JPH04119324U - 内燃機関の排気管部材 - Google Patents

内燃機関の排気管部材

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JPH04119324U
JPH04119324U JP3165391U JP3165391U JPH04119324U JP H04119324 U JPH04119324 U JP H04119324U JP 3165391 U JP3165391 U JP 3165391U JP 3165391 U JP3165391 U JP 3165391U JP H04119324 U JPH04119324 U JP H04119324U
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JP
Japan
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exhaust pipe
combustion engine
internal combustion
exhaust
inner cylinder
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Application number
JP3165391U
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English (en)
Inventor
明生 神長
哲夫 石井
Original Assignee
東洋ラジエーター株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内燃機関の排気系の部品点数の削減、重量の
軽減、組立ての容易化および耐久性の向上を図る。 【構成】 排気管部材1の外壁を内筒2と外筒3とから
成る2重構造とし、内筒2、外筒3との間に密封された
空間5を形成し、この空間5内を真空状態とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、内燃機関の排気系を構成する各種の管状部材に関する。
【0002】
【従来技術】
内燃機関の排気系には、単純な排気導管だけではなく、そのほかにマニホルド 、排気浄化用の触媒コンバータ、消音用のマフラ等各種の管部材が組み込まれて いる。
【0003】 しかしてこれらの管部材には、高温の外壁が外部に露出するのを避けるために 、また外壁からの熱放散を低減して触媒コンバータの触媒の活性化立上り時間を 短縮するために、外周に断熱材が巻き付けられている。この断熱材はまた消音効 果も有している。
【0004】
【解決しようとする課題】
しかし、このように管部材の外周に断熱材を巻き付けると、断熱材のほかに、 これを管部材に固着するための部材や、断熱材の外周をさらに被覆するためのカ バー材等を要し、部品点数が増加するとともに重量も増加し、作業工数も増す。 また断熱材の脱落する等、耐久性が低下する。
【0005】 本考案はこのような事情に鑑み、上記のような欠点のない排気管部材を提供し ようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】
このため、本考案による内燃機関の排気管部材においては、外壁を内筒と外筒 とから成る2重構造し、該内筒と外筒との間に密封された空間を形成し、かつこ の空間内を真空状態とする。
【0007】 本考案によれば、内外筒間に形成される真空層が優れた断熱機能および遮音機 能を発揮するので、管部材に断熱材等を添設する必要がなく、従って部品点数が 削減されるとともに重量が軽減し、かつ排気系の組立ても容易になる。また排気 系の耐久性も向上する。
【0008】
【実 施 例】
以下、本考案を図示の実施例について説明する。
【0009】 図1は本考案を適用した排気導管1の縦断面図である。この排気導管1の外壁 は内筒2と外筒3とから成る2重構造をなしている。内筒2の両端部は拡開して 外筒3の内面に沿っており、かつ先端に形成された折り返し部4により外筒3の 端縁を抱持している。折り返し部4は外筒3の端縁にその全周にわたり、ロー付 けまたは溶接等により、気密に接合されており、この結果、内筒2と外筒3との 間に外部に対して密閉された空間5が形成されている。そしてこの空間5は抽気 され真空状態に保たれている。
【0010】 このようにして形成された排気導管1の両端に、前記折り返し部4に当接させ てフランジ6が組付けられ、ロー付けまたは溶接等により固着されている。
【0011】 上記排気導管1は例えば次のようにして製作することができる。先ず両端に折 り返し部4を形成してない内筒2を外筒3に組付け、両者の接合部にロー付け用 ロー材を挟んだ後、内筒2の両端を折り返し加工して折り返し部4を形成し、次 いでこの折り返し部4に同様にロー付け用ロー材を挟んでフランジ6を組付け、 全体を真空炉内で加熱する。加熱により前記ロー材が溶融して内筒2、外筒3お よびフランジ6が一体に接合されるが、ロー材が溶融する前に空間5は抽気され て真空状態となり、この状態で折り返し部4が外筒3にロー材により気密に接合 されるので、真空炉から取り出した排気導管1には真空空間5が形成されている 。
【0012】 この排気導管1は、真空空間5が優れた断熱性能と遮音性能を備えているので 、そのまま排気管部材として使用することができ、断熱材等を取付ける必要がな い。従って部品点数が少くてすみ、重量が軽減する。また、排気導管1の排気系 への組込みはフランジ6を隣接部材にボルト締めとすることにより極めて容易に 行うことができる。さらに、この排気導管1はすべての構成部材がロー付け等に より一体に接合されているので、耐久性が極めて高い。
【0013】 内筒2および外筒3にそれぞれ図2に示すように波形部7を設け、この波形部 7の伸縮によって熱応力を吸収するようにしてもよい。
【0014】 図3は本考案を適用した触媒コンバータ8の縦断面図である。この触媒コンバ ータ8は管状をなし内燃機関の排気系に前記排気導管1と直列に組込まれるが、 その外壁は前記排気導管1と同様に内筒2と外筒3とから成る2重構造をなし、 内筒2と外筒3との間に真空空間5が形成されている。そして内部に、触媒を担 持した金属触媒担体9が内筒2の内面にロー付けされて装填されており、該担体 9内を流通する排気が前記触媒の作用により浄化される。
【0015】 周知のように触媒は高温において活性化するので、排気を効率的に浄化するに は、金属触媒担体9を通過する排気および金属触媒担体9自体の温度が高温に維 持されていなければならないが、上記触媒コンバータ8においては外周の真空空 間5が優れた断熱性を有し、外筒3からの熱放散による金属触媒担体9部分の熱 損失が低減するので、金属触媒担体9部分は高温状態に維持され、効率的な排気 浄化作用が得られる。また内燃機関始動直後においても触媒は急速に活性化して 浄化作用を開始する。触媒コンバータ8の上流側に接続される導管を前記排気導 管1とすれば、触媒コンバータ8に流入する以前における排気の熱損失もないの で、上記効果はさらに向上する。
【0016】 両端の折り返し部4には前記排気導管1のフランジ6と同様なフランジを取付 けることもでき、この場合には必要に応じ折り返し部4の構造、寸法等を取付け ようとするフランジに適合した形状、寸法とする。
【0017】 この触媒コンバータ8も、前記排気導管1と同様にして、真空炉内で空間5の 真空化と各構成部材のロー付け一体化を同時に行って製作することができる。ま た排気導管1と同様に断熱材を添設する必要がないので、前述した多くの利点が 得られる。
【0018】
【考案の効果】
本考案によれば、内燃機関の排気系を構成する管部材に断熱材等を添設する必 要がないので、排気系の部品点数が削減されるとともに重量が軽減する。また排 気系の組立てが容易になるとともに耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る排気導管の縦断面図で
ある。
【図2】同排気導管の変形例を示す部分的縦断面図であ
る。
【図3】本考案の他の実施例に係る触媒コンバータの縦
断面図である。
【符号の説明】
1…排気導管、2…内筒、3…外筒、4…折り返し部、
5…空間、6…フランジ、7…波形部、8…触媒コンバ
ータ、9…金属触媒担体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外壁を内筒と外管とから成る2重構造と
    して、該内筒と外筒との間に密封された空間を形成し、
    かつこの空間内を真空状態としたことを特徴とする内燃
    機関の排気管部材。
JP3165391U 1991-04-09 1991-04-09 内燃機関の排気管部材 Pending JPH04119324U (ja)

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