JPH04119834A - 模様塗装塗膜構造 - Google Patents

模様塗装塗膜構造

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JPH04119834A
JPH04119834A JP2240640A JP24064090A JPH04119834A JP H04119834 A JPH04119834 A JP H04119834A JP 2240640 A JP2240640 A JP 2240640A JP 24064090 A JP24064090 A JP 24064090A JP H04119834 A JPH04119834 A JP H04119834A
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Soichi Wakabayashi
若林 壮一
Masahiro Ono
雅博 小野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は新規な模様塗装塗膜構造に関し、さらに詳し
くは塗装物の光が当たる部分を中心に績桜を浮き出させ
ることができるという優れた意匠効果をもたらす模様塗
装塗膜構造に関する。
[従来の技術] 従来、自動車、自動二輪車等に意匠性を付与する目的で
模様塗装仕上げが施されている。一般に、模様を形成さ
せる方法として、例えばスプレーガンの先端で色の異な
る塗料を混合して塗装する方法、塗装した物品の表面に
模様状に切り取フた紙などを被せて、その上から塗料を
塗装する方法、粉末状磁性材料を含有せしめた液状塗膜
に礒石で磁力を作用させることによって模様を形成せし
める方法、印ヒ1ノによって模様を形成する方法など各
種の方法か用いられている。これらによって形成される
模様は、どの方向から見てもばつぎりと見えるものであ
り、しかもそのことが模様仕上げの基本でもあった。
[発明が解決しようとする課題] しかし、従来これらの方法で形成される模様はいずれも
単一的で平面的な模様であった。すなわち、どの方向か
ら見ても同一の模様がはっきりと見えるものであった。
ところで、最近に至って塗装物の商品価値を上げるため
に新しい意匠が要望され、例えば全体に模様が施されて
いるにもかかわらず光の当たる部分のみに模様を浮き上
がらせたり、正面から見た場合には一様の模様であるが
、見る角度によって模様が相違して見えたり、意図的に
ライティングすることによフて必要な模様だけを浮かび
上がらせたりするなど、新規意匠の模様塗装塗膜構造を
有する塗装物が求められている。
この発明はかかる実情に鑑みてなされたもので、模様の
見え方が異なって見える塗装物を得ることができる模様
塗装塗膜構造を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 発明者らは前記した課題を解決すへく鋭意検討した結果
、被塗物素材上の着色塗膜層とその上に施される模様層
、または被塗物素材とその上に施される模様層との明度
と彩度を特定することによって新しい意匠性塗膜を形成
することができることを見い出し、この発明を完成する
に至ったものである。
かくして、この発明に従えば、被塗物素材上に、必要に
応じて形成される着色塗膜層と、模様層とをこの順序で
積層し、この被塗物素材上の必要に応じて形成された着
色塗膜層または被塗物素材と、模様層との明度差をマン
セルバリューで5以内、且つ彩度差をマンセルクロマで
7以内に設定することを特徴としている。
以下、この発明について詳細に説明する。
この発明の模様塗装塗膜構造を適用する被塗物素材は、
塗装できるものであれば材質等の制限はなく、具体的に
は自動車、自動二輪車、スクータ−1家電用器具などに
用いられる金属もしくはプラスチックを挙げることがで
きる。
これらの被塗物素材が曲面を有する場合には、この発明
の意匠性ある模様をさらに効果的に現出せしめることが
できるのでより好ましい。これらの被塗物素材は、その
表面を必要に応じて化成処理、下塗塗装などを予め行な
っておくこともできる。
前記した被塗物素材上に必要に応じて形成される着色塗
膜層は、あらゆる色相が可能で、模様層と適当なコント
ラストをなすものであればよい。
また、着色塗膜層または被塗物素材と模様層との明度差
をマンセルバリューで5以内好ましくは1以上3以内に
、また彩度差をマンセルクロマで7以内、好ましくは1
以上5以内になるように設定する。ここで、マンセルバ
リューはマンセル値で測った明度のことを、マンセルク
ロマはマンセル値で測った彩度のことを意味している。
この発明において、着色塗膜層または被塗物素材と模様
層間の明度差と彩度差が、前記の範囲外であると光の当
たる部分のみに模様を浮き上がらせ、周辺部において模
