JPH04117901U - アキユムレータ - Google Patents

アキユムレータ

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JPH04117901U
JPH04117901U JP4844391U JP4844391U JPH04117901U JP H04117901 U JPH04117901 U JP H04117901U JP 4844391 U JP4844391 U JP 4844391U JP 4844391 U JP4844391 U JP 4844391U JP H04117901 U JPH04117901 U JP H04117901U
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JP
Japan
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bladder
barrier layer
gas barrier
adhesive
gas
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Application number
JP4844391U
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English (en)
Inventor
憲司 佐々木
Original Assignee
エヌオーケー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 内周面17により形成された空室16を有す
るシェル6およびシェル6の内周面17側に取付けられ
る取付部15を有して空室16を両側の流体室2、3に
区画するゴム状弾性材製のブラダ10を備え、ブラダ1
0には接着剤を介して一体に接着されて端面11aが取
付部15に露面するガス遮断層11を有し、且つ取付部
15に設けられてガス遮断層11の端面11aの接着部
に密封接触するシール部材13を有するアキュムレー
タ。 【効果】 シール部材13がガス遮断層11の端面11
aの接着部に密封接触しているので、流体がガス遮断層
11の接着部に侵入して接着剤と接触するのを防止でき
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はアキュムレータに関し、特に気体不透過性ブラダを有するアキュムレ ータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7,8に示すように、アキュムレータの気体不透過性ブラダ50は、ガス透 過性の小さい材料で形成されたガス遮断層51と、その両側に接着されたゴム状 弾性材製のブラダ本体52から構成される。ガス遮断層51とブラダ本体52は 例えばイソシアネート系の接着剤によって接着される。ガス遮断層51は1層又 は多層に形成される。ブラダ50はブラダ取付部材4によってシェル6の内周面 側に取付けられ、シェル6内をガス室2とオイル室3に区画する。
【0003】 アキュムレータにおけるブラダの取付部の構造としては、図7に示すようにガ ス遮断層51の端面51aがブラダの取付部55に露出してホルダ4に直接当接 している第1のタイプと、図8に示すようにガス遮断層51をブラダ本体52内 に完全に収容する第2のタイプがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記第1のタイプのアキュムレータにおいては、使用中流体(ブレーキフルー ド等)がブラダ本体52とガス遮断層51の接着面に回り込み、回り込んだ流体 が接着剤と反応して接着剤が劣化したり可塑剤等を流出し、ブラダの接着剥離や 内部剥離をひきおこしていた。その結果、ブラダ本体52とガス遮断層51との 間に流体が流入して溜まり、ブラダの作動特性が悪化する。また、特に低温時( 車等に取付けられて寒冷地で使用される場合)には、非接着状態になったガス遮 断層が破損しやすくなる(特に樹脂材の場合)。そして、不透過性ブラダとして の機能を低下させることになる。
【0005】 他方、前記第2のタイプのアキュムレータは、成形時に型内にガス遮断層を保 持(成形空室中間に)することが困難で、一般に製造コストが割高になる。従っ て、産業上の利用価値が小さい。
【0006】 前述した従来技術の問題点に鑑み、本考案の目的は、ガス不透過性にすぐれ且 つ耐用寿命が長く、しかも低コストで製造できるアキュムレータを提供すること にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案のアキュムレータは内周面により形成された空室を有するシェルおよび シェルの内周面側に取付けられる取付部を有して空室を両側の流体室に区画する ゴム状弾性材製のブラダを備え、ブラダには接着剤を介して一体に接着されて端 面が取付部に露面するガス遮断層を有し、且つ取付部に設けられてガス遮断層の 端面の接着部に密封接触するシール部材を有することを特徴とする。
【0008】
【作用】
シール部材がガス遮断層の端面の接着部に密封接触し、ガスや油等がガス遮断 層の接着部に侵入して接着剤と接触しないようにする。
【0009】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の好適な実施例を説明する。
【0010】 図1は本考案による第1実施例のアキュムレータ1を示す断面図である。アキ ュムレータ1は全体的に球状のシェル6を有する。シェル6は内周面17によっ て形成された空室16を有する。シェル6の内周面17側にはブラダ10が設け られ、空室16を2つの流体室、すなわちガス室2と液体室3に分割している。 ブラダ10は周縁に取付部15を有し、取付部15がブラダ取付部材(例えばホ ルダ)4によってシェル6の内周面17側に保持されている。
【0011】 ガス室2の頂部にはガス導入用の孔8が設けられていて、この孔にOリングを 介してガスプラグ5がはめ込まれている。
【0012】 液体室3の底部にはオイルポート9が設けられていて、これはオイル流路(図 示せず)につづいている。ブラダ10の下面中央部にはオイルポート9を閉塞す るポペット7が設置され、図1ではオイルポート9の上方に位置している。
【0013】 ガス室2には孔8から所定の圧力の気体、例えば窒素ガスが導入される。液体 室3にはオイルポート9から油が導入される。気体圧と油圧がブラダを介してバ ランスするようになっている。そして、オイル流路(図示せず)に生じたサージ 圧を吸収したり、圧力を他へ供給したり、他の装置類の破損を防止したりするの である。
【0014】 次に、図2〜6を参照して本考案の実施例をさらに詳しく説明する。
