JPH0412336A - データ写し込み機能付カメラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、日付等のデータ情報をフィルムに写し込むこ
とが可能なカメラ、特にフィルムの撮影画面外にデータ
等を写し込むデータ写し込み機能付カメラに関する。

（従来の技術） 従来、データを撮影者が確認できる文字や数字の形で直
接画面内のすみに写し込むものがよく知られている。ま
た、特開昭６２−５０７４３号公報に示されている如く
、日付等のデータをコード化しフィルムの裏面から見て
画面の右端に写し込むものがある。上記画面の右端に写
し込む方法は、フィルム現像後編集等のためフィルムを
切断した場合にデータが失なわれる可能性大、コード写
し込み用発光手段が写し込みビット数だけ必要、フレア
が発生してコントラストを低下させる、発光素子の高精
度な位置合わせが必要等から、データをフィルムの上下
のパーフォレーション間に写し込む方法がある。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、カメラの裏蓋側から見てパトローネがア
パーチャの左側にある場合、フィルムの上方には第３図
に示す如く潜像バーコードが記録されているため、上部
のパーフォレーション間にデータを写し込むと、読み取
り時、パーフォレーション間に写し込んだデータと潜像
バーコードのお互いの読み取り誤りが発生するという問
題がある。また、カメラとしてデータ写し込み用発光ダ
イオード（Ｌ　Ｅ　Ｄ）をアパーチャの上・下の両方に
分割して配置することは、コスト及び精度面で不利であ
る。

本発明は上記問題を解決するものであり、パーフォレー
ション間に写し込んだデータと潜像バーコードの読み取
りエラーの発生を防ぐとともに、カメラのコスト及び精
度面で不利とならないデータ写し込み機能付カメラを提
供することを目的とするものである。

（課題を解決するための手段） 本発明は上記目的を達成するために、発光手段の点灯・
消灯によりフィルムのパーフォレーション間にデータを
写し込むカメラにおいて、発光手段は３個の発光素子で
構成し、かつ潜像バーコードが記録されてない上下いず
れか一方のフィルムパーフォレーションの走行位置と略
々一致した位置に３個の発光素子すべてを配置するよう
にしたものである。

（作　用） したがって、本発明によれば、潜像バーコードが記録さ
れている側のパーフォレーション間にはデータを写し込
まれないため、パーフォレーション間のデータと潜像バ
ーコード相互間で読み取り誤りを発生させることはない
。また、３個の発光素子を一方にまとめて配置している
ので分割がなく、カメラのコスト及び精度面に悪影響を
与えることはない。

