JPH04120045U - 小型プリンタの選択構造 - Google Patents

小型プリンタの選択構造

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JPH04120045U
JPH04120045U JP2359191U JP2359191U JPH04120045U JP H04120045 U JPH04120045 U JP H04120045U JP 2359191 U JP2359191 U JP 2359191U JP 2359191 U JP2359191 U JP 2359191U JP H04120045 U JPH04120045 U JP H04120045U
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JP
Japan
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selection
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reset
ratchet
claw
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Application number
JP2359191U
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English (en)
Inventor
克巳 鈴木
Original Assignee
セイコーエプソン株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、安定した選択爪の復帰力が得ら
れ、また組立性が大幅に向上する小型プリンタの選択構
造を提供する。 【構成】 活字6aとラチェット6bを有する活字輪6
と、ラチェットに係合する選択爪1と、選択爪を作動さ
せるトリガー機構と、ラチェットから係合状態を外す復
帰部10aをリセットレバー10に具備させた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は小型プリンタ等に用いられる選択構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術の代表例を図6に示す。
【0003】 図6は従来の小型プリンタの選択構造のリセット状態を示す側断面図である。 60はリセットレバーでありリセット部材61が取り付けられている。このリセ ット部材61は、図7に示すようにバネ性を有する板状の非磁性のステンレス鋼 材が用いられている。リセットレバー60は選択爪軸52を中心として矢印L方 向、矢印M方向へ往復揺動する構造となっている。印字部材(図示せず)によっ て紙がリボンを介して活字56aに押圧され印字が終了するとリセットレバー6 0は矢印L方向に回転する。そのためリセット部材61が選択爪51の尾部51 cを押す。するとリセット部材61のバネ力によって選択爪51の足先端51a は極板54の位置までリセットされた後吸着され、選択爪51は待機位置に復帰 する構造をしていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前述の従来技術では、リセット部材に用いられるステンレス鋼の厚み は0.1ミリ程度の薄い板状バネを用いているためリセットレバーに取り付ける 際に取付部61a、61bを曲げてしまいリセットレバーとリセット部材を組み 立てると組立精度が規格外になってしまい、リセット部材が選択爪の尾部を押す 際に必要な復帰力を与えられないか、もしくは必要な復帰力が規格以上になりリ セット部材と選択爪の接触部が変形してリセット品質が安定しないあるいは選択 爪が選択時に接触し回転しないという課題があった。また、前述のような不具合 を起こさないためリセットレバーにリセット部材を取り付ける際は必要以上に多 く取付時間をかけていた。そのため、プリンタ単価はより高いものとなっていた 本考案はこのような欠点を解決するためになされたものであり、樹脂のバネ性 を利用したリセット部材とリセットレバーを一体構造に成形したことで、常に安 定した復帰力が得られ信頼性の高い、また組立性が大幅に向上し単価の安い小型 プリンタを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで上記課題を解決するため 本考案の小型プリンタの選択構造は、外周に 活字を有し、活字の各々に対応するラチェットを有する活字輪と、活字輪のラチ ェットに係合して活字を選択する選択爪と、選択爪を作動させ活字輪のラチェッ トに係合せしめるトリガー機構と、選択爪をラチェットの係合状態から外し待機 位置に復帰させる可撓性の復帰部を具備したリセットレバーを有することを特徴 とする。
【0006】
【実施例】
図1は本考案の一実施例における小型プリンタの選択部の側断面図であり、選 択爪1の待機状態を示している。選択爪1は、選択爪軸2に嵌合されており選択 爪の足先端1aは磁石3によって極板4を介して吸着されている。活字輪バネ5 は活字輪軸7の溝7aに係合し、活字輪6は活字輪軸7と同期回転する構造とな っている。また、活字輪6と選択爪1は印字桁の桁数分活字輪軸7の軸方向に配 置されている。8は印字ローラであり印字ローラ受け9に軸支され矢印E方向に 回転する。10はリセットレバーであり選択爪軸2を中心として矢印A方向、矢 印B方向へ往復揺動する構造となっている。
