JPH0412461B2 - - Google Patents

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JPH0412461B2
JPH0412461B2 JP57141976A JP14197682A JPH0412461B2 JP H0412461 B2 JPH0412461 B2 JP H0412461B2 JP 57141976 A JP57141976 A JP 57141976A JP 14197682 A JP14197682 A JP 14197682A JP H0412461 B2 JPH0412461 B2 JP H0412461B2
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JP
Japan
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film
sheet
light
laminate
locking
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JP57141976A
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JPS5931950A (ja
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Kaoru Tamura
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Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE8383107983T priority patent/DE3374814D1/de
Priority to DE198383107983T priority patent/DE101079T1/de
Priority to EP83107983A priority patent/EP0101079B1/en
Priority to US06/523,319 priority patent/US4537307A/en
Priority to CA000434550A priority patent/CA1209392A/en
Publication of JPS5931950A publication Critical patent/JPS5931950A/ja
Priority to CA000494169A priority patent/CA1211975A/en
Publication of JPH0412461B2 publication Critical patent/JPH0412461B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C3/00Packages of films for inserting into cameras, e.g. roll-films, film-packs; Wrapping materials for light-sensitive plates, films or papers, e.g. materials characterised by the use of special dyes, printing inks, adhesives

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
  • Packages (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は明室においてシート状の写真フイル
ム、X線フイルム等の未露光の感光性フイルムを
撮影装置あるいは画像記録装置等の装置に装填す
るシステムに使用する明室装填用フイルム包装体
に関するものである。
従来、明室すなわち昼光あるいは室内光下でX
線フイルムシート等をカセツト等に装填する方法
として、種々の方法が提案されているが、いずれ
も装置側に複雑な機構が要求されたり、フイルム
を傷めるおそれがありさらに改良が望まれてい
る。例えば、特公昭52−23553号にはフイルムパ
ツケージに特殊なフイルムを交互に向きを逆にし
て収容し、特別な分配機でパツケージの包みを引