、（実施例） 第１図は本発明を適用したデータ写し込み機能付カメラ
全体の構成概要を示すものである。第１図において１は
カメラのすべての制御・演算を行うカメラ全体制御・演
算部、２はズーム釦、３は測光動作を行わせるための測
光スイッチ、４はシャツタレリーズ用のレリーズスイッ
チ、５はフィルムをマニュアルでパトローネ側に巻き戻
すためのマニュアルリワインド釦、６は日付のプリント
を行うかどうかを選択するための日付写し込みモード釦
、７はストロボ、８はズーミングに連動し、ストロボの
照射角を変化させるためにストロボ光学系を駆動させる
ストロボ駆動部、９はストロボ制御部であり、ストロボ
撮影を行う場合、レリーズスイッチ４と連続してストロ
ボ制御部９からの制御信号によりストロボ７の発光・減
光を制御する。１０はカメラの操作に必要な各種の状態
を表示する外部表示部、１１はファインダ内に各種の状
態を表示するファインダ内表示部、１２はズームファイ
ンダ光学系、１３はモータ及び伝達系からなるファイン
ダズーム駆動部、１４はファインダズーム制御部、１５
はファインダ位置（画角）情報検出部であり、ファイン
ダズーム制御部１４によりファインダズーム駆動部１３
を介してズームファインダ光学系１２が制御される。ま
たファインダ位置（画角）はファインダ位置情報検出部
１５により検出されてカメラ全体制御・演算部１に入力
される。１６は測光素子、１７は測光素子１６の出力を
カメラ全体制御・演算部１用に変換する測光部、１８は
シャッタ、１９はシャッタ駆動部、２０はシャッタ制御
部であり、カメラ全体制御・演算部１により決定された
シャツタ秒時をもとにシャッタ駆動部１９を介してシャ
ッタ１８を制御する。２１はフィルム、２２はフィルム
を巻くスプール、２３はパトローネ、２４はフィルム給
送駆動部、２５はフィルム給送制御部であり、フィルム
の給送（巻上げ巻戻し）はカメラ全体制御・演算部１の
指示に基づきフィルム給送制御部２５によりフィルム給
送駆動部２４を介して、巻上げ時にはスプール２２を巻
戻し時にはパトローネ２３を制御してフィルムの給送を
行う。２６はフィルムのパーフォレーションを検出する
パーフォレーション検出手段、２７はパーフォレーショ
ン検出部であり、パーフォレーション検出手段２６とパ
ーフォレーション検出部２７でフィルムのパーフォレー
ションの走行及びその量を検出する。２８はＬＥＤ等か
らなる発光手段、２９は発光手段駆動部、３０は発光手
段制御部であり、日付等のデータはカメラ全体制御・演
算部１の指示に基づき発光手段制御部３０により発光手
段駆動部２９を介して発光手段２８の点灯・消灯をパー
フォレーション検出部２７の信号に同期してフィルムの
パーフォレーション間にデータを写し込む。３１はカメ
ラに装填されたフィルム感度等に関する情報（ＣＡＳコ
ード）を読み取るＣＡＳコード読取部、３２はカメラに
パトローネ２３が装填されているか否かを検出するパト
ローネ有無検出部である。３３はレンズ群１及びレンズ
群２からなる撮影レンズ、３４はレンズ群１によりフォ
ーカスをまたレンズ群２によって２焦点切替えを駆動す
るモータ及びその伝達系からなる撮影レンズ駆動部、３
５は撮影レンズ制御部であって、カメラ全体制御・演算
部１の指示に基づき撮影レンズ駆動部３４を介して撮影
レンズ３３のフォーカス及び２焦点切替えの制御を行う
。３６はレンズ群１の位置情報を検出する撮影レンズ位
置情報検出部である。３７は発光素子、３８は受光素子
で娶り、測距部３９とにより被写体までの距離が測距さ
れる。４０は姿勢センサ、４１は撮影姿勢検出部であり
、カメラの４通りの撮影姿勢を姿勢センサ４０からの情
報により撮影姿勢検出部４１で検出する。４２は裏蓋の
開閉を検出する裏蓋開閉検出部、４３は電源電圧検出部
である。

第２図は本発明の一実施例における撮影画面とパーフォ
レーションの位置関係を示したものである。第２図にお
いて、２１１は撮影画面、２１２はパーフォレーション
、２１３はデータ写し込み位置である。

今、パーフォレーション間にデータを最大限写し込むた
めには、第２図に示すように、撮影画面２１１間の中心
とパーフォレーション２１２の中心が略々一致するのが
一番良い、このようにすれば、１つの撮影画面２１１に
対応して上・下それぞれ８箇所のパーフォレーション間
を確保することができる。

一方、第３図に示す如く、片方のフィルムのパーフォレ
ーションの外側（フィルム端面端）には潜像バーコード
３０１が記録されている。従って、潜像バーコード３０
１が記録されている側のパーフォレーション間にデータ
を写し込むと、前述した如く、読み取り時、パーフォレ
ーション間に写し込んだデータと潜像バーコードとも読
み取り誤りが発生する可能性があるので、データは潜像
バーコードが記録されていない側のパーフォレーション
間のみに写し込むことが好ましい。第２図から、潜像バ
ーコードが記録されていない側のパーフォレーション間
を使用する場合、１つのパーフォレーション間に３ビツ
トを写し込むとすれば最大２４ビツトのデータを記録す
ることができる。

