JPH04119236A - 鉛繊維制振材 - Google Patents

鉛繊維制振材

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Publication number
JPH04119236A
JPH04119236A JP2235386A JP23538690A JPH04119236A JP H04119236 A JPH04119236 A JP H04119236A JP 2235386 A JP2235386 A JP 2235386A JP 23538690 A JP23538690 A JP 23538690A JP H04119236 A JPH04119236 A JP H04119236A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
sheet
thickness
leaden
damping material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2235386A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironori Nishimura
西村 紘紀
Kenzo Ando
健三 安藤
Koji Ozaki
尾崎 孝司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Monofilament Co Ltd
Original Assignee
Toray Monofilament Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toray Monofilament Co Ltd filed Critical Toray Monofilament Co Ltd
Priority to JP2235386A priority Critical patent/JPH04119236A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
  • Building Environments (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、割振性能および耐用性能がすぐれた鉛繊維制
振材に関するものである。
〈従来の技術〉 たとえばオーディオ機器やピアノなどの大型楽器を載置
するための下敷きに用いる制振材料としては、従来から
ねずみ鋳鉄の屑を圧縮積層した板状体やコンクリートブ
ロックなどが用いられてきたが、最近ではそれ自身が制
振性能を有する鉛が注目され、適宜な厚さおよび大きさ
に形成した鉛板状体や鉛インゴットが使用されている。
しかし、これら鉛板状体や鉛インゴットは鉛自体の比重
が高いなめに、高重量で取扱が困難であるという問題が
あった。
本発明者らは、上記鉛板状体や鉛インゴットからなる制
振材が有する問題点の解決を目的として検討した結果、
鉛繊維積層体を圧縮成型してなる、空隙率が20〜50
%の板状体からなる制振材が高い損失係数を有し、しか
も鉛自体からなる板状体に比し低重量化が図られたもの
であることを見出し、先に特願昭63−317326号
として提案した。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、上記本発明者らの提案による制振材は、
すぐれた制振性能を有する反面、空隙を有することから
表面構造が跪く、例えば運搬、セツティングおよび使用
中などに鋭角な物体が表面に接触した場合などに、凹状
のキズがつきやすく、外観上の美観を阻瞥しやすい点で
、取扱性能および耐用性能に問題があり、いまだに改良
の余地があることが判明した。
そこで本発明者らは、上述した取扱性能および耐用性能
を改良し、さらには制振性能が一層向上した制振材を得
るべくさらに検討を継続した結果本発明に到達するに至
った。
く課題を解決するための手段〉 すなわち本発明は、鉛繊維不織布に樹脂を含浸した厚み
2.0閣以下のシート状物を複数枚積層し、熱融着して
なる厚み3.0mm以上の板状体からなることを特徴と
する鉛繊維制振材を提供するものである。
本発明で使用する鉛繊維不織布とは、一般に防音材など
の用途で使用されているもののように、多数の鉛繊維を
からませながら積層し、比較的低い圧力下に厚みを均等
化したものであり、鉛繊維の直径および長さにはとくに
制限はないが、一般には直径70μ〜300μ、長さ1
〜50aaの範囲が好適である。
また、鉛繊維積層体を構成する鉛繊維はできるだけ高純
度のものまたは鍋を配合した軟鉛タイプが好適である。
なお、本発明者らが先に提案した特願昭63−3173
26号においては、この鉛繊維不織布を空隙率が20〜
50%となるように圧縮成型して、厚みが3.0mm以
上の板状体としていたが、この空隙によって制振材の表
面強度が劣り、キズがつきやすいため、本発明において
は上記空隙を樹脂で充填し補強すると共に、制振性能を
もさらに向上しようとするのが骨子である。
しかるに、制振材はその厚さが一般的に厚いほど制振性
能にすぐれていることから、通常は3゜Oam以上、と
くに10〜20m程度の厚みが要求されるが、このよう
に厚さが大きいと、鉛繊維不織布に樹脂を含浸させる場
合に気泡が混入しやすく、鉛繊維不織布と樹脂を圧縮す
る方法などの単純手段では目的とする性能を有する制振
材を得ることができない。
そこで、本発明においては、ます鉛繊維不織布に樹脂を
含浸した厚み2.0園以下のシート状物を用意しておき
、それらを複数枚積層し、熱融着して、厚み3.0m以
上の板状体とすることにより、厚みが大きくても気泡の
混入がなく、樹脂が鉛繊維不織布に均一に含浸した制振
材を得ることができる。
しかして、本発明で用いるシート状物は、鉛繊維不織布
に樹脂を含浸した厚み2.0m以下のものである必要が
あり、厚みが2.0mを越える場合には、加工中にシー
ト中への気泡などの抱込みおよびそれに起因する樹脂の
含浸、接着不良および表面の平坦性不良などの不具合を
生じ、目的とする効果が得られなくなるため好ましくな
い。
本発明において、鉛繊維不織布に含浸せしめる樹脂とし
ては、割振性を阻害しないものであれば特に限定しない
が、−船釣にはポリ塩化ビニル樹脂が、加工性、割振性
