JPH0412073A - 無機質材料用起泡剤 - Google Patents

無機質材料用起泡剤

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JPH0412073A
JPH0412073A JP11376990A JP11376990A JPH0412073A JP H0412073 A JPH0412073 A JP H0412073A JP 11376990 A JP11376990 A JP 11376990A JP 11376990 A JP11376990 A JP 11376990A JP H0412073 A JPH0412073 A JP H0412073A
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Akitoshi Tsuji
辻 彰敏
Tatsuya Mizunuma
水沼 達也
Masanori Iizuka
正則 飯塚
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、極めて優れた気泡安定性と優れた起泡性をも
つプレフォーミングのための無機質材料用起泡剤に関す
るものである。
〔従来の技術〕
無機質材料用起泡剤にはその用途に応して種々の化学物
質が用いられる。
このうち、プレフォーミング法、即ち起泡剤水溶液を予
め機械的な方法(発泡機)により気泡化しこの泡を無機
質材料に添加する方法は、起泡剤を効率的に使用できる
こと、並びに気泡径の調節が容易であることといった利
点を生かせるため、多方面でこの方式による無機質材料
の軽量化が行われている。
このプレフォーミング法に用いられる起泡剤として一般
的にはイオン性を持つ界面活性剤が使用されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、これら界面活性剤は起泡性に優れている
が、生成した気泡の安定性が悪いという欠点がある。本
発明者らはこの欠点を改善すべくジイソブチレンとマレ
イン酸又は無水マレイン酸共重合体多価金属塩を見出し
た(特公昭60−46058号公報)が、その後更に検
討した結果、この起泡剤は無機質材料であるセメント、
石膏スラリーの流動性を阻害するという欠点を有するこ
とがわかった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、スラリーの流動性を阻害することなく気
泡安定性に優れた起泡剤を提供すべく鋭意研究した結果
、樹脂酸多価金属塩又は樹脂酸多価金属塩と起泡剤を併
用することにより極めて気泡安定性に優れ、しかも無機
質材料の流動性を阻害しないことを見出し、本発明を完
成した。
即ち、本発明は樹脂酸多価金属塩を有効成分とするプレ
フォーミングのための無機質材料用起泡剤を提供するも
のである。
本発明でいう樹脂酸とは天然樹脂中に遊離又はエステル
として存在する有機酸の総称である。
代表的なものとしてトールロジン、ガムロジン、ウッド
ロジン(商品名/ハリマ化成工業■)及びビンソールレ
ジン(商品名/Hercules Co Ltd)とし
て市販されており、これらレジンのNa塩はコンクリー
ト用起泡剤として広く一般に使用されている。しかしな
がら、その使用法はプレフォーミングしない方法、即ち
セメント、水、骨材と共に混練する、いわゆる直添法で
ある。例えばピンソールレジンのNa塩水溶液を発泡機
によりプレフォーミングした泡は安定性が悪く通常5分
以内で消泡する。これは他の1価金属イオンを対イオン
とした場合でも同様である。
これに対して、本発明においては樹脂酸の多価金属塩を
用いる事により、気泡安定性が著しく増大する。
ここでいう多価金属としてはバリウム、カルシウム、マ
グネシウム、ニッケル、銅、亜鉛、マンガン又は鉄など
が挙げられる。その中で、特に強い泡が形成されるのが
、カルシウム及びバリウムである。
本発明の起泡剤は難水溶性のため初期の起泡性に劣る場
合もあるが、その場合には、−船釣な界面活性剤を併用
することによりその欠点が回避できる。
本発明に係わる樹脂酸多価金属塩が対イオンとして有す
る金属イオンの量は樹脂酸中のアニオン量に対して0.
1イオン当量以上で1.0イオン当量以下が良い。金属
イオンの量が0.1イオン当量以下又は1.0イオン当
量以上の場合は起泡力が低下し好ましくない。
本発明にいう無機質材料としては石膏、セメント、フラ
イアッシュ、高炉スラグ、けい砂、シリカガラス、けい
そう土、長石、Fロマイト、シャモット等が挙げられる
。又、これら無機質材料の1種又は2種以上を混合して
ALC板、石膏ボード、発泡コンクリート、トンネル裏
込め、耐火断熱レンガ等々としたものも本発明でいう無
機質材料に含まれる。
本発明のプレホーミングのための無機質材料用起泡剤は
、起泡剤の水溶液を予め起泡させてこの泡を無機質材料
に導入するプレホーミング法により使用される。プレホ
ーミング法は本発明の特徴である気泡量の多い且つ極め
て安定な泡を生成し、しかる後に目的に応した所定量の
気泡量を無機質材料に自由に導入しうる。
本発明の起泡剤による泡は一般的な特性として、従来の
起泡剤によって得られる泡に比較して次のような性能を