き剥し、その後フイルムを1枚ずつ取り出す方式
が示されており、実開昭54−43328号にはフイル
ムカセツト内でフイルムパツクから遮光袋を引き
抜いてフイルムのみをカセツト内に残す方式が示
されているが、いずれもフイルムから遮光袋を引
き剥す機構が必要となる。また、特公昭56−
41983号にはカセツトの上に配した分配機の上部
に接続されたパツケージ受入器内にパツケージを
入れ、パツケージの下方端を外部よりロツドによ
り押えて中のフイルムを支持して開封したのちロ
ツドの支持を開放してフイルムを分配機内へ落と
す方式が示されているが、このときフイルムは順
次1枚ずつバラバラに落ちるためフイルムが傷む
おそれがある。
このような事情に鑑み、フイルムを傷めること
なく、簡単な構造でフイルムを明室でカセツト内
あるいは撮影、記録装置内に装填する明室装填装
置が要望されている。
この要望に応え、フイルムを傷めることのない
簡単な明室装填を可能にするフイルム、およびフ
イルム包装体を提供することが本発明の目的であ
る。
本発明のフイルム包装体は、両側縁それぞれに
少なくとも1つの係止用ノツチを形成してなる矩
形状の未露光の感光性フイルムシートあるいはこ
のシート複数枚を対応するノツチ位置を揃えて重
ねたシート積層体と、前記シートあるいはシート
積層体の少なくとも1面を覆つて該シートあるい
はシート積層体を保護するものであつて、前記シ
ートよりも大きな剛性を有し、また少なくとも前
記シートの大きさと等しい大きさを有し、かつ前
記シートあるいはシート積層体と重ねた時少なく
とも前記係止用ノツチと重なる部分が切り欠かれ
た係止用ノツチが形成された当てボールと、この
当てボールによつて保護された前記シートあるい
はシート積層体を光密に収容したフレキシブルな
遮光性包装材料とからなり、前記シートあるいは
シート積層体と前記当てボールのノツチに前記包
装材料の外から係止部材を係止させて前記シート
あるいはシート積層体を垂下させうるようにした
ことを特徴とするものである。このように構成し
たフイルム包装体は、複数枚同じ位置にノツチを
施したものを重ねてフレキシブルな遮光性の袋に
収容し、比較的急斜面の傾斜台の上に載せ、左右
から一対の係止バー部材でノツチの部分を挾めば
フイルムの束と袋とを支持することができ、この
状態で例えば遮光ケースの中に入れてから袋の一
部を保持した後、袋の下を切開し、係止バー部材
を左右に同時に開いてフイルムを解放すれば、フ
イルムは揃つた状態で重力により落下する。この
落下するフイルムを遮光ケース中あるいは遮光ケ
ースの下に光密に隣接して配した受けケースに受
ければ、この受けケースにフイルムを移すことが
できる。移した後この受けケースを装填位置まで
移動してからシヤツター等で前記遮光ケースから
分離して遮光すれば(あるいは遮光ケースの下に
受けケースがある場合は、その状態で両ケース間
をシヤツターで光密に仕切れば)、フイルムは受
けケース内に装填される。このようにして、明室
装填が可能になる。
上記のような構造をもつたフイルムであれば、
一枚単独でも、あるいは複数枚重ねた積層体
(束)でも、上記のようにして明室装填すること
が可能であり、複数枚重ねて同時に装填する場合
でもバラバラにならずに傷むことなく容易に装填
することができる。(感光性フイルムシートが特
殊な、剛性の大きい、厚い板状のものである場合
には、一枚のフイルムシートを遮光袋に入れて扱
うこともあり得る。) なお本発明において矩形状のフイルムシートと
は、厳密な意味での矩形状のもののみならず、全
体の形状がほぼ矩形状をしているものも含めて意
味し、例えばシートの4隅の角がカツトされてい
るものも含むものである。また本発明におけるフ
イルムに設けられたノツチの数は、フイルムの左
右両側縁にそれぞれ1つずつあれば十分である
が、必ずしも1つずつに限定されるものではな
く、左右両側縁で数が異なつていてもよい。また
ノツチの位置はフイルムを垂下できるような位置
であればどこであつてもよい。
なおフイルムのノツチを、フイルムの一側縁に
平行なフイルムの中心線又はそれに直交する方向
のフイルム中心線のいずれかに対して非対称な位
置に設けた場合には、このフイルムの上に遮光袋
をかぶせた上からでもフイルムの表裏の判別がで
き、特にフイルムが片面乳剤の場合に便利であ
る。
