JPH0411736B2 - - Google Patents
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- JPH0411736B2 JPH0411736B2 JP6214784A JP6214784A JPH0411736B2 JP H0411736 B2 JPH0411736 B2 JP H0411736B2 JP 6214784 A JP6214784 A JP 6214784A JP 6214784 A JP6214784 A JP 6214784A JP H0411736 B2 JPH0411736 B2 JP H0411736B2
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- oil pan
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M11/00—Component parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M9/00
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B77/00—Component parts, details or accessories, not otherwise provided for
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- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の技術分野]
本発明は、合成樹脂層を介して鋼板を積層した
積層鋼板により成型するオイルパンにおけるドレ
ン部取付構造及び取付方法に係り、特に、オイル
パンへのドレンシートの取付強度の向上をはかり
つつ、取付筒所たるオイルパンのドレン孔端部に
露出する合わせ目のシーリング性能向上と、オイ
ルパンとドレンシートとの抵抗溶接時における合
成樹脂層に対する通電対策の容易化とを図るよう
にしたオイルパンのドレン部取付構造及び取付方
法に関する。
積層鋼板により成型するオイルパンにおけるドレ
ン部取付構造及び取付方法に係り、特に、オイル
パンへのドレンシートの取付強度の向上をはかり
つつ、取付筒所たるオイルパンのドレン孔端部に
露出する合わせ目のシーリング性能向上と、オイ
ルパンとドレンシートとの抵抗溶接時における合
成樹脂層に対する通電対策の容易化とを図るよう
にしたオイルパンのドレン部取付構造及び取付方
法に関する。
[発明の技術的背景]
内燃機関からの振動を減衰し、振動による騒音
の発生を減少させるために、従来の単一鋼板に代
えて、積層鋼板により成型されたオイルパンが考
えられている。このオイルパンを成型する積層鋼
板は、0.8mm程度の厚さを有するSPC鋼板等を上
下に2枚重ね合わせて、中間に、粘性ある樹脂層
を介設するように埋め込んだものであり、この粘
性を有する樹脂層が鋼板相互のずれ振動を、その
振動エネルギーを吸収しつつ許容するものであ
る。
の発生を減少させるために、従来の単一鋼板に代
えて、積層鋼板により成型されたオイルパンが考
えられている。このオイルパンを成型する積層鋼
板は、0.8mm程度の厚さを有するSPC鋼板等を上
下に2枚重ね合わせて、中間に、粘性ある樹脂層
を介設するように埋め込んだものであり、この粘
性を有する樹脂層が鋼板相互のずれ振動を、その
振動エネルギーを吸収しつつ許容するものであ
る。
ところで、オイルパン1には、第1図に示す如
く、その底部に、オイル抜きやゴミ排出用のドレ
ンプラグ30のためのドレンシート2を取り付け
るが、単一鋼板と異なり積層鋼板の場合には、取
付部の剥離対策と抵抗溶接のための通電対策が必
要となる。すなわち、ドレンシートを取り付ける
ためのオイルパンのドレン孔端部は、その合わせ
目が外部に露出しており、この露出した合わせ目
にオイル等が浸入すると樹脂層が溶融して接合鋼
板が互いに剥離する。この剥離が起こるとそれぞ
れの鋼板が独自に振動することになり、防音効果
が減衰されてしまうとともに強度低下を招く結果
となる。これを解消するためにドレン孔端部にお
ける剥離対策が必要となるのである。またオイル
パンにドレンシートをプロジエクシヨン溶接する
ために、ドレンシートからオイルパンへ厚さ方向
に貫く通電を施すが、オイルパン中間層が電気絶
