JPH04115658U - サーマルヘツド - Google Patents

サーマルヘツド

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JPH04115658U
JPH04115658U JP1934391U JP1934391U JPH04115658U JP H04115658 U JPH04115658 U JP H04115658U JP 1934391 U JP1934391 U JP 1934391U JP 1934391 U JP1934391 U JP 1934391U JP H04115658 U JPH04115658 U JP H04115658U
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JP
Japan
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circuit
heating element
thermal head
level
thermal
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Pending
Application number
JP1934391U
Other languages
English (en)
Inventor
一義 ▲吉▼田
嘉実 鈴木
Original Assignee
沖電気工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 制御部の異常による発熱素子の異常過熱を防
止する。 【構成】 サーマルヘッド13内にサーミスタ10およ
びコンパレータ回路17を設ける。コンパレータ回路1
7はA点とB点の電圧を比較するもので、ヘッド13内
の温度が上昇するとA点の電圧が上昇する。コンパレー
タ回路17はA点の電圧がB点より高くなると出力を
“Low”レベルとし、NAND回路15の出力を“H
igh”とする。この結果発熱素子9に電流が流れなく
なる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、発熱素子を備えたサーマルヘッドに関し、特に異常発熱を防止する サーマルヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、発熱素子を備えたサーマルヘッドはサーマルプリンタ等において広 く使用されている。サーマルプリンタの構成は図4に示すようになっている。同 図において、ロール状に巻かれた感熱紙1はガイドローラ2を介してプラテン3 に巻き掛けられる。このとき感熱紙1の感熱面はプラテン3側の反対側になって いる。プラテン3に接するようにラインサーマルヘッド4が設けられ、ラインサ ーマルヘッド4内に具備された複数の発熱素子を選択的に駆動することにより、 感熱紙1上に文字、図形等を記録する。
【0003】 図5は従来のラインサーマルヘッド4の内部を示す回路図である。同図におい て、シフトレジスタ回路5はクロック信号に同期して入力される1ライン分の記 録データを一時的に蓄えるものである。ラッチ回路6はシフトレジスタ回路5に 蓄えられた記録データを自らの内に取込むものである。インバータ回路7はライ ンサーマルヘッド5に入力されるストローブ信号を反転し、NAND回路8に入 力する。NAND回路8は発熱素子9を通電駆動するドライバ回路である。サー ミスタ10はサーマルヘッド4内の温度を検出するもので、図示せぬ外部制御回 路によりサーミスタ10の抵抗値を検出してヘッド内の温度を検出し、これによ りヘッド内の温度に対応したエネルギーを供給するようにしている。
【0004】 次に記録動作を図6に示すタイムチャートにしたがって説明する。図示せぬパ ルスモータによりプラテン3を回転させ感熱紙1を1ライン分移動させる。次に クロック信号に同期して記録データをラインサーマルヘッド4に転送する。これ により図5に示すシフトレジスタ回路5に記録データが蓄積される。その後ラッ チ端子にパルスが入力されると、記録データがシフトレジスタ回路5からラッチ 回路6に転送される。次にストローブ信号を一定時間“Low”レベルにする。 ストローブ信号はインバータ回路7により反転され、“High”レベルでNA ND回路8に入力する。これにより、ラッチ回路6の“High”レベルの記録 データに対応するNAND回路8の入力端は共に“High”レベルとなり、出 力は“Low”レベルとなる。この結果電源端子VH から発熱素子9に電流が流 れる。