また本発明において「垂下」とは完全に空中に
垂下させる場合に限らず、前述のように傾斜台上
に載せた状態でずり落ちるのを係止している状態
も含むものとする。
本発明のフイルム包装体は、上記のようなフイ
ルムと、当てボールを、フレキシブルな遮光性包
装材料に光密に収容してなるものであり、この包
装材料により形成される遮光袋はフイルムを収容
する空間部分とこの空間部分に光密性を持たせる
ための封止部分とから成るものである。本発明に
おいて用いられる包装材料としては、フレキシブ
ルな遮光性を有するものであればどのようなもの
でも良いが、感光材料を包装するものとして一般
に用いられているようなヒートシールにより包装
袋を作ることのできるプラスチツク材料により構
成されているものが好ましい。そのような包装材
料の例としては、ポリエチレン単体、紙にポリエ
チレンをラミネートしたもの又はポリエチレン、
アルミホイル、紙の三層より成るもの等が挙げら
れる。なお包装材料に遮光性を持たせる方法とし
ては、例えばカーボン等の遮光性物質を包装材料
内に分散させるか、適当なバインダーに分散させ
たものを包装材料に直接塗布する方法等が挙げら
れる。また本発明で当てボールとは、フイルムの
剛性が弱い場合、運搬中、取扱中あるいはノツチ
に係止部材を係止させてフイルムを垂下させると
きフイルムが折れ曲がつたりしないように少なく
ともフイルムの一面を覆つて保護し、支持するも
のであり、フイルムと同じ以上の大きさを有し、
フイルムより大きい剛性を有し、かつフイルムの
ノツチと同じ位置に係止用ノツチを有するもので
ある。
なおこの当てボールの材質としては、従来X線
フイルム、リスフイルム等の包装体に用いられて
いるものと同じような材質の板紙で作られるもの
であれば特に制限はない。また紙と同じような機
能を果たす材料であればプラスチツク等であつて
も差しつかえない。またこの当てボールは、遮光
性包装材料とは分離していてよいが、フイルムを
包装材料(遮光袋)から出すとき、当てボールが
フイルムと一緒に出てこないように包装材料の方
に固定してもよい。
フイルムを包装材料から出すときは、包装材料
を保護する一方、フイルムのノツチに係止してフ
イルムを垂下させている係止バー部材をノツチか
ら外してフイルムを落下させるが、このとき包装
材料の保持を容易にするために保持したときに上
部となる包装材料の封止部分に係止用孔を設ける
のもよい。なお係止用孔の形状は孔に限定される
ものではなく、係止部材により係止できる形状で
あればどのような形状であつてもよい。
さらにフイルムのみを確実に包装材料より取り
出すために当てボールをフイルムより大きくして
フイルムと重ねたとき、少なくともそのフイルム
のノツチと重なる部分を切り欠いて当てボール側
のノツチをフイルム側のノツチよりも深くしてお
けば、係止バー部材を開いてフイルムを開放落下
させるとき、当てボールは係止バー部材に係止さ
せた状態でフイルムのみを解放するようにするこ
とができる。あるいは、これと同様の目的でフイ
ルムを垂下したとき上部となる当てボールの上端
部に幅広部を設け、この幅広部を係止してフイル
ムのみ解放落下させるのを確実にすることも可能
である。
以下、図面により本発明のフイルムおよびフイ
ルム包装体の実施例を、その使用方法とともに詳
細に説明する。
第1図は本発明の明室装填用包装体に使用され
るフイルムの一実施例を示す正面図である。矩形
状の未露光写真フイルムシート1の両側縁1a,
1bに、1つずつ係止用ノツチ2a,2bが形成
されている。これらのノツチ2a,2bは、ここ
に係止用のバー部材等を嵌合させたとき、シート
1を垂下させうるような位置に設けられており、
かつ確実に垂下させうるだけの大きさ、形状を有
している。ここで垂下とは、必ずしも空間に垂直
に吊り下げることを意味するものではなく、例え
ば傾斜面に載せ、このノツチにピン等の係止部材
を係止させて傾斜面上にシートを支持することも
含むものとする。また、シートは1枚に限らず複
数枚重ねて装填することが多いが、用途によつて
は1枚のシートを明室装填することもあり得る。
1枚の場合、シートが薄くて剛性が小さい場合に
も、傾斜面に載せて係止すれば確実に垂下させる
ことができる。なお、傾斜面を利用する場合は、
角度はなるべく急である方がよい。
ノツチ2a,2bの数および位置は、第1図に