【0015】 図2は図1に示したアキュムレータにおけるブラダの取付部構造を示す拡大断 面図である。ブラダ10は、ガス遮断層11と、その両側に接着剤を介して接着 したブラダ本体12を有している。ブラダ10は周辺部の近くにリップ14を有 する。ガス遮断層11の端面11aはブラダの取付部15に露出している。ガス 遮断層11はガス透過性の小さい材料、例えばポリビニルアルコール、ポリフッ 化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等の樹脂膜や耐液体性も有するガス遮断膜、金属 箔等を用いて形成する。
【0016】 ガス遮断層11は単層構造、積層構造のいずれでもよい。また、布製ラミネー ト材をガス遮断層11に貼り着けてもよい。ブラダ本体12はゴム状弾性材料、 例えばゴムや樹脂を用いて形成する。
【0017】 ブラダ10の取付部15にはシール部材を収容するための凹所12aが設けら れている。凹所12aには断面矩形で全体的に環状のゴム状弾性材製のシール部 材13が設置されている。シール部材13はブラダ取付部材4によってガス遮断 層11の端面11aに押圧されている。そして、シール部材13の接合面13a がガス遮断層11の端面11aに密接し、流体がガス遮断層11の接着部へ流入 するのを押えるのである。つまり、シール部材13によってガス遮断層11の端 面11aの接着部を密封するのである。なお、シール部材13は接着剤で接着し ない。
【0018】 図3に示した第2実施例では、シール部材23がブラダ本体22と一体的に形 成されている。シール部材23は図4に示すようにブラダ本体22の上端に円輪 状突起22aとして設けてあり、初めは独立している。ガス遮断層21の端面2 1aは取付部25に露出している。組立時に突起22aを矢印29の方向に折り 曲げることによって、図3に示したシール部材23とするのである。そして、ブ ラダ取付部材4によってシール部材23を押圧し、その接合面23aをガス遮断 層21の端面21aの接着部に密封接触させるのである。
【0019】 図4で直立している突起部22aは初めから横向きに形成してもよい。この場 合も、ガス遮断層の端面21aが当該突起部22aによって密封されるようにす る。
【0020】 図5を参照して本考案の第3実施例を説明する。シール部材33は図5で上側 のブラダ本体32の周辺部にブラダ本体と一体的に形成されている。シール部材 33は上側のブラダ本体32からほぼ直角に折れ曲って形成され接合面33aを 有している。そして、ブラダ取付部材4によって接合面33aがガス遮断層31 の端面31aに密接されるようになっている。ブラダ本体32とガス遮断層31 は接着剤で接着してあるが、シール部材33の接合面33aは接着剤で接着しな い。この例では取付部35はシール部材33の接合面33aも含むものとする。
【0021】 図6に示すブラダ40では、下側のブラダ本体が凸部42b、上側のブラダ本 体が凹所42cを有し、これらがかみ合う構成になっている。そして、凸部42 bがシール部材となり、その接合面42aがガス遮断層41の端面の接着部に密 封接触している。この例でも、取付部45は接合面42aを含むものとする。
【0022】 なお、本考案は前述の実施例に限定されず様々な変形が可能である。例えばシ ール部材の接合面は曲面であってもよい。また、ガス遮断層の片側のみにブラダ 本体を接着するようにしてもよい。
【0023】 さらに、ブラダは内外が取付けられる場合もある。又は内部が他の部材と一体 化される場合もある。この場合にも露出したガス遮断層の端面に、ゴム状弾性材 製のシール部材を密接させる。
【0024】
【考案の効果】
本考案によるアキュムレータにおいては、シール部材がブラダの取付部に設け られ、シール部材がガス遮断層の端面に密封接触する構成になっているので、油 やガスがガス遮断層の端面付近から侵入して接着剤に接触するのを防止できる。 さらに、ガス遮断層からの可塑剤等の成分の流出を防止できる。従って、ブラダ の作動特性を設定通りに発揮させると共に、ガス遮断層の破損を防止することが でき、ガス遮断層によるすぐれたガス不透過性を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示すアキュムレータの断
面図。
【図2】本考案の第1実施例のアキュムレータにおける
ブラダの取付部構造を示す拡大断面図。
【図3】本考案の第2実施例のアキュムレータにおける
ブラダの取付部構造を示す拡大断面図。
【図4】図3に示したブラダの断面図。
【図5】本考案の第3実施例のアキュムレータにおける
ブラダの取付部構造を示す拡大断面図。
【図6】本考案の第4実施例のアキュムレータにおける
ブラダの取付部構造を示す拡大断面図。
【図7】従来技術のブラダの取付部構造の断面図。
【図8】従来技術のブラダの取付部構造の他の例を示す
断面図。
【符号の説明】
1 アキュムレータ 6 シェル 10,20,30,40,50 ブラダ 11,21,31,41,51 ガス遮断層 12,22,32,42,52 ブラダ本体 13,23,33,42b シール部材 13a,23a,33a,42a 接合面 2 ガス室 3 液体室 4 ブラダ取付部材 8 孔 5 ガスプラグ 9 オイルポート 7 ポペット 22a 突起 42b 凸部 42c 凹所 14 リップ 11a,21a,31a,51a 端面 17 内周面 16 空室 15、25、35、45、55 取付部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周面(17)により形成された空室
    (16)を有するシェル(6)および前記シェル(6)
    の内周面(17)側に取付けられる取付部(15,2
    5,35,45)を有して前記空室(16)を両側の流
    体室(2,3)に区画するゴム状弾性材製のブラダ(1
    0,20,30,40)を備え、前記ブラダ(10,2
    0,30,40)には接着剤を介して一体に接着されて
    端面(11a、21a、31a)が前記取付部(15、
    25、35、45)に露面するガス遮断層(11,2
    1,31,41)を有し、且つ前記取付部に設けられて
    前記ガス遮断層(11,21,31,41)の端面(1
    1a,21a,31a)の接着部に密封接触するシール
    部材(13,23,33,42b)を有するアキュムレ
    ータ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017141718A1 (ja) * 2016-02-15 2017-08-24 イーグル工業株式会社 アキュムレータ

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