JP3019395U - 床下の安全強制換気システム - Google Patents

床下の安全強制換気システム

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Publication number
JP3019395U
JP3019395U JP1995006837U JP683795U JP3019395U JP 3019395 U JP3019395 U JP 3019395U JP 1995006837 U JP1995006837 U JP 1995006837U JP 683795 U JP683795 U JP 683795U JP 3019395 U JP3019395 U JP 3019395U
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JP
Japan
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fire
underfloor
ventilation system
forced ventilation
damper
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Expired - Lifetime
Application number
JP1995006837U
Other languages
English (en)
Inventor
富夫 深川
Original Assignee
株式会社フカガワ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は床下の強制換気システムにおいて、
床下への火気の流入を自動的に防止する安全な床下の強
制換気システムを提供することを目的とするものであ
る。 【構成】 本考案は建築,構築物の床下部分に設ける多
数の換気口の一部に排気ファンを取付けて強制換気する
ようにした床下の強制換気システムにおいて、外気吸込
側の換気口に火気の誘引防止手段を設けたことを特徴と
する床下の安全強制換気システムにある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は床下の安全強制換気システム、詳しくは近隣における火災発生時に 火気を床下に誘引しないようにした床下の安全強制換気システムに関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
建築,構築物の床下は湿気,結露,カビ等の発生にて不健康で且つ土台周囲の 腐食の進行が早まるおそれがあるので自然換気以上の換気が必要とされている。 このため近時図5に示すように、コンクリート基礎に多設する換気口の一部に排 気ファンを取付けて、該排気ファンの回転により床下内を強制換気することが行 われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、強制換気は近隣に火災が発生した場合に、床下に火気を吸引し て建築,構築物を類焼させるおそれが生ずるという課題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は建築,構築物の床下部分に設ける多数の換気口の一部に排気ファンを 取付けて床下内を強制換気するようにした床下の強制換気システムにおいて、外 気吸込側の換気口に火気の誘引防止手段を設けて、かかる課題を解決しようとす るものである。
【0005】
【作用】
本考案は近隣に火災が発生して建築,構築物に火気が迫ると火気の誘引防止手 段が作動して火気の床下内への流入を自動的に防止して建築,構築物の類焼を防 止することとなる。
【0006】
【実施例】
以下図面に基づいて実施例を説明する。
【0007】 図1乃至図2は第1実施例で、建築物の床下を構成するコンクリート基礎1の 間隔を置いた多数の位置に凹陥型をした換気口2を設け、該換気口のうち一また は二側の外端に面した数個の換気口2内に電動型の排気ファン3を取付け、吸気 側となる他側の外端に面した換気口2に防火ダンパー4を取付けてなる。
【0008】 防火ダンパー4は吸気口網5に続いて筒箱体6と、該筒箱体6内に中心軸7と の間で展開回動して筒箱体6を閉塞するようにばね8付勢された2枚のダンパー 羽根9a,9bをばね8付勢に抗して合掌合わせしてコ形に折曲げた防火ヒューズ10 にて挟み止めして構成する。なお図中11a,11bは羽根ストッパーである。
【0009】 吸気口網5を換気口2の外面に沿って取付け、筒箱体6の三面を換気口2の内 面に接面し、残る一面を建築物の土台の下面に接面する要領にて防火ダンパーを 換気口2に取付けるのである。
【0010】 通常の状態では排気ファン3の回転にて、開放状態の防火ダンパー4取付側の 換気口2より外気が床下内に強制流入し、排気ファン3より排気されて床下内を 強制換気することとなるが、近隣に火災が発生して火気が吸気側である防火ダン パー4取付けの換気口2に流入すると、初期の段階で防火ヒューズ10が溶け切れ てダンパー羽根9a,9bの挟み止めを解くため、ダンパー羽根9a,9bはばね8の付 勢圧により図2の仮線にて示すように展開回動して筒箱体6内を閉塞して火気の 床下内流入を自動的に防止することとなる。
【0011】 近隣の火事が鎮火して常温になったときに、吸気口網5を外し、再びダンパー 羽根9a,9bを換気側に合掌合わせして新しい防火ヒューズ10にて挟み止めして防 火ダンパー4内を開放するのである。
【0012】 図3は他種の防火ダンパー12を示すもので、中心軸7との間で渦巻状の戻しば ね13にて回転閉塞するように付勢されたダンパー羽根14をばね圧に抗して開放状 態に引き回動しておいて形状記憶合金ヒューズ15にてつなぎ止めした例を示して いる。16a,16bは閉塞時羽根ストッパー、16cは開放時羽根ストッパーである。
【0013】 火気が接近して熱せられると形状記憶合金ヒューズ15が伸びてダンパー羽根14 を戻りばね13の付勢により閉塞側に回転して筒箱体6内を閉塞することは前例と 同じである。鎮火後は形状記憶合金ヒューズ15の原状復帰によりダンパー羽根14 を再び開放側に展開させ保持することとなる。
【0014】 図4は他の実施例で吸気側の換気口2に上下または左右方向に火気遮断板17を 数列且つ千鳥状にて張設してなる防火吸気口18を嵌め取付けしたもので、煙は通 すも火気は遮断するようにした例を示している。
【0015】
【考案の効果】
本考案は以上のようにして、換気口の一部に排気ファンを取付けて床下内を強 制換気するようにした床下の強制換気システムにおいて、外気吸込側の換気口に 防火ダンパーや火気遮断板等による火気の誘引防止手段を設けたので、強制換気 による衛生で健康的な環境の維持と建築,構築物の土台からの腐食を防止し、且 つ近隣の火災時に火気の床下内流入を自動的に防止することができるという効果 を生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 防火ダンパー取付けの1例を示すシステム全
体の平面図である
【図2】 同、拡大横断平面図で、図中破線は閉塞時の
状態を示すものである。
【図3】 防火ダンパーの他例を示す拡大横断平面図で
ある。
【図4】 火気遮断板の取付け例を示す拡大横断平面図
である。
【図5】 コンクリート基礎に多設する換気口の一部に
排気ファンを取付けた従来の床下内の強制換気システム
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1はコンクリート基礎 2は換気口 3は排気ファン 4は防火ダンパー 5は吸気網口 6は筒箱体 7は中心軸 8はばね 9a,9bはダンパー羽根 10は防火ヒューズ 11a,11bは羽根ストッパー 12は防火ダンパー 13は戻しばね 14はダンパー羽根 15は形状記憶合金ヒューズ 16a,16bは閉塞時羽根ストッパー 16cは開放時羽根ストッパー 17は火気遮断板 18は防火吸気口

