JPH04115499U - 車両用シートのポケツト構造 - Google Patents

車両用シートのポケツト構造

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JPH04115499U
JPH04115499U JP2838091U JP2838091U JPH04115499U JP H04115499 U JPH04115499 U JP H04115499U JP 2838091 U JP2838091 U JP 2838091U JP 2838091 U JP2838091 U JP 2838091U JP H04115499 U JPH04115499 U JP H04115499U
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JP
Japan
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skin
pocket
opening
sewn
seat back
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Pending
Application number
JP2838091U
Other languages
English (en)
Inventor
雄一 近藤
Original Assignee
株式会社タチエス
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】袋状の表皮でクッション体等を被覆することに
より形成するシートバックにおける背裏に設けるポケッ
トにおいて、そのポケットの前記表皮に対する取付性を
向上させることである。 【構成】ポケット表皮(10)と裏布(20)とを袋状
に縫製してなるポケット(P)における上、下端縁を表
皮(1)に縫着し、ポケット(P)の左右両端縁の一方
側に開口部を形成し、この開口部側の裏布と、開口部の
反対側端縁とを、夫々ファスナーを介して表皮に連結し
てなるものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車用などの車両用シートに備えるポケットの構造、詳しくは、あ らかじめ袋状に縫製した表皮でクッション体等を被覆することにより形成するシ ートバック(背凭部)の背面側に設けるポケットの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来の自動車用シートを示し、そのシートバック(SB)の背裏には平 面矩形状のポケット(P)が設けてあり、このポケット(P)の下端縁を除く、 周囲はファスナー(32)(36)(37)によって、シートバック(SB)の 背裏を構成する表皮(1)に一体に連結され、上端縁のファスナー(37)がポ ケット(P)の開閉用に利用している。以上のポケット(P)の外表面を構成す るポケット表皮(10)は、前記表皮(1)と同一部材を利用しており、ポケッ ト(P)の開口部上方には、開閉用の前記ファスナー(37)を被覆する舌片( 4)が縫着されている。
【0003】 以上の従来のポケット(P)の構造を図5、図6に基づいて説明する。 表皮(1)は袋状に縫製され、この表皮(1)によって内部にフレーム(21 )、ばね製支持材(22)…を埋設した発泡体製クッション体(2)が被覆され る。そして、この表皮(1)における前記ポケット(P)に対応する部分は、ポ ケット(P)の略外形形状に切欠され、この切欠個所にポケット(P)が、クッ ション体(2)を被覆した状態の表皮(1)に前記ファスナー(32)(36) によって取付けられる。
【0004】 以上のポケット(P)は前記ポケット表皮(10)と、このポケット表皮(1 0)の裏面側に、上端縁を除く周囲を縫着した裏布(20)とからなる上部開放 状の袋体(a)である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
以上の従来のポケット(P)は、ポケット(P)の三端縁をファスナー(32 )(36)(37)によってシートバック(SB)の表皮(1)側に固定する構 造であり、特に、開閉用のファスナー(37)は両端側を他のファスナー(32 )(36)間に位置している。従って、開閉用のファスナー(37)が、ポケッ トと表皮との双方に的確に噛合するように、双方に縫着しなければならず、その 縫着作業性が頗る悪い不具合があった。
【0006】 しかも、前記舌片(4)の縫着個所は、舌片(4)と開閉用ファスナー(37 )と、裏布(20)とが重ねられているため、舌片(4)がめくれて開閉用ファ スナー(37)が外部に露出し、シートバックの外観品質を損なう不具合がある 。 そこで、本考案はポケットの表皮側に対する取付性が良く、しかも、ポケット の使用性の向上を図ることを目的とする。
【0007】 以上の目的を達成するための本考案は、ポケットの上、下両端縁をシートバッ クの表皮に一体に縫着し且つ左右両端縁側をシートバックの表皮に対してファス ナーで連結すると共に左右両端縁におけるいずれか一方の端縁側を開口部とした ことを特徴とするものである。
【0008】 従って、ポケットにおけるファスナーを介してシートバックの表皮側に連結す る部分は、その両端があらかじめ表皮側に一体に縫着されているため、前記ファ スナーのポケット及び表皮側に対する取付が簡単になる。また、開口部がポケッ トの一側方に形成されるため、隣席側からポケットが使用可能となる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1乃至図3に基づいて説明する。 図1乃至図3において、前記図4乃至図6と同一符号は同一部材を示し、その 説明を省略する。 図1はポケット表皮(10)と裏布(20)とを袋状に縫着してなるポケット (P)の開口部(O)を開閉用ファスナー(33)によって縦方向に開口した状 態を示し、このポケット(P)は横方向より物品を内部に取り出しし得るように 構成されている。図中(31)は開口部(O)を構成する裏布(20)と表皮( 1)とを一体に連結するファスナー、(32)は、ポケット(P)の開口部(O )と反対側縁と表皮(1)とを一体に連結するファスナーを示す。 以上のポケット(P)の上、下端縁は表皮(1)側に一体に縫着され、ポケッ ト(P)の上端縁と表皮との縫着個所は舌片(4)によって被覆されている。
