JPH0411971A - 部分的塗装物品の製造方法 - Google Patents

部分的塗装物品の製造方法

Info

Publication number
JPH0411971A
JPH0411971A JP11447890A JP11447890A JPH0411971A JP H0411971 A JPH0411971 A JP H0411971A JP 11447890 A JP11447890 A JP 11447890A JP 11447890 A JP11447890 A JP 11447890A JP H0411971 A JPH0411971 A JP H0411971A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coated
coating
water
painted
curing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11447890A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Taniguchi
孝 谷口
Naoki Shimoyama
直樹 下山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP11447890A priority Critical patent/JPH0411971A/ja
Publication of JPH0411971A publication Critical patent/JPH0411971A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、簡便な部分的塗装物品の製造方法に関するも
のである。
[従来の技術] 一般に被塗装物の表面に部分的に塗装を行うには、マス
キング剤を施して、塗装後に該マスキング剤を除去する
方法、全面塗装後に非塗装部分をエツチング等で剥離除
去する方法が用いられてきた。
しかしながら、従来の技術はそれぞれ大きな問題点を有
していた。例えば、マスキング剤使用においては、微細
な部分的塗装が困難であり、さらには境界部分の仕上が
りが美しくないという欠点を有していた。また、エツチ
ングによる塗膜剥離はマスキングと同様、微細加工が困
難であるばかりでなく、被塗装物を損傷するという致命
的な欠点を有していた。
一方、これらの欠点を補う方法として、非塗装部に比較
的除去が容易な塗装物をあらかじめ塗布しておいたのち
、非塗装部分を含めて目的とする塗膜を塗装し、その後
に非塗装部上の塗装物をヘラなどを用いて機械的に除去
する方法が試みられ、一部で実用化されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、現在用いられているかかる比較的除去が
容易な塗装物としては、ポリ塩化ビニル系エマルジョン
からなるものが用いられており、部分的に除去する際に
かなりの困難さがあり、さらには作業時に被塗装物を傷
つけるなどのために歩留りが低い、あるいは除去に手間
がかかるなどの大きな欠点を有していた。
本発明はかかる従来技術の欠点を解消しようとするもの
であり、容易に非塗装部分の塗膜除去が可能であり、被
塗装物品に損傷を与えず、さらに生産性にも優れた部分
的塗装物品の製造方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するために下記の構成を有する
「被塗装物品の非塗装部に撥水撥油剤を塗布したのち、
被塗装部の少なくとも一部および非塗装部に塗料を塗布
し、加熱乾燥および/または硬化させたのち、非塗装部
上の塗膜を除去することを特徴とする部分的塗装物品の
製造方法。」本発明において、被塗装物品としては、例
えば各種金属、金属メッキ品、無機ガラス、セラミック
ス、各種プラスチックなどが挙げられ、本発明を必要と
するものであれば何ら限定されるものではない。また、
その被塗装物品の形状としては、板状、成形品状、線状
、棒状などいかなるものであってもよいが、とくに線状
の加工物品など、複雑な形状を有するものへの適用が、
従来の方法と比べて特に効果が発揮されるという点から
好ましい。具体的な加工物品としては、メガネフレーム
を挙げることができる。
また、これらの非塗装部に塗布される撥水撥油剤として
は、被塗装物に塗装した塗膜の除去が容易な程度に撥水
撥油性を有しておれば何ら限定されないが、かかる特性
を有する材料としては、例えばシリコーン樹脂やフッ素
系樹脂か挙げられる。
とくにその上に設けられる塗装用塗料に浸されにくいと
いう点から、硬化性を有していることか好ましく、塗装
用塗料が塗布される前に硬化されてなることが最も好ま
しい。
かかる撥水撥油剤の具体例としては、とくに効果的なも