示した実施例に限られるものではなく、フイルム
シートの両側縁の対称な位置に、第2図に示すよ
うにそれぞれ1つずつ2a′,2b′、または第3図
に示すようにそれぞれ2つずつ2a″,2a,2
b″n,2b設けてもよい。また第4図に示すよ
うに一側縁に2つのノツチ3b,3cを、これら
のノツチの中間位置と対称な他側縁の位置に1つ
のノツチ3aを設けてもよく、さらには第5図に
示すように一側縁に3つ4c,4d,4e、他側
縁に2つ4a,4b設けてもよい。ノツチの数を
増すことによつて垂下時のフイルムシートの保持
を一層確実にすることができる。
第1図に示すフイルムシート1を複数重ねて使
用する場合は、第6図のように同一の位置に係止
用ノツチ2a,2bを有する同形同大の未露光フ
イルムシート1を積み重ねてフイルム積層体10
とする。このように積み重ねたフイルム積層体1
0は、ノツチ2a,2bの部分にシートの厚み方
向に延びた係止バー部材を係止させて積層体10
のまま垂下させる。このように垂下させた状態で
遮光域において係止バー部材を左右同時に外して
シートを受けケースに落下させれば、積層体10
のシート1は全て同時にケースに落下し、1枚ず
つバラバラになることはない。したがつて、シー
ト1を傷つけることなく明室装填することができ
る。なお、受けケースは、落下時シートの近くま
で移動して、落下時の衝撃を小さくするのが望ま
しいが、装填装置の構造については、後に詳述す
る。
本発明のフイルム包装体の実施例を第7図に示
す。第7図に示す例は、第6図に示したフイルム
積層体10を当てボールに挟んだポリエチレン等
のフレキシブルな遮光袋11に光密に収容したも
のである。遮光袋11は円筒状のポリエチレンの
フイルムの両開口端縁をヒートシール11a,1
1bして封止したもので両側部11c,11dは
柔軟になつており、外から係止バー部材で押さえ
たときに、バー部材がフイルム積層体10の側縁
のノツチ2a,2bに十分嵌入し、係止するよう
になつている。
このようなフイルム包装体によれば、遮光袋1
1の外からフイルム積層体10と当てボールを係
止バー部材で挾むことにより前述のようにフイル
ム積層体10を垂下させることができ、その状態
で遮光袋11を適当な手段で保持しつつ遮光袋1
1の下端縁を切開し、係止バー部材を左右同時に
フイルム積層体10のノツチ2a,2bから外せ
ば、中のフイルム積層体10は遮光袋11から抜
け落ちて下の受けケースに移動する。これを遮光
下に行ない、受けケースにその後遮光カバーを被
せれば、明室装填が完了する。
上記のようなフイルム包装体において遮光袋1
1からフイルム積層体10を落下させるとき、遮
光袋11を保持しやすいように、遮光袋11の一
部たとえばヒートシール部に係止孔を設けると便
利である。このような例を第8図に示す。第8図
の例では、フイルム積層体10を一端縁のヒートシ
ール部12aに係止孔12A,12Bを有する遮
光袋12に収容している。この遮光袋12はポリ
エチレン等の遮光性フイルムを上、下および中央
でヒートシール(それぞれ12a,12b,12
c)したものである。このように遮光袋12に係
止孔12A,12Bを設ければ、フイルム積層体
10を落下させるとき係止孔12A,12Bを装
置側のピン等に係止させて遮光袋12を保持する
ことができ、確実かつ容易にフイルム積層体10
を袋12から分離することができる。また、係止
孔12A,12Bの位置が左右非対称になつてい
るため、遮光袋12の外から包装体の左右方向が
判別でき、装填装置にセツトするとき容易に正し
い位置にセツトすることができる。また、フイル
ムが片面乳剤のときには、この位置によつてフイ
ルムの表裏を判別することができる。
第8a図は第8図のフイルム包装体を係止バー
部材20により係止し、中のフイルム積層体10
をノツチ2aにバー部材20を係止させている状
態を示すものである。外の遮光袋12は十分にフ
レキシブルであるから、遮光袋12はノツチ2a
に沿つて変形し、バー部材20は確実にフイルム
積層体10を保持する。
フイルムシート1の機械的損傷を防止し、フイ
ルムシート1を保護するためフイルム積層体10
とともに当てボールが遮光袋12内に収容され
る。
第9,10,11および12図はこのように当
てボールをフイルムとともに収容した状態を詳細
に示す。
