JPH04124625U - プラスチツク被覆鋼管の管端被覆補助具 - Google Patents

プラスチツク被覆鋼管の管端被覆補助具

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JPH04124625U
JPH04124625U JP3086291U JP3086291U JPH04124625U JP H04124625 U JPH04124625 U JP H04124625U JP 3086291 U JP3086291 U JP 3086291U JP 3086291 U JP3086291 U JP 3086291U JP H04124625 U JPH04124625 U JP H04124625U
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JP
Japan
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steel pipe
auxiliary tool
coating
plastic
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Pending
Application number
JP3086291U
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English (en)
Inventor
健策 河野
富司 加藤
清一 鷲塚
武夫 足立
Original Assignee
日本鋼管株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】プラスチック被覆鋼管の管端被覆補助具であっ
て、これを用いた場合、作業が容易で正確に管端まで被
覆が出来る。 【構成】鋼管の外径と同じ外径の第一、第二の補助具本
体22、23を設け、第一の補助具本体22の両面に左
右対象で、鋼管端部内に挿入出来る大きさ(D1
2 )の凸部24a、24bを設け、第二の補助具本体
23の一面に第一の補助具本体22の凸部と嵌合する凹
部25を設け、他の面には前記凸部と同じ大きさ
(D3 )の凸部を設け、二つの本体外面の長さ(L1
2 )を同じとしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は鋼管を管長方向に移送されて、連続的にその外周にプラスチック被覆 する場合に用いる管端被覆補助具に関する。
【0002】
【従来の技術】
プラスチック被覆鋼管は耐食性が高いことからガスや水道などの配管に多く使 用されている。この場合、プラスチック被覆鋼管の接続が溶接による場合は管端 部の皮膜が溶接不良を起こすことから、工場での連続被覆による製造時にプラス チック被覆鋼管の管端部に粘着テープでマスキングしておくか、被覆した後に、 ナイフで皮向きをする等が行われていた。
【0003】 粘着テープのマスキングについては、実公昭59−35352号公報に示すよ うな自動的に粘着テープのマスキングが出来る管端被覆装置が提案されている。 また、図2に示すように先行鋼管の後端部と後行鋼管の前端部に挿入する凸部を 設けた管端被覆治具(ドッキングピースとも云われている)が用いられている。 ここでは鋼管は矢印の方向に移送している。
【0004】 更には上記粘着テープのマスキングの代わりに、管端部にキャップを被せ、そ のキャップの中央部に開口部を設け、その開口部に挿入連結させる突出部を設け たキャップ外径と同じ円盤状の連結具が実開昭60−116412号公報に提案 されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上述した様な管端部に被膜のないプラスチック被覆鋼管の配管では、溶接等に よる継手部に防食テープ等を巻いて防食していたが、近年、配管等のより一層の 防食性が望まれており、そのため、プラスチック被覆鋼管の管端部まで、被覆さ れたものを、メカニカル継手等を用いて、配管することが行われてきている。
【0006】 工場において、プラスチック被覆鋼管の管端部まで被覆する場合、粘着テープ は用いることが出来ない。
【0007】 一方上述した図2に示すような管端被覆治具では、被覆後、皮膜の切断におい て、一つつの被覆鋼管の管端部は、管端被覆治具と一体的になるために、その後 に、ナイフで仕様通りに管端部を切断して、管端被覆治具を切離すことが出来る 。
【0008】 しかし、管端被覆治具と切離される他の被覆鋼管は、切断時に管端部を仕様通 りに切断するには熟練を要し、また、収縮し易い樹脂の場合には仕様を満足させ ることが出来ない。この場合、収縮しなくなるまでプラスチック被覆した状態を 保持してから、切断する場合は時間がかかり、被覆鋼管の製造が円滑に出来ない 。