のとして室温硬化型あるいは低温硬化型の有機ポリシロ
キサン系重合物、中でもポリジメチルシロキサン系重合
物がその撥水撥油性を大きくすることが可能なことから
好ましく使用される。
かかる硬化性ポリシロキサンの具体例としては末端にシ
ラノール基を有するポリジメチルシロキサン、ポリメチ
ルフェニルシロキサン、ポリメチルビニルシロキサンな
どのポリアルキル、ポリアルケニル、あるいはポリアリ
ールシロキサンに各種の架橋剤、例えばテトラアセトキ
シシラン、テトラアルコキシシラン、テトラエチルメチ
ルケトオキシムシラン、テトライソプロペニルシランな
どの四官能シラン、さらにはアルキルあるいはアルケニ
ルトリアセトキシシラン、トリケトオキシムシラン、ま
たはトリイソプロペニルシラントリアルコキシシランな
どの3官能シランなどを添加混合したもの、場合によっ
てはあらかじめ反応させたものがある。他の硬化性を有
するポリシロキサンの例としては5i−H結合を有する
ポリシロキサンと不飽和基を有する化合物を白金化合物
などの触媒存在下に反応させて硬化させることなども挙
げることができる。他の効果的なものとしてはフッ素含
有化合物、とくにパーフルオロ基含有(メタ)アクリレ
ートを含むポリマーおよび他のモノマーとの共重合体が
ある。これらの重合物中には架橋硬化せしめる目的で各
種の官能基を導入させたものが使用されるが、その具体
例としてはヒドロキシ(メタ)アクリレートなどの水酸
基含有モノマー (メタ)アクリル酸などのカルボキシ
ル基含有モノマーなどとの共重合体が挙げられる。さら
にはアリル(メタ)アクリレートなどの反応性の異なる
二重結合を有するモノマーとの共重合体も架橋硬化可能
な例として挙げられる。かかる共重合体の重合形態とし
てはとくに限定されず、ランダム共重合体、ブロック共
重合体などが適用可能であるが、撥水性、被コーテイン
グ物との接着性向上などの点からブロック共重合体がと
くに好ましく使用される。
以上の組成物中には硬化を促進させる目的、あるいは硬
化可能ならしめる目的から各種の硬化剤、3次元架橋剤
を添加することもできる。これらの具体例としてはシリ
コーン樹脂硬化剤、シランカップリング剤、各種金属ア
ルコレート、各種金属キレート化合物、イソシアネート
化合物、メラミン樹脂、多官能アクリル樹脂、尿素樹脂
などがある。
以上の硬化性物質の硬化方法としては適用される被塗装
物品および使用される硬化性物質によって決定されるべ
きであるが、通常は室温以上、250℃以下の加熱処理
、さらには硬化性官能基、例えば重合体もしくはオリゴ
マ中の2重結合などを利用して紫外線、電子線、γ線な
どの放射線を用いて硬化させることもできる。硬化性物
質が硬化されていない場合には洗浄、あるいは各種薬品
との接触などにおいて容易に被塗布物上から脱落しやす
い。
硬化性物質からなる被膜の膜厚についてはとくに限定さ
れるものではないが、除去性、塗装のしやすさなどとの
バランスから5.0μmから0゜1μm1さらに好まし
くは3.0μmから0. 5μmか好ましい。
次に塗布方法としては通常のコーティング作業で用いら
れる方法が適用可能であるが、部分的に、比較的複雑な
形状を有する物品に塗布する場合においては、刷毛塗り
塗装などが好ましく用いられる。
これらの撥水撥油剤は通常揮発性溶媒に希釈して塗布さ
れる。溶媒として用いられるものは、特に限定されない
が、使用にあたっては組成物の安定性、被塗装物に対す
る濡れ性、揮発性などを考慮して決められるべきである
。また溶媒は1種のみならず2種以上の混合物として用
いることも可能である。
また本発明の撥水撥油剤中には反応性のない物質を本発
明の目的とする特性を大幅に低下させない範囲で各種添
加させることも可能である。とくに塗布時におけるフロ
ー向上の目的には各種の界面活性剤が使用でき、とくに
ジメチルシロキサンとアルキレンオキシドとのブロック
またはグラフト共重合体、さらにはフッ素系界面活性剤
などが有効である。
本発明は以上のとおり、非塗装部に撥水撥油剤を塗布し
たのち、種々の目的とする機能を発現可能な塗料を非塗
装部、および非塗装部以外の部分の少なくともその一部
にコーティングするものであるが、かかる塗料としては
、被塗装物品への密着性が良好であるものが好ましく用
いられ、何ら限定されるものではない。とくに金属物品
を被塗装物とする場合には、顔料や染料などで着色が容
易なこと、各種の塗装方法が適用できるなどの長所を有
することから、アクリル系塗料、中でも熱硬化性アクリ
ル系塗料が好ましく用いられる。硬化タイプとしては、
エポキシ硬化、メラミン硬化、ウレタン硬化などの各種
の硬化が適用可能である。
もっとも好ましいタイプとしては、ウレタンアクリル樹
脂やエポキシアクリル樹脂が挙げられる。
具体的には、例えばすでに市販されているものが挙げら