様を消失させたり、見る角度によって模様が異なるよう
に現出させたりすることができない。
この着色塗膜層を形成する着色塗料は、アクリル樹脂、
アルキド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等の基
体樹脂と、アミン樹脂、ポリイソシアネート等の架橋剤
をビヒクル成分とし、これに着色顔料を配合した従来か
ら公知の塗料であり、明度及び彩度の調整は配合される
着色顔料の種類、配合量等を変えることによって行なわ
れる。この着色塗料には、所望により金属粉末、パール
マイカ、=母状酸化鉄(MIO)、ガラスピーズ、アク
リル樹脂等の合成樹脂ビーズ等、光輝性材料を配合する
ことができる。この着色塗膜層の乾燥膜厚は、特に制限
はないが一般に20〜40μの範囲である。
この発明において、被塗物素材自身が着色しており、模
様層との明度差及び彩度差が前記した範囲にあれば、こ
の着色塗膜層は省略することも可能である。
次に、着色塗膜層上または被塗物素材上に形成される模
様層は、塗料を塗装することによって形成しても、模様
を印刷することによフて形成してもよい。前者の塗料の
塗装による場合には、使用される塗料は、着色塗膜層と
コントラストを示し、且つ明度と彩度において前記した
条件を満たすものであるかぎり、着色塗膜層を形成する
塗料と同しものであることができる。この塗料は、着色
塗膜層上に、ウェットオンウェットもしくは着色塗膜層
を焼付硬化させたのち模様状に塗装される。また、塗料
中に磁性材料を含有せしめて磁力を作用させることによ
って模様を形成してもよい(特開昭63−175670
号公報参照)。塗装乾燥膜厚は5〜20μ、好ましくは
5〜10μの範囲であり、膜厚が20μを越えると、こ
の発明の意匠効果を得ることができなくなる傾向があり
、前記の範囲が好ましい。
また、後者の模様を印刷することによって形成する場合
、着色塗膜層上に印刷インキでプリント模様を印刷する
方法や水圧転写方式によって印刷模様層を転写印刷する
方法(特開昭61−58798号公報参照)等公知の方
法を用いることができる。印刷模様層の厚さは05〜2
0μ、好ましくは0.5〜10μの範囲である。
次に、模様層上にクリヤー塗膜層を塗布して形成するこ
ともでき、このクリヤー塗膜層は、着色塗膜層で説明し
たビヒクル成分からなる公知の透明クリヤー塗料または
これに透明着色顔料を配合したカラークリヤー塗料によ
って乾燥膜20〜40μの範囲に形成される。このクリ
ヤー塗料には、前記した光輝性材料を、l0PHR以下
の範囲で配合してもよい。
[作用] この発明の模様塗装塗膜構造によれば、被塗物素材上に
必要に応じて着色塗膜層が形成されるか、または被塗物
素材上に着色塗膜層が形成され、この着色塗膜層上に模
様層か積層され、また被塗物素材上に模様層が積層され
る。そして、この被塗物素材上の着色塗膜層または被塗
物素材と、模様層との明度差をマンセルバリューで5以
内、且つ彩度差をマンセルクロマで7以内に設定するこ
とによって、入射光に対して塗装物がある角度になった
時、光の反射の関係で一部を除き他の部分が明度や彩度
が一定となってしまい、一部のみが模様を浮き上がらせ
るようになり、特有の意匠効果をもたらす。
[実施例] 以下、この発明を実施例に基づいて具体的に説明する。
実施例1 第1図において、被塗物素材1は表面処理が施された鋼
板で構成され、この被塗物素材1上に下記着色塗料が膜
厚(乾燥展厚以下同じ)30μに塗装され、100℃で
10分間焼付乾燥され着色塗膜層2が形成された。つい
で、着色塗膜層2上に模様を形成するために布海苔を被
せ、その上から下記模様層形成用塗料を模様膜厚10μ
に塗装して不規則な模様層3を形成した。さらに、ウェ
ットオンウェットで下記クリヤー塗料を膜厚30μに塗
装し、100℃で15分間焼付乾燥してクリヤー塗膜層
4を形成した6 かくして得られる模様塗装鋼板は、この発明の目的とす
る光線の当たる部分の模様を浮き出させ、他の部分の模
様を消失せしめるという意匠効果を及ぼした。
[着色塗料配合コ レタンPG−fio No、+32ホワイト    9
5重量部(レタンPGは関西ペイント社製 アクリル系塗料) レタンPG−60No、385ブルー      3重
量部合計  100重量部 マンセルバリュー、約7 マンセルクロマ:約6 [模様層形成用塗料配合] レタンPG−60No、+32ホワイト    95重
量部レタンPG−8(I lio、517ブルー   
    5重量部合計  100重量部 マンセフレバリュー二約8 マンセルクロマ、約10 [クリヤー塗料配合] レタンPG−60No、O05クリヤー   100重
量部実施例2 第1図において、裏面に模様を形どったシート状磁石が
貼付されたABS樹脂表面に、下記着色塗料が膜厚35
μに塗装され、その上にウェットオンウェットで下記ニ