縁材であるため、そのままでは電流を流すことが
できない。これを解消するためにオイルパンに通
電対策を予めする必要が生じるのである。
く、その底部に、オイル抜きやゴミ排出用のドレ
ンプラグ30のためのドレンシート2を取り付け
るが、単一鋼板と異なり積層鋼板の場合には、取
付部の剥離対策と抵抗溶接のための通電対策が必
要となる。すなわち、ドレンシートを取り付ける
ためのオイルパンのドレン孔端部は、その合わせ
目が外部に露出しており、この露出した合わせ目
にオイル等が浸入すると樹脂層が溶融して接合鋼
板が互いに剥離する。この剥離が起こるとそれぞ
れの鋼板が独自に振動することになり、防音効果
が減衰されてしまうとともに強度低下を招く結果
となる。これを解消するためにドレン孔端部にお
ける剥離対策が必要となるのである。またオイル
パンにドレンシートをプロジエクシヨン溶接する
ために、ドレンシートからオイルパンへ厚さ方向
に貫く通電を施すが、オイルパン中間層が電気絶
縁材であるため、そのままでは電流を流すことが
できない。これを解消するためにオイルパンに通
電対策を予めする必要が生じるのである。
そこで、第2図に示すごとく、従来は、オイル
パン1のドレン孔端部3に形成される合わせ目
に、オイル等の浸入を防止するためにシール材4
を塗布していた。またドレン孔5の周縁部たるド
レン孔端部6にスポツト溶接9により合成樹脂層
を溶融して鋼板7,7間を電気的にシヨートする
通電スポツト8を予め形成していた。これらによ
り合わせ目のシール性とドレンシート2の取付強
度の確保を行なつていた。
パン1のドレン孔端部3に形成される合わせ目
に、オイル等の浸入を防止するためにシール材4
を塗布していた。またドレン孔5の周縁部たるド
レン孔端部6にスポツト溶接9により合成樹脂層
を溶融して鋼板7,7間を電気的にシヨートする
通電スポツト8を予め形成していた。これらによ
り合わせ目のシール性とドレンシート2の取付強
度の確保を行なつていた。
[背景技術の問題点]
しかし、上述した従来の方法によれば、オイル
パン1の厚さ(約1.6mm)が形成する僅かな空間
にシール材4を塗布するためシール作業性が悪
く、シール性が不確実であるという欠点があつ
た。また、ドレンシート2とオイルパン1との抵
抗溶接に先行して面倒な通電スポツト8を形成し
なければならないため、オイルパン1の製作工数
が増加し生産性が悪くなるという欠点があつた。
パン1の厚さ(約1.6mm)が形成する僅かな空間
にシール材4を塗布するためシール作業性が悪
く、シール性が不確実であるという欠点があつ
た。また、ドレンシート2とオイルパン1との抵
抗溶接に先行して面倒な通電スポツト8を形成し
なければならないため、オイルパン1の製作工数
が増加し生産性が悪くなるという欠点があつた。
[発明の目的]
本発明は、上記従来の欠点に鑑みてなされ、そ
の目的は、ドレンパンのドレン孔縁部の片面にド
レンシートを挿着するのではなく、両側からドレ
ン孔縁部を挟むようにしてドレンシートをオイル
パンに挿着することにより、ドレンシートを確実
に取り付けることができるとともに、シール空間
を大きくしてドレン孔縁部の合わせ目のシールを
極めて確実に行なうことができるオイルパンのド
レン部取付構造を得ることにある。
の目的は、ドレンパンのドレン孔縁部の片面にド
レンシートを挿着するのではなく、両側からドレ
ン孔縁部を挟むようにしてドレンシートをオイル
パンに挿着することにより、ドレンシートを確実
に取り付けることができるとともに、シール空間
を大きくしてドレン孔縁部の合わせ目のシールを
極めて確実に行なうことができるオイルパンのド
レン部取付構造を得ることにある。
また、本発明の目的は、取付作業とは別個に通
電対策を施すことなく、ドレンシートをオイルパ
ンのドレン孔縁部に挿着するだけで溶接のための
通電路を確保することができるようにしてオイル
パンの製作工数の増加を抑え、もつて生産性の向
上を図ることができるオイルパンのドレン部取付
方法を得ることにある。
電対策を施すことなく、ドレンシートをオイルパ
ンのドレン孔縁部に挿着するだけで溶接のための
通電路を確保することができるようにしてオイル
パンの製作工数の増加を抑え、もつて生産性の向
上を図ることができるオイルパンのドレン部取付
方法を得ることにある。
[発明の概要]
上記目的に沿う本発明は、筒部と、該筒部の下
部に設けられた取付座と、前記筒部の外周に取付
座に対し所定間隔を隔てて設けられた鍔部とを備
