JPH04121733A - 写真フィルムカートリッジ - Google Patents

写真フィルムカートリッジ

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JPH04121733A
JPH04121733A JP24196690A JP24196690A JPH04121733A JP H04121733 A JPH04121733 A JP H04121733A JP 24196690 A JP24196690 A JP 24196690A JP 24196690 A JP24196690 A JP 24196690A JP H04121733 A JPH04121733 A JP H04121733A
Authority
JP
Japan
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photographic film
carbon black
resin
sulfur content
film cartridge
Prior art date
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Pending
Application number
JP24196690A
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English (en)
Inventor
Katsunori Goi
克典 五井
Hideo Kobayashi
秀雄 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は写真フィルムカートリッジに関し、詳しくは該
カートリッジ部材の材質に関する。
〔発明の背景〕
撮影に用いられる写真フィルムは特殊用を除けば一般に
ロール状にスプールに巻いてスクロールとしてカートリ
ッジ殻に密閉環され、カメラに装填される。
写真フィルムカートリッジを形成する部材としては、写
真フィルムを直接密に巻付けるスプール、カートリッジ
殻、キャップ等であり、スプールはつとに樹脂化されて
おり、更に定尺に断裁したフィルム全長をカートリッジ
殻内に巻込んでしまった写真フィルムカートリッジ(米
国特許4,841.319号、同4,834.306号
等)が提案され、そこには高分子樹脂を用いキャップを
1体化したカートリッジ殻が用いられる。
また、写真フィルムの高感度化と共に、波光に基く光か
ぶり、前露光効果もしくは後露光効果による減感、増感
等の光化学的劣化防止のため、カートリッジの光密性に
ついては構造的に充分に配慮されており、更に万−僅か
の波光があった場合にも、カートリッジ内部での反射反
復による光かぶり等の被害を最少に喰止めるためカート
リッジ内部部材を黒に着色している。
この黒色着色剤には、黒色度が甚だ高く、化学的に安定
でかつ廉価であることからカーボンブラックが専ら使用
される。
一方ハロゲン化銀写真フィルムは、光化学反応で生じた
現像核を基に、現像処理における化学反応で少くとも数
億倍に増幅して画像銀を生成するものであり、非常に鋭
敏に環境雰囲気の影響を蒙るので、写真フィルムを長期
間狭い空間に密閉するカートリッジの材質については、
前記光化学的劣化とは別種の化学かぶり、化学特性変動
等の写真フィルムの化学的劣化についての充分な対策が
必要である。
即ち直接写真フィルムに密着するスプールからフィルム
へ転移拡散する有害物質、或は部材から蒸発するガス、
脱落する微細粉及びそれら物質のカートリッジ密閉空間
での経時化学変化等への配慮が必要である。
カーボンブラックを含有させたポリスチレン樹脂製スプ
ールについては特開昭62−284355号、同62−
286043号及び同63−53545号に、物理的強
度の補強及び遮光性、導電性付与に好ましいカーボンブ
ラックの条件として粒径10〜120μm、pH5〜9
、添加量0.05〜3.00wt%を挙げ、これらの条
件を満たすものとしてはファーネスカーボンブラックを
奨めている。
また、特開昭63−318553号及び特開平1−18
2327号にはポリスチレン樹脂を基材としカーボンブ
ランク、シリコーンを含有するパトローネのスプール用
樹脂に関る製法の提案がある。
しかし前り開示技術において排除すべき「写真的悪作用
」の対象とされているのは光化学的劣化のみであって、
化学的劣化については積極的な何らの提言がなく、カー
トリッジの備うべき重要な半面の技術構築が脱落してい
る。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、写真フィルムに化学的劣化を生じない
写真フィルムカートリッジの提供にある。
〔発明の構成〕
前記本発明の目的に沿い、写真フィルムカートリッジ部
材の組成に用いられる高分子樹脂、カーボンブラック、
滑り剤、分散剤等に含まれる写真フィルムに対する有害
不純物:硫黄、燐、各種金属の化合物に着目して検討し
た結果、カーボンブラック中の硫黄化合物が重大な影響
を有することを知った・ 即ち分析の結果によるとカーボンブラック原料中には主
材の炭素の他に酸素、水素、硫黄、灰分が含まれ、この
うち硫黄はカーボンブラック中に通常0.05〜Q、9
wt%残留含有されており、この硫黄含有率とカートリ
ッジ中に保存した写真フィルムの化学かぶりとの間に相
関があることを知った。
前記知見に基いて検討を進めた結果、本発明の目的は、
少なくともカーボンブラックを含有する高分子樹脂材を
用いて形成した写真フィルムカートリッジ部材において
、前記カーボンブラックの量が前記高分子樹脂材の0.