もつ。
気泡安定性においては界面活性剤系起泡剤に比較しては
るかに優れ、従来、気泡安定性が優れているといわれて
いる蛋白質起泡剤よりも更に気泡安定性が優れ、起泡後
2週間経ても充分起泡している。
本発明起泡剤によって、ひとたび起泡された気泡は極め
て“強<″、種々の条件下においても気泡がそのまま保
持される。従って無機質材料用起泡剤としで用いた場合
、練りまぜ水中に無機質材料から溶出してくる塩類ある
いは他の性能を向上させるために混和する薬剤に対して
不活性であるために、導入した気泡が消泡することなく
保持される。この気泡安定性から考察すると界面活性剤
系起泡剤と異なりむしろ蛋白質系起泡剤に似た起泡の機
作が働いていると思われるが詳細については不明である
本発明の起泡剤は樹脂酸に予め多価金属イオンをカンプ
リングさせておくので、使用時において起泡した泡を極
めて安定なまま得ることが可能であり、従って、コンク
リートの軽量化などが極めて有効になされ得るのである
。セメントや石膏のような無機質材料から滲出する金属
イオンにかかる機能を期待することは、条件によって金
属イオンの滲出量が異なること及び滲出速度が小さい時
に、泡を安定に得ることができないという困難がある。
本発明の起泡剤はこれらの点を取り除いである。従って
本発明の起泡剤を用いれば、プレホーミング法により極
めて安定な泡をその必要量に応じて自由に調整して無機
質材料に導入することができる。
又、一般にセメントペースト起泡剤として蛋白質系起泡
剤や界面活性剤系起泡剤を用いると凝結の遅延を起こす
。更に石膏の場合にも蛋白質系起泡剤は凝結を遅延させ
、ある種の界面活性剤系起泡剤例えばα−オレフィンス
ルフオン酸ソーダは同じく凝結を遅延させる。
しかし、本発明に係る起泡剤使用時にはかかる欠点を有
さす、無添加系と同じ時間に硬化を完了することができ
る。
〔実 施 例〕
以下の実施例において本発明起泡剤の優れた性状につい
て更に詳しく説明するが、本発明はこれらに限定される
ものではない。
実施例1 (樹脂酸多価金属塩の調製) ビンソール・Na塩水溶液にZn5Oa、Ca(OH)
zMgSO4,BaC1,Cu5O,を、Na+イオン
の全量あるいは一部が多価金属イオンに置換するようそ
れぞれ添加し、種々のビンソール多価金属塩あるいはビ
ンソール多価金属塩とNa塩との混合物を調製した。
得られたビンソール多価金属塩から起泡剤水溶液を調製
し、また比較のための表1に示す起泡剤水溶液を用いて
、発泡機(ガラスピーズ充填型)により気泡を作りこの
泡沫を500 Aのメスシリンダーに入れ泡の安定性を
観察した。
結果を表1に示す。
実施例2 本発明の起泡剤及び蛋白質系起泡剤、界面活性剤系起泡
剤を用いてセメントペーストにプレフォーミング法(圧
縮強気使用による回転タービン方法にて発泡)によって
泡を導入し、その物性を評価して表2に示した。試験条
件は以下の如くである。
試験条件 水/セメント=0.50 セメント:小野田普通ポルトランドセメント■添加量(
重量%); 起泡剤溶液の対セメント添加量 ■フロー値; モルタルフローテーブル(JIS R5201)に凝結
試験用ペースト容器(JIS R5201)にセメント
ペーストを入れ、容器を抜き去った後15回/15秒の
上下振動を与え広がったペースト直径を測定する。
■実測空気量(%); 以下の式により求めた。
■理論空気量(%); 以下の式により求めた。
理論空気量(%)− (A十B+C) (cc) /泡密度−起泡剤溶 A:起泡剤溶e量 液量(cc) B;セメント容積(cc) C:水の容積(cc) ■消泡率(%); 以下の式により求めた。
×100 〔発明の効果〕 実施例I、表1より本発明の樹脂酸多価金属塩を有効成
分とする起泡剤は界面活性剤系起泡剤、蛋白系起泡剤に
比べて気泡安定性に優れた起泡剤である事が明らかであ
る。
又、実施例2、表2より本発明の起泡剤はセメントスラ
リーにプレフォーミングした気泡を添加しても蛋白系起
泡剤に比べ消泡率が少なく優れた起泡剤であるといえる

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 樹脂酸多価金属塩を有効成分とするプレフォーミン
    グのための無機質材料用起泡剤。 2 樹脂酸多価金属塩がバリウム、カルシウム、マグネ
    シウム、ニッケル、銅、亜鉛、マンガン又は鉄の2価イ
    オンを対イオンとして有するものである請求項1記載の
    起泡剤。 3 樹脂酸多価金属塩が2価イオンをイオン当量比で0
    .1〜1.0含有するものである請求項2記載の起泡剤
    。 4 無機質材料が石膏、セメント、フライアッシュ、高
    炉スラグ、けい砂、シリカガラス、けいそう土、長石又
    は粘土鉱物である請求項1記載の起泡剤。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104211319A (zh) * 2014-09-10 2014-12-17 江苏名和集团有限公司 一种用于泡沫混凝土的发泡剂及其制备方法

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