JPH04122235A - 内視鏡スコープの先端部構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、内視鏡スコープの先端部を短かくし得る先端
部構造に係り、特にスコープ先端部に搭載する電気部品
の配設位置の改良に関する。

（従来の技術） 一般に、電子内視鏡装置は第５図に示す如くの内視鏡ス
コープを有している。図示のように、該内視鏡スコープ
は、先端部１と、屈曲部２と、軟性部３と、操作部４、
及び操作用ノブ５から構成されている。そして、このス
コープを胃、腸等の人体開腔部内に挿入して病変部等を
撮影し、これを図示しないモニタ等に画像表示して診断
に供している。

屈曲部２は、操作用ノブ５を操作することで屈曲し得る
構成となっており、これによって先端部１の撮影方向を
調節することができる。

第６図は従来における先端部１の内部構成を詳細に示す
断面図である。図示のように、先端部１は、治具７によ
って支持される光学系６を有しており、この光学系６で
取込まれた被写体像は、撮像素子モジュール８の撮像面
に結像される。そして、この被写体像は撮像素子モジュ
ール８で電気信号に変換され、フレキシブル基板９上に
実装された電気部品１１で増幅等の処理を施された後、
信号線１０を介して図示しない信号処理系に伝達される
。

第７図は従来における先端部１の他の構成を示す断面図
である。この例では前記した撮像素子モジュール８の代
わりに、固体撮像素子１２がガラス基板１６にフェイス
ダウンで電気的に接続される場合で、フレキシブル基板
９ａ、９ｂはガラス基板１６の複数の部位で電気的に接
続されている。

また、下側のフレキシブル基板９ｂには、パスコン、ア
ンプ等の電気部品１１が実装され、各基板９ａ、９ｂに
は信号線１０ａ、１０ｂが接合されている。

（発明が解決しようとする課題） 二のような第６図、第７図に示した従来の先端部構造で
は、電気部品１１を実装するフレキシブル基板９が内視
鏡スコープの軸方向に延出しているので、先端部１の全
長が、実装する電気部品１１の個数に応じて長くならざ
るを得ない。その結果、第５図に示す屈曲部２を屈曲さ
せたときの回転半径が長くなってしまうので、狭い部分
の撮影ができなくなり、また、患者に苦痛を与えるとい
う問題が発生する。

更に、従来の先端部構造においては、フレキシブル基板
９の先端側のみが支持されており、操作側は支持されて
いないので、屈曲部２か屈曲するたびに基板９のうける
張力が変化する。その結果、フレキシブル基板９が疲労
し、破断、損傷してしまうという欠点があった。

この発明はこのような従来の課題を解決するためになさ
れたもので、その第一の目的は、先端部１の長さを可能
な限り短くし得る内視鏡スコープの先端部構造を提供す
ることである。また、第二の目的は、屈曲による張力変
化を受けても損傷することのない内視鏡スコープの先端
部構造を提供することである。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するため、本発明は、被写体像を結像し
て取込む光学系と、該光学系の側部近傍に配設され、前
記取込まれた被写体像を撮像する撮像素子と、該撮像素
子側部に添着され当該スコープの軸方向に延出したプリ
ント基板上に配設された電気部品とを少なくとも有する
内視鏡スコープの先端部構造において、前記プリント基
板を前記光学系の背面で屈曲させて固定し、前記電気部
品を光学系の背面側に配設したことか特徴である。

（作用） 上述の如く構成すれば、内視鏡スコープ先端部に搭載さ
れるパスコンやアンプ等の電気部品が光学系の背面側に
配設される。従って、先端部の長さを短くすることがで
きる。

また、電気部品を実装するプリント基板を光学系の背面
に接着して固定しているので、スコープ先端部を屈曲さ
せることによる疲労で損傷を受けることはない。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第１
図は本発明の第一実施例の内視鏡スコープ先端部構造を
示す断面図である。

同図において、光学系６は、被写体像を取込んて撮像素
子モジュール８の撮像面に結像させるものであり、治具
７によって支持されている。

撮像素子モジュール８は、被写体像を電気信号に変換す
るものであり、該モジュール８の上側にはフレキシブル
基板９が添着されている。また、このフレキシブル基板
９は、撮像素子モジュール８の操作側端部て直角に屈曲
しており、該モジュール８の背面８ａと治具７の背面７
ａとに接着剤１３て接着されている。