れ、具体的商品名としては、東しく株)製の“コータッ
クス” 5A−105,5A−108,5A−109,
5A−126,5A−127,5A−128,5B−1
22,5B−215などの溶剤系メラミン硬化型樹脂、
“コータックス”WE−104、WE−154、WF−
224、WF−268などの水系メラミン硬化型樹脂、
“コータックス″LK−710、LK−716、LK−
724、LK−731、LK−735、LK−740、
LK−761、LK−765などのエポキシ硬化型樹脂
、“コータックス”LH−601、LH−646、L 
H−669、LH−613、LH−640、LH−63
2などのイソシアネート硬化型樹脂、さらにはロックペ
イント(株)製の“コーロック65”などのアクリル系
塗料も好ましく用いられる具体例である。
以上の塗料の塗装方法としては、浸漬塗り、刷毛塗り、
スプレー塗装など公知の塗装方法が適用可能であるが、
生産性、均一性、厚塗り性に優れることからスプレー塗
装が最も好ましく適用される。
塗装後の乾燥および/または硬化に際しては、風乾など
の温和な条件から200℃前後の高温加熱による強制加
熱も可能であり、とくに硬化性樹脂を用いる場合には、
70〜190℃の条件で加熱されることが好ましい。
本発明は前記塗装物から非塗装部分上に設けられた塗膜
、すなわち、撥水撥油剤の上に塗装された塗膜を除去す
ることによって部分的に塗装された塗装物品を製造する
方法であるが、ここで塗膜の除去方法は従来のヘラなど
の器具を使用することも可能であることは言うまでない
が、爪などで容易に除去が可能であり、加工性に著るし
く優れた部分的塗装物品を得ることができる。なお、塗
膜除去に際しては、撥水撥油剤からなる膜がともに除去
されても、除去されずに残存していても何ら問題はない
本発明が適用される具体的成形物品としては、メガネ用
フレーム、各種容器など種々の成形品が挙げられる。
[実施例] 以下、本発明をさらに具体的に説明するために実施例を
挙げるが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
実施例1 被塗装物品としてステンレスに銀製メツキしたメガネフ
レームを用い、枠と枠のブリッジ部分を非塗装部分とし
て該部分にまず最初に“5H−237デイスバージヨン
” (東し・ダウコーニング・シリコーン(株)製、シ
リコーン離型剤)10重量部、シクロへキサノン16重
量部、メチルイソブチルケトン24重量部からなる撥水
撥油用塗布液を毛筆を用いて刷毛塗りにて塗布した。塗
布後、150℃で30分間加熱乾燥硬化させた。このメ
ガネフレーム枠の全面に“コーロック65”(ロックペ
イント(株)製、アクリル塗料)をスプレーガンを用い
て、スプレー塗装した。塗装後180℃で30分間加熱
硬化させた。加熱後、室温まで冷却し、非塗装部上の塗
膜を爪で除去したところ、容易に除去ができ、デザイン
性に優れたメガネフレームが得られた。
実施例2 メガネフレームを金製メツキに代える以外はすべて実施
例1と同様に行ったところ、実施例1と全く同様の良好
な結果が得られた。
[発明の効果コ 本発明によって、以下の特徴を有する部分的塗装物品を
得る製造方法を提供することができる。
(1)被塗装物品を損傷することがない。
■ 非塗装部の塗膜除去が容易である。
(3)生産性に優れ、低コスト化が可能である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被塗装物品の非塗装部に撥水撥油剤を塗布したの
    ち、被塗装部の少なくとも一部および非塗装部に塗料を
    塗布し、加熱乾燥および/または硬化させたのち、非塗
    装部上の塗膜を除去することを特徴とする部分的塗装物
    品の製造方法。
  2. (2)撥水撥油剤が、硬化性シリコーン樹脂およびフッ
    素系樹脂から選ばれる1種以上であることを特徴とする
    請求項(1)記載の部分的塗装物品の製造方法。
JP11447890A 1990-04-28 1990-04-28 部分的塗装物品の製造方法 Pending JPH0411971A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11447890A JPH0411971A (ja) 1990-04-28 1990-04-28 部分的塗装物品の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11447890A JPH0411971A (ja) 1990-04-28 1990-04-28 部分的塗装物品の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0411971A true JPH0411971A (ja) 1992-01-16