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築,構築物の床下部分に設ける多数の
    換気口の一部に排気ファンを取付けて床下内を強制換気
    するようにした床下の強制換気システムにおいて、外気
    吸込側の換気口に火気の誘引防止手段を設けたことを特
    徴とする床下の安全強制換気システム。
  2. 【請求項2】 火気の誘引防止手段は中心軸をもとに展
    開回動して閉塞するようにばね付勢された2枚の羽根を
    コ形の防火ヒューズにより換気側に合掌挟み止めした防
    火ダンパーである請求項1記載の床下の安全強制換気シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 火気の誘引防止手段は回転閉塞するよう
    にばね付勢されたダンパー羽根の一端をダンパー壁との
    間に張設する形状記憶合金ヒューズにて換気側に引止め
    した防火ダンパーである請求項1記載の床下の安全強制
    換気システム。
  4. 【請求項4】 火気の誘引防止手段は換気口の上下方向
    または左右方向に火気遮断壁を数列且つ千鳥状にて張設
    して構成する請求項1記載の床下の安全強制換気システ
    ム。
JP1995006837U 1995-06-14 1995-06-14 床下の安全強制換気システム Expired - Lifetime JP3019395U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015209631A (ja) * 2014-04-23 2015-11-24 パナホーム株式会社 住宅

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