一方、撮影画面対応に写し込む必要のあるデータは、本
発明のデータ写し込み機能付カメラでは、トリミング情
報＝３ビット、日付プリント可否情報＝１ビット、日付
（年・月・日）情報＝１３ビット、カメラ姿勢及びカメ
ラ構造情報＝２ビットの合計１９ビツトが最低必要であ
り、撮影画面に対応した２４ビツトのデータ写し込みエ
リアが確保されれば必要条件を満足させることができる
。

次に、片面のパーフォレーション間に３個の発光手段が
配置可能か（パーフォレーション間に３ビツトの写し込
みができるか）について説明する。

第４図は本発明の一実施例において３個の発光手段を配
置した場合の寸法関係を示した図である。

第４図は、データの幅を０．６ｍｍ、データ・データ間
ピッチを１．２ｎｗｎとし、パーフォレーション下方の
フィルム端面を基準にして表わしたものであり、この状
態でも撮影画面とデータ写し込み位置間には０．５Ｗ１
１の余裕がある。実際の発光手段においては、データの
幅及びピッチとも上記寸法より小さいものは充分製造可
能である。従って、片方のパーフォレーション間に３個
の発光手段の配置は充分可能であり、カメラ構造（カメ
ラの裏蓋側からみたパトローネとアパーチャの配置）と
給送方式の差異、即ち、カメラにパトローネを収納し、
所定回数撮影後撮影済みフィルムをパトローネに巻き戻
す方式（巻上撮影方式）と、カメラにパトローネを収納
した後自動的に予め所定量（撮影枚数）スプール側に巻
き込み、撮影毎にパトローネに巻き込む方式（予備巻上
方式）によって第５図の実施例に示す位置に３個の発光
手段５０１を全て配置する。

（発明の効果） 本発明は上記実施例から明らかなように、カメラ構造と
給送方式の組み合わせに対応して、上下いずれか一方の
フィルムのパーフォレーションの走行位置と略々一致し
た位置に３個の発光手段を全て配置することにより、潜
像バーコードとお互いに読み取り誤りを発生させること
なく、かつ片方に一括配置しているのでコスト及び精度
面でも有利である等の効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を適用したデータ写し込み機能付カメラ
の概略構成図、第２図は本発明の一実施例における撮影
画面とパーフォレーションの位置関係を示した図、第３
図はフィルムにおける潜像バーコードの位置を示した図
、第４図は本発明の一実施例における３個の発光手段の
配置寸法関係図、第５図は本発明の一実施例におけるカ
メラ構造と給送方式に対応した発光手段の配置位置の説
明図である。 １　・・・カメラ全体制御・演算部、　２・・・ズーム
釦、　３　・・・測光スイッチ、　４　・・・レリーズ
スイッチ、　５　・・・マニュアルリワインド釦、　６
・・・日付写し込みモード釦、　７・・・ストロボ、　
８・・・ストロボ駆動部、　９　・・・ストロボ制御部
、１０・・・撮影姿勢検出部、４２・・・裏蓋開閉検出
部、４３・・・電源電圧検出部、２１１・・・撮影画面
、２１２・・・パーフォレーション、　２１３・・・デ
ータ写し込み位置、３０１・・・潜像バーコード、　５
０３・・・アパーチャ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 発光手段の点灯・消灯によりフィルムのパーフォレーシ
   ョンとパーフォレーション間にデータを写し込み、かつ
   撮影画面間の中心とパーフォレーションの中心とを略々
   一致させる方式のカメラにおいて、前記発光手段は３個
   の発光素子からなり、上下いずれか一方のフィルムパー
   フォレーションの走行位置と略々一致した位置に前記３
   個の発光素子が全て配置されていることを特徴とするデ
   ータ写し込み機能付カメラ。