えたドレンシートを、積層鋼板から成型したオイ
ルパンのドレン孔に挿通し、前記取付座と鍔部と
の間にドレン孔縁部を挟持するとともに、該取付
座と鍔部及びドレン孔端部にシール材を充填した
ことを特徴とする。これにより、ドレン孔縁部を
挟持する取付座と鍔部間に大きなシール空間が形
成できるようにし、シール材不足が生じたり、合
わせ目が露出したりしないようにするとともに、
ドレンシートを片面支持ではなく両面支持できる
ようにし、挿着したドレンシートが外力や振動に
よりガタ付いたり脱落したりしないようにしたも
のである。
部に設けられた取付座と、前記筒部の外周に取付
座に対し所定間隔を隔てて設けられた鍔部とを備
えたドレンシートを、積層鋼板から成型したオイ
ルパンのドレン孔に挿通し、前記取付座と鍔部と
の間にドレン孔縁部を挟持するとともに、該取付
座と鍔部及びドレン孔端部にシール材を充填した
ことを特徴とする。これにより、ドレン孔縁部を
挟持する取付座と鍔部間に大きなシール空間が形
成できるようにし、シール材不足が生じたり、合
わせ目が露出したりしないようにするとともに、
ドレンシートを片面支持ではなく両面支持できる
ようにし、挿着したドレンシートが外力や振動に
よりガタ付いたり脱落したりしないようにしたも
のである。
また、上記目的に沿う本発明は、拡径し合つて
いるものの嵌め合いが容易であるとともに、嵌め
合いの後、一方を縮径して加締めるという一連の
動作で強固な結合が可能であること、また導電性
部材で加締めることにより通電路が確保されると
いう知見のもとに、次のように構成したものであ
る。すなわち、積層鋼板から成る成型したオイル
パンのドレン孔を拡径し、この拡径したオイルパ
ンのドレン孔に、筒部に取付座と鍔部とを一体に
有するとともに、前記取付座と鍔部及び筒部間に
予めシール材を充填したドレンシートを挿着し、
上記取付座と鍔部間にオイルパンのドレン孔縁部
が入り込むようにドレン孔を縮径し次いで鍔部を
加締めて取付座と鍔部間にドレン孔縁部を挟持
し、しかる後に取付座とドレン孔縁部とを溶接し
て成ることを特徴とするものである。
いるものの嵌め合いが容易であるとともに、嵌め
合いの後、一方を縮径して加締めるという一連の
動作で強固な結合が可能であること、また導電性
部材で加締めることにより通電路が確保されると
いう知見のもとに、次のように構成したものであ
る。すなわち、積層鋼板から成る成型したオイル
パンのドレン孔を拡径し、この拡径したオイルパ
ンのドレン孔に、筒部に取付座と鍔部とを一体に
有するとともに、前記取付座と鍔部及び筒部間に
予めシール材を充填したドレンシートを挿着し、
上記取付座と鍔部間にオイルパンのドレン孔縁部
が入り込むようにドレン孔を縮径し次いで鍔部を
加締めて取付座と鍔部間にドレン孔縁部を挟持
し、しかる後に取付座とドレン孔縁部とを溶接し
て成ることを特徴とするものである。
[発明の実施例]
以下、本発明の好適一実施例を添付図面に基づ
いて詳述する。本実施例にあつては、鋼板間に粘
性を有する合成樹脂層を介して形成された制振鋼
板について述べる。
いて詳述する。本実施例にあつては、鋼板間に粘
性を有する合成樹脂層を介して形成された制振鋼
板について述べる。
第3図に示す如く、制振鋼板10は、2枚の鋼
板11,12を、その中間に粘性を有する樹脂層
を介設して制振成型されるものである。この制振
鋼板10をプレス加工によりオイルパン本体13
を成型するとともに、オイルパン本体13の底部
にはドレンシート挿着のためのドレン孔14が形
成される。
板11,12を、その中間に粘性を有する樹脂層
を介設して制振成型されるものである。この制振
鋼板10をプレス加工によりオイルパン本体13
を成型するとともに、オイルパン本体13の底部
にはドレンシート挿着のためのドレン孔14が形
成される。
このオイルパン本体13のドレン孔14に断面
円形の筒部30を本体とするドレンシート15が
挿着される。断面は多角形でもよい。ドレンシー
ト15の筒部30の内周にはネジ山が該設され
て、これに、ボルト状のドレンプラグ16が螺着
してある。また筒部30下端部と中間部との各外
周全周には上記ドレン孔14よりも大径な取付座
17と鍔部18とが一体的に設けてある。尤も、
鍔部18については周方向に所定間隔を隔てて設
けてもよい。
円形の筒部30を本体とするドレンシート15が
挿着される。断面は多角形でもよい。ドレンシー
ト15の筒部30の内周にはネジ山が該設され
て、これに、ボルト状のドレンプラグ16が螺着
