JPH04117656U - 給排気口の閉鎖機構 - Google Patents

給排気口の閉鎖機構

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Publication number
JPH04117656U
JPH04117656U JP3036391U JP3036391U JPH04117656U JP H04117656 U JPH04117656 U JP H04117656U JP 3036391 U JP3036391 U JP 3036391U JP 3036391 U JP3036391 U JP 3036391U JP H04117656 U JPH04117656 U JP H04117656U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
exhaust port
closing
air supply
thermal fuse
Prior art date
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Pending
Application number
JP3036391U
Other languages
English (en)
Inventor
幹男 日下部
卓 岡根
Original Assignee
日恵機材株式会社
不二サツシ株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日恵機材株式会社, 不二サツシ株式会社 filed Critical 日恵機材株式会社
Priority to JP3036391U priority Critical patent/JPH04117656U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 給排気口に簡単に取り付けると共に、簡単な
機構で火災発生時に有効に作動できる閉鎖機構を提供す
る。。 【構成】 室内叉は室外に連通する給排気口に取り付け
られるケーシング5と、このケーシングの内部天端付近
に縦回動自在に軸支され、ケーシング内部を閉鎖可能な
閉鎖羽根6と、当該閉鎖羽根を設定温度以上で作動させ
る温度ヒューズ装置7とを具備し、この温度ヒューズ装
置7は、通常時に閉鎖羽根の自由端をケーシング内面の
天端付近に支持しておく支持部8と、この支持部の支持
状態を解除するための解除レバー9と、この解除レバー
を設定温度以上で作動させる作動部10とを備える構成
とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建築物の空調用給排気口などに設けられ、火災発生時に給排気口を 閉鎖するようにした給排気口の閉鎖機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ビル等の建築物では各階あるいは各部屋に空調用の空気吹き出し口、 空気吸い込み口が開口しており、空調設備により直接または配管ダクトを通じて 空調を行うようにしている。また空気吸い込み口に吸い込まれた空気は屋外に開 口する排気口を通じて屋外に排出するようにしている。
【0003】 かかる建築物の空調設備においては、火災が発生した場合、熱風、煙などが、 前記の空気吹き出し口、空気吸い込み口、配管ダクトを通じて拡がり延焼する恐 れがある。そこで、通常では配管ダクトの途中に防火ダンパなどを取付けて空気 の通路を閉鎖するようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、配管ダクトの途中に防火ダンパを取付ける方法は、配管が通常 天井裏であるため防火ダンパの取付け作業が面倒であり、また取付け後の防火ダ ンパのメンテナンス作業も行ないにくいなどの欠点があった。
【0005】 本考案は、前述の課題に鑑みてなされたもので、給排気口に簡単に取付けられ ると共に、簡単な機構で火災発生時に有効に作動することのできる給排気口の閉 鎖機構を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の給排気口の閉鎖機構は、室内叉は室外に連通する給排気口に取付けら れるケーシングと、このケーシングの内部天端付近に縦回動自在に軸支され、ケ ーシング内部を閉鎖可能な閉鎖羽根と、当該閉鎖羽根を設定温度以上で作動させ る温度ヒューズ装置とを具備してなり、この温度ヒューズ装置は、通常時に前記 閉鎖羽根の自由端をケーシング内面の天端付近に支持しておく支持部と、この支 持部の支持状態を解除するための解除レバーと、この解除レバーを設定温度以上 で作動させる作動部とを備えて成ることを前記課題の解決手段とした。
【0007】 また本考案の給排気口の閉鎖機構は、室内叉は室外に連通する給排気口に一端 が取付けられるケーシングと、このケーシングの内部天端付近に縦回動自在に軸 支され、ケーシング内部を閉鎖可能とする閉鎖羽根と、当該閉鎖羽根を設定温度 以上で作動させる温度ヒューズ装置とを具備してなり、この温度ヒューズ装置は は、ケーシングの他端上端に係止されるL形の金属片と、前記閉鎖羽根の自由端 をケーシング内面の天端付近に係止しておくL形の金属片とを半田付けして成り 、両金属片は設定温度以上で剥がれることを前記課題の解決手段とした。
【0008】
【作用】
本考案によれば、通常時はケーシング内部が開放されているが、火災発生時に 検知温度が設定温度に達すると、温度ヒューズ装置が閉鎖羽根を作動させ、ケー シング内部を完全閉鎖する。
【0009】
【実施例】
以下本考案の一実施例を、図1ないし図6を参照して説明する。
【0010】 本考案にかかる給排気口の閉鎖機構は、図1に示すように、室内1の窓際に設 置された空調機本体2の出口3と室外に連通する排気口4との間に取付けられた ケーシング5と、このケーシング5の内部を閉鎖可能な閉鎖羽根6と、この閉鎖 羽根6を設定温度以上で作動させる温度ヒューズ装置7とを具備する構成とされ ている。
【0011】 前記ケーシング5は一端開口が前記空調機2の出口3に連通し、他端開口が前 記排気口4に連通している。前記閉鎖羽根6はケーシング5の内部の天端付近に 一端6aが縦回動自在に軸支されており、通常時にはケーシング5内部の通路の 一部を形成し、ケーシング5内部を開放するように、閉鎖羽根6の自由端6bが ケーシング5内部の天端付近に温度ヒューズ装置7により係止されている。
