JP2549363Y2 - 直接x線撮影用ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

直接x線撮影用ハロゲン化銀写真感光材料

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JP2549363Y2
JP2549363Y2 JP1990066450U JP6645090U JP2549363Y2 JP 2549363 Y2 JP2549363 Y2 JP 2549363Y2 JP 1990066450 U JP1990066450 U JP 1990066450U JP 6645090 U JP6645090 U JP 6645090U JP 2549363 Y2 JP2549363 Y2 JP 2549363Y2
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晴彦 佐久間
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、X線用ハロゲン化銀写真感光材料の表裏判
別が簡便、確実で、またカセッテへの誤装填をなくした
直接X線撮影用ハロゲン化銀写真感光材料に関する。
〔考案の背景〕
従来より、直接X線撮影用には、支持体の両側に感光
性ハロゲン化銀乳剤層を塗布した写真感光材料(以後フ
イルムと省略する)所謂両面フイルムを用いるのが一般
的であった。
近年、より鮮鋭性の良い画像を得る目的から、例えば
乳房、耳骨等の直接X線撮影用或は断層撮影用などの特
殊用として支持体片面のみに乳剤層を塗布した所謂片面
フイルムが用いられるようになってきた。
該片面フイルムは、感光性ハロゲン化銀乳剤層が支持
体の一方の側のみに塗布されているためX線用増感紙も
片側のみに用いられる。
前記両面フイルムのみならず、特に片面フイルムにお
いては、暗室内でフイルムをカセッテに装填する際、フ
イルム感光面と増感紙面とは正しく密着している必要が
ある。各フイルムメーカは、表裏及び左右判定を容易に
するため、フイルムの特定箇所にノッチを設けるなどの
工夫を施している。
しかしながら第3図に示すような従来のノッチ10
は、ノッチに切欠いたときの切欠き角110,120は、切欠
たままの尖鋭な角を有しており、フイルムをカセッテに
装填する際カセッテの周縁或はカセッテ周縁に設けたフ
イルムのノッチの形、位置、大きさに整合して嵌合する
周縁突起に引掛り、手動、自動装填に失敗することがあ
り、また往々にして指に突刺って創を受け、或は衣服そ
の他のものに引掛って思わずフイルムを取落し画面を損
う等の事故を起すことがある。
〔考案の目的〕
従って本考案の目的は、暗室内に於けるフイルムのカ
セッテ装填を安全、容易にし、かつフイルムの表裏判定
ミスによる誤装填をなくした直接X線撮影用ハロゲン化
銀写真感光材料を提供することにある。
〔考案の構成〕
前記本考案の目的は、支持体面に少くとも一層の感光
性ハロゲン化銀乳剤層を設けた方形シート状ハロゲン化
銀写真感光材料において、前記写真感光材料の周縁の少
くとも一個所を切欠いてノッチを設け、かつ該ノッチの
少なくとも一つの切欠き角を0.5mm以上の曲率半径から
なる曲線としたことを特徴とする直接X線撮影用ハロゲ
ン化銀写真感光材料によって達成される。
本考案の態様において、切欠いでノッチを設けること
で生ずる切欠き角はすべて前記の曲線とすることが好ま
しい。
また前記曲線は、唯一の曲率半径に限る必要はなく、
滑らかに遷移する複数の曲率半径からなる曲線であって
もよい。
更に前記周縁の少くとも一個所は前記方形シート状の
フィルムの四隅のいづれか一つの隅であってもよい。
以下、本考案を詳述する。
本考案で言うカセッテとは、通常X線撮影用に用いられ
るものを指し、材質としてはアルミニウム、カーボン樹
脂或いは鉛等から作られたフイルム容器を総称して言
う。
本考案において、該カセッテとフイルムとを整合して
嵌合する周縁突起及びノッチは、撮影画面を損ねない範
囲に於いてフイルムの少くとも一箇所が選ばれる。また
ノッチ、周縁突起の形状は特に限定されないが、本考案