してある。また筒部30下端部と中間部との各外
周全周には上記ドレン孔14よりも大径な取付座
17と鍔部18とが一体的に設けてある。尤も、
鍔部18については周方向に所定間隔を隔てて設
けてもよい。
取付座17は外側の鋼板12のドレン孔縁部1
9に係合して、両者の結合と、油漏れとを防止す
べく係合面の一部が周方向に沿つてプロジエクシ
ヨン溶接20されている。
9に係合して、両者の結合と、油漏れとを防止す
べく係合面の一部が周方向に沿つてプロジエクシ
ヨン溶接20されている。
鍔部18は、内側の鋼板11のドレン孔縁部1
9に倒れて食い込み、鍔部18と取付座17との
間にオイルパン本体13を挟持している。なお、
図示例の如く、望ましくは鍔部18の外径を取付
座17のそれよりも小さくするとよい。
9に倒れて食い込み、鍔部18と取付座17との
間にオイルパン本体13を挟持している。なお、
図示例の如く、望ましくは鍔部18の外径を取付
座17のそれよりも小さくするとよい。
上記鍔部18及び取付座17との基端全周と筒
部30との間に形成される座部空間21には、鍔
部18と取付座17との間に挟持されたオイルパ
ン本体13の露出するドレン孔端部の合わせ目2
2をシールするシール材23が充填されている。
部30との間に形成される座部空間21には、鍔
部18と取付座17との間に挟持されたオイルパ
ン本体13の露出するドレン孔端部の合わせ目2
2をシールするシール材23が充填されている。
このようにしてオイルパンのドレンシート取付
構造は構成されている。
構造は構成されている。
なお、ドレンシート15の筒部30に対する取
付座17と鍔部18との位置関係は逆でもよい。
付座17と鍔部18との位置関係は逆でもよい。
次に、上記実施例の取付方法を第4図に従つて
説明する。
説明する。
まず、オイルパン本体13側にあつては、オイ
ルパン本体13のドレン孔14にドレンシート1
5を鍔部18まで挿着できるように、起きている
鍔部18の外径よりも大きくすべくドレン孔14
を予め拡径しておく。この拡径手段としては図示
例の如く、内側の鋼板11側にドレン孔縁部19
をプレスして突出させる方法があり、これが最も
簡便である。また、ドレンシート15側にあつて
は、座部空間21の全周にシリコン系・エポキシ
系等のシール材23を予め充填しておく一方、取
付座17の先端周方向に沿つてプロジエクシヨン
溶接用の突起25を形成しておく。
ルパン本体13のドレン孔14にドレンシート1
5を鍔部18まで挿着できるように、起きている
鍔部18の外径よりも大きくすべくドレン孔14
を予め拡径しておく。この拡径手段としては図示
例の如く、内側の鋼板11側にドレン孔縁部19
をプレスして突出させる方法があり、これが最も
簡便である。また、ドレンシート15側にあつて
は、座部空間21の全周にシリコン系・エポキシ
系等のシール材23を予め充填しておく一方、取
付座17の先端周方向に沿つてプロジエクシヨン
溶接用の突起25を形成しておく。
そして、プレスを免れているドレン孔縁部19
の外側の鋼板12に取付座17を係合させてドレ
ンシート15を挿着して取付座17を下部電極2
6で支持した後、突出したドレン孔縁部19の上
方に位置する先行ポンチ27を降下させ、ドレン
シート15の鍔部18の下に、突出したドレン孔
縁部19を押し込みドレン孔14を縮径させる。
この縮径動作に引続き、鍔部18の上方に位置す
る加締めポンチ28を降下させ押し込まれたドレ
ン孔縁部19を鍔部18と取付座17との間に挟
持すべく鍔部18を加締める。この加締め力は、
鍔部18の先端により中間の合成樹脂層を破つて
内側の鋼板11が外側の鋼板12に食い込み、内
側と外側との通電路が形成される程の力を要す
る。加締め動作完了と同時又は完了後、取付座1
7に形成した突起25位置上方に位置する上部電
極29を降下させ、これよりオイルパン本体13
を厚さ方向に貫き突起25を経由して下部電極2
6に至る電流を流し、突起25部における取付座
17と外側の鋼板12とのプロジエクシヨン溶接
を行なう。
の外側の鋼板12に取付座17を係合させてドレ
ンシート15を挿着して取付座17を下部電極2
6で支持した後、突出したドレン孔縁部19の上
方に位置する先行ポンチ27を降下させ、ドレン
シート15の鍔部18の下に、突出したドレン孔
縁部19を押し込みドレン孔14を縮径させる。
この縮径動作に引続き、鍔部18の上方に位置す
る加締めポンチ28を降下させ押し込まれたドレ