そして、フレキシブル基板９の屈曲した部分にはパスコ
ンやアンプ等の電気部品１１が実装されており、電気信
号を操作側に伝達する信号線１０はフレキシブル基板９
に対して直角に接合されている。

このような構成によれば、電気部品１１が、撮像素子モ
ジュール８、及び治具７の背面８ａ、７ａ側に配設され
るので、第５図に示す先端部１の全長を短くすることが
できる。これによって、屈曲部２を屈曲させて操作した
ときの回転半径を短くすることかできるようになり、狭
い部分での撮影か可能となるとともに、患者に与える苦
痛を軽減することかできる。

また、フレキシブル基板９全体が、撮像素子モンユール
８、あるいは治具７に接着されているので、屈曲による
疲労強度か著しく向上する。

第２図は第二実施例の先端部構造を示す断面図である。

この例では、撮像素子モジュール８の代わりに固体撮像
素子１２か用いられており、該撮像素子１２はガラス基
板１６にフェイスダウンで電気的に接続されている。そ
して、ガラス基板１６は複数の部位でフレキシブル基板
９ａ、９ｂと電気的に接合されている。

また、下側のフレキシブル基板９ｂは、治具７の操作側
端部て直角に屈曲しており、治具７の背面７ａに接着さ
れている。そして、この基板９ｂの屈曲した部分に電気
部品１１が実装されている。

このような構成においても、前記第一実施例と同様に、
先端部１を短くすることができ、かつ、屈曲部２の屈曲
による疲労強度を向上させることかてきる。

第３図は第三実施例の先端部構造を示す断面図である。

この例は、前述した第二実施例と略同形であるが、下側
のフレキシブル基板９ｂの屈曲する位置が治具７の背面
７ａとやや離れており、基板９ｂの治具７側に電気部品
１１が実装されている。そして、基Ｖｉ、９ｂと治具背
面７ａとのすき間は、充填材１４てモールドされている
。

このような構成によれば、電気部品１１が他の部品に接
触して損傷をうけることはなく、電気部品１１の信頼性
の向上、長寿命化が期待てきる。

第４図は第四実施例の先端部構造を示す断面図である。

この例では、下側のフレキシブル基板９ｂを屈曲させる
代わりに、これとは別の回路基板１５を治具背面７ａに
接着させる。そして、この回路基板１５と下側のフレキ
シブル基板９ｂとが電気的に接続されて、回路基板１５
上に電気部品１１が実装される。

このような構成においても、フレキシブル基板９ａ、９
ｂ、及び回路基板１５が確実に固定でき、かつ、電気部
品１１が治具７の背面側に配設することができるので、
先端部１を短くてきるとともに、屈曲部２の屈曲に対す
る疲労強度か向上する。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明による内視鏡スコープの先
端部構造では、パスコンやアンプ等の電気部品が、光学
系の背面側に配設されるので、従来と比較して先端部の
長さを短くすることができる。その結果、スコープを屈
曲させて撮影操作を行なうときの、先端部の回転半径が
短くなるので狭い部分へ侵入させることが可能となり、
かつ、患者へ与える苦痛を軽減することができる。

また、電気部品を実装するプリント基板が確実に固定さ
れるので、スコープ先端部を屈曲させることによる疲労
で基板を損傷するという不具合は解消され、信頼性が著
しく向上するという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第一実施例を示す構成図、第２図は第
二実施例を示す構成図、第３図は第三実施例を示す構成
図、第４図は第四実施例を示す構成図、第５図は内視鏡
スコープの外観を示す斜視図、第６図は第一の従来例を
示す構成図、第７図は第二の従来例を示す構成図である
。 １・・・先端部 ２・・・屈曲部 ６・・・光学系 ７・・・治具 ８・・・撮像素子モジュ ９・・・フレキシブル基板 １０・・・信号線 １１・・・電気部品 １２・・・固体撮像素子 １５・・回路基板 ル

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 被写体像を結像して取込む光学系と、該光学系の側部近
   傍に配設され、前記取込まれた被写体像を撮像する撮像
   素子と、該撮像素子側部に添着され当該スコープの軸方
   向に延出したプリント基板上に配設された電気部品とを
   少なくとも有する内視鏡スコープの先端部構造において
   、 前記プリント基板を前記光学系の背面で屈曲させて固定
   し、前記電気部品を光学系の背面側に配設したことを特
   徴とする内視鏡スコープの先端部構造。