ジュール熱により発熱素子9は急激に温度が上昇し、感熱紙1に対して記 録が行われる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来のラインサーマルヘッドにおいては、制御側の何らかの 障害(静電ノイズ等によるCPUの暴走、制御部構成素子の故障、機械的ダメー ジによる動作不良等)によりストローブ端子が“Low”レベルになり通しにな った場合、発熱素子に電流が流れっぱなしになる。このため発熱素子が異常発熱 状態となり、発熱素子自体が焼き切れたり、あるいは過熱状態のまま他の部品や 感熱紙に熱的ダメージを与えたりし、さらには発炎に至る危険性さえある。この ような問題は、制御部内に保護回路を設けることにより、ある程度は防ぐことが できるが、保護回路自体が障害を起す場合もあり、充分な保護がなされていると はいえなかった。
【0006】 本考案は上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、サーマルヘッド内 の過熱による危険温度を検出した場合には発熱素子への通電を強制的に停止させ ることにより、異常発熱を防止した信頼性の高い優れたサーマルヘッドを提供す ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案は、記録データをストローブ信号により弁別 するストローブ回路に発熱素子を接続し、この発熱素子に選択的に通電して熱記 録するサーマルヘッドにおいて、ヘッド内の温度を検出する温度検出素子と、温 度検出素子により検出される温度が一定以上になったことを検出してストローブ 回路に対して発熱素子への通電を停止する信号を送出する検出手段とを設けたも のである。
【0008】
【作用】
ヘッド内の温度は温度検出素子により検出される。ヘッド内の温度が上昇する と温度検出素子により検出される温度も上昇し、検出温度が一定以上になったか 否かを検出手段により検出する。一定以上になった場合、検出手段はストローブ 回路に対して発熱素子への通電を停止する信号を送る。これにより発熱素子に電 流が流れなくなる。
【0009】
【実施例】
以下本考案に係る実施例を図面にしたがって説明する。なお各図面に共通する 要素には同一の符号を付す。
【0010】 図1は本考案に係る実施例を示す回路図、図2はラインサーマルプリンタの要 部を示すブロック図である。本考案はサーマルヘッドを備える装置としてライン サーマルプリンタを用いて説明する。
【0011】 図2において、制御部11はI/Oポート12を介してラインサーマルヘッド 13を制御する。制御部11とI/Oポート12は共通制御バス14で接続され 、I/Oポート12からラインサーマルヘッド13に対してストローブ信号、ラ ッチ信号、記録データおよびクロック信号が送られる。
【0012】 次に図1にしたがってラインサーマルヘッド13の内部を説明する。同図にお いて、ラインサーマルヘッド13内には、従来例と同様に、シフトレジスタ回路 5およびラッチ回路6が設けられている。即ち、シフトレジスタ回路5は1ライ ン分の記録データを一時的に蓄え、ラッチ回路6はシフトレジスタ回路5に蓄え られた記録データをラッチする。またインバータ回路7はストローブ信号を反転 し、NAND回路15の入力端子に入力する。NAND回路15は発熱素子9 を通電駆動する3入力のドライバ回路である。NAND回路15の入力端子に は記録データが、また入力端子には後述するコンパレータ回路の出力信号がそ れぞれ入力される。
【0013】 サーミスタ10はサーマルヘッド13内の温度を検出するためのものである。 サーミスタ10は信号線16により図2に示す制御部11に接続されており、制 御部11はサーミスタ10の抵抗値を検出してヘッド内の温度制御を行う。サー ミスタ10はコンパレータ回路17の“−”端子に接続される。コンパレータ回 路17の“+”端子には基準電圧として抵抗18および19で設定される電圧が 入力される。即ち、コンパレータ回路17はB点における基準電圧とA点におけ る可変電圧を比較するもので、電圧がA>Bの場合はコンパレータ回路17の出 力は“Low”レベルとなり、逆にA<Bの場合は“High”レベルとなる。 抵抗20はサーミスタ10の抵抗値の変化に応じてA点の電圧を変えるものであ る。また抵抗21はコンパレータ回路17にヒステリシス特性を持たせるための フィードバック抵抗である。
【0014】 コンパレータ回路17の出力は、前述したように、NAND回路15の入力端 子に入力される。そしてNAND回路15のすべての入力端子,,が“ High”レベルの場合のみ発熱素子9に電流が流れ記録動作を行うことになる 。
【0015】 またコンパレータ回路17の出力は図示せぬアラーム回路に接続されており、 コンパレータ回路17の出力が“Low”レベルのときアラーム信号が出される ようになっている。