ン孔縁部19を鍔部18と取付座17との間に挟
持すべく鍔部18を加締める。この加締め力は、
鍔部18の先端により中間の合成樹脂層を破つて
内側の鋼板11が外側の鋼板12に食い込み、内
側と外側との通電路が形成される程の力を要す
る。加締め動作完了と同時又は完了後、取付座1
7に形成した突起25位置上方に位置する上部電
極29を降下させ、これよりオイルパン本体13
を厚さ方向に貫き突起25を経由して下部電極2
6に至る電流を流し、突起25部における取付座
17と外側の鋼板12とのプロジエクシヨン溶接
を行なう。
かくして、第3図に示すドレン部取付構造が完
了する。
了する。
したがつて、先行ポンチ27・加締めポンチ2
8・上部電極29の一連の作動工程において、ド
レン孔縁部19のドレンシート15による両面挟
持、シール材23によるドレン孔端部の合わせ目
シール、鍔部18によるオイルパン本体13の通
電路確保およびプロジエクシヨン溶接が自動的に
なされることになる。
8・上部電極29の一連の作動工程において、ド
レン孔縁部19のドレンシート15による両面挟
持、シール材23によるドレン孔端部の合わせ目
シール、鍔部18によるオイルパン本体13の通
電路確保およびプロジエクシヨン溶接が自動的に
なされることになる。
[発明の効果]
以上要するに本発明によれば次のような優れた
効果を発揮する。
効果を発揮する。
(1) ドレンシートの鍔部と取付座との間にオイル
パンのドレン孔縁部を挟持してドレンシートを
取り付ける両面支持構造としたので、その取り
付け強度が片面支持の場合よりも強固となり、
ドレンシートを塞止するドレンプラグの着脱時
の外力や内燃機関の振動によつてドレンシート
がガタ付くこともドレンパンから脱落すること
もない。また、鍔部と取付座及び筒部間にシー
ル材を充填する構造としたので、大きなシール
空間を確保することができて、オイルパンに積
層鋼板を使用した場合に特に問題となる合わせ
目のシールを極めて確実に行なうことができ
る。
パンのドレン孔縁部を挟持してドレンシートを
取り付ける両面支持構造としたので、その取り
付け強度が片面支持の場合よりも強固となり、
ドレンシートを塞止するドレンプラグの着脱時
の外力や内燃機関の振動によつてドレンシート
がガタ付くこともドレンパンから脱落すること
もない。また、鍔部と取付座及び筒部間にシー
ル材を充填する構造としたので、大きなシール
空間を確保することができて、オイルパンに積
層鋼板を使用した場合に特に問題となる合わせ
目のシールを極めて確実に行なうことができ
る。
(2) 鍔部を加締めることによりオイルパンの厚さ
方向に溶接のための通電路が形成されるので、
オイルパンに積層鋼板を使用した場合に特に要
求される取付作業とは別個の通電対策を施す必
要がなくなり、オイルパンの製作工数の増加を
抑えることができ、またドレン孔の拡径と縮径
及び鍔部と加締めという連続操作が可能な方法
を採用したことにより、作業性が良好となりオ
イルパンの生産性が格段と向上する。
方向に溶接のための通電路が形成されるので、
オイルパンに積層鋼板を使用した場合に特に要
求される取付作業とは別個の通電対策を施す必
要がなくなり、オイルパンの製作工数の増加を
抑えることができ、またドレン孔の拡径と縮径
及び鍔部と加締めという連続操作が可能な方法
を採用したことにより、作業性が良好となりオ
イルパンの生産性が格段と向上する。
第1図はオイルパンの斜視図、第2図は従来の
オイルパンのドレン部取付構造を示す断面図、第
3図は本発明に係るオイルパンのドレン部取付構
造の好適一実施例を示す断面図、第4図は同じく
取付方法を説明する断面図である。 尚、図中10は積層鋼板の例示である制振鋼
板、13はオイルパン本体、14はオイルパン本
体のドレン孔、15はドレンシート、17はドレ
ンシートの取付座、18はドレンシートの鍔部、
19はオイルパン本体のドレン孔縁部、20は溶
接の例示であるプロジエクシヨン溶接、21は取
付座と鍔部及び筒部により形成される座部空間、
22は露出するドレン孔端部の合わせ目、23は
シール材、30はドレンシートの筒部である。
オイルパンのドレン部取付構造を示す断面図、第
3図は本発明に係るオイルパンのドレン部取付構
造の好適一実施例を示す断面図、第4図は同じく
取付方法を説明する断面図である。 尚、図中10は積層鋼板の例示である制振鋼
板、13はオイルパン本体、14はオイルパン本
体のドレン孔、15はドレンシート、17はドレ