第9図では、フイルム積層体10よりも幅が大
きく、ノツチの深い当てボール13が使用されて
いる。この深いノツチ13a,13bにより、落
下時は係止バー部材20(第9a図)を外方へ移
動させると、係止バー部材20は先にフイルム積
層体10のノツチ2aから外れ、第9a図に破線
で示す位置20′まで移動するとフイルム積層体
10のノツチ2aは係止バー部材20′から外れ、
当てボール13のノツチ13aのみがバー部材2
0′に係止する。したがつて当てボール13は遮
光袋14とともに残り、フイルム積層体10のみ
が落下する。
第10図の例では当てボール15はフイルム積
層体10と同じ巾を有し、フイルム積層体10の
ノツチ2a,2bと同じ大きさのノツチ15a,
15bを有している一方、フイルム積層体10よ
り大きい長さを有し、フイルム積層体10の外
(上方)へ張り出した部分15cに2つの係止孔
16a,16bを有している。この張り出し部分
15cは遮光袋17より外へ張り出しており、そ
の張り出し部分近傍において遮光袋17と固着さ
れている。これにより、係止バー部材をノツチ2
a,2bから外してフイルム積層体10を落下さ
せるとき、係止バー部材は当てボール15も自由
落下させようとするが、当てボール15は係止孔
16a,16bにより装置側のピン等に係止さ
れ、保持されており、また遮光袋17も当てボー
ル15に固着されているからフイルム積層体10
のみが落下して遮光袋17と当てボール15から
確実に分離される。
第11図は当てボール18が上端縁にフイルム
積層体10より巾の広い巾広部18cを有してい
る例を示すものである。この例ではこの巾広部1
8cが左右両側縁のノツチ18a,18bから
(同時にフイルム積層体10のノツチ2a,2b
から)外れた係止バー部材に係止して当てボール
18が落下しないように保持する。
第12図はフイルム積層体10を表裏から狭む
一対のボール19A,19Bを上端で接続して断
面コ字形状となし、この上端接続部19Cの中央
に張出部19Dを固設した例を示すもので、この
張出部19Dは遮光袋21の上端縁シール部21
aに固着されるとともにこの張出部19Dに係止
孔19a,19bが設けられる。(第12a図参
照) この例では遮光袋21もその上端縁シール部2
1aに係止孔19a,19bが当てボールの張出
部19Dとともに穿設され、この係止孔19a,
19bによつて遮光袋21と当てボール19A,
19Bが保持される。
第13図は第12図の例の変形で、当てボール
19A′,19B′は接続部19C′で接続されると
ともに張出部19D′は一方の当てボール19
A′を延設して形成される。この張出部19D′に
遮光袋21′のシール部21a′が固着され、ここ
に係止孔19a′が穿設される。第13図にはこの
係止孔19a′を係止する係止ピン22が示されて
いる。
第12図の実施例を使つて明室装填する装置の
例を第14図に示す。
感光性フイルムシートがX線フイルムであると
きはX線撮影装置、画像記録用の感光性記録フイ
ルムであるときは画像記録装置(例えば走査レー
ザ光を使用するもの)等の装置側のハウジング3
0の一部に感光性フイルムシート装填部カバー3
1が設けられ、この中にフイルム包装体装填室3
2とフイルム収容室33とがシヤツター34によ
つて仕切られて上下に配設される。上のフイルム
包装体装填室32には開閉自在の遮光カバー35
が設けられ、この遮光カバー35の内面にフイル
ム包装体支持台36が配設される。この支持台3
6には遮光カバー35を閉じたとき上になる部分
に一対の係止ピン37aを有する係止部37が形
成され、中央左右に内外方向に対称に移動しうる
一対の係止バー38が設けられている。一対の係
止ピン37aは一対の係止孔19a,19bに係
止するためのものであり、一対の係止バー38は
フイルム積層体10の左右側縁のノツチ2a,2
bに係止するためのものである。フイルム包装体
装填室32の下方には、遮光袋21の下端縁21
bを切り離すためのカツターの上刃39A、下刃
39Bが設けられている。上刃39Aは可動刃で
矢印A方向に移動する。下刃38Bは固定刃で遮
光カバー35の裏面に固設されている。
シヤツター34は上下両室32,33の間にあ
つて開閉自在であり、図では紙面に垂直な方向に
可動となつている。フイルム収容室33の中には
矢印B方向に上下に摺動可能なトレイ40が設け
