磁束の漏洩を防止し,磁
束密度を向上させ,推力の増大を図ることができ,小
型,軽量,高速,高推力等の機能を確保しつつ,リニア
リティを大幅に向上させ得るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリニアアクチュエータの原理を説明す
るための要部縦断面図である。
【図2】本発明の実施例を示す要部縦断面図である。
【図3】永久磁石の軸方向位置と磁束密度との関係を示
す図である。
【図4】可動部材のストロークと推力との関係を示す図
である。
【図5】本発明の他の実施例を示す要部側面図である。
【図6】従来のリニアアクチュエータの例を示す要部縦
断面図である。
【符号の説明】
1 サイドヨーク 2,8 永久磁石 3 センターヨーク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強磁性材料からなるサイドヨークおよび
    センターヨークを縦断面形状若しくは端面形状を略E字
    形に構成し,サイドヨークの内面に厚さ方向に着磁して
    なる永久磁石を固着して磁気回路を構成し,永久磁石と
    センターヨークとの間に形成される磁気空隙内に前記サ
    イドヨークおよびセンターヨークの縦断面若しくは端面
    と平行する方向に移動自在にコイルを備えた可動部材を
    設けてなるリニアアクチュエータにおいて, サイドヨークおよびセンターヨークの開口端近傍の永久
    磁石の極性を逆極性に形成したことを特徴とするリニア
    アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 逆極性に形成した部位の永久磁石の可動
    部材移動方向の長さ寸法を,永久磁石全体の同方向の長
    さ寸法の5〜30%としたことを特徴とする請求項1記
    載のリニアアクチュエータ。
JP122992A 1992-01-08 1992-01-08 リニアアクチュエータ Pending JPH05184121A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP122992A JPH05184121A (ja) 1992-01-08 1992-01-08 リニアアクチュエータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP122992A JPH05184121A (ja) 1992-01-08 1992-01-08 リニアアクチュエータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05184121A true JPH05184121A (ja) 1993-07-23

Family

ID=11495645

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP122992A Pending JPH05184121A (ja) 1992-01-08 1992-01-08 リニアアクチュエータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05184121A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7757376B2 (en) 2006-09-12 2010-07-20 Tdk Corporation Method for manufacturing of a magnetic circuit
WO2018139800A1 (ko) * 2017-01-26 2018-08-02 엘지전자 주식회사 가동코어형 왕복동 모터 및 압축기

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7757376B2 (en) 2006-09-12 2010-07-20 Tdk Corporation Method for manufacturing of a magnetic circuit
WO2018139800A1 (ko) * 2017-01-26 2018-08-02 엘지전자 주식회사 가동코어형 왕복동 모터 및 압축기
US10971982B2 (en) 2017-01-26 2021-04-06 Lg Electronics Inc. Moving core type reciprocating motor and compressor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN205230681U (zh) 磁性锁闭的磁通转移电子机械致动器
JP2534586B2 (ja) 小型単相電磁アクチュエ―タ
US4306207A (en) Self-sustaining solenoid
JP4880313B2 (ja) シリンダ形リニアアクチュエータ
JPH0638486A (ja) 可動磁石式アクチュエータ
US20020175570A1 (en) Auto-centering linear motor
US3899699A (en) Brushless linear DC motor actuator
US6870285B2 (en) Long stroke linear voice coil actuator with the proportional solenoid type characteristic
CN117335633A (zh) 具有内嵌柔顺机构的法应力电磁致动器
JPH05184121A (ja) リニアアクチュエータ
JPS6349443A (ja) 行列印刷器の印刷スタイラス用駆動磁石
JPH0549226A (ja) リニアアクチユエータ
JPS58107612A (ja) 磁気回路の着磁組立方法
JPH0644385U (ja) 可動磁石式アクチュエータ
JPH03150061A (ja) リニアアクチュエータ
KR0121687Y1 (ko) 보이스 코일 모터
JPH04286103A (ja) 永久磁石可動型電磁石
JPS591414Y2 (ja) 往復駆動装置
JPH0619302Y2 (ja) ボイスコイル型リニアモータ
JPH073609Y2 (ja) 電磁装置
JP2022132994A (ja) 可動磁石型ボイスコイルモータ
KR0122980Y1 (ko) 보이스 코일모터
KR0121685Y1 (ko) 보이스코일 모터
JPH05111229A (ja) 電気エネルギーと機械エネルギーとの変換装置
JPS6233513Y2 (ja)