ンシートの取付座、18はドレンシートの鍔部、
19はオイルパン本体のドレン孔縁部、20は溶
接の例示であるプロジエクシヨン溶接、21は取
付座と鍔部及び筒部により形成される座部空間、
22は露出するドレン孔端部の合わせ目、23は
シール材、30はドレンシートの筒部である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 筒部と、該筒部の下部に設けられた取付座
と、、前記筒部の外周に取付座に対し所定間隔を
隔てて設けられた鍔部とを備えたドレンシート
を、積層鋼板から成型したオイルパンのドレン孔
に挿通し、前記取付座と鍔部との間にドレン孔縁
部を挟持するとともに、該取付座と鍔部及びドレ
ン孔端部にシール材を充填したことを特徴とする
オイルパンのドレン部取付構造。 2 上記鍔部がドレンシートの筒部の周方向に所
定間隔を隔てて設けられていることを特徴とする
特許請求の範囲第1項記載のオイルパンのドレン
部取付構造。 3 上記ドレンシートの筒部の断面が多角形であ
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第
2項記載のオイルパンのドレン部取付構造。 4 積層鋼板から成る成型したオイルパンのドレ
ン孔を拡径し、この拡径したオイルパンのドレン
孔に、筒部に取付座と鍔部とを一体に有するとと
もに前記取付座と鍔部及び筒部間に予めシール材
を充填したドレンシートを挿着し、上記取付座と
鍔部間にオイルパンのドレン孔縁部が入り込むよ
うにドレン孔を縮径し、次いで鍔部を加締めて取
付座と鍔部間にドレン孔縁部を挟持し、しかる後
に取付座とドレン孔縁部とを溶接して成ることを
特徴とするオイルパンのドレン部取付方法。 5 上記取付座とドレン孔縁部との溶接がプロジ
エクシヨン溶接であることを特徴とする特許請求
の範囲第4項記載のオイルパンのドレン部取付方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6214784A JPS60206961A (ja) | 1984-03-31 | 1984-03-31 | オイルパンのドレン部取付構造及び取付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6214784A JPS60206961A (ja) | 1984-03-31 | 1984-03-31 | オイルパンのドレン部取付構造及び取付方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60206961A JPS60206961A (ja) | 1985-10-18 |
JPH0411736B2 true JPH0411736B2 (ja) | 1992-03-02 |
Family
ID=13191692
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6214784A Granted JPS60206961A (ja) | 1984-03-31 | 1984-03-31 | オイルパンのドレン部取付構造及び取付方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60206961A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5107808A (en) * | 1991-04-15 | 1992-04-28 | Caterpillar Inc. | Reservoir assembly having a drain therein |
US6550440B1 (en) | 2002-01-17 | 2003-04-22 | Ford Global Technologies, Llc | Acoustic suppression arrangement for a component undergoing induced vibration |
-
1984
- 1984-03-31 JP JP6214784A patent/JPS60206961A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60206961A (ja) | 1985-10-18 |
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