【0007】 図2はリセットレバー10の斜視図である。リセットレバー10には、選択爪 に復帰力を与える復帰部10aが一体構造に成形してある。このリセットレバー の材質としては、ポリアセタール、ABS、ポリアミド等が用いられる。
【0008】 図3は選択、印字状態を示す側断面図である。選択時には活字輪軸7が矢印C 方向に回転し活字輪6も同期回転する。所望の活字6aが選択位置に達したとこ ろで印字コイル12に通電がされる。すると選択爪の足先端1aは極板4の磁極 と同じ極に磁化され選択爪1は矢印D方向に付勢されラチェット6bに係合する 。
【0009】 そのため、選択爪1はラチェット6bに係合し所望の活字6aを選択する。活字 輪軸7は更に矢印C方向に回転をするが、活字輪バネ5は矢印G方向に変形し活 字輪軸7の溝7aから外れ、活字輪軸7の外周を摺動する。印字ローラ受け9と 印字ローラ8は印字状態を示しており、紙13とリボン14を介して活字6aに 押圧され印字が行なわれる。
【0010】 図4は選択爪1のリセット状態を示す側断面図である。印字が終了するとリセ ットレバー10は矢印J方向に回転し復帰部10aが選択爪の尾部1cをバネ力 によって押す。すると選択爪の足先端1aは再び極板4に吸着され選択爪1は待 機位置に復帰する。この時復帰部10aと選択爪の尾部1c、極板4と選択爪の 足先端1aにはバネ力による力のみが加えられその位置に保持される。次に活字 輪軸7は矢印H方向へ回転し活字輪軸7の溝7aに活字輪バネ5が再び係合し、 活字輪6と活字輪軸7が同期して図1の待機状態に復帰する。
【0011】 リセットレバーに復帰部を具備させたことで複雑な組み立て作業が無く、単にリ セットレバーを取り付ける工程のみでよく短時間に行われる。従来のリセット部 材が廃止になり、組立時にリセットバネの取付部を曲げてしまうことで必要な復 帰力が得られないことや復帰力が規格以上になってしまい選択爪の誤動作や異常 摩耗を起こすことがなくなり、常に安定した復帰力が得られるようになった。
【0012】 図5は本考案の第2の実施例を示す斜視図であり、選択爪の復帰に用いる復帰 部材23aを各桁の各選択爪に独立して配置した実施例である。このように各桁 独立に復帰部材23aによって選択爪を復帰させるため、複数桁同時復帰時でも 単数桁復帰時でも同じ復帰力Pが得られる。また、復帰部材23a、23bのお のおのの厚さを異ならせることで復帰力を各桁異ならせることも可能である。材 質、動作、作用については第1の実施例と同様である。
【0013】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、 選択爪をラチェットの係合状態から外し待機位置に復帰させる可撓性の復帰部を 具備したリセットレバーを有することによりリセット部材のリセットバネをリセ ットレバーに取り付ける工程が廃止になり、組立時にリセットバネの取付部を曲 げてしまうことで必要な復帰力が得られないことや復帰力が規格以上になってし まい選択爪の誤動作や異常摩耗を起こすことがなくなり、常に安定した復帰力が 得られるようになった。また、組立性が大幅に向上することができた。
【0014】 また、部品点数が削減されたための部品コストの削減、組立性が大幅に向上し たことによる組立コストの削減という効果も有する。
【0015】 また、復帰部材を各桁の各選択爪に独立に配置すれば、各桁独立に選択爪に復 帰力を与えるため複数桁同時復帰時でも、単数桁復帰時でも各桁同じ復帰力Pが 得られる。また、復帰部材の厚さを各桁異ならせることで復帰力を各桁異ならせ ることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示す側断面図。
【図2】本考案の第1の実施例を示すリセットレバーの
斜視図。
【図3】本考案の第1の実施例の選択、印字状態を示す
側断面図。
【図4】本考案の第1の実施例のリセット状態を示す側
断面図。
【図5】本考案の第2の実施例を示すリセットレバーの
斜視図。
【図6】従来技術の例を示す側断面図。
【図7】従来技術の例を示すリセットバネの平面図。
【符号の説明】
1 選択爪 1a 選択爪の足先端 1c 選択爪の尾部 2 選択爪軸 3 磁石 4 極板 5 活字輪バネ 6 活字輪 6a 活字 6b ラチェット 7 活字輪軸 7a 溝 8 印字ローラ 9 印字ローラ受け 10 リセットレバー 10a 復帰部 12 印字コイル 13 紙 14 リボン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に活字を有し、前記活字の各々に対
    応するラチェットを有する活字輪と、前記活字輪の前記
    ラチェットに係合して前記活字を選択する選択爪と、前
    記選択爪を作動させ前記活字輪の前記ラチェットに係合
    せしめるトリガー機構と、前記選択爪を前記ラチェット
    の係合状態から外し待機位置に復帰させる可撓性の復帰
    部を具備したリセットレバーを有することを特徴とする
    小型プリンタの選択構造。
JP2359191U 1991-04-10 1991-04-10 小型プリンタの選択構造 Pending JPH04120045U (ja)

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