JPH04120687U - 手洗器等の衛生設備に設けるトラツプカバーの取付け構造 - Google Patents

手洗器等の衛生設備に設けるトラツプカバーの取付け構造

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JPH04120687U
JPH04120687U JP2694091U JP2694091U JPH04120687U JP H04120687 U JPH04120687 U JP H04120687U JP 2694091 U JP2694091 U JP 2694091U JP 2694091 U JP2694091 U JP 2694091U JP H04120687 U JPH04120687 U JP H04120687U
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富次継 餅原
一男 小方
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東陶機器株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バックハンガーに載せて支持するトラップカ
バーの高さも調整できるようにして施工を簡単にし、手
洗器等の本体との間に隙間が無いようにする。 【構成】 下端を先細りさせたステー5を受けるバック
ハンガー4に、ステー5の下端を受けてこれを壁側に押
しつけ、且つ上下方向のレベルを弾性変形を利用して変
えることができる板バネ7を設ける。 【効果】 バックハンガーの板バネによってトラップカ
バーを壁側に押し付けると同時に高さも調整できるの
で、バックハンガーの取付け位置に余裕を持たせた簡単
な施工ができ、手洗器等の本体とトラップカバーとの間
に隙間のない良好な施工が可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、たとえば建屋の壁に手洗器や洗面器を固定しその排水配管の中に組 み込むトラップを隠すトラップカバーの固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
建屋の壁を利用して固定する手洗器や洗面器では、これらのボールの下端に排 水配管を接続し、この排水配管を壁側又は床下の配管に連結するという施工が一 般に行われている。そして、排水配管には、手洗器や洗面器が衛生設備であるこ とから、異臭の逆流を防ぐトラップが設けられる。このトラップは、パイプをS 字状に曲げてその中に水を溜めることで封水する構造としたものである。
【0003】 このようなトラップを含む排水配管が手洗器や洗面器の下で剥き出しになって いると、外観の面で好ましくない。このため、建屋の壁を利用して固定できるよ うにしたトラップカバーが従来から設備に組み込まれるようになった。
【0004】 図6は従来設備におけるトラップカバーの壁への取付け構造を示す要部の縦断 面図である。
【0005】 壁50にはトラップカバー51の下端部の背部を受けるバックハンガー52を ビス53によって固定し、トラップカバー51の背部にはこのバックハンガー5 2に載せて保持させるためのステー51aを幅方向に架け渡している。
【0006】 バックハンガー52はビス53による固定点の上側から斜めに傾けた保持部5 2aとこの保持部52aよりも先端に位置して傾斜を緩やかにしたガイド部52 bをとを備えた縦断面形状を持つ。そして、ステー51aの下端部には保持部5 2aの傾斜にほぼ等しい傾きを持つ面のエッヂ51bを形成している。
【0007】 トラップカバー51を壁50に固定するには、図中の一点鎖線で示すようにス テー51aのエッジ51b部分をバックハンガー52のガイド部52bの上に載 せ、そのままスライドさせる。これにより、エッヂ51bが保持部52bの上に 滑り落ち、ステー51aは壁50と保持部52bとの間に挟まれて拘束され、ト ラップカバー51は壁50に固定される。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
バックハンガー52の保持部52aに対しエッヂ51bの楔効果によってステ ー51aは壁50側にきっちりと拘束され、トラップカバー51も壁50側に安 定して固定される。
【0009】 ところが、保持部52aの傾斜はステー51aを壁50側に押し付ける力しか 作用させない。すなわち、バックハンガー52はステー51aを壁50側に押す だけで上下方向のレベルは固定されてしまい動かすことはできない。
【0010】 一方、トラップカバー51の上端部には壁50に固定した手洗器や洗面器等の 底面部が衝き当たるように位置する。そして、この衝き当り部分には隙間ができ ないような施工体とすることが必要である。このような施工条件に加え、トラッ プカバー51と手洗器又は洗面器は現場合わせで壁50に取り付けるので、施工 誤差も大きい。
【0011】 このような背景から、ステー51aのレベルが固定されてしまうと、トラップ カバー51と手洗器又は洗面器との位置合わせが非常に難しくなる。たとえば、 手洗器又は洗面器を予め壁50に固定した後に寸法を出してバックハンガー52 を壁50に取付けても、バックハンガー52では高さ調整が全くできないので、 もし衝き当り部分に隙間があれば手直しが必要になり、バックハンガー52の高 さを変えなければならない。
