JPH04115971A - 印字装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野〕 本発明はキャリッジを左方向へ移動させながら印字する
印字装置に関し、特に最上桁数字から最下桁数字に亙っ
て入力した数字列を最下桁数字から印字方向に印字する
ようにしたものに関する。

〔従来技術〕

一般に、英語や仏語などでは文字を左から右方向へ書く
のに対して、アラビア語やベルジャ語では文字を右から
左方向へ書くようになっている。

従って、アラビア語用やベルジャ語用のタイプライタに
おいては、ライトマージン位置からレフトマージン位置
方向ヘキャリッジを順次移動させながら入力した文字を
印字するように構成されている。

ところで、アラビア語などにおいて複数の数字からなる
数字列に関して、英語や仏語などと同様に最左端の数字
が最下桁で且つ最右端の数字が最下桁となるように書く
。即ち、アラビア語用タイプライタなどでは、数字列を
書く方向と反対の方向に文字印字（以下、左方向印字と
いう）するようになっており、数字列を印字する場合に
も左方向印字が適用されるので、最下桁数字がら最上桁
数字に亙って入力するようにしている。

［発明が解決しようとする課題］ 従来ノアラビア語用タイプライタなどにおいては、数字
列に関して読み方と書き方とは異なるので、例えば会議
などで口述内容をタイプする場合、数字列についてはそ
の数字列を全て聞き終るまで桁数が判らないので、口述
された数字列を一旦メモ書きするなどして聞き取った後
、その数字列を最下桁数字から最上桁数字に亙って順々
に入力しなけレバならず、数字列の入力が煩雑化すると
ともに、遅くなるという問題がある。

本発明の目的は、複数の数字からなる数字列の入力を容
易に且つ迅速に行なえるような印字装置を提供すること
にある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係る印字装置は、第１図の機能ブロック図に示
すように、数字を含む文字や記号のデータ及び種々の指
令を入力する為の入力手段と、入力された文字や記号を
印字媒体に順次印字する際に、印字される複数の数字か
らなる数字列の読み方向と反対の所定の印字方向ヘキャ
リッジを移動させる印字手段とを備えた印字装置におい
て、入力された数字列のデータを格納するためのメモリ
手段と、入力された数字列のデータをメモリ手段に格納
する数字列入力モードを設定する為のモード設定手段と
、数字列入力モードが設定されたときに、印字手段に印
字を中断させるとともに数字列入力モード設定中に入力
された数字列のデータをメモリ手段に格納させる数字列
格納手段と、数字列入力モードが解除されたときに、メ
モリ手段に格納された数字列のデータを最終の最下桁数
字から先頭の最上桁数字に亙って順次読出して印字手段
に印字させる指令制御手段とを備えたものである。

〔作用〕

本発明に係る印字装置においては、オペレータがモード
設定手段で数字列入力モードを設定したとき、数字列格
納手段は印字手段に印字を中断させるとともに、数字列
入力モードの設定中に最上桁数字から最下桁数字に亙っ
て順次入力された数字列のデータをメモリ手段に格納す
る。一方、オペレータがモード設定手段で数字列入力モ
ードを解除したとき、指令制御手段はメモリ手段に格納
された数字列のデータを最終の最下桁数字から先頭の最
上桁数字に亙って順次読出して印字手段に印字させる。

従って、印字手段はキャリッジを印字される数字列の読
み方向とは異なる所定の印字方向へ順々に移動させなが
ら数字列をその最下桁数字から最上桁数字に亙って印字
する。

〔発明の効果〕

本発明に係る印字装置によれば、メモリ手段とモード設
定手段と数字列格納手段と指令制御手段とを設け、数字
列入力モード設定中に最上桁数字から最下桁数字に亙っ
て入力された数字列を印字することなく一旦記憶し、数
字列入力モードの解除時にその数字列のデータが最終の
最下桁数字から先頭の最上桁数字に亙って順次読出され
て印字されるので、数字列の入力時に各数字を略口述さ
れる数字の順に入力することができ、数字列の入力を容
易に且つ迅速にすることができる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例について図面に基いて説明する。

