JP3035326B2 - アキュムレータ - Google Patents

アキュムレータ

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JP3035326B2
JP3035326B2 JP2237897A JP23789790A JP3035326B2 JP 3035326 B2 JP3035326 B2 JP 3035326B2 JP 2237897 A JP2237897 A JP 2237897A JP 23789790 A JP23789790 A JP 23789790A JP 3035326 B2 JP3035326 B2 JP 3035326B2
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全俊 中溝
実 吉田
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エヌオーケー株式会社
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E70/00Other energy conversion or management systems reducing GHG emissions
    • Y02E70/30Systems combining energy storage with energy generation of non-fossil origin

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  • Supply Devices, Intensifiers, Converters, And Telemotors (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はアキュムレータに関し、特に、ブラダの耐
気体透過性を向上させて長期間に渡って保守の不要なア
キュムレータに関するものである。
〔従来技術および解決しようとする課題〕
一般に、流路内の高圧流体の蓄積あるいは流路内の流
体の脈動を吸収するようになっているアキュムレータに
あっては、第5図に示すように構成されている。
すなわち、球状をなすシェル41の内部にゴム等の弾性
体からなるブラダ42がホルダ44によって取付けられて、
内部を2室a、bに区画し、一方の室aをガス封入用の
気体室に、他方の室bを流体の流入室にそれぞれ形成し
てある。
この場合、前記ブラダ42がゴム等の気体透過性を有す
る材料から製作されているため、気体室aの内部の気体
がブラダ42を徐々に透過し、長期に渡る使用においては
気体室aの内部の圧力が非常に低くなり、安定した流体
圧の制御ができなくなったりするなどの問題点を有して
いた。
この発明の目的はブラダからの気体の透過を著しく低
減して長期間に渡って気体室の圧力低下を防止すること
のできるアキュムレータを提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するためにはこの発明は、シェル内
に、ブラダを配設して内部を2室に区画し、一方の室を
ガスの封入用の気体室に、また、他方の室を流路内の流
体の流入室にそれぞれ形成したアキュムレータであっ
て、前記ブラダを、ポリオール系可塑剤を15〜50重量%
含有したポリビニルアルコール系樹脂からなる耐気体透
過性を有する樹脂層と、この樹脂層の少なくとも片側に
配設されたゴム等の弾性層とから構成したことを特徴と
するアキュムレータを構成したものである。
第1の発明を含む第2の発明として、樹脂層を、少な
くとも片側に耐可塑剤透過性を有する樹脂膜を積層して
構成したものである。
〔作用〕
この発明は上記の手段を採用したことにより、ブラダ
の耐気体透過性を著しく向上させることができるととも
に、ポリオール系可塑剤を含有せしめたことにより、伸
び、耐寒性を向上させることができる。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの発明の実施例について説明す
る。
第1図にこの発明によるアキュムレータの全体概略図
が、第2図にはブラダの概略図がそれぞれ示されてい
る。
すなわち、球状をなすとともに、気体封入口8にOリ
ング7を介してガスプラグ6が設けられているシェル1
の内部にホルダ4によってブラダ2を配設して内部を2
室a、bに区画するとともに、前記気体封入口8側の室
aに前記気体封入口を介してガスを封入して気体室に形
成し、また、他の室bを流体の流入室に形成するととも
に、流体流出入口9を有するオイルポート5を取付け
る。
なお、3は前記ブラダ2の下面の中央部に設けられて
前記流体流出入口9を開閉するポペットである。
そして、前記ブラダ2を、耐気体透過性を有する樹脂
層12と、この樹脂層12の少なくとも片面(実施例では両
面)に接着剤を用いて積層されたゴム等の弾性層11とで
構成してあり、さらに、前記流体流入口9側に積層され
た弾性層21には気体室aに封入された気体がシェル1の
内径部と、ブラダ2の当接部との間から流入室bに漏れ
ないように、半球状等の形状の突起14が設けられ、この
突起14によって気体室a内の気体をシールするようにな
っている。
すなわち、前記弾性層11は、前記シールのための突起
14を形成するためのものであって、この意味から前記弾
性層11は、少なくとも樹脂層12のうちの流体の流入室b
側に積層する必要がある。
そして、前記樹脂層12を形成する気体透過性を有する
樹脂としては、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニリ
デン、ポリビニルアルコール系樹脂等があるが、耐熱
性、成形性などのブラダに要求される特性を考慮して、
本発明に使用したブラダ2にあっては、ポリビニルアル
コール系樹脂を使用している。
このポリビニルアルコール系樹脂に伸び、耐寒性を付
与するために、グリセリン、エチレングリコールなどの
ポリオール系可塑剤を15〜50重量%、好ましくは20〜50
重量%含有せしめる。
ポリオール系可塑剤の含有量がこれより少ないと、伸
びや耐寒性の点で劣り、一方、これ以上の割合で含有せ
しめるとポリビニルアルコール系樹脂の耐気体透過性が
損なわれるようになる。
また、ゴム等の弾性層11は、たとえば、ニトリルゴ