られ、このトレイ40の下位置の前側に開閉窓4
1を備えたフイルム取出口42が設けられてい
る。トレイ40はフイルム包装体装填室32の中
まで上昇可能であり、トレイ40の底板40aが
装填室中のフイルム積層体10のすぐ下に近づく
位置まで移動しうるようになつており、これによ
りフイルム積層体10が衝撃を受けることなく軽
くトレイ上に落下し移動するようになつている。
次に第14図の装置を使つて、明室装填すると
きの操作を説明する。
先ず、フイルム包装体装填室32の遮光カバー
35を開き、この裏面に配設されているフイルム
包装体支持台36の上に、フイルム包装体を載せ
る。このとき当てボールの張出部19Dに設けた
係止孔19a,19bを一対の係止ピン37aに
係止させる。また、フイルム包装体の左右両側に
配した係止バー38を内方へ移動して、当てボー
ル19A,19Bとフイルム積層体10のノツチ
2a,2bに係止させる。次に遮光カバー35を
起こして閉じロツクする。これでフイルム包装体
は遮光状態に置かれる。(第14図の状態) 次にカツターの上刃39Aを矢印A方向に作動
させ、下刃39Bとの共働作用により遮光袋21
の下端縁21bを切り落とす。この際、フイルム
積層体10はノツチ2a,2bと係止バー38と
の係止により高い位置に垂下され保持されている
から、フイルムがカツターに切られるおそれはな
い。その後、シヤツター34を開き、空のトレイ
40の底板40aがフイルムの下端の近くまで達
する位置まで上昇する。ここで係止バー38が開
いてフイルム積層体10を解放し、落下させる。
フイルム積層体10は一度にトレイ40上へ落下
し、次いでトレイ40を下げるにつれて遮光袋2
1、当てボール19A,19Bから下方へ抜け出
して最後には完全にトレイ40に移動する。(第
14図下方に一点鎖線で示す) その後シヤツター34は閉じられ、明室装填が
完了する。空になつた遮光袋21と当てボール1
9A,19Bは遮光カバー35を開いて取り出
し、捨てる。フイルム収容室33の開閉窓41を
開き、フイルム取出口42から例えば吸盤を使つ
たシート取出装置でフイルムシートを1枚ずつ取
り出して撮影、記録に供する。
このような状態でフイルム収容室33内のフイ
ルムシートの枚数が少なくなつたら、あるいは少
なくなる前に再びフイルム包装体装填室32にフ
イルム包装体を装填する。これを繰返すことによ
り、常に新しいフイルム包装体を待機させ、能率
良くフイルム装填を行なうことができる。
本発明の明室装填用フイルムあるいは積層体、
さらにフイルム包装体はフイルムの側縁に対称な
ノツチを有しているため、ここに係止部材を左右
から係止させればフイルムを垂下させることがで
き、次いでフイルムを包装体から落下させること
ができるから、きわめて容易にかつ確実に未露光
フイルムの明室装填を行なうことができる。
なお、第14図に示す装置は単に本発明のフイ
ルム、フイルム積層体あるいは包装体の1つの使
用例を示すもので、本発明の実施形態はこの形式
に限定されるものではない。例えばトレイは移動
せず、フオーク状の受け部材が上昇してフイルム
積層体を載せてからトレイ上までフイルム積層体
を運ぶようにしてもよい。
また、上記各実施例では遮光袋はすべてシール
されているが、光密にフイルムを収容できるもの
であれば必ずしもシールする必要はなく、例えば
口の部分を置り曲げておいてもよい。下端部分を
大きく折り曲げておけば、遮光室内で包装体を垂
下させたとき、自然に口が開き、次いでここから
フイルムが落下するようにすることもできる。こ
うすればカツターが不要となり有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による明室装填用フイルムの一
実施例を示す平面図、第2図、第3図、第4図お
よび第5図は同じくフイルムの他の実施例を示す
平面図、第6図は本発明による明室装填用フイル
ム積層体の一実施例を示す斜視図、第7図は本発
明による明室装填用フイルム包装体の一実施例を
示す斜視図、第8図は同じく包装体の他の実施例
を示す平面図、第8a図は第8図の一部を係止部
材とともに示す一部拡大図、第9図は同じく包装
体のさらに異なる実施例を示す平面図、第9a図
は第9図の一部を係止部材とともに示す一部拡大
図、第10図、第11図および第12図は同じく
