JPH04122254A - 排泄物収納袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は柔軟性、ガスバリア性に優れ、且つ排泄物臭気
を完全に遮断てきる排泄物収納袋に関するものである。

〔従来の技術〕

従来排泄物収納袋は、バリア層か塩化ビニリデン樹脂（
以下ＰＶＤＣと略す）で両性層かエチレン酢酸ビニル共
重合樹脂（以下ＥＶＡと略す）である３層構成のものか
主に使用されていた。しかしＰＶＤＣのバリア層のみて
は排泄物臭気の遮断か完璧てはなく又ＰＶＤＣの熱安定
性か劣る事によりリサイクルか不可能であり、プラスチ
ックのリサイクル使用という大きな時流にのることが出
来ないものである。一方バリア層かエチレン・ビニルア
ルコール共重合樹脂（以下ＥＶＯＨと略す）の場合は、
ＥＶＯＨがＰＶＤＣよりも熱安定性か高くリサイクル使
用は可能であるか、排泄物中の水分かＥＶＯＨに悪影響
し、バリア性能の低下を引き起こし、臭気か外部に漏れ
るという問題点があった。

〔発明か解決しようとする課題〕

本発明の目的とするところは、ＥＶＯＨをバリア層とし
た場合のバリア性能の低下を抑えることによりリサイク
ル使用を可能とする排泄物収納袋を提供するにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明はフィルムの雨量外層かポリオレフィン系樹脂で
接着層を介して中間層のバリア層であるＥＶＯＨに積層
したフィルムにおいて、水に不溶で消臭能力に優れた金
属酸化物および又は金属炭酸塩に多孔質吸着剤を適量混
合した消臭剤で粒子径８μｍ以下の粉末の形態のものを
両、最外層、接着層、バリア層の少くとも１つの層か１
〜２０重量％含有するフィルムから成ることを特徴とす
る排泄物収納袋である。

本発明において用いられるポリオレフィン系樹脂はポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリブテンなとの単独重合
体及びＥＶＡ、エチレン−プロピレン共重合樹脂なとそ
の共重合体、さらにはポリオレフィン系樹脂か生成分で
ある他の衝指との混合物である。そのうちＥＶＡ及びそ
の混合物か柔軟性の面から好ましい。

又金属酸化物としては鉄、コバルト、ニッケル、亜鉛、
鉛、クロム、マンガン、銅等の酸化物さらに金属炭酸塩
としては、ニッケル、亜鉛、鉛、カリウム、カルシウム
、銅、バリウム、マグネシウム、マンガン等の金属炭酸
塩か用いられる。

さらに多孔質吸着剤としては、人工、天燃物の両方か使
われるか天然吸着剤の方か好ましい。

〔作用〕

更に図で詳しく説明すると、ｌ及び１°は雨量外層、２
及び２°は接着層さらに３はバリア層（ＥＶＯＨ）であ
る。消臭剤を含有する層数及び含有率は排泄物収納袋を
構成するフィルムの厚みに関係する。例えば厚みか薄い
場合はｌと１°層又は２と２°層又は１とｌｏ　と３層
等２層以上に消臭剤を比較的多く含有させた方か望まし
い。フィルムが厚い場合は、２層以上に比較的少なく含
有させたり又は高い含有率で１層に混合するような方法
かとり得る。

又、これらの層を積層する方法は、共押出法、ドライラ
ミネート法等のいずれも利用できる。

〔実施例〕

実施Ｎ−１ 消臭剤（カセイライトＰＧ−７００Ｆ日本化成■）製）
を、含有率１０重量％で添加したＥＶＡ（エバフレック
スＰＩ４０３Ｃ三井デュポンポリケミカル■）製）を雨
量外層とし、接着層（アトマーＶＦ５０〇三井石油化学
工業側製）を介してＥＶＯＨ（エバールＥ　−１０５＠
Ｊクラレ製）と共押出で積層し厚み９０μｍの５層フィ
ルムを作った。

実施例−２ ＥＶＡ　（エバフレックスＰ２５０５Ｃ三井デュポン・
ポリケミカル側製）とエラストマー（タフブレンＡ　旭
化成工業■製）を５０　：　５０て混練した混合物を雨
量外層とし消臭剤（カセイライトＤ−１日本化成■製）
を５重量％含有させたウレタン系接着剤を介して、消臭
剤（カセイライトＮＰ−ＦＦ日本化成■製）を３重量％
含有したＥＶＯＨ（ベースレジン、エバールＥ１０５　
　■クラレ製）とドライラミネート法て積層した。厚み
は、雨量外層か４０μｍてＥＶＯＨは２５μｍであり総
厚み１３０μｍであった。

比較例−１ 最外層の消臭剤を除いた実施例−１と同一層構成のフィ
ルムを共押出て作った。

比較例−２ 接着剤及びＥＶＯＨの消臭剤を除いた実施例−２と同一
層構成のフィルムをドライラミネート法で作った。

以上の４種類のフィルムを内寸＋００Ｘ１５０ｍｍの袋
にし、袋の中に１０ｃｃのアンモニア水を入れ、密封し
１辺約２００ｍｍの立方体の箱に１試料づつ入れ、密封
し、２４時間後の箱内部の空気中に含まれるアンモニア
の量をガスクロマトグラフで定量した。結果を表−１に
示す。

表 〔発明の効果〕 以上のように本発明の方法に従うと外部に臭気を全く洩
らすことのない柔軟性にも優れた排泄物収納袋を作るこ
とか可能となり、急増する人工肛門の人々か安心して使
うことかてき、かつプラスチックのリサイクル使用とい
う時代の流れにも合致したものと考える。

４、

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に使用するフィルムの断面図である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）フィルムの両最外層かポリオレフィン系樹脂で接
   着層を介して中間層のバリア層であるエチレン・ビニル
   アルコール共重合樹脂に積層したフィルムにおいて、水
   に不溶で消臭能力に優れた金属酸化物又は金属炭酸塩に
   多孔質吸着剤を適量混合した消臭剤で粒子径８μｍ以下
   の粉末の形態のものを両最外層、接着層、バリア層の少
   くとも１つの層か１〜２０重量％含有するフィルムから
   成ることを特徴とする排泄物収納袋。
2. （２）ポリオレフィン系樹脂かエチレン酢酸ビニル共重
   合樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂と、スチレン系
   エラストマーとの混合物又はエチレン酢酸ビニル共重合
   樹脂とポリオレフィン系エストラマーとの混合物である
   特許請求の範囲第（１）項の排泄物収納袋。