JPH04116426U - 信号減衰回路 - Google Patents

信号減衰回路

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JPH04116426U
JPH04116426U JP1932191U JP1932191U JPH04116426U JP H04116426 U JPH04116426 U JP H04116426U JP 1932191 U JP1932191 U JP 1932191U JP 1932191 U JP1932191 U JP 1932191U JP H04116426 U JPH04116426 U JP H04116426U
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JP
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signal
resistance value
resistor
voltage divider
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JP1932191U
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Inventor
均 海老原
Original Assignee
太陽誘電株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 減衰量を切替えてた際の出力直流インピ−ダ
ンスの変化を低減した信号減衰回路を提供すること。 【構成】 分圧器14の入力端子11と接地端子12と
の間に抵抗器18を接続し、入力端子11と接地端子1
2との間に直列に接続された分割抵抗器14a〜14f
における各分割抵抗器の接続点と出力端子15との間に
それぞれ、スイッチ16a〜16fを接続する。これに
より、スイッチ16a〜16fの中のいずれのスイッチ
がオンされた場合においても、信号減衰10器の出力イ
ンピ−ダンスは分圧器14と抵抗器18の並列合成抵抗
値以下の値となり、分圧器14の合成抵抗値よりも小さ
くなる。 【効果】 減衰量の切替えによる直流的な出力インピ−
ダンスの変化を低減でき、後段の回路に悪影響を与える
ことがない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電子ボリュ−ム装置等に用いる信号減衰回路の改良に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
近年、オ−ディオ装置等には、従来の可変抵抗器によるボリュ−ム装置に代え て、複数の抵抗器及びスイッチからなる信号減衰回路を用いた電子ボリュ−ム装 置が使用されることが多くなっている。
【0003】 図2は従来例の電子ボリュ−ム装置の回路図である。図において、10は信号 減衰回路、20は演算増幅器である。信号減衰回路10は、信号の入力端子11 と接地端子12との間に直列に接続されたコンデンサ13及び分圧器14を備え ている。分圧器14は、直列に接続された複数の複数の抵抗器14a〜14fか ら構成されている。また、分圧器14の各抵抗器14a〜14fの接続点a〜e 及び接地端子12と出力端子15との間にはそれぞれ、アナログスイッチ16a 〜16fが接続されている。
【0004】 信号減衰回路10の出力端子15は、演算増幅器20の非反転入力端子に接続 され、演算増幅器20の出力端子はその反転入力端子に接続されている。
【0005】 また、各アナログスイッチ16a〜16fは、図示せぬ主制御部からの制御信 号によってオン・オフされる。
【0006】 前述の構成よりなる電子ボリュ−ム装置によれば、信号減衰器10の入力端子 11に入力された信号Siは、コンデンサ13によって直流分がカットされた後 、抵抗器14a〜14fによって抵抗比分割される。例えば、前記主制御部によ ってアナログスイッチ16cのみがオンされたときは、出力端子15に出力され る信号Sの電圧Vは、入力信号Siの電圧をVi、各抵抗器14a〜14fの抵 抗値をRa〜Rfとすると(1) 式によって表される。即ち、電圧Vは、抵抗器1 4d〜14fの合成抵抗値を抵抗器14a〜14fの合成抵抗値で除算した値に 、電圧Viを乗算したものとなる。 V=Vi・{(Rd+Re+Rf)/(Ra+Rb+Rc+Rd+Re+Rf)} …(1) 信号減衰回路10から出力された信号Sは、演算増幅器20によりボルテ−ジ フォロワで受けられ、信号Soとして出力される。これにより、アナログスイッ チ16a〜16fのそれぞれのオン・オフを制御することにより、入力信号Si に対する出力信号Soのレベルを変化させることができる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した従来の電子ボリュ−ム装置においては、信号減衰回路 10における抵抗比分割によって必要とする信号減衰特性を得ることができるが 、この減衰量の変化と共に、演算増幅器20の非反転入力端子と接地間の直流イ ンピ−ダンス、即ち信号減衰回路の出力直流インピ−ダンスも変化してしまう。 この出力直流インピ−ダンスは、演算増幅器20のバイアス抵抗となっているた め、インピ−ダンスの変化は出力信号の直流レベルの変化となり、減衰量を切替 えた際に、演算増幅器20の出力直流レベルが変化することにより、ノイズが発 生するという問題点があった。
【0008】 即ち、オンされたアナログスイッチ16a〜16fに対応する接続点a〜eと 接地端子12との間の抵抗値をRx、分圧器14の合成抵抗値をRとすると、信 号減衰回路10の出力インピ−ダンスZoは、抵抗値Rxと等しくなる。抵抗値 Rxと出力インピ−ダンスZoの関係は図3に示す直線によって表される。
【0009】 本考案の目的は上記の問題点に鑑み、減衰量を切替えた際の出力直流インピ− ダンスの変化を低減した信号減衰回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】 本考案は上記の目的を達成するために、直列に接続された複数の分割抵抗器か らなる分圧器と、該各分割抵抗器の接続点と出力端子間に接続された複数のスイ ッチとを備え、コンデンサを介して前記分圧器の一端に入力された信号を所定の 分割比をもって減衰させて出力する信号減衰回路において、前記分圧器と並列に 所定の抵抗値を有する抵抗器を接続した信号減衰回路を提案する。
【0011】
【作用】