本実施例はキャリッジを左方向へ移動させながら印字す
るアラビア語用電子タイプライタに本発明を適用した場
合のものである。

第２図に示すように、電子タイプライタ１の本体フレー
ム２の前部にはキーボード３が配設され、キーホード３
の後方で本体フレーム２内にはデイジ−ホイール弐の印
字機構ＰＭが配設されている。

また、この本体フレーム２には１行分の複数の単語を表
示可能な液晶デイスプレィ１ｏが設けられている。

キーボード３には、アラビア文字キーとアシビア数字キ
ー（以下、単に数字キーという）と記号キーなどを含み
印字可能な文字コードを入力する文字キー、スペースキ
ー、リターンキー、デイスプレィ１０上のカーソルを左
右方向に夫々移動させるためのカーソル移動キー、数字
キーの操作で入力される数字列を一時的に記憶する数字
列入力モードを設定或いは解除するためのモード設定キ
、その他各種の機能キーが通常のものと同様に設けられ
ている。

印字機構ＰＭには、少なくとも、印字用紙を紙送りする
プラテン４とそれを駆動するステッピングモータ、プラ
テン４に平行なガイドに支持されたキャリッジ５とそれ
を左右方向に往復駆動するステッピングモータ、ホイー
ルカセットに収容された活字ホイール６とそれを駆動す
るステッピングモータ、リボンカセット７に収容された
印字リボン８とそれを巻取るステッピングモータ、活字
ホイール６の活字を打撃するソレノイド９などが設けら
れ、これらのステッピングモータやソレノイド９は駆動
回路からの駆動信号で夫々駆動される。

ところで、このタイプライタ１はアラビア語専用なので
、印字機構ＰＭにおける印字方向は通常の印字方向と異
なり、キャリッジ５は文字キーを操作する毎にライトマ
ージン位置から順次左方向（所定の印字方向）へ移動す
る。

次に、電子タイプライタ１の制御系は第３図のブロック
図に示すように構成されている。

表示機構ＤＭは、液晶デイスプレィ１０と、このデイス
プレィ１０に表示データを出力するための表示用ＲＡＭ
及び文字や記号などの多数のドツトパターンを格納した
キャラクタジェネレータＲＯＭを含むデイスプレィコン
トローラ１１とを備えた一般的な構成のものである。尚
、符号ＡＭはブザー１２とその駆動回路１３とを備えた
アラーム機構である。

制御装置ＣはＣＰＬ１１６と、ＣＰＵ１６にデータバス
などのバス１５を介して接続された入出力インターフェ
イス１４、ＲＯＭ１７及びＲＡＭ２０とから構成されて
いる。

ＲＯＭ１７のプログラムメモリには、Ｌ／Ｌモードのと
きにキーボード３から入力されるコードデータに対応さ
せて表示機構ＤＭを制御する表示制御プログラム、その
コードデータをラインバッファ２１に格納する制御プロ
グラム、タイプライタモードのときに入力されるコード
データに対応させて印字機構ＰＭを制御する後述の印字
制御プログラム、カーソル移動キーの操作に応じてカー
ソルを移動させるカーソル移動制御プログラム、電源投
入直後に印字機構ＰＭなどを初期設定する初期設定制御
プログラムなどが格納されている。

尚、前記印字制御プログラムには、印字機構ＰＭの駆動
回路を実際に制御する印字機構制御サブルーチンが格納
されている。

ＲＡＭ２０のラインバッファ２１には、Ｌ／Ｌモードの
ときにキーボード３から入力される１行分の単語のデー
タが格納される。数字列メモリ２２には、数字列入力モ
ードの設定中に入力される数字列のデータが格納される
。現在位置メモリ２３には、印字位置に対応させて絶対
原点からのキャリッジ（印字ヘッド）５の現在位置が順
次更新して現在位置データとして格納される。印字再開
位置メモリ２４には、数字列入力モードが設定されたと
きのキャリッジ５の現在位置データが格納される。フラ
グメモリ２５には、数字列入力モードが設定されたとき
にセット（データが「１」）され、解除されたときにリ
セット（データが「０」）される数字列人力モードフラ
グＦのフラグデータが格納される。

更に、ＲＡＭ２０には、バックアップ電源で常にバック
アップ（記憶内容保持）され設定されたレフトマージン
位置やライトマージン位置を格納するマージン位置メモ
リ、ＣＰＵ１６で演算した演算結果を一時的に格納する
各種メモリやカウンタやポインタなどが設けられている
。