能およびコスト面で好ましく使用できる。
なお、上記シート状物における鉛繊維不織布と樹脂の割
合は、鉛繊維不織布の体積比が20〜35%程度の範囲
が好ましく、35%を越えると樹脂の含浸が不均一とな
り、また20%より少ないと鉛繊維不織布の密度ムラを
生ずる場合がある。
上記シート状物を複数枚、例えば3〜20枚程度積層し
、これを熱融着して厚み3.0m以上の板状体となす方
法としては、通常の熱プレス成型などが使用される。
このようにして得た板状体を、適当な大きさに切断する
ことにより、本発明の鉛繊維制振材が得られるが、この
鉛繊維制振材につぎのような加工処理を施すことにより
、さらに高機能化を図ることができる。
すなわち、板状体の表面に、たとえば合成樹脂塗料など
の表面被覆材をスプレー塗布などの手段で塗布するか、
または化粧フィルムを貼り合わせることにより、表面強
度の向上およびファツション性改良などの諸効果を得る
ことができる。
また、板状体の側面をプラスチック、木および金属など
の板で囲うことにより、側面の補強およびファツション
性の改良などを図ることができる。
以上の構成からなる本発明の鉛繊維制振材は、従来の鉛
繊維制振材に比較して、その損失係数が高くてすぐれた
防振性能を有し、しかも表面にキズがつきに<<、取扱
性能および耐用性能にすぐれるという利点を有するもの
である。
これは外部からの振動に対して、鉛単繊維の1本、1本
が微細に振動することおよび鉛短4ml維同志の接点部
が振動時に摩擦することなどにより、外部からの振動エ
ネルギーが吸収されるために、鉛繊維単体の場合よりも
損失係数が高くなることに基因するものと考えられる。
また、樹脂が鉛繊維間の空間を埋めていることから、表
面が外部圧力によって陥没、変形することがなく、しか
も樹脂自体が振動を吸収する相乗効果によって、割振性
能が一層向上したものとなる。
さらに、上来の鉛繊維制振材は約5.6〜9゜0の高比
重を有していたのに対し、本発明の鉛繊維制振材の比重
は約3.3〜4.8と小さく、軽量化されているため、
重量的な取扱性能も一層改善されたものとなる。
〈実施例〉 以下に実施例により、本発明の効果をさらに説明する。
(実施例) 溶融した鉛を口金から押し出しな直径160μ、長さ5
〜30■の鉛繊維を、不織布状のシートとなし、その両
面から厚さ0.4amのポリ塩化ビニル樹脂シートでサ
ンドイッチ状に挟み、160℃の加熱ロールで熱圧着す
ることにより、厚さ1゜0酊、密度3.4iqr/rr
rのシート状物を得た。
次に、このシート状物を10枚積層し、プレス機で13
0℃の温度、Q、1kg/4の圧力で2分間熱圧融着し
、厚さ10.0閣、面密度34kg/dの板状物を得た
この板状体を100X200JII+のサイズに切断し
、打撃法[米軍規格・・・MIL−P−22581−B
 (SHIO3)] )による損失係数ηを測定した結
果、0.112と制振性能のきわめてすぐれるものであ
った。
また、このサンプルは、鋭角的なものが表面に当たるよ
うな外部圧力によって表面にキズがつきに<<、取扱お
よび耐久性能にもすぐれたものであった。
一方、比較のために上記鉛繊維不織布のみを積層し、プ
レス成型してなる厚さ10.0LIN+、空隙率(内部
に占める空気層の体積比)40%、面密K 681qr
 / csiのサンプルについて、上記と同様に打撃法
による損失係数ηを測定した結果、0.056と本発明
品に比較して制振性能が低いばかりか、鋭角的なものが
表面に当たるような外部圧力によって表面にヘコミやキ
ズが容易につきやすいものであった。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明の鉛繊維制振材は、きわめ
て高い損失係数を有して制振性能にすぐれ、しかも軽量
化されて取扱性能および耐久性能が良好であることから
、各種一般機器、オーディオ機器およびピアノなどの大
型楽器などを載置するための下敷きに用いる制振材料と
して、理想的な性能を有している。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  鉛繊維不織布に樹脂を含浸した厚み2.0mm以下の
    シート状物を複数枚積層し、熱融着してなる厚み3.0
    mm以上の板状体からなることを特徴とする鉛繊維制振
    材。
JP2235386A 1990-09-04 1990-09-04 鉛繊維制振材 Pending JPH04119236A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2235386A JPH04119236A (ja) 1990-09-04 1990-09-04 鉛繊維制振材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2235386A JPH04119236A (ja) 1990-09-04 1990-09-04 鉛繊維制振材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04119236A true JPH04119236A (ja) 1992-04-20

Family

ID=16985316

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2235386A Pending JPH04119236A (ja) 1990-09-04 1990-09-04 鉛繊維制振材

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JP (1) JPH04119236A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017170447A1 (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 マツダ株式会社 吸音材

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017170447A1 (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 マツダ株式会社 吸音材
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