【0012】 前記温度ヒューズ装置7は、図1および図3に示すように、前記閉鎖羽根6の 他端6bをケーシング5内部の天井に係止する支持部8と、この支持部8におけ る係止状態を解除する解除レバー9と、この解除レバー9を設定温度以上で作動 させる作動部10とを備える構成とされている。詳述すれば、ケーシング5の一 端開口の中央に縦方向に延びる枠11が取付けられ(図2参照)、この枠11に 前記支持部8が縦回動可能に軸支され、この支持部8の一端により前記閉鎖羽根 6の他端6bを下方から係止している。また支持部8の他端には枠11に縦回動 可能に軸支された解除レバー9の一端係止部9aが下方から係止しており、この 解除レバー9の他端係止部9の他端係止部9bには作動部10が係止している。
【0013】 この作動部10は、2枚の金属板12aの重ね部分12bを低温(92度)で 半田付けしてなるヒューズメタル(図5および図6参照)12と、このヒューズ メタル12に連結されて前記解除レバー9を係止方向に引っ張るスブリング13 とから成るもので、前記ヒューズメタル12の他端は解除レバー9の他端に係止 しており、スプリング13の他端は枠11の下端に連結されている。
【0014】 次に、本考案にかかる給排気口の閉鎖機構の作用を説明する。
【0015】 通常時には、図1に示すようにケーシング5は開放されており、室内1の空調 中は給排気口4を通して外気の取り入れと排気が行なわれる。万一室内1で火災 が発生した場合には、室内温度の上昇が設定温度に達するとヒューズメタル12 の半田が溶けて金属板どうしが取れ、ヒューズメタル12の一端が解除レバー9 の他端係止部9bから外れる。これにより解除レバー9が係止を解除する方向に 回動し、解除レバー9の一端係止部9aが支持部8の他端から外れる。そして、 支持部8の回動により、閉鎖羽根6がケーシング5を閉じる方向へ回動し、閉鎖 羽根6の他端がケーシング5の下面に取付けられた停止部21に当接して(図1 の2点鎖線)ケーシング5内部が完全閉鎖状態となる。これにより給排口4が閉 鎖され、延焼を防ぐことができる。
【0016】 図7および図8は、本考案の他の実施例を示すもので、前記実施例の温度ヒュ ーズ装置7の構造をより簡素化したものである。
【0017】 本実施例の温度ヒューズ装置7は、L字形に折曲げられた上下2枚の金属板3 0、31を、両者の間に上下に溝32を形成する形で重ね合わせると共に、その 重ね部分を半田付けしたものである。そして、溝32にケーシング5の一端開口 の上縁部を挿入することにより温度ヒューズ装置7をケーシング5の一端開口の 上縁部に係止し、下側の金属板31の一端を閉鎖羽根6方向に延ばして、金属板 31の一端で閉鎖羽根6を開放状態に支持するようになっている。
【0018】 本実施例によれば、火災発生時に室内温度が設定温度に達すると、半田が溶け て金属板30、31が上下に剥がれ、閉鎖羽根6を作動させて給排気口4を完全 閉鎖することができる。しかも、かかる閉鎖機構は、2枚の金属板を単に半田付 けしただけの極めて簡単な構造であり、その取付けも簡単に行なえる利点がある 。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案にかかる給排気口の閉鎖機構によれば、通常時は 給排気口を開放しておき、火災発生時に設定温度以上を検知したときは温度ヒュ ーズ装置が閉鎖羽根を作動して給排気口を完全閉鎖することができ、かかる機能 を奏する給排気口の閉鎖機構を簡単な構造で実現することができる。これにより 、給排気口への取付けおよび取付け後のメンテナンスが容易となる効果を奏する ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の一実施例を示す給排気口の閉鎖
機構の断面図である。
【図2】図2は同閉鎖機構の正面図である。
【図3】図3は同閉鎖機構の温度ヒューズ装置を示す側
面図である。
【図4】図4は同温度ヒューズ装置の背面図である。
【図5】図5は同温度ヒューズ装置に使用されるヒュー
ズメタルの平面図である。
【図6】図6は同ヒューズメタルの側面図である。
【図7】図7は本考案の他の実施例を示す給排気口の閉
鎖機構の断面図である。
【図8】図8は同閉鎖機構の正面図である。
【符号の説明】
1 室内 2 空調機本体 4 給排気口 5 ケーシング 6 閉鎖羽根 6a 一端 6b 他端 7 温度ヒューズ装置 8 支持部 9 解除レバー 10 作動部 12 ヒューズメタル。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内叉は室外に連通する給排気口に取付
    けられるケーシングと、このケーシングの内部天端付近
    に縦回動自在に軸支され、ケーシング内部を閉鎖可能な
    閉鎖羽根と、当該閉鎖羽根を設定温度以上で作動させる
    温度ヒューズ装置とを具備してなり、この温度ヒューズ
    装置は、通常時に前記閉鎖羽根の自由端をケーシング内
    面の天端付近に支持しておく支持部と、この支持部の支
    持状態を解除するための解除レバーと、この解除レバー
    を設定温度以上で作動させる作動部とを備えて成ること
    を特徴とする給排気口の閉鎖機構。
  2. 【請求項2】 室内叉は室外に連通する給排気口に一端
    が取付けられるケーシンク゛と、このケーシングの内部
    天端付近に縦回動自在に軸支され、ケーシング内部を閉
    鎖可能とする閉鎖羽根と、当該閉鎖羽根を設定温度以上
    で作動させる温度ヒューズ装置とを具備してなり、この
    温度ヒューズ装置は、ケーシングの他端上端に係止され
    るL形の金属片と、前記閉鎖羽根の自由端をケーシング
    内面の天端付近に係止しておくL形の金属片とを半田付
    けして成り、両金属片は設定温度以上で剥がれることを
    特徴とする給排気口の閉鎖機構。
JP3036391U 1991-04-04 1991-04-04 給排気口の閉鎖機構 Pending JPH04117656U (ja)

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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970408