包装体のさらに異なる実施例をそれぞれ示す平面
図、第12a図は第12図の一部拡大斜視図、第
13図は第12図の実施例の変形を示す一部拡大
断面図、第14図は第12図の実施例の使用状態
の例を示す側断面図である。 1……未露光感光性フイルムシート、1a,1
b……フイルムシート側縁、2a,2a′,2a″,
2a,2b,2b′,2b″,2b,3a,3
b,3c,4a,4b,4c,4d,4e……フ
イルムシートノツチ、10……フイルム積層体、
11,12,14,17,21,21′……遮光
袋、12A,12B,16a,16b,19a,
19b……係止孔、13,15,18,19A,
19B……当てボール。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 両側縁それぞれに少なくとも1つの係止用ノ
    ツチを形成してなる矩形状の未露光の感光性フイ
    ルムシートあるいはこのシート複数枚を対応する
    ノツチ位置を揃えて重ねたシート積層体と、 前記シートあるいはシート積層体の少なくとも
    1面を覆つて該シートあるいはシート積層体を保
    護するものであつて、前記シートよりも大きな剛
    性を有し、また少なくとも前記シートの大きさと
    等しい大きさを有し、かつ前記シートあるいはシ
    ート積層体と重ねた時少なくとも前記係止用ノツ
    チと重なる部分が切り欠かれた係止用ノツチが形
    成された当てボールと、 この当てボールによつて保護された前記シート
    あるいはシート積層体を光密に収容したフレキシ
    ブルな遮光性包装材料とからなり、 前記シートあるいはシート積層体と前記当てボ
    ールのノツチに前記包装材料の外から係止部材を
    係止させて前記シートあるいはシート積層体を垂
    下させうるようにしたことを特徴とする明室装填
    用フイルム包装体。 2 前記当てボールによつて保護されたシートあ
    るいはシート積層体を収容した状態の前記包装材
    料を垂下したとき上部となる前記当てボールの上
    端部が、他の部分より幅の広い部分を有している
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の明
    室装填用フイルム包装体。
JP14197682A 1982-08-16 1982-08-16 明室装填用フイルム包装体 Granted JPS5931950A (ja)

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DE8383107983T DE3374814D1 (en) 1982-08-16 1983-08-11 Daylight film loading method and apparatus and film package used for same
DE198383107983T DE101079T1 (de) 1982-08-16 1983-08-11 Tageslicht-filmpackungsverfahren und vorrichtung, film und filmpackung dafuer.
EP83107983A EP0101079B1 (en) 1982-08-16 1983-08-11 Daylight film loading method and apparatus and film package used for same
US06/523,319 US4537307A (en) 1982-08-16 1983-08-15 Daylight film loading method and apparatus, film and film package used for same
CA000434550A CA1209392A (en) 1982-08-16 1983-08-15 Daylight film loading method, film and film package used for same
CA000494169A CA1211975A (en) 1982-08-16 1985-10-29 Daylight film loading apparatus

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