JPH04118161U - スプレー処理装置 - Google Patents
スプレー処理装置Info
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- JPH04118161U JPH04118161U JP2845991U JP2845991U JPH04118161U JP H04118161 U JPH04118161 U JP H04118161U JP 2845991 U JP2845991 U JP 2845991U JP 2845991 U JP2845991 U JP 2845991U JP H04118161 U JPH04118161 U JP H04118161U
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- spraying
- pulley
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- Pending
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Landscapes
- Spray Control Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ワークに液剤をスプレー処理するに際して、
少ない工程数で簡単にスプレーでき且つ処理工程全体を
機械的,自動的になし得るようにする。 【構成】 搬送チェーン18にフック12を取り付けて
チェーン18によりワーク16を搬送するようにすると
ともに、所定位置でチェーン18に取り付けたVプーリ
14を回転駆動装置のVベルトに係合させてワーク16
を回転させ、同時にスプレーガンにて液剤をスプレーす
る。チェーン18に位置決部材64を取り付けておき、
スプレーが済んだらこの位置決部材64をVプーリ14
の切欠に係合させ、ワーク16の回転角度位置をロック
し、その状態でワーク16を次の工程へと搬送する。
少ない工程数で簡単にスプレーでき且つ処理工程全体を
機械的,自動的になし得るようにする。 【構成】 搬送チェーン18にフック12を取り付けて
チェーン18によりワーク16を搬送するようにすると
ともに、所定位置でチェーン18に取り付けたVプーリ
14を回転駆動装置のVベルトに係合させてワーク16
を回転させ、同時にスプレーガンにて液剤をスプレーす
る。チェーン18に位置決部材64を取り付けておき、
スプレーが済んだらこの位置決部材64をVプーリ14
の切欠に係合させ、ワーク16の回転角度位置をロック
し、その状態でワーク16を次の工程へと搬送する。
Description
【0001】
この考案は接着剤,塗料等所定の液剤を噴霧してワーク表面に塗布するスプレ
ー処理装置に関する。
【0002】
[従来の技術及び考案が解決しようとする課題]
ワーク表面に接着剤等液剤を塗布する方法として、一般にディップ処理又はス
プレー処理が行われている。
ディップ処理はワークを処理液中に浸漬するもので、その方法として例えば図
7(A)に示しているようにワーク100をマグネット102で吸着保持して(
ワーク100が金具の場合)、これを下方のディップ液中まで下降させる方法、
或いは図7(B)に示しているようにハンガー104にワーク100を吊してこ
れを液中まで下降させる方法が一般に採用されている。
【0003】
しかしながらこのようなディップ処理の場合、液中よりワーク100を引き上
げたとき、液がワーク100表面に沿って上から下へと流下するために塗布液の
膜厚が不均一となり易い外に、ワーク100下端部で液溜りが生じ易い欠点があ
る。
【0004】
またこの外、図7(A)の場合マグネット102に液が付着してマグネット1
02が汚れ、これによりワーク100の吸着不良を起こしてワーク100を落下
させてしまう問題がある。
【0005】
他方スプレー処理の場合にはこうした問題がないが、処理に要する工程数が多
く且つ自動化が困難である問題がある。
例えばスプレーによる処理方法として、ワークが板状物である場合、図8(A
)に示しているように多数のワーク100をプレート106の上に乗せてある位
置でスプレーガン108によりスプレーした後、プレート106を90度回転さ
せて再びスプレーし、これを90度毎4回繰り返した後にワーク100の表裏を
逆にして再び同じ動作を繰り返すといった動作が必要で、処理に要する工程数が
非常に多くなる。
【0006】
そこでその改良法として、図8(B)に示しているようにワーク100を回転
ホルダー110の上に乗せてワーク100をホルダー110により自動的に回転
させつつ、スプレーガン108により液剤をスプレーする方法が考えられている
が、この場合においても表側のスプレー処理を終わった後にワーク100を裏返
す動作が必要であって、同じく自動化が困難である。
【0007】
本考案の装置はこのような課題を解決するために案出されたものであり、その
要旨は、(イ)ワーク保持部材と、(ロ)該ワーク保持部材を所定搬送路に沿って搬送
する搬送手段と、(ハ)該搬送路上のスプレー位置において該ワーク保持部材を回
転させる回転駆動手段と、(ニ)該保持部材により保持されて回転するワークに対
して所定の液剤をスプレーするスプレー手段と、(ホ)該スプレー手段によるスプ
レー後において該保持部材を所定の回転角度位置に位置決めする位置決手段とを
含むことにある。
【0008】
[作用及び考案の効果]
本考案の装置では、ワークが保持部材により保持されて搬送され、そして搬送
路上のスプレー位置に到ると一旦そこに停止され、回転駆動手段によって回転さ
せられる。そして回転するワークに対してスプレー手段により接着剤,塗料等所
定の液剤がスプレーされる。
【0009】
而してスプレー手段によるスプレーが終わると、保持部材が位置決手段により
所定の回転角度位置に位置決めされ、再び搬送手段によって次の工程へと運ばれ
て行く。
【0010】
本考案の装置においては、ワークを回転させつつスプレー手段がスプレーを行