Family

ID=14638746

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11447890A Pending JPH0411971A (ja) 1990-04-28 1990-04-28 部分的塗装物品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0411971A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5948476A (en) * 1996-11-08 1999-09-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method and apparatus for producing molecular film
JP2010209937A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Nippon Pillar Packing Co Ltd 接触型メカニカルシール

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5948476A (en) * 1996-11-08 1999-09-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method and apparatus for producing molecular film
US6183558B1 (en) 1996-11-08 2001-02-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method and apparatus for producing molecular film
JP2010209937A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Nippon Pillar Packing Co Ltd 接触型メカニカルシール

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2869443B2 (ja) 上塗り塗料組成物
DE60326121D1 (de) Verfahren zur Herstellung von Nanostrukturierten Oberflächenbeschichtungen, deren Beschichtungen und Gegenständen enthaltend die Beschichtung
JPH0637109B2 (ja) 弾性表面カバー
DE60108306T2 (de) Mit energiereicher Stralhung härbare Zusammensetzung und Formmasse
EP3401093A1 (en) Laminate and method for producing same
JPS5825331A (ja) プラスチツクより成る物体の表面を平滑かつ長期間有効に被覆するための、帯電防止および防曇効果を有する被覆剤
JP3308279B2 (ja) 防汚処理剤、防汚処理方法及び防汚処理物品
JPH0411971A (ja) 部分的塗装物品の製造方法
JP5344421B2 (ja) 含フッ素共重合体、コーティング剤、防汚製品及びコーティング液
JP2855482B2 (ja) 表面塗料及びその塗布方法
JP4978828B2 (ja) 防曇性コーティング組成物およびそれを用いた防曇性被膜の製造方法
JPS6052184B2 (ja) 塗料組成物
CN1265895C (zh) 金属表面涂层及其形成方法
JPS5989330A (ja) プラスチツク成形品表面のコ−テイング方法
JP3400148B2 (ja) 撥水性耐摩耗薄膜の形成方法
JPH06184464A (ja) 防曇用被覆剤
JPH0543820A (ja) 活性エネルギー線硬化性防曇組成物
JPS62160238A (ja) すぐれた表面特性を有するプラスチツク成形品
CN109021423A (zh) 一种自清洁耐刮膜及其面膜的制备方法
KR100639952B1 (ko) 프라이머 코팅제 조성물 및 이를 이용하는 도장방법
JPS58222160A (ja) コ−テイング用組成物
JP2001323088A (ja) 樹脂成形体及びその製造方法
JPH02173163A (ja) 耐摩耗性メタクリル樹脂成形品およびその製造法
JPS6026064A (ja) すぐれた表面水濡れ性を有する被覆物品
JPS60173023A (ja) 耐摩耗性、表面平滑性に優れた合成樹脂成形品の製造方法