【0012】 以上のように、従来のバックハンガー52では高さ調整ができないことから、 トラップカバー51の施工がし難いという問題があった。
【0013】 本考案において解決すべき課題は、バックハンガーに載せて支持するトラップ カバーの高さも調整できるようにして施工を簡単にすることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本考案は、手洗器又は洗面器等の設備から壁又は床下への排水配管に設けたト ラップを隠すトラップカバーを、前記壁に固定したバックハンガーに掛けて保持 する取付け構造であって、前記トラップカバーの背部の幅方向にステーを設ける と共に該ステーの下端に先細りするエッヂを形成し、前記バックハンガーは、前 記壁への固定点から斜め上に向かう保持部及び該保持部から先端に向けて傾斜角 度を小さくしたガイド部とを備え、更に前記ガイド部の上面に前記保持部の上に まで延長して該保持部の上方を覆う板バネを設け、該板バネが前記保持部の上方 に被さる部分に前記ステーの下端を載置可能としたことを特徴とする。
【0015】
【作用】
バックハンガーのガイド部に設けた板バネはこのガイド部よりも傾斜の大きな 保持部の上方に被さっているので、板バネの下面と保持部の上面との間には隙間 ができる。このため、板バネはこの隙間の分だけ下に曲げ変形可能になり、ステ ーの下面を受ける支持点に上下方向の自由度を持たせることができる。また、ス テーを受ける板バネは壁との間で造る角度が90度よりも小さくなるので、板バ ネがステーを受けたときの反力は、壁側にも押しつけるように作用する。したが って、板バネによってステーが壁側に押されることからこのステーを介してトラ ップカバーも壁側に拘束されて安定支持される。また、板バネの下方向への曲げ 変形を利用することによって、トラップカバーの上下方向のレベルも調整可能と なる。
【0016】
【実施例】
図1は本考案のトラップカバーの取付け構造を備えた手洗器の据付けを示す切 欠側面図、図2は全体の正面図である。
【0017】 図において、手洗器の本体1がその背部を壁50の中に埋め込んで固定され、 本体1の底部には排水管2を接続している。また、本体1の上部には定量止水の 水栓1aを組込み、押しボタン1bを押すことにより一定量吐水後に止水可能と している。
【0018】 排水管2には従来技術の項でも説明したようにトラップ(図示せず)が接続さ れ、その下流側の配管は壁50の中に設けた建屋配管に連結される。そして、こ れらの排水管2及びトラップ等の全てを隠すためのトラップカバー3が従来例と 同様にバックハンガー4によって壁50側に拘束して固定されている。
【0019】 トラップカバー3はその背部及び上端を開放したもので、上端部の左右をビス 3aによって手洗器の本体1の連結座1cに拘束して一体化される。そして、ト ラップカバー3の下端部には、幅方向にステー5を架け渡している。このステー 5は従来例で述べたものと同じ縦断面を持ち、図1に示すように下端部にはエッ ヂ5aを形成して下端を先細り状としたものである。
【0020】 図3はバックハンガー4の詳細を示すものであって、壁50に当てて固定する 固定座4a,この固定座4aの上端から斜めに曲げた保持部4b及び先端方向へ の傾きを緩やかにしたガイド部4cを形成している。このような構造は従来例で 述べたものと全く同様である。そして、固定座4aには壁50への取付け用のビ ス6を通す孔4dを開けると共に、ガイド部4cの上面には板バネ7を取り付け ている。この板バネ7はスポット溶接等によってバックハンガー4に一体化され 、図3の(a)に示すようにガイド部4cの基端側から突き出て保持部4bの上 に少し被さる平板状のものである。
【0021】 手洗器の本体1及びトラップカバー3の壁50への据付け作業は次の要領で行 う。
【0022】 まず、手洗器の本体1のレベルを決めてブラケット8を壁50に固定し、この ブラケット8を利用して本体1を掛ける。壁50に取り付けた本体1に合わせて バックハンガー4のレベルを決め、図1のようにこのバックハンガー4をビス6 によって壁50に固定する。
【0023】 次いで、図4に示すようにトラップカバー3の背部を壁50に向けそのステー 5をバックハンガー4のガイド部4cの上に載せる。そして、トラップカバー3 を壁50側に軽く押すと、ガイド部4c及びステー5のエッヂ5aのそれぞれの 傾きによって、エッヂ5aが板バネ7の上を滑るようにして壁50側に動く。こ れにより、トラップカバー3は図5の一点鎖線の姿勢からその背部が壁50に衝 き当たるように姿勢を変え、同時に上端部が手洗器の本体1の底面部に被さるよ うになる。そして、トラップカバー3の上端の左右からビス3aを差し込み、本 体1に設けた連結座1cにこのビス3aをねじ込むことによってトラップカバー 3が本体1に一体化される。したがって、トラップカバー3はその下端をステー 5及びバックハンガー4によって壁50側に拘束され、上端は手洗器の本体1に 一体化されて安定支持される。