うため、ワークの表も裏を同時に液剤塗布を行うことができる。
【0011】
またスプレー後においてワーク保持部材が所定角度位置に位置決めされ、その
状態で次の工程へと搬送されて行くので、保持部材へのワークのセット及び保持
部材からのワークの取外しを人手作業によらず機械的に画一的に行うことが可能
となる。
【0012】
即ち上記のようにワークを保持部材により保持して回転させつつスプレーした
場合、保持部材の回転方向の位置決めを行わないとスプレー後においてワークの
向きが揃っていない状態となる。従ってこれを次の工程、例えばワーク取出工程
へと搬送すると、その位置でワークを機械的,画一的に取り出すことが困難であ
る。
【0013】
しかるに本考案では保持部材、つまりワークの回転角度位置を定めた状態で次
の工程へと搬送するようにしているので、スプレー工程の後の取出工程において
取出手段の画一的且つ単純な動作でワークを保持部材から取り外すことが可能と
なる。
【0014】
また同様の理由によってワーク搬送路上の所定位置において保持部材に対する
ワークのセットを単純な動作で行うことができる。
【0015】
このため保持部材へのワークのセット,保持部材からのワークの取外しを含む
スプレー処理工程全体を自動化することが可能となるといった大きな利点が得ら
れ、省力化を図り、生産能率を向上させることができる。
【0016】
次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。
図1及び図3において、10はプレート状の保持本体であって、これにフック
12が傾斜状態で取り付けられている。
【0017】
保持本体10は、Vプーリ14の回転軸心より偏心した位置においてこのVプ
ーリ14の下底面に取り付けられており、Vプーリ14が回転したとき、フック
12に係止された穴あき形状の板状のワーク(ここでは防振ゴム品の金具)16
が同一位置を保ちつつ回転させられようになっている。
【0018】
Vプーリ14には、その上面にブロック17が固定されており、Vプーリ14
及びその下側の保持本体10及びフック12が、かかるブロック17を介してチ
ェーン18に取り付けられている。
【0019】
チェーン18には、図4及び図1に示しているように左右方向のガイドローラ
20及び上下方向のガイドローラ22が取り付けられている。左右方向のガイド
ローラ20は、図1に示しているようにコ字形状の支持体24に設けられた一対
のガイドレール26,26間に挾まれており、また上下方向のガイドローラ22
はガイドレール26の上面に接触させられている。そしてそれらガイドローラ2
0,22及びガイドレール26の作用で、チェーン18の移動案内が行われるよ
うになっている。
【0020】
図3において28は傾斜したフック12を回転させるための回転駆動装置で、
図中左右方向に移動可能な可動プレート30を有し、この可動プレート30がシ
リンダ32によって進退させられるようになっている。
【0021】
可動プレート30には、図2にも示しているように一対のVプーリ34,36
が設けられており、それらの間にVベルト38が巻き掛けられている。一方のV
プーリ36には、図5にも示しているようにモータ40が連結されており、この
モータ40によって一対のVプーリ34,36及びVベルト38が回転させられ
るようになっている。
【0022】
この回転駆動装置28は、図2においてVプーリ14が保持本体10及びフッ
ク12とともにスプロケット42,42の間の位置、つまりスプレー位置に来た
とき、シリンダ32によって可動プレート30を図2及び図3中左方向に前進さ
せてVベルト38をVプーリ14に係合させ、回転駆動力をVプーリ14に伝達
して保持本体10,フック12及びこれに係止されたワーク16を回転させるも
のである。
【0023】
図3において44はスプレーガンであって、昇降プレート46と一体に昇降さ
せられるとともに、上昇位置においては下向きに、また下降位置においては上向
きにそれぞれ姿勢変更させられるようになっている。尚、昇降プレート46は昇
降シリンダ48によって昇降させられる。
【0024】
図6に示しているように前記ブロック17には、可動片50が取り付けられて
いる。可動片50からは頭52付きのロッド54が延び出しており、このロッド
54がブロック17の嵌合孔56内に摺動可能に嵌合されている。
【0025】
このロッド54の外周面にはスプリング58が嵌装されており、このスプリン
グ58によってロッド54及び可動片50全体が図中右方向に付勢されている。
【0026】
可動片50には垂下部60が設けられていてこの垂下部60に、図6(B)に
も示しているように略三角形状の係合頭部62を有するロッド64が固定されて
いる。係合頭部62はVプーリ14の回転方向の角度位置を定めるためのもので
、Vプーリ14にはこの頭部62の形状に対応した形状の切欠66が設けられて
いる。
【0027】
ロッド64は、係合時においてスプリング58の付勢力によって前進させられ
るようになっており、またその解除の際には引込部材68により後方(左方向)
に後退させられるようになっている。
【0028】
ここで引込部材68は、図3に示しているように引込シリンダ70によって引
込動作させられるようになっている。
【0029】
この引込シリンダ70の下側には、第二の位置決シリンダ71が配設されてい
る。この位置決シリンダ71は、ロッドの先端に、断面円形状を成し且つ円錐形
状の尖端部を有する頭部72を有しており、この頭部72をプレート状の保持本
体10の側面に接触させ、Vプーリ14のおよその位置を定める。
【0030】
次に本装置の作用を説明する。
チェーン18に固定されたVプーリ14及びその下側の保持本体10,フック
12は、ワーク16を吊持した状態でチェーン18により搬送され、そして図2
中実線に示す位置、即ちスプロケット42と42との中間位置に到る。すると待
機していた回転駆動装置28の一対のVプーリ34,36がシリンダ32によっ