本考案によれば、複数のスイッチの中のいずれかのスイッチがオンされると、 入力信号は分圧器において直列に接続された複数の分割抵抗器によって抵抗比分 割されて減衰され、前記オンされたスイッチを介して出力される。また、前記分 圧器と並列に接続された抵抗器により、前記複数のスイッチの中のいずれのスイ ッチがオンされた場合においても、信号減衰器の出力直流インピ−ダンスは前記 分圧器と前記抵抗器の並列合成抵抗値以下の値とされ、前記分圧器の合成抵抗値 よりも小さくなる。
【0012】
【実施例】
図1は本考案を適用した電子ボリュ−ム装置の一例を示す回路図である。図に おいて、従来例と同一構成部分は同一符号をもって表す。即ち、10は信号減衰 回路、20は演算増幅器である。信号減衰回路10は、信号の入力端子11と接 地端子12との間に直列に接続されたコンデンサ13及び分圧器14を備えてい る。分圧器14は直列に接続された複数の抵抗器14a〜14fから構成されて いる。また、抵抗器14a〜14fの各接続点a〜e及び接地端子12と出力端 子15との間にはそれぞれ、アナログスイッチ16a〜16f及び出力直流イン ピ−ダンス調整用の抵抗器17a〜17fが直列に接続されている。さらに、分 圧器14と並列に所定の抵抗値を有する抵抗器18が接続されている。
【0013】 信号減衰回路10の出力端子15は、演算増幅器20の非反転入力端子に接続 され、演算増幅器20の出力端子は反転入力端子に接続されている。
【0014】 また、各アナログスイッチ16a〜16fは、図示せぬ主制御部からの制御信 号によってオン・オフされる。
【0015】 前述の構成よりなる本実施例の電子ボリュ−ム装置によれば、信号減衰器10 の入力端子11に入力された信号Siは抵抗器14a〜14fによって抵抗比分 割される。例えば、前記主制御部によってアナログスイッチ16cのみがオンさ れたときは、入力信号Siの電圧をViとすると、出力端子15に出力される信 号Sの電圧Vは、Vi/2となる。
【0016】 信号減衰回路10から出力された信号Sは、演算増幅器20によるボルテ−ジ フォロワで受けられ、信号Soとして出力される。これにより、アナログスイッ チ16a〜16fのそれぞれのオン・オフを制御することにより、入力信号Si に対する出力信号Soのレベルを変化させることができる。
【0017】 一方、信号減衰回路10の出力直流インピ−ダンスZoは、オンされたアナロ グスイッチ16a〜16fに対応する接続点a〜eと接地端子12との間の抵抗 値をRx、分圧器14の合成抵抗値をR、抵抗器18の抵抗値をRAとすると(2 ) 式にて表される。 Zo=Rx−(Rx2 /(RA+R)) …(2) 即ち、信号減衰回路10の出力インピ−ダンスZoは、抵抗器18の抵抗値R Aに抵抗値をRを加算したものにより、抵抗値Rxの二乗を除算し、この演算結 果を抵抗値Rxから減算した値となる。
【0018】 抵抗値Rxと出力インピ−ダンスZoの関係を図4に示す。本実施例における 抵抗値Rxと出力インピ−ダンスZoの関係曲線Aの傾きは、出力インピ−ダン スZoを抵抗値Rxで微分したものであり、(3) 式で表される。 dZo/dRx=1−2・(Rx/(RA+R)) …(3) 従って、出力インピ−ダンスZoは、抵抗値Rxの増加に伴って指数関数的に 増加すると共に、その増加率は抵抗値Rxが増加するにつれて小さくなる。また 、出力インピ−ダンスZoの上限は抵抗値RAと抵抗値Rの並列合成抵抗Rpと なり、従来に比べて、抵抗値Rxの変化に対する出力直流インピ−ダンスZoの 変化率が小さくなる。
【0019】 これにより、いずれのアナログスイッチ16a〜16fがオンされた場合にお いても、信号減衰回路10の出力直流インピ−ダンスZoの変化量は従来に比べ て小さな値となるので、演算増幅器20のバイアス抵抗の変化は従来に比べて低 減される。従って、減衰量を切替えた際における、演算増幅器20の出力直流レ ベルの変化は従来に比べて小さくなり、演算増幅器20の出力に発生するノイズ を低減することができる。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、信号の減衰量を切替えるために、複数の スイッチの中のいずれのスイッチがオンされた場合においても、直流的な出力イ ンピ−ダンスは従来に比べて小さい値とされるので、後段の電子回路に対して悪 影響を与えることがない。例えば後段にボルテ−ジフォロワの演算増幅器を接続 した場合、減衰量の切替えによる演算増幅器のバイアス抵抗の変化量は襲来より も低減される。従って、減衰量を切替えた際における、演算増幅器の出力直流レ ベルの変化量を従来よりも小さくすることができ、演算増幅器の出力に発生する ノイズを低減することができるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案を適用した電子ボリュ−ム装置の一例
を示す回路図
【図2】 従来例の電子ボリュ−ム装置の回路図
【図3】 従来例における信号減衰回路の出力インピ−
ダンスを示す図
【図4】 本実施例における信号減衰回路の出力インピ
−ダンスを示す図
【符号の説明】
10…信号減衰回路、11…入力端子、12…接地端
子、13…コンデンサ、14…分圧器、14a〜14
f,17a〜17f,18…抵抗器、15…出力端子、
16a〜16f…アナログスイッチ、20…演算増幅
器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直列に接続された複数の分割抵抗器から
    なる分圧器と、該各分割抵抗器の接続点と出力端子間に
    接続された複数のスイッチとを備え、コンデンサを介し
    て前記分圧器の一端に入力された信号を所定の分割比を
    もって減衰させて出力する信号減衰回路において、前記
    分圧器と並列に所定の抵抗値を有する抵抗器を接続し
    た、ことを特徴とする信号減衰回路。
JP1932191U 1991-03-28 1991-03-28 信号減衰回路 Pending JPH04116426U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017216896A1 (ja) * 2016-06-15 2017-12-21 新電元工業株式会社 フィルタ装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62276909A (ja) * 1986-05-26 1987-12-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd 出力切換回路

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