【0009】 実開昭60−116412号公報に提案されているような連結具は管端部にキ ャップを被せ、そのキャップの中央部に開口部を設け、その開口部に挿入連結さ せる突出部を設けた円盤状の連結具体との組み合わせによる連結具であり、この ままでは、プラスチック被覆鋼管の管端部まで被覆する場合に使用出来ない。
【0010】 円盤状の連結具体のみをプラスチック被覆鋼管の管端部までの被覆に適用する 場合、キャップ外径と同じであるため、接合部で被覆の盛上がり等の問題がある 。また円盤状の連結具体であるため、スチール等のような熱伝導性の材質の連結 具体を用いた場合には、内面塗装等をしているプラスチック被覆鋼管の場合には 、被覆時に内面への熱影響を与えると云う問題がある。また、分割した形状の円 盤状の連結具体でも、突出部の形状が不対称、円盤外面長さが不対称であり、仕 様を満足させる管端部までの正確な被覆の場合には作業が煩雑であり、実作業に 適用することが困難である。
【0011】 本考案は上記のような問題点の解決を図ったものであり、管端部迄の皮膜被覆 を要するプラスチック被覆鋼管について、作業が容易で正確な管端被覆の出来る 被覆補助具を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は鋼管を管長方向に移送されて、連続的に その外周にプラスチック被覆する場合に用いる管端被覆補助具であって、前記被 覆補助具は鋼管の外径と同じ外径を有する、第一の円筒状の補助具本体と、第2 の円筒状の補助具本体とで構成し、第一の補助具本体の両端に、左右対称で、前 記鋼管の端部内に挿入出来る大きさの凸部を設け、第2の補助具本体の一面には 第一の補助具本体の凸部と嵌合する凹部を設け、他の面には前記凸部の大きさと 同じ凸部を設け、本体外面側の長さを同じにしたプラスチック被覆鋼管の管端被 覆補助具とするものである。
【0013】 本考案ては被覆補助具は鋼管の外径と同じ外径を有する第一の円筒状の補助具 本体と、第2の円筒状の補助具本体とで構成することが必要である。第一の補助 具本体は先行する鋼管の後端部専用の被覆補助の役割を、第二の補助具本体は後 行する鋼管の前端部専用の被覆補助の役割を分担して出来るようにしたものであ る。
【0014】 これによって、端部の被覆したプラスチックが収縮する場合でも、その収縮代 を調整して皮膜を切断することが出来る。第一の補助具本体を後行する鋼管に、 第二の補助具本体を先行する鋼管に用いることも出来る。
【0015】 ここにおいて、第一の円筒状の補助具本体と、第2の円筒状の補助具本体の形 状を円筒状に限定したのは、対象とするプラスチック被覆鋼管が、外面だけでな く、通常はその内面も塗装等の被覆を行っているので、プラスチック被覆を行っ た場合、補助具本体の外面側からの熱をその内面側で放散させて、プラスチック 被覆鋼管の内面被覆に熱影響を与えないように出来る。
【0016】 また、被覆補助具は鋼管の外径と同じ外径を有することが必要である。鋼管の 被覆は一般にはサーキュラーダイ等によって行われるので、外径が異なった場合 には、被覆を円滑に行うことが出来ない。
【0017】 本考案では第一の補助具本体の両端に、左右対称で、前記鋼管の端部内に挿入 出来る大きさの凸部を設け、第2の補助具本体の一面には第一の補助具本体の凸 部と嵌合する凹部を設け、他の面には前記凸部の大きさと同じ凸部を設けること が必要である。
【0018】 これによって、実作業において、第一の補助具本体と、第二の補助具本体との 嵌合による一体化が容易となり、更に、一体化した補助具が左右対称の凸部を有 するので、対象の鋼管端部に取付けることが容易となる。
【0019】
【作用】
本考案は上記のような構成であるので、プラスチック被覆鋼管の被覆工程に用 いた場合、まず対象のプラスチック被覆鋼管の原鋼管と原鋼管の間に、一体化し た補助具を取付け、原鋼管の移送によって、原鋼管と原鋼管を緊密に連結させ、 プラスチック被覆を行う。その被覆が完了したら、第一の補助具本体と、第二の 補助具本体との接合部で被覆被膜が切断される。この場合本体外面側の長さが同 じにしているので、その中央で被膜の切断をすればよく、正確に行うことが出来 る。
【0020】 ここでは切断された単独の被覆鋼管は端部にそれそれ補助具本体を接続してい るので、仕様を満足した状態で、各管端部の被覆被膜を切断する。 そのためメカニカル継手用の被覆鋼管のように完全に管端まで、被覆を要求さ れるプラスチック被覆鋼管でも容易に製造が可能である。
【0021】