1〜3.QvL%であり、かつ前記カーボンブラック中
の硫黄含有率が0.5wt%以下であることを特徴とす
る写真フィルムカートリッジによって達成された。
本発明に使用されるカーボンブラック(以後CBと標記
)としては、導電性を付与するCB(以下、CB、と標
記)をはじめ、遮光性を付与するCB(以上記したCB
+、CBzを使用するとき、両CBの各比表面積を前者
については200〜5flOm”/ g (更には20
0〜300+’/ g) 、後者については40〜20
01宜/gとするのが望ましい。即ち、CB、の比表面
積が200■”/g未満であると粒径が大きすぎてCB
添加によっても導電性が不充分であり、また500m”
/gを越えると粒径が小さすぎてCBの分散性が劣化す
る。このCB□は粒子同士がいわばぶどうの房状に連な
ったものが好適であり、多孔質で比表面積の大、きい、
いわゆるストラフチャーレベルの高いものが望ましい。
また、遮光用CB2としては、粒径が小さくてストラフ
チャーレベルの比較的低く、シかも比表面積が比較的低
いものが好ましい。しかし、比表面積が40m”/g以
下であると粒径が大きすぎて遮光性が悪くなり易く、そ
の添加量を必要以上に増大させる必要があり、また20
0g+”/g以上であると粒径が小さすぎて樹脂中への
分散性が悪くなる上記の各CBの混合比率(重量比)に
は一定の好ましい範囲があり、CBI/ CB2−90
/ 10〜5G/ 50がよ< 、80/20〜60/
 40が更によい。この混合比率が90/ 10より大
きいと導電性のCB、の割合が多くなるので遮光性が不
充分となり、また50/ 50より小さいと導電性CB
、が少ないために表面比抵抗が増大してしまう。
本発明においては、前記CBの大きさに基く光密性、導
電性を考慮すると共に、まづは硫黄含有率がQ、5wt
%以下であることを必須要件とし、かつ樹脂に対する添
加量は0.1〜3.Ovt%に制約される。
0、lvt%より少なければ要求特性を満足せず、3.
Ovt%より多いと樹脂強度を失い、成形された樹脂面
の外観を損ない、また吸湿性が増大する等の不利を招く
前記硫黄含有率の要件を満足する市販品CBとしては; (銘柄) 三菱化成 キャポント デンカ ;#45 、#950 ;パルカンーP 1デンカブラツク 硫黄含有率(wt%) 0.5 0.4 0.2 0.02 等が挙げられる。
本発明に使用される樹脂としては、一般にエンジニアリ
ングプラスチック(エンプラ)と称されるものの中から
選ぶことができる。例えば:ポリアセタール、 ポリカーボネート、 ナイロン、 ポリフェニレンオキサイド、 ポリフェニレンサルファイド、 ポリサルホン、 硬質塩化ビニル、 高密度ポリエチレン、 ハイインパクトポリスチレン、 等の樹脂が用いられる。これらの樹脂は、カートリッジ
部材の使用態様に合せて、その種類、単用或は併用が選
ばれ、また特開昭62−284355号等に紹介されて
いるようにゴムをブレンドして耐衝撃性を高める等の加
工を施したものでもよい。
上記カートリッジ部材を形成するのに使用される樹脂に
は分散剤、また必要に応じ滑り剤、マット剤、帯電防止
剤等その他の添加剤を含有させてもよい。
本発明に使用される分散剤としては、燐酸エステル、ア
ルキルサルフェート、高級アルコール、ポリエチレンオ
キサイド、高級脂肪酸塩、スルホ琥珀酸、スルホ琥珀酸
エステル、公知の界面活性剤等及びこれらの塩があり、
また、陰性有機基(例えば−〇〇〇l)を有する重合体
分散剤の塩を使用することも出来る。これら分散剤は1
種類のみで用いても、或は2種類以上を併用してもよい
また、滑り剤としては、シリコーンオイル、グラファイ
ト、カーボンブラックグラフトポリマーラウリン酸、ミ
リスチン酸、炭素原子12〜16の一塩基性脂肪酸の炭
素原子数と合計して炭素原子数カ21〜23個の一価の
アルコールから成る脂肪酸エステル(いわゆる蝋)等も