ッケル顔料含有模様層形成用塗料を膜厚15μに塗装す
ると、磁力によってニッケル顔料が8!Illシ槙様層
3を形成した。さらに、その上にウェットオンウェット
で下記クリヤー塗料を膜fIJ25μに塗装し、70t
で40分間焼付乾燥してクリヤー’[層4を形成した。
かくして得られた塗装板は実施例1と同し意匠効果を及
ぼした。
[着色塗料配合] レタンPG−60No、132ホワイト    90重
量部レタンPG−60 No618グリーン     
10重量部合計 00重量部 マンセルバリュー・約8 マンセルクロマ 約6 [模様層形成用塗料配合] レタンPG−60No、109ニッケルベースレタンP
G−60No、618グリーンレタンPG−60No、
400ブラック90重量部 8重量部 2重量部 合計 00重量部 マンセルバリュー、約6 マンセルクロマ 約4 [クリヤー塗料配合] レタンPG−60No、O05クリヤーイリオジンハー
ル103 98重量部 2重量部 合計 00重量部 実施例3 第1図において、表面処理鋼板上に下記着色塗料が膜厚
30μに塗装され、100℃で15分間焼付乾燥された
。その上に印刷インキ(色相。
2.5R,マンセルバリュー、約6、マンセルクロマ 
約12)でプリント模様印刷を施し、さらにウェットオ
ンウェットで下記クリヤー塗料が膜厚20μに塗装され
、100℃で15分間焼付乾燥されてクリヤー塗膜層4
を形成した。かくして得られた印刷模様板は実施例1と
同様の効果を及ぼした。
[着色塗料配合コ レタンPG−60No、111メタリツクヘ一ス90重
量部レタンPG−60No、610レツド     1
0重量部合計  100重量部 マンセルバリュー 約8 マンセルクロマ 約10 [クリヤー塗料配合コ レタンPG−60No、O05クリヤー98重量部 合計  100重量部 実施例4 第2図において、裏面に模様を形と)たシート状磁石が
貼られたアルミニウム素材上に、下記ニッケル顔料含有
模様層形成用塗料を膜厚25μに塗装すると、磁力によ
ってニッケル顔料が移動して模様層3を形成した。さら
に、その上に下記クリヤー塗料を膜厚25μに塗装し、
100℃で20分間焼付乾燥してクリヤー塗膜層4を形
成した。なお、模様層3以外の部分のマンセルバリュー
は約9で、マンセルクロマは約4であった。かくして得
られた塗装板は実施例1と同じ意匠効果を及ぼした。
[模様層形成用塗料配合] レタンPG−60No、O05クリヤー    50重
量部レタンPG−50No、611エロー     4
5重量部レタンPG−60 No、109ニツケルベー
ス  5重量部合計  100重量部 マンセルバリュー 約9 マンセルクロマ 約6 [クリヤー塗料配合コ レタンPG−δONo、005クリヤー    95重
量部レタンPG−60 No、631エロー     
 5重量部合計  100重量部 [発明の効果〕 前記したように、この発明の模様塗装塗膜構造は、被塗
物素材上に、必要に応じて形成される着色塗膜層と、模
様層とをこの順序で積層し、この被塗物素材上の必要に
応じて形成された着色塗膜層または被塗物素材と、模様
層との明度差をマンセルバリューで5以内、且つ彩度差
をマンセルクロマで7以内に設定したから、人が見る角
度を変えると、相対的に塗装物に当たる光の入射角に変
化を生じ、光の入射角と塗装物がある一定の角度になっ
たとぎ、或いは光の当たる角度が変化したとき、さらに
は塗装を施した物の位置に変化が生して、相対的に光の
当たる角度が変化したときなど、光の反射の関係で塗装
物上の一部において、着色塗膜層または被塗物素材と模
様層との間の明度と彩度が一定になる部分ができる。こ
のため、この部分とその他の部分の対比により、一部の
みが模様を浮き上がらせるようになり、模様の見え方が
異なって見えるなど、従来にない新規な意匠効果を与え
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る模様塗装塗膜構造の層状態を示
す図、第2図はこの発明に係る模様塗装塗膜構造の他の
実施例の層状態を示す図である。 図中符号1は被塗物素材、2は着色塗膜層、3は模様層
、4はクリヤー塗膜層である。 111眉3 棟抹層3

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 被塗物素材上に、必要に応じて形成される着色塗膜層と
    、模様層とをこの順序で積層し、この被塗物素材上の必
    要に応じて形成された着色塗膜層または被塗物素材と、
    模様層との明度差をマンセルバリューで5以内、且つ彩
    度差をマンセルクロマで7以内に設定することを特徴と
    する模様塗装塗膜構造。
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