JPH04119631U - 遠心排油式スラストカラー - Google Patents
遠心排油式スラストカラーInfo
- Publication number
- JPH04119631U JPH04119631U JP3162091U JP3162091U JPH04119631U JP H04119631 U JPH04119631 U JP H04119631U JP 3162091 U JP3162091 U JP 3162091U JP 3162091 U JP3162091 U JP 3162091U JP H04119631 U JPH04119631 U JP H04119631U
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- JP
- Japan
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- thrust
- thrust collar
- bearing
- oil
- collar
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- Withdrawn
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- 239000003921 oil Substances 0.000 description 22
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Landscapes
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 高速回転機械において、スラスト軸受に対向
して回転するスラストカラーの改良により、軸受内周部
に溜った油を積極的に排出して温度上昇を抑え、軸受性
能を良くする。 【構成】 スラスト軸受4のスラスト軸受面と軸1及び
スラストカラー2により構成される空間11とスラスト
カラー内部を通りスラストカラー外周部とを連結する孔
3をスラストカラーに設けた。
して回転するスラストカラーの改良により、軸受内周部
に溜った油を積極的に排出して温度上昇を抑え、軸受性
能を良くする。 【構成】 スラスト軸受4のスラスト軸受面と軸1及び
スラストカラー2により構成される空間11とスラスト
カラー内部を通りスラストカラー外周部とを連結する孔
3をスラストカラーに設けた。
Description
【0001】
本考案は高速回転機械のスラストカラーの改良に関するものである。
【0002】
図2は従来のスラストカラーで、軸01に対し、ムクの円板であるスラストカ
ラー02を焼き嵌めやその他の方法、または一体削り出しによって取り付けられ
ている。
【0003】
スラスト軸受はその摩擦損失を小さくするため、最近では軸受部をすべて油浴
に浸す潤滑方式から、軸受面にのみ給油する直接潤滑方式が採用されることが多
くなってきている。
これは、軸受面にノズルで直接給油するとともに、スラスト軸受外周の空間を
オープンにし、ここに油を溜めないようにしているものである。
これによって軸受の性能は著しく改善されるが、軸受と軸、スラストカラーに
よって構成される内周側の空間へ漏れる油の排出は何れにしても困難である。
【0004】
このため、攪拌等による発熱などによって、内周側の温度が高く、外側が低い
という現象が生まれ、熱膨張によって軸受内周が膨れて、期待した軸受性能が充
分に発揮できないという課題が発生した。
【0005】
本考案は前記従来の課題を解決したもので、スラスト軸受に対向して回転する
スラスト円板において、スラスト軸受面と軸及びスラスト円板によって構成され
る空間とスラスト円板の内部を通りスラスト円板最外周部とを連結する孔をスラ
スト円板に設けた遠心排油式スラストカラーである。
【0006】
スラストカラーに穿けられた孔に入る油は、スラストカラーの回転に伴なう遠
心力によって、内周側から外周へ導かれる。この一種の遠心ポンプの作用によっ
て、内周部の油は溜りくくなり、従ってここにおける攪拌損失を減ずる。
【0007】
図1は本考案の一実施例である。
軸1に焼き嵌めされているスラストカラー2に連通孔3を設けた。
【0008】
スラストカラー2はスラスト軸受4に対向して回転する。
スラスト軸受4にはハウジング5に設けられた給油口6、給油管7を通って潤
滑油が供給され、軸受4に設けられた円周溝8、給油孔9、油溝10を介して軸
受面に直接給油される。而してスラスト軸受4とスラストカラー2外周部とハウ
ジング5によって構成される外周空間11に漏れた油は排油口12から外部へ排
出される。
一方、軸受4面と軸1及びスラストカラー2によって構成される内周空間13
に漏れた油も連通孔3を設けたスラストカラー2のポンプ作用によって外周空間
11に導びかれ、排油口12から外部へ排出される。
【0009】
本考案により、軸受内周部に溜まる油を積極的に排出することができ、軸受内
周の温度上昇を抑制することができるので、当初期待した軸受性能を充分に発揮
させることができる。
【図1】本考案の一実施例に係るスラスト軸受の断面図
である。
である。
【図2】従来のスラストカラーの正面図である。
1 軸
2 スラストカラー
3 連通孔
4 スラスト軸受
5 ハウジング
6 給油口
7 給油管
8 円周溝
9 給油孔
10 油溝
11 外周側空間
12 排油口
13 内周側空間
Claims (1)
- 【請求項1】 スラスト軸受に対向して回転するスラス
ト円板において、スラスト軸受面と軸及びスラスト円板
により構成される空間と前記スラスト円板の内部を通り
スラスト円板最外周部とを連結する孔を前記スラスト円
板に設けたことを特徴とする遠心排油式スラストカラ
ー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3162091U JPH04119631U (ja) | 1991-04-09 | 1991-04-09 | 遠心排油式スラストカラー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3162091U JPH04119631U (ja) | 1991-04-09 | 1991-04-09 | 遠心排油式スラストカラー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04119631U true JPH04119631U (ja) | 1992-10-26 |
Family
ID=31914834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3162091U Withdrawn JPH04119631U (ja) | 1991-04-09 | 1991-04-09 | 遠心排油式スラストカラー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04119631U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005282692A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Daido Metal Co Ltd | スラスト軸受装置 |
-
1991
- 1991-04-09 JP JP3162091U patent/JPH04119631U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005282692A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Daido Metal Co Ltd | スラスト軸受装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19950713 |