使用できる。これらの滑り剤は樹脂100(重量部)に
対して0.2〜20(重量部)の範囲で添加される。
帯電防止剤としては、CBをはじめ、グラファイト、酸
化錫−酸化アンチモン系化合物、酸化チタン−酸化錫−
酸化アンチモン系化合物などの導電性粉末:サポニンな
どの天然界面活性剤;アルキレンオキサイド系、グリセ
リン系、グリシドール系などのノニオン界面活性剤;第
4級アンモニウム塩類、その他の複素環基類、ホスホニ
ウムまたはスルホニウム類などのカチオン界面活性剤;
カルボン酸、スルホン酸、燐酸、硫酸エステル基、燐酸
エステル基等の酸性基を含むアニオン界面活性剤:燐酸
エステル類等の両性活性剤などがあげられる。
マット剤としては、有機質粉末或は無機質粉末を夫々に
或は混合して用いられる。
有機質粉末としては、アクリルスチレン系樹脂、ベンゾ
グアナミン系樹脂粉末、メラミン系樹脂粉末、フタロシ
アニン系顔料が好ましいが、ポリオレフィン系樹脂粉末
、ポリエステル系樹脂粉末、ポリアミド系樹脂粉末、ポ
リイミド系樹脂粉末、ポリ弗化エチレン樹脂粉末等も使
用でき、無機質粉末としては酸化珪素、酸化チタン、酸
化アルミニウム、炭素カルシウム、硫酸バリウム、酸化
亜鉛、酸化錫、酸化クロム、炭化珪素、度化カルシウム
、σ−Fetus、タルク、カオリン、硫酸カルシウム
、窒化硼素、弗化亜鉛、二酸化モリブデンが挙げられる
(実施例) 次に実施例及び比較例によって本発明の効果を示す。
実施例1〜4並びに比較例(1)、(2)下記樹脂組成
物を熔融混練し、135ミリ用のスプールを射出成形し
た。
樹脂組成処方 耐衝撃性スチレン(旭化成408)   24kgカー
ボンブラック        0.25kg滑り剤(流
動パラフィン)     0.25kg分散剤(ステア
リン酸亜鉛)    0 、50kg熔融混線 ■型ブレンダで樹脂組成物を2時間混合し、押出し混l
I1機(池貝鉄工製PCM−30; 22G℃)で熔融
混練し、ベレタイザで2mm1.311のペレットとす
る。
スプール成形 成形機(住友重機械製ネスクール:200℃)に前記ペ
レットを投入し、8!2i取り金型を用い、135mm
用の約2.5gのスプールを作成した。
特性評価 前記スプールにネガカラーフィルム(コニカス−ハD 
D 100.コニカ族)を巻取り、カートリッジに内填
し、80℃、3日間の強制劣化試験にかけ、下記現像処
理を行い、発生かぶりを透過濃度として求めた。尚処理
は1貫して37.8±0.3℃とした。
発色現像(CN−IR4−N、 CN−l54混合液)
3分15秒漂白(CN−2R4−N、 CN−2g4混
合液)  6分30秒水洗             
   3分30秒定着(CN−3R4−N)     
      6分30秒水洗            
   3分15秒安定化(CN−4R4)      
    1分30秒表 本かぶり濃度は実施例1の試料のかぶり′濃度を差引い
た値である。
表−1から明らかなように、CBの硫黄含有率がQ、5
wt%を超えるとかぶりの増大がみられる。
【図面の簡単な説明】
第1図はCBの硫黄含有率と現像濃度(かぶり発生量)
の関係を示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 少なくともカーボンブラックを含有する高分子樹脂材を
    用いて形成した写真フィルムカートリッジ部材において
    、前記カーボンブラックの量が前記高分子樹脂材の0.
    1〜3.0wt%であり、かつ前記カーボンブラック中
    の硫黄含有率が0.5wt%以下であることを特徴とす
    る写真フィルムカートリッジ。
JP24196690A 1990-09-12 1990-09-12 写真フィルムカートリッジ Pending JPH04121733A (ja)

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