【0024】 ここで、ステー5をバックハンガー4の上に載せて図5の状態に設定したとき 、ステー5のエッヂ5aはバックハンガー4のガイド部4cから突き出た板バネ 7によって支持される。そして、板バネ7の上面が壁50との間で造る角度は9 0度よりも小さいので、板バネ7によってステー5を壁50側に押そうとする弾 性反力が発生する。このため、ステー5を介してトラップカバー3も壁50側に 押し付けられるようになり、安定した支持が維持される。
【0025】 また、板バネ7がステー5を受けている部分では、板バネ7とバックハンガー 4の保持部4bとの間に隙間があるため、板バネ7は図3の矢印で示すように変 形可能である。このため、図5のようにステー5を板バネ7の上に載せたときに は、この板バネ7の弾性変形ができる範囲で上下にトラップカバー3を動かすこ とができる。すなわち、図5の状態のトラップカバー3のレベルが最も高く、板 バネ7の下面が保持部4bの上面に当たる位置までこの板バネ7が曲がったとき が最もレベルが低くなる。したがって、トラップカバー3はその上下方向にも自 由度を持つことができ、手洗器の本体1に対して板バネ7の曲がり変形の大きさ の範囲内で高さ調整が行えることになる。
【0026】 このように板バネ7の変形を利用すれば、予めバックハンガー4を手洗器の本 体1に対して少し高めに固定しておき、組み込んだ後にトラップカバー3を押し 下げるようにすれば、施工誤差を吸収した据付けが可能である。そして、この場 合では、板バネ7がトラップカバー3を上に弾性的に押す力も作用させるので、 トラップカバー3の上端をきっちりと本体1の底面に当てることができ、隙間の ない施工体が得られる。
【0027】 また、板バネ7の変形による施工誤差の吸収が可能なので、バックハンガー4 を壁50に固定するときのレベルを厳しくする必要がなく、或る程度の余裕を持 たせた寸法出しで済むので施工も簡単になる。
【0028】 なお、実施例では手洗器の設備に設けるトラップカバーについて説明したが、 この他に壁固定式の洗面器やその他のトラップを排水配管の中に含む設備であっ てもよい。
【0029】
【考案の効果】
本考案では、バックハンガーに設けた板バネによってトラップカバーを壁側に 押し付けると同時に、上下方向のレベル調整も板バネの曲げ変形の範囲内で可能 としている。このため、トラップカバーの上端部に設ける手洗器や洗面器等の底 面に対して高さ調整できるので、バックハンガーの取付け位置を手直しする等の 必要がない。また、板バネがトラップカバーを上に押す力を利用すれば、手洗器 や洗面器の底面にトラップカバーの上端をきっちりと衝き当てる据付けも簡単に なり、隙間のない良好な施工体が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のトラップカバーの取付け構造を備えた
手洗器の設備の切欠側面図であり、その要部の一部を拡
大して示すものである。
【図2】図1の手洗器の設備の全体を示す正面図であ
る。
【図3】バックハンガーの詳細であって、同図の(a)
はその側面図であり、同図の(b)は概略斜視図であ
る。
【図4】バックハンガーにステーを掛けてトラップカバ
ーの取付けを始めようとするときの概略側面図である。
【図5】バックハンガーにステーを掛けてトラップカバ
ーを壁側に拘束したときの概略側面図である。
【図6】従来のバックハンガーによるトラップカバーの
取付け要領を示す概略側面図である。
【符号の説明】
1 本体 1a 水栓 1c 連結座 2 排水管 3 トラップカバー 3a ビス 4 バックハンガー 4a 固定座 4b 保持部 4c ガイド部 5 ステー 5a エッヂ 6 ビス 7 板バネ 8 ブラケット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手洗器又は洗面器等の設備から壁又は床
    下への排水配管に設けたトラップを隠すトラップカバー
    を、前記壁に固定したバックハンガーに掛けて保持する
    取付け構造であって、前記トラップカバーの背部の幅方
    向にステーを設けると共に該ステーの下端に先細りする
    エッヂを形成し、前記バックハンガーは、前記壁への固
    定点から斜め上に向かう保持部及び該保持部から先端に
    向けて傾斜角度を小さくしたガイド部とを備え、更に前
    記ガイド部の上面に前記保持部の上にまで延長して該保
    持部の上方を覆う板バネを設け、該板バネが前記保持部
    の上方に被さる部分に前記ステーの下端を載置可能とし
    たことを特徴とする手洗器等の衛生設備に設けるトラッ
    プカバーの取付け構造。
JP2694091U 1991-04-19 1991-04-19 手洗器等の衛生設備に設けるトラップカバーの取付け構造 Expired - Lifetime JP2546458Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020048628A (ja) * 2018-09-25 2020-04-02 有限会社クラウン商会 手指自動洗浄装置

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JP2020048628A (ja) * 2018-09-25 2020-04-02 有限会社クラウン商会 手指自動洗浄装置

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