て図中左方向に前進させられ、Vベルト38をVプーリ14に係合させる。これ
によりモータ40からの回転駆動力がVベルト38を介してVプーリ14に伝達
され、フック12に吊持されたワーク16がVプーリ14の回転軸心の周りに回
転させられる。
【0031】
これと同時に図3中上昇位置にあるスプレーガン44から液剤(ここでは接着
剤)が噴霧され、ワーク16の表面に吹き付けられる。即ち接着剤がワーク16
の表面及び裏面を含む全周面にスプレー塗布される。
【0032】
この作業が済むと次にスプレーガン44が昇降プレート46ととともに下降さ
せられ、その下降位置において上向きに姿勢変更された上、再びワーク16に対
して上向きに液剤をスプレーする。ここにおいてワーク16に満遍なく液剤が塗
布される。
【0033】
この作業が終了すると、先ず第二の位置決シリンダ71が作動してプレート状
の保持本体10の大体の角度位置が定められ、次いで引込シリンダ70が作動し
て、後退位置にある引込部材68が前進させられ、可動片50に対する拘束を解
除する。すると可動片50はスプリング58の付勢力によって図中右方向に前進
させられ、ロッド64における先端の三角形状の係合頭部62をVプーリ14の
切欠66内に嵌入させる。
【0034】
ここにおいてVプーリ14は回転方向の角度が定められ且つその位置にロック
される。そしてその状態でVプーリ14はチェーン18の移動によって次の工程
へと搬送されて行く。
【0035】
このように本例の装置においては、保持本体10及びワーク16が一定の角度
位置に保持・拘束された状態でチェーン18により搬送される。
【0036】
このため所定位置においてフック12にワーク16をセットする動作、或いは
他の取出位置において処理済みのワーク16をフック12から取り外す動作を画
一的動作で、簡単に且つ確実に行うことができる。
【0037】
それ故それらの動作を機械化することができ、ワーク16に対するスプレー処
理全体の工程を自動化することが可能となる。
【0038】
またこの装置ではワーク16を1つずつ処理するために、ワーク16に対して
液剤をオーバースプレー、即ち過剰にスプレーしてしまうことがない利点を有す
る。
【0039】
以上本考案の実施例を詳述したがこれはあくまで一例示であり、本考案はその
主旨を逸脱しない範囲において、当業者の知識に基づき様々な変更を加えた形態
で構成可能である。
【図1】本考案の一実施例であるスプレー処理装置の要
部断面図(一部正面図)である。
部断面図(一部正面図)である。
【図2】同装置の回転駆動力の伝達及び遮断機構部分の
平面図である。
平面図である。
【図3】同装置の概略全体構成図である。
【図4】同装置の搬送用チェーンと周辺部の要部拡大正
面図である。
面図である。
【図5】同装置の回転駆動装置の正面図である。
【図6】同装置の位置決機構の構成説明図である。
【図7】従来のディップ処理方法の説明図である。
【図8】従来のスプレー処理方法の説明図である。
10 保持本体
12 フック
14,34,36 Vプーリ
16 ワーク
17 ブロック
18 チェーン
28 回転駆動装置
38 Vベルト
44 スプレーガン
58 スプリング
62 係合頭部
64 ロッド
66 切欠き
Claims (1)
- 【請求項1】 (イ)ワーク保持部材と、(ロ)該ワーク保持
部材を所定搬送路に沿って搬送する搬送手段と、(ハ)該
搬送路上のスプレー位置において該ワーク保持部材を回
転させる回転駆動手段と、(ニ)該保持部材により保持さ
れて回転するワークに対して所定の液剤をスプレーする
スプレー手段と、(ホ)該スプレー手段によるスプレー後
において該保持部材を所定の回転角度位置に位置決めす
る位置決手段と、を含むことを特徴とするスプレー処理
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2845991U JPH04118161U (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | スプレー処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2845991U JPH04118161U (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | スプレー処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04118161U true JPH04118161U (ja) | 1992-10-22 |
Family
ID=31912553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2845991U Pending JPH04118161U (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | スプレー処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04118161U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6141568A (ja) * | 1984-08-06 | 1986-02-27 | Tokyo Electric Co Ltd | インタ−フエ−ス付電子タイプライタ− |
-
1991
- 1991-03-29 JP JP2845991U patent/JPH04118161U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6141568A (ja) * | 1984-08-06 | 1986-02-27 | Tokyo Electric Co Ltd | インタ−フエ−ス付電子タイプライタ− |
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