次に、電子タイプライタ１の制御装置Ｃで行なわれる印
字制御のルーチンについて、第４図（ａ）・第４図（ｂ
）のフローチャートに基いて説明する。尚、図中Ｓｉ　
　（ｉ＝１．２．３・・・）は各ステップである。

タイプライタ１に電源が投入されるとこの制御が開始さ
れ、先ず一般的な初期設定が実行され（Ｓｌ）、次に印
字機構ＰＭのキャリッジ５の原点位置及び活字ホイール
６の原点位置を設定するなど印字機構ＰＭの初期設定が
実行される（Ｓ２）。次に、キーボード３に対するキー
スキャンが実行され（Ｓ３）、アラビア文字キー或いは
記号キーの操作により印字可能な文字コードが入力され
たときに（Ｓ３・Ｓ４：Ｙｅｓ）、キャリッジ５の現在
位置データとマージン位置データとに基いて印字可能で
あり（Ｓ５　：Ｙｅｓ）、しかもフラグＦがリセットさ
れているときには（Ｓ６：Ｎｏ）、入力された文字が印
字処理され（Ｓ７）、キャリッジ５が１印字ピッチ（１
桁）分だけ左方（印字方向）へ移動され（３Ｂ）、Ｓ３
に戻る。

尚、Ｓ５でＮＯと判定されたときには、ブザー１２によ
り警告される（ＳＩＯ）。

一方、複数の数字からなる数字列を入力するためにモー
ド設定キーを操作したときに（Ｓ３・Ｓ１１：Ｙｅｓ）
、フラグＦがリセットされているときには（Ｓ１２：Ｎ
ｏ）、フラグＦがセントされて数字列入力モードが設定
され（Ｓ１３）、キャリッジ５の現在位置Ｃｐが印字再
開位置メモリ２４に格納され（Ｓ１４）、数字列メモリ
２２がクリアされる（Ｓ１５）。例えば、第５図に示す
ように、キャリッジ５が印字位置ＨＯのときにモード設
定キーを操作したときには、その位置が印字再開位置Ｃ
ｐとして記憶される。尚、符号Ｐは印字用紙である。

そして、数字キーが操作される毎にその数字データが数
字列メモリ２２に数字列データとして格納され（Ｓ３〜
Ｓ６：ＹｅＳ、Ｓ９）、キャリッジ５が１桁左方へ空移
動される（Ｓ８）。即ち、数字列の入力に際し、最上桁
数字から最下桁数字に亙って、これらの数字に対応する
数字キーが順次操作される。尚、このとき、数式などを
入力するために、アラビア文字キーや記号キーの操作も
可能であり、これらのキーのコードデータが数字列メモ
リ２２に格納される。従って、数字列メモリ２２には最
上桁数字以降の各桁数字のデータが順々に格納される。

例えば、第６図に示すように、３桁の数字からなる数字
列の各数字キーを最上位桁から最下位桁に亙って操作す
る毎に、キャリッジ５は印字位置ＨＯから順次Ｈ１、Ｈ
２、Ｈ３と印字方向へ空移動される。

次に、入力した数字列を印字させるために、再度モード
設定キーが操作されたときには（３１１：Ｙｅｓ）、セ
ットされているフラグＦがリセットされて数字列入力モ
ードが解除され（３１２：Ｙｅｓ、５１６）、数字列印
字処理制御（第４図（ｂ）参照）が実行される（Ｓ１７
）。

この制御が開始されたときに、数字列メモリ２２に数字
データがあるときには（Ｓ３０：ＹｅＳ）、先ず印字再
開位置メモリ２４に格納されている印字開始位置データ
Ｃｐに基いてキャリッジ５が数字列印字の開始位置へ移
動される（Ｓ３１）。

次に、数字列メモリ２２に格納された数字列データのう
ち最終に格納されている数字データが読出されて印字処
理され（Ｓ３２）、その数字データが数字列メモリ２２
から消去され（Ｓ３３）、キャリッジ５が１桁左方へ移
動される（３３４）。