【実施例】 本考案の被覆補助具の実施例を図によって説明する。 図1は二つの隣接する鋼管1、2の間に本考案の管端被覆補助具を取付けたもの である。図において、21は管端被覆補助具、22は第一の補助具本体、23は 第2の補助具本体である。
【0022】 鋼管1、2を矢印で示す管長方向に移送させて、連続的にその外周にプラスチ ック被覆する場合に用いる管端被覆補助具21であって、被覆補助具21は鋼管 1の外径と同じ外径を有する第一の円筒状の補助具本体22と、第2の円筒状の 補助具本体23とで構成し、第一の補助具本体22の両面には同じ大きさ(D1 、D2 で示す)の凸部24a、24bを設け、その凸部の大きさは先行する鋼管 1の後端部1a内に挿入出来る大きさであり、第2の補助具本体23の一面には 第一の補助具本体22の凸部24bと嵌合する凹部25を設け、他の面には凸部 24a、24bと同じ大きさ(D3 で示す)の凸部を設け、後行する鋼管2の前 端部2a内に挿入出来るものである。更に本体外面側の長さ(L1 、L2 )を同 じにしたものである。
【0023】 管端被覆補助具21は第一の補助具本体22の外面側27の長さL1 と第2の 補助具本体23の外面側28の長さL2 は同じ寸法とし、第一の補助具本体22 の凸部24aの大きさD1 と凸部24bの大きさD2 は同じ寸法であるので、作 業者は補助具本体22と補助具本体23の一体化、及び管端被覆補助具21の取 付けを行う場合に、その裏表に考慮することなく、円滑に作業をすることが出来 る。
【0024】 管端被覆補助具21はスチール製の肉厚の円筒体を用い、凸部、凹部を形成し たものである。スチール製の場合は、連続した被覆状態で、皮膜のピンホール等 を検査する場合には、導電性であるので容易に行うことが出来る。
【0025】 管端被覆補助具21の寸法は対象のプラスチック被覆鋼管の大きさに依存する が、対象の鋼管が150A以下の場合には、L、Dは次のようである。 L=20〜100mm、D=20〜100mm また、対象の鋼管が150A以下の場合には、L、Dは次のようである。 L=20〜100mm、D=20〜100mm
【0026】 本考案の管端被覆補助具21を用いる場合は、第一の補助具本体と第二の補助 具本体を一体化して、先ず鋼管と鋼管の間に取付け、連結した状態で鋼管を矢印 に示すに移送させ、サーキュラーダイで鋼管と同じようにその外周をプラスチッ ク被覆し、走行切断機により、管端被覆補助具21の補助具本体の接合している 中央部を周方向に皮膜切断し、第一の補助具本体22と第二の補助具本体23と を切り離す。ここでは先行被覆鋼管と第一の補助具本体22とが一体的になって おり、後行被覆鋼管と第二の補助具本体23とが一体的になっている。その後、 それらは各々被覆鋼管端部の必要な位置で皮膜が仕様通りに切断されて、各補助 具本体が被覆鋼管から除去される。
【0027】 これらの作業は熟練を要することなく行うことが出来、仕様を満足した被覆鋼 管を製造することが出来た。
【0028】
【考案の効果】
本考案によれば、第一の補助具本体22と第二の補助具本体23とを実作業に 対応した形状の簡単な構造とすることによって、これを用いた場合、被覆鋼管の 端部の皮膜を仕様通りに満足させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す側面断面図である。
【図2】従来の被覆鋼管の管端被覆補助具の一例を示す
図である。
【符号の説明】
21 管端被覆補助具 22 第一の円筒状の補助具本体 23 第2の円筒状の補助具本体 24a、24b 凸部 25 凹部 26 凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 足立 武夫 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼管を管長方向に移送されて、連続的に
    その外周にプラスチック被覆する場合に用いる管端被覆
    補助具であって、前記被覆補助具は鋼管の外径と同じ外
    径を有する、第一の円筒状の補助具本体と、第2の円筒
    状の補助具本体とで構成し、第一の補助具本体の両端
    に、左右対称で、前記鋼管の端部内に挿入出来る大きさ
    の凸部を設け、第2の補助具本体の一面には第一の補助
    具本体の凸部と嵌合する凹部を設け、他の面には前記凸
    部の大きさと同じ凸部を設け、本体外面側の長さを同じ
    にしたことたことを特徴とするプラスチック被覆鋼管の
    管端被覆補助具。
JP3086291U 1991-05-02 1991-05-02 プラスチツク被覆鋼管の管端被覆補助具 Pending JPH04124625U (ja)

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