の目的効果が得られる範囲に於いて最小で、かつ上下左
右のいずれでも良く、両者を合せ易い形状及び位置が用
いられる。
また、カセッテは従来のものを流用して、フイルムの
ノッチに整合する形状の周縁突起体を接着、固定しても
よい。
第1図は本考案の各種形状のノッチの例である。
同図において、1はノッチ、11及び12は0.5mm以上の
曲率半径を与えた切欠き角である。2はフイルムの周縁
の一辺であり、2′は辺2に交わる他の一辺である。
同図(a)〜(d)は曲線形のノッチ、(e)〜
(g)は方形ノッチ、(h)は三角形ノッチであるが、
ノッチの形状は任意に選んでよい。
また同図(d)及び(g)はフィルムの隅の1つに設
けた例である。
第2図は、本考案のフイルムを装填するフイルムカセ
ッテ3の開扉斜視図(a)及びフイルムを装填したフロ
ント板の平面図(b)を表す。
第2図において、31はカセッテのフロント板、35はフ
イルム圧着シート、32はカセッテのバック板、33は周縁
突起、Sは増感紙、34は周縁突起33に整合して嵌合する
増感紙Sに設けたノッチである。但しこのノッチは周縁
突起の高さによっては不要となることがある。Fはフイ
ルムであり、1は周縁突起33に整合して嵌合するフイル
ムFに設けたノッチである。
ノッチ1の大きさは周縁突起33に自由に嵌合、取外し
可能な程度に調えられる。具体的にはノッチ1のノッチ
渡りは5〜20mmが好ましく、ノッチ深さは3〜15mmが好
ましい。その形状は第1図に示すように、円、楕円、方
形、三角形等任意である。
一方周縁突起33はノッチ1に整合する形状が好まし
く、かつノッチ縁との間に0.5〜10mmの“あそび”があ
ることが好ましい。
なお従来は、撮影時のフイルム左右が、現像後の読影
時に判断できるよう、カセッテにX線を吸収するマーク
を貼りつけていたが、本考案によれば、その必要はなく
フイルムのノッチによって容易に撮影位置が判る利点を
有する。
なお、本考案に係るフイルム用カセッテは従来より一
般に用いられている材質、構成などすべて同一のもので
あってよく、好ましくはフイルムのノッチに合致したカ
セッテ内のフイルム受け枠が装備されているものがよ
く、さらに内部の周縁突起位置を識別できるようにカセ
ッテ外表面にシールなどのマーキングをしてもよい。
本考案に用いるフイルムのハロゲン化銀乳剤は、沃臭
化銀、沃塩化銀、沃塩臭化銀などいずれのハロゲン化銀
であってもよいが特に高感度のものが得られるという点
では、沃臭化銀であることが好ましい。
前記ハロゲン化銀乳剤は、公知の方法で製造できる。
例えば、リサーチ・デイスクロージャ(以後RDと標記)
No.17643(1978年12月);22〜23頁の1・乳剤製造法(E
mulsion Preparaition and Types)及び同RD No.18716
(1979年11月);648頁に記載の方法で調製することがで
きる。
また、例えば、T.H.James著“The Theory of the Pho
tographic Process"第4版、Macmillan社刊(1977年)3
8〜104頁に記載の方法、G.F.Dauffin著「写真乳剤化
学」“Photographic Emulsion Chemistry"、Focal Pres
s社刊(1966年)、P.Glafkides著「写真の物理と化学
“Chimie et Physique Photographique"Paul Montel社
刊(1967年)、V.L.Zelikman他著「写真乳剤の製造と塗
布」“Making and Coating Photographic Emulsion"Foc
al presss社刊(1964年)などに記載の方法により調製
される。
乳剤は、物理熟成または化学熟成前後の工程におい
て、各種の写真用添加剤を用いることができる。公知の
添加剤としては、例えばRD No.17643(1978年12月)及
び同No.18716(1979年11月)に記載された化合物が挙げ
られる。
本考案に係るフイルムに用いることのできる支持体と
しては、例えば前述のRD No.17643の28頁及びRD No.187
16の647頁左欄に記載されているものが挙げられる。