そして、数字列メモリ２２内の全ての数字データ・につ
いて印字処理されるまで、３３２〜Ｓ３５が繰り返され
、数字列がその最下桁数字から最上桁数字に亙って印字
処理されたときには（Ｓ３５：Ｎｏ）、この制御を終了
した後、印字再開位置メモリ２４がクリアされ（８１８
）、Ｓ３に戻る。

尚、この制御が開始されたときに、数字列メモリ２２に
数字データがないときには（３３０：ＮＯ）、ブザー１
２が鳴動され（３３６）、この制御を直ぐに終了してリ
ターンする。例えば、第７図に示すように、キャリッジ
５が印字再開位置ＣＰに移動された後、キャリッジ５を
印字位置Ｈ１からＨ３まで印字方向へ順次移動させなが
ら、数字列メモリ２２の数字列がその最終の最下桁数字
から先頭の最上桁数字に亙って印字される。

ところで、リターンキーが操作されたときに（Ｓ３・Ｓ
１９：Ｙｅｓ）、数字列メモリ２２に数字データがある
ときつまり数字列入力モードが設定されているときには
（Ｓ２０：Ｙｅｓ）、この数字データについて、３３０
〜Ｓ３６により数字列印字処理が実行され（Ｓ２２）、
印字再開位置メモリ２４がクリアされ（Ｓ２３）、更に
印字用紙を１行分紙送りするとともにキャリッジ５をラ
イトマージン位置に移動させる通常の改行処理が実行さ
れ（Ｓ２４）、Ｓ３に戻る。リターンキーが操作された
ときに、数字列メモリ２２内に数字データが存在しない
ときつまり数字列入力モードが設定されていないときに
は（３３・Ｓ１９：Ｙｅｓ、Ｓ２０　：Ｎｏ）、通常の
改行処理が実行される（３２４）。

また、文字キーやモード設定キーやリターンキー以外の
機能キーが操作されたときには（Ｓ３：Ｙｅｓ、Ｓ１９
　：Ｎｏ）、通常のタイプライタと同様に、操作された
キーに対応する処理が実行される（Ｓ２５）。

以上説明したように、数字列入力モード設定中に入力さ
れた数字列のデータを印字することなく一旦記憶し、数
字列入力モードの解除時にその数字列のデータを最終の
最下桁数字から先頭の最上桁数字に亙って順次読出して
印字するので、数字列の入力時に各数字を略口述される
数字の順に入力することができ、数字列の入力を容易に
且つ迅速にすることができる。

尚、ベルジャ語用電子タイプライタなとキャリッジ５を
左方向へ移動させながら印字する種々の印字装置に本発
明を適用し得ることは勿論である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の構成を示す機能ブロック図、第２図〜
第７図は本発明の実施例を示すもので、第２図は電子タ
イプライタの斜視図、第３図は電子タイプライタの制御
系のブロック図、第４図（ａ）　　・第４図（ｂ）は印
字制御のルーチンの概略フローチャート、第５図〜第７
図は夫々印字制御を説明する説明図である。 １・・電子タイプライタ、　　３・・キーボード、５・
・キャリッジ、　　１６・・ＣＰＵ。 １７・・ＲＯＭ　（プログラムメモリ）、２０・・ＲＡ
Ｍ、　２２・・数字列メモリ、Ｃ・・制御装置、　ＰＭ
・・印字機構。 第 図 （ｂ） 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）数字を含む文字や記号のデータ及び種々の指令を
   入力する為の入力手段と、入力された文字や記号を印字
   媒体に順次印字する際に、印字される複数の数字からな
   る数字列の読み方向と反対の所定の印字方向へキャリッ
   ジを移動させる印字手段とを備えた印字装置において、 入力された数字列のデータを格納するためのメモリ手段
   と、 入力された数字列のデータをメモリ手段に格納する数字
   列入力モードを設定する為のモード設定手段と、 前記数字列入力モードが設定されたときに、印字手段に
   印字を中断させるとともに数字列入力モード設定中に入
   力された数字列のデータをメモリ手段に格納させる数字
   列格納手段と、 前記数字列入力モードが解除されたときに、メモリ手段
   に格納された数字列のデータを最終の最下桁数字から先
   頭の最上桁数字に亙って順次読出して印字手段に印字さ
   せる指令制御手段とを備えたことを特徴とする印字装置
   。