【0016】 次に本実施例の動作をさらに図3に示すタイムチャートにしたがって説明する 。
【0017】 図示せぬパルスモータを1ステップ回転させ、(i−1)ラインからiライン に感熱紙を移動させた後、制御部11からのクロック信号に同期して記録データ をラインサーマルヘッド13に転送する。これによりシフトレジスタ回路5に1 ライン分の記録データが蓄えられる。次にラッチ端子にパルスが入力されると、 記録データがシフトレジスタ回路5からラッチ回路6に転送される。次にストロ ーブ信号を“Low”レベルにし、この状態を一定時間保つ。ストローブ信号は インバータ回路7により反転され、“High”レベルでNAND回路15に入 力する。これによりNAND回路15の入力が“High”になる。ここでラ ッチ回路6に記録データがあればその出力は“High”レベルとなり、NAN D回路15の入力が“High”となる。また正常な状態では図1に示すA点 の電圧はB点の電圧より低くなっており、コンパレータ回路17の出力は“Hi gh”レベルとなっている。したがってこの状態ではNAND回路15の入力 も“High”となる。NAND回路15の3入力全てが“High”レベルに なると、これに対応する発熱素子9に電源端子VH から電流が流れ発熱する。こ れにより1ライン分の熱記録が行われる。
【0018】 ここで、図3に示すXの時点において制御部11に異常が発生して各信号レベ ルが不定となり、ストローブ信号が“Low”レベルの状態になり続けた場合、 発熱素子9に電流が流れ続け、ヘッド13内の温度が上昇する。ヘッド13内の 温度が上昇すると、サーミスタ10の抵抗値は小さくなり、A点における電圧が 上昇する。コンパレータ回路17はA点の電圧が基準電圧であるB点の電圧を越 えたことを検出すると、その出力は“Low”レベルとなる。この結果NAND 回路15の入力は“Low”となり、NAND回路15の出力はオフ(Hig hレベル)となって、発熱素子9への通電が停止される。このとき同時にアラー ム信号が外部に対して出力される。無通電状態となることによりサーマルヘッド 13内の温度は下がりはじめ、A点における電圧も徐々に下がっていく。
【0019】 上記実施例はラインサーマルヘッドにおいて説明したが、シリアルのサーマル ヘッドにも本考案は適用可能である。
【0020】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように本考案によれば、サーマルヘッド内の危険温度を検 出するようにし、検出した場合には発熱素子への通電を強制的に停止させるよう にしたので、制御部の異常による発熱素子の焼損や他の部品への熱的影響等が防 止でき、信頼性の高いサーマルヘッドを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る実施例を示す回路図。
【図2】ラインサーマルプリンタの要部を示すブロック
図。
【図3】実施例の動作を示すタイムチャート。
【図4】サーマルプリンタを示す構成図。
【図5】従来のラインサーマルヘッドを示す回路図。
【図6】従来例の動作を示すタイムチャート。
【符号の説明】
5 シフトレジスタ回路 6 ラッチ回路 9 発熱素子 10 サーミスタ 13 ラインサーマルヘッド 15 NAND回路 17 コンパレータ回路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録データをストローブ信号により弁別
    するストローブ回路に発熱素子を接続し、この発熱素子
    に選択的に通電して熱記録するサーマルヘッドにおい
    て、ヘッド内の温度を検出する温度検出素子と、温度検
    出素子により検出される温度が一定以上になったことを
    検出してストローブ回路に対して発熱素子への通電を停
    止する信号を送出する検出手段とを設けたことを特徴と
    するサーマルヘッド。
JP1934391U 1991-03-28 1991-03-28 サーマルヘツド Pending JPH04115658U (ja)

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JP1934391U JPH04115658U (ja) 1991-03-28 1991-03-28 サーマルヘツド

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JP1934391U JPH04115658U (ja) 1991-03-28 1991-03-28 サーマルヘツド

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