ム、ブチルゴム、スチレンゴムなどから構成される。
本発明によるアキュムレータに使用するブラダ2は、
基本的にはポリオール系可塑剤含有ポリビニルアルコー
ル系樹脂層(約300μm〜1500μm)と、ゴム等の弾性
層(片面約0.2mm〜2mm)とで構成されるが、ポリオール
系可塑剤を約20重量%以上含有するポリビニルアルコー
ル系樹脂は、吸湿により可塑剤がブルーミングし易く、
そのようなブルーミング防止のため、あるいは高温使用
時の可塑剤の移行、揮散防止のため、ポリビニルアルコ
ール系樹脂−ゴム等の弾性層間に、耐可塑剤透過性樹脂
膜(約5μm〜50μm)を積層させることができる。
かかる耐可塑剤透過性樹脂膜としては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビ
ニリデン、四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重
合体、可塑剤非含有エチレン−酢酸ビニル共重合体けん
化物などのフィルムが用いられ、特に、フッ素樹脂系フ
ィルム、エチレン−ビニルアルコール系樹脂フィルム
は、耐気体透過性の点で優れているので好んで用いられ
る。
なお、各層間の積層は、ゴムの加硫性配合物を接着剤
に用いながら加硫接着する方法、もしくはクロロプレン
などの凝集接着剤を用いて接着する方法などによって行
われる。
第3図および第4図にはこの発明によるアキュムレー
タに使用するブラダの他の実施例がしめされており、シ
ェル等については前記実施例と同様なので省略する。
この実施例におけるブラダ32は、ポリオール系可塑剤
を15〜50重量%含有せしめたポリビニルアルコール系樹
脂20の両側に、耐可塑剤透過性を有する樹脂膜23を積層
させて形成した樹脂層22と、この樹脂層22の両側に積層
したゴム等の弾性層21とから構成され、各層の積層は、
接着剤によって行われ、さらに、流入口側に積層された
弾性層21シール用の突起24が設けられている。
前記弾性層21は前記と同様な理由で少なくとも樹脂層
22の流体の流入室側に積層する必要がある。
前記耐可塑剤透過性を有する樹脂膜23は、気体室がシ
ェル、ブラダ、ガスプラグなどによって閉じた系となっ
ているため、気体室側への可塑剤のブルーミングはある
一定量に抑えられるのに対し、流入室側は絶えず流体が
流出入する開いた系となっているため、少なくとも流体
の流入室側に積層されていれば、可塑剤のブルーミング
を効果的に抑制することができる。
〔実施例〕
つぎに本発明によるアキュムレータに使用したブラダ
の実験結果について説明する。
ブラダの構成 I)グリセリン含有量10重量%のポリビニルアルコール
(厚さ650μm)の両側に、ブチルゴム(厚さ0.5mm〜1.
5mm)を加硫接着させたもの。
II)Iに対し、ポリビニルアルコールのグリセリン含有
量を20重量%としたもの。
III)Iに対し、ポリビニルアルコールのグリセリン含
有量を30重量%としたもの。
IV)Iに対し、ポリビニルアルコールのグリセリン含有
量を40重量%としたもの。
V)IVに対し、ポリビニルアルコールの両側に厚さ25μ
mの可塑剤非含有エチレン−酢酸ビニル共重合体けん化
物を加硫接着させたもの。
〔実験結果〕
なお、上記の結果において、VIはI〜Vのブラダと同
等の厚さ、表面積を有するブラダをブチルゴム単独で構
成したものを示し、また、前記透過係数比は、ブチルゴ
ム単独の窒素ガス透過性を1とした。
さらに、平均破損回数は、ブラダをアキュムレータに
組込んだ状態で,気体室に窒素ガスを封入し、−40℃に
おいて、圧縮比(窒素ガス封入圧力に対するブレーキ油
圧力)が2〜3となる圧力範囲でブレーキ油を流出入さ
せた時の値である。
〔発明の効果〕
この発明は上記のように使用しているブラダを耐気体
透過性を有する樹脂層とゴム等の弾性層との積層構造と
したために、気体室の気体の透過が著しく抑えられ、長
期間に渡って初期の性能を維持することが可能となる。
また、樹脂層がポリオール系可塑剤を15〜50重量%含
有させたポリビニルアルコール系樹脂で形成したので気
体の透過が著しく抑えられるとともに、含有された可塑
剤により材料に柔軟性が付与され、これにより伸び、耐
寒性が向上する。
さらに、ポリビニルアルコール系樹脂からなる樹脂層
に耐可塑剤透過性樹脂膜を積層させたので可塑剤のブル
ーミングが抑えられ、伸び、耐寒性が長期に渡って維持
できるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明によるアキュムレータを示す概略断面
図、第2図は使用しているブラダを示す拡大概略図、第
3図および第4図はこの発明によるアキュムレータに使
用しているブラダの他の例を示す概略図、第5図は従来
のアキュムレータを示す概略断面図である。 1……シェル 2、32……ブラダ 3……ポペット 4、44……ホルダ 5……オイルポート 6……ガスプラグ 7……Oリング 8……気体封入口 9……流体流出入口 11、21……弾性層 12、22……樹脂層 14、24……突起 20……樹脂 23……樹脂膜 a……気体室 b……液体室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F15B 1/08 B32B 25/08 B32B 27/30 102

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シェル(1)内に、ブラダ(2、32)を配
    設して内部を2室(a、b)に区画し、一方の室(a)
    をガスの封入用の気体室に、また、他方の室(b)を流
    路内の流体の流入室にそれぞれ形成したアキュムレータ
    であって、前記ブラダ(2、32)を、ポリオール系可塑
    剤を15〜50重量%含有したポリビニルアルコール系樹脂
    からなる耐気体透過性を有する樹脂層(12、22)と、こ
    の樹脂層(12、22)の少なくとも片側に配設されたゴム
    等の弾性層(11、21)とから構成したことを特徴とする
    アキュムレータ。
  2. 【請求項2】前記樹脂層(22)は、少なくとも片側に、
    耐可塑剤透過性を有する樹脂膜(23)が積層されて構成
    されている請求項1記載のアキュムレータ。
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