JPH04121120U - 弾性表面波デバイス - Google Patents

弾性表面波デバイス

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Publication number
JPH04121120U
JPH04121120U JP3522591U JP3522591U JPH04121120U JP H04121120 U JPH04121120 U JP H04121120U JP 3522591 U JP3522591 U JP 3522591U JP 3522591 U JP3522591 U JP 3522591U JP H04121120 U JPH04121120 U JP H04121120U
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JP
Japan
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electrode
electrodes
acoustic wave
surface acoustic
wave device
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Pending
Application number
JP3522591U
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English (en)
Inventor
英也 森下
弘道 山田
Original Assignee
株式会社村田製作所
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 IDT電極を構成する電極指が放電によって
断線して特性が変化することを防止することができるよ
うにする。 【構成】 各電極指6a、8aの対を成す二つの電極の
先端部間を、当該電極よりも幅の小さい電極14、16
でそれぞれつないだ。これにより、この電極14、16
がちょうどヒューズのような働きをする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば弾性表面波フィルタ、弾性表面波共振器、弾性表面波遅延 線等の弾性表面波デバイスに関し、より具体的には、そのIDT電極を構成する 電極指が放電によって断線して特性が変化することを防止する手段に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4に、弾性表面波デバイスの一例を示す。この弾性表面波デバイスは、弾性 表面波フィルタの場合の例であり、圧電基板のような表面波基板2の表面に、互 いに間をあけて、入出力用に二つのIDT電極4、4が形成されている。各ID T電極4は、複数の電極指6a、8aをそれぞれ有する一組のくし歯電極6、8 を交差させて成る。各くし歯電極6、8を構成する複数の電極指6a、8aは、 詳細を図5に示すように、それぞれ二つの電極に分割されており、このような電 極指6a、8aは、スプリットフィンガーとも呼ばれる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような弾性表面波デバイスにおいて、対向する電極指6a、8a間に静 電気による帯電が生じることがあり、このときの帯電圧が一定値を越えると、例 えば矢印Aのように放電が生じ、それによって流れる電流のジュール熱で電極指 6a、8aが断線することがある。特にエッチングの影響等で電極指6a、8a が局部的にやせ細っている場合(図中のB部参照)、その部分で断線する。
【0004】 そしてこのような断線が起こると、それから先の部分が電気的に浮いてしまい 、特性が乱れて不良になる。
【0005】 これを改善するために、各電極指6a、8aの対を成す二つの電極の先端部間 を両方の電極と同じ幅の電極10、12でつなぐことが従来行われており、その ようにすれば電極指6a、8aが断線してもそれから先の部分が電気的に浮いて しまうことを防止することができる。しかし、電極指6a、8a自体の断線を防 止することはできないので、断線による特性変化は避けられない。
【0006】 そこでこの考案は、上記のような電極指が放電によって断線して特性が変化す るのを防止することができるようにすることを主たる目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この考案の弾性表面波デバイスは、前述したような 各電極指の対を成す二つの電極の先端部間を、当該電極よりも幅の小さい電極で それぞれつないだことを特徴とする。
【0008】
【作用】
上記のようにすれば、対向する電極指間に放電が生じた場合、その電流は、放 電が生じた電極の根本側とその先端部をつなぐ幅の小さい電極側の二方向に分か れて流れる。この場合、電極指を構成する電極よりもその先端部をつなぐ電極の 方が幅が小さいので単位長さ当たりの抵抗が大きく、従ってジュール熱による断 線はこの幅の小さい電極側で起こる。ところがこの電極が断線しても、それは特 性上は元々無くても良いものだから、特性に影響はない。
【0009】
【実施例】
図1は、この考案の一実施例に係る弾性表面波デバイスのIDT電極部分を拡 大して部分的に示す平面図である。図5の従来例と同一または相当する部分には 同一符号を付し、以下においては当該従来例との相違点を主に説明する。
【0010】 この実施例においては、前述したような各電極指6a、8aの対を成す二つの 電極の先端部間を、当該電極よりも幅の小さい電極14、16でそれぞれつない でいる。
【0011】 例えば図1あるいは図5中に矢印Aに示すように、対向する電極指6a、8a 間に静電気による放電が生じた場合、その電流Iは従来例の場合は図3に示すよ うに、放電が生じた電極の根本側(バスバー6b側)の一方向に流れる。ところ がこの実施例の場合は図2に示すように、電流は放電が生じた電極の根本側(I 1 )とその先端部をつなぐ電極14側(I2 )の二方向に分かれて流れる。
【0012】 両図中のR、R′は電極の単位長さ当たりの抵抗であるが、電極指6aを構成 する電極よりもその先端部をつなぐ電極14の方が幅が小さいのでR′>Rとな り、従ってジュール熱による断線は抵抗の大きい電極14側で起こる。即ち、こ の電極14がちょうどヒューズのような働きをして、電極指6aが(より具体的 にはそれを構成する電極が)断線するのを防止することができる。ところがこの 電極14が断線しても、この電極14は特性上は元々無くても良いものだから特 性に影響はない。
【0013】 電極指8a側についても上記と同様であり、放電が生じても先端部の電極16 が断線することによって、電極指8aを構成する電極が断線するのを防止するこ とができる。
【0014】 なお、図4の弾性表面波デバイスは、電極指6aと8aの交差幅に重み付けを した場合の例であるが、この考案は、一定交差幅(即ち正規型)の場合にも勿論 適用することができる。
【0015】
【考案の効果】
以上のようにこの考案によれば、対向する電極指間で放電が生じても、電極指 を構成する電極間をつなぐ幅の小さい電極側が断線してちょうどヒューズのよう な働きをするので、電極指が放電によって断線して特性が変化することを防止す ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案の一実施例に係る弾性表面波デバイ
スのIDT電極部分を拡大して部分的に示す平面図であ
る。
【図2】 図1の弾性表面波デバイスにおける電極指部
分の等価回路図である。
【図3】 図5の弾性表面波デバイスにおける電極指部
分の等価回路図である。
【図4】 弾性表面波デバイスの一例を示す平面図であ
る。
【図5】 従来の弾性表面波デバイスのIDT電極部分
の一例を拡大して部分的に示す平面図である。
【符号の説明】
2 表面波基板 4 IDT電極 6,8 くし歯電極 6a,8a 電極指 14,16 幅の小さい電極

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面波基板の表面に、一組のくし歯電極
    を交差させて成るIDT電極が形成されており、しかも
    各くし歯電極を構成する複数の電極指がそれぞれ二つの
    電極に分割されている弾性表面波デバイスにおいて、前
    記各電極指の対を成す二つの電極の先端部間を、当該電
    極よりも幅の小さい電極でそれぞれつないだことを特徴
    とする弾性表面波デバイス。
JP3522591U 1991-04-17 1991-04-17 弾性表面波デバイス Pending JPH04121120U (ja)

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JP3522591U JPH04121120U (ja) 1991-04-17 1991-04-17 弾性表面波デバイス

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JP3522591U JPH04121120U (ja) 1991-04-17 1991-04-17 弾性表面波デバイス

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JPH04121120U true JPH04121120U (ja) 1992-10-29

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JP3522591U Pending JPH04121120U (ja) 1991-04-17 1991-04-17 弾性表面波デバイス

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