【0010】 図2、図3はポケット(P)のシートバック(SB)の表皮(1)に対する取 付構造を示し、ポケット(P)は前述の如く、ポケット表皮(10)と裏布(2 0)とを重ねて、一側端縁を除く周囲を一体に縫着して袋体(a)に形成したも のであり、図2に示すように、その上端縁は舌片(4)と共に、表皮(1)に縫 糸(34)によって一体に縫着され、下端縁は表皮(1)に縫糸(35)によっ て縫着されている。 そして、ポケット(P)の一側端縁は、図3に示すようにファスナー(32) によって連結され、ポケット(P)の他側端縁であるポケット(P)の開口部( O)側の裏布(20)の端縁はファスナー(31)によって表皮(1)に連結さ れ、また、開口部(O)を構成するポケット表皮(10)の端縁と表皮(1)と には開閉具、例えば、開閉用のファスナー(33)が設けてある。 以上のファスナー(31)と開閉用ファスナー(33)の一方の係合部は重ね 合わせて表皮(1)に縫着されている。
【0011】 表皮(1)は袋状に縫製され、前記各ファスナー(31)(32)(33)で ポケット(P)と表皮(1)とを一体に連結する前に、シートバック(SB)を 構成するクッション体(2)等を被覆し、然る後、各ファスナー(31)…でポ ケット(P)と表皮(1)側に一体に連結する。斯様にすることにより、袋状に 縫製した表皮(1)の被覆作業が効率よく行える。 そして、開閉用ファスナー(33)を操作することにより、ポケット(P)の 開口部(O)が開閉し、物品を内部に収納し、収納状態の物品をポケット(P) から取り出せる。
【0012】
【考案の効果】
本考案は叙上の如く構成したので、以下の効果を奏する。 (1)ポケットの上下端縁をシートバックの表皮側に一体に縫着した後、ポケ ットの左右両側端縁と、これらの端縁に対応する表皮に、夫々相互に係合するフ ァスナーの雄体、雌体を縫着することにより、ポケットの表皮に対する取付作業 が簡単且つ確実になり、その作業性を向上し得る。 (2)ポケットの開口部が、一側方に位置しているため、隣席の乗員もポケッ トを使用可能となる。 (3)ポケットの上端縁に沿って装飾用の舌片を設けるものにおいて、舌片と ポケットの上端縁と共に表皮側に一体に縫着され且つポケットの開口部が一側方 に設けているため、前記従来品の如き、舌片がめくれ上がることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る車両用シートのポケットを示す斜
視図である。
【図2】図1におけるIIーII線断面図である。
【図3】図1におけるIIIーIII線断面図である。
【図4】従来のポケットを有する自動車用シートの斜視
図である。
【図5】図4におけるVーV線断面図である。
【図6】図4におけるVIーVI線断面図である。
【符号の説明】
SB シートバック P ポケット 1 表皮 10 ポケット表皮 20 裏布 31、32 ファスナー 33 開閉具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 袋状に縫製した表皮でクッション体等を
    被覆することにより形成するシートバックにおいて、該
    シートバックの背裏を構成する表皮の一部を、該表皮と
    別体に形成し、これを矩形状のポケット表皮とし、この
    ポケット表皮の裏面側にポケット表皮と同形のポケット
    形成用裏布を配設し、この裏布とポケット表皮とを重ね
    て左右のいずれか一方の端末を除く他の端末を一体に縫
    着して左右のいずれか一方に開口部を有する袋体を形成
    し、該袋体の上、下端縁を前記シートバックの表皮に一
    体に縫着すると共に袋体の開口部と反対側の端縁及び袋
    体の開口部の裏布を、前記シートバックの表皮に夫々フ
    ァスナーで一体に連結し、前記袋体の開口部のポケット
    表皮と前記シートバックの表皮とを開閉自在な開閉具で
    連結してなることを特徴とする車両用シートのポケット
    構造。
JP2838091U 1991-03-29 1991-03-29 車両用シートのポケツト構造 Pending JPH04115499U (ja)

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JP2838091U JPH04115499U (ja) 1991-03-29 1991-03-29 車両用シートのポケツト構造

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JPH04115499U true JPH04115499U (ja) 1992-10-13

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ID=31912490

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2838091U Pending JPH04115499U (ja) 1991-03-29 1991-03-29 車両用シートのポケツト構造

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JP (1) JPH04115499U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006182070A (ja) * 2004-12-24 2006-07-13 Nhk Spring Co Ltd 車両用シート

Cited By (1)

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