適当な支持体としては、プラスチックフイルムなどで
これら支持体の表面は一般に、塗布層の接着をよくする
ために、下塗層を設けたり、コロナ放電、紫外線照射な
どを施してもよい。そして、このように処理された支持
体上の片面に乳剤を塗布することができる。
医療用X線ラジオグラフィに本考案のフイルムを適用
する場合、例えば透過性放射線曝射によって近紫外光な
いし可視光を発生する蛍光体を主成分とする蛍光増感紙
が用いられる。これを上述した乳剤を塗布したフイルム
表面に密着し露光することが望ましい。
ここで言う透過性放射線とは、高エネルギーの電磁波
であって、X線及びガンマ線であり、また蛍光増感紙と
は、例えばタングステン酸カルシムウを主としてた蛍光
成分とする増感紙、或はテルビウムで活性化された稀土
類化合物を主成分とする蛍光増感紙などをいう。
〔実施例〕
以下に具体的例を挙げて本考案を更に詳細に説明する
が、本考案はこれらによって限定されるものではない。
実施例1 下引き処理された厚さ175μmのポリエチレンテレフ
タレートフイルム支持体の片面上に、直接X線用の沃化
銀2モル%を含む高感度沃臭化銀乳剤及び、その上層に
保護層を塗布して本考案に係るフイルムを調製した。
得られたフイルムを第1図の(a)及び(e)のよう
に、ノッチを設けた四つ切りフイルム(縦25.4cm×横3
0.5cm)を作製して本考案の片面直接X線撮影用フイル
ムとした。一方、該フイルム用の夫々のカセッテとし
て、前記(a),(e)に整合する周縁突起を有するカ
セットを製作した。なお、比較用として切欠き角を残し
たままの第3図の(a)と(b)も同様に作製した。こ
のようにして得たフイルム及びカセッテを用いて、暗室
内で増感紙をはさんで装填し、次いで管電圧90KVP、管
電流100mAでアルミウェッジを通してX線露光した後、
自動現像機SRX-501でXD-SR及びXF-SR処理液(いずれも
コニカ〔株〕製)を用いて現像した。
〔考案の効果〕
本考案の方法による第1図の四つ切りフイルムでは、
暗室中をに於けるフイルム装填が対応するフイルムカセ
ッテに合致しているため、フイルムの表裏判別の必要が
なく、しかも装填が安全、容易でかつ指を傷つけること
も衣服に引掛ることもなく、また誤った装填を起こすこ
とが皆無であった。
さらに撮影時にフイルムのどの部分(上下・左右)
が、どの位置で撮影されているかが明瞭で誤診防止に役
立つことが分かった。
また、異種乳剤を支持体の両面に塗り分けた両面フイ
ルムの表裏判定や誤装填防止にも有効である。
それに対して比較の第3図(a),(b)のフイルム
では、当然のことながら、従来通りの支障、事故を招く
場合がしばしば発生した。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の各種形状のノッチを示す図である。
第2図は本考案のフイルムを装填するカセッテの開扉斜
視図及びフイルムを装填したフロント板の平面図であ
る。第3図は、従来より一般にフイルムに施されるノッ
チの例を示す。 1……ノッチ、11及び12……切欠き角、2及び2′……
辺、3……カセッテ、31……カセッテフロント板、32…
…カセッテバック板、33……周縁突起、34……増感紙ノ
ッチ、35……フイルム密着シート、S……増感紙、F…
…フイルム。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体面に少なくとも一層の感光性ハロゲ
    ン化銀乳剤層を設けた方形シート状の直接X線撮影用ハ
    ロゲン化銀写真感光材料において、 前記写真感光材料の周縁の少なくとも一箇所を切欠いて
    ノッチを設け、かつ該ノッチの少なくとも一つの切欠き
    角を、0.5mm以上の曲率半径からなる曲線としたことを
    特徴とする直接X線撮影用ハロゲン化銀写真感光材料。
JP1990066450U 1990-06-23 1990-06-23 直接x線撮影用ハロゲン化銀写真感光材料 Expired - Lifetime JP2549363Y2 (ja)

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