JPH04115226U - 小型焼却炉 - Google Patents

小型焼却炉

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JPH04115226U
JPH04115226U JP2477591U JP2477591U JPH04115226U JP H04115226 U JPH04115226 U JP H04115226U JP 2477591 U JP2477591 U JP 2477591U JP 2477591 U JP2477591 U JP 2477591U JP H04115226 U JPH04115226 U JP H04115226U
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JP
Japan
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air supply
supply pipe
water
combustion chamber
pipe
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Inventor
浩二 高田
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大東三進株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気供給管を劣化し難くするとともに燃焼室
内への空気の供給を良好にする。 【構成】 水冷式空気供給管36は多数個の孔42を有
したT字形の外管38とコの字形の内管40とから成っ
ている。内管40が水で冷却され、その内管40と外管
38との間の放射熱の授受の差によって外管38が冷却
される。したがって、水冷式空気供給管36の過熱によ
る劣化を防止することができる。また、水冷式空気供給
管36は燃焼室12内の偏心した位置に上下方向に延び
る姿勢で配設されているため、塵芥やその燃焼物によっ
て周壁の孔42が塞がれることがなく、外管38と内管
40との間に入れられた空気は孔42から燃焼室12内
に良好に供給される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、空気供給管を有する小型焼却炉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、小型焼却炉において、上下方向に延びる燃焼室内の中心に同じく上下方 向に延びる姿勢で多数個の孔が周壁に形成された空気供給管を配設することが行 われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、この空気供給管を有する小型焼却炉においては、空気供給管が燃焼室 内の中心に配設されるため塵芥を投入する時に空気供給管が障害となったり、空 気供給管の周壁に塵芥やその燃焼物が密着して孔を塞ぎ、燃焼室内に空気が良好 に供給されなくなったりする問題があった。また、空気供給管が燃焼熱によって 劣化し、破損し易いという問題もあった。 本考案は以上の事情を背景として、燃焼室内への塵芥の投入が容易であるとと もに空気の供給が容易であり、かつ、空気供給管が劣化し難い小型焼却炉を得る ことを課題として為されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の要旨は、小型焼却炉において、上下方向に延びる燃焼室内に多数個の 孔を周壁に形成した空気供給管を、燃焼室内の偏心した位置において上下方向に 延びる姿勢で配設するとともに、その空気供給管の内側に冷却水管を通すことに ある。
【0005】
【作用】
本考案の空気供給管は燃焼室の中心から片寄った位置に配設されているため、 空気供給管と燃焼室の周壁との間が広い部分と狭い部分とが形成される。そこで 、間が広い部分に塵を投入すれば空気供給管が投入の邪魔になることがなく、か つ、投入した塵芥は空気供給管に支持されて間の狭い部分への移動を阻止される 。したがって、空気供給管の周壁の上記間の広い部分の側の孔が塞がれても、狭 い部分の側の孔は塞がれることがない。さらに空気供給管が燃焼室の中心に配設 される場合より熱せられない。 また、冷却水管に水を入れることによって冷却水管の温度上昇が抑制され、そ の冷却水管と空気供給管との間の放射熱の授受の差によって、空気供給管が冷却 される。
【0006】
【考案の効果】
このように本考案によれば、塵芥の投入時に空気供給管による障害がないため 塵芥を投入し易くなる上、空気供給管と燃焼室の周壁との間が狭い部分への空気 の供給が保証されるとともに燃焼ガスの通路が形成されるため、塵芥を良好に燃 焼させることができる。また、空気供給管の耐久性を向上させ、焼却炉の寿命を 長くすることができる。
【0007】
【実施例】
以下本考案の一実施例を図面を用いて詳細に説明する。 図1において、10は小型焼却炉であり、燃焼室12および煙突14を備えて いる。燃焼室12は上下方向に延びる円筒形を成し、上端開口は塵芥投入口16 となっている。塵芥投入口16は常には投入扉18によって閉塞されている。投 入扉18は図2に示すように連結部19において軸20に水平方向に回動可能に 取り付けられている。投入扉18の上面には煙突14がフランジ22によって固 定されており、周辺部には開閉ハンドル24が取り付けられている。煙突14は 投入扉18が投入口16を閉塞した状態で、煙突14の中心と燃焼室12の中心 とが図2に示す距離P隔たった状態となる位置に取り付けられている。投入扉1 8は耐火レンガによって形成されるとともに、燃焼室12の上部は水槽28によ って囲まれており燃焼室12の周辺から熱が放出され難いようになっている。一 方、燃焼室12の下部は灰溜りとなっており、図示しない灰取出口が形成されて いる。また、水槽28の上端部,中間部,下端部を貫通して貫通管30,32, 34が設けられている。これら貫通管30,32,34は上下方向にのびる一直 線上に並んで設けられている。
【0008】 燃焼室12内には水冷式空気供給管36が図3に示すように燃焼室12の中心 から距離Q隔たった位置に上下方向に延びる姿勢で配設されている。水冷式空気 供給管36はT字形の外管38とコの字形の内管40とから成っており、全体と して直線部が二重構造をしたE字形をしている。内管40は水槽28の上端部お よび下端部付近において約90度曲げられ、貫通管30,34を通って燃焼室の 外へ突出した後、それぞれ水槽28に接続されている。図4に示すように、多数 個の孔42が形成された外管38は内管40の上端近傍部と下端近傍部とに溶接 されており、中間部に形成された空気導入管48が貫通管32を通って燃焼室の 外へ突出し、図示しない送風機に接続されている。
【0009】 水槽28の下部には水注入口50が形成され、貯水槽52と接続されている。 また、上部には蒸気抜きパイプ54が取り付けられている。空気導入管48には 開閉器49が取り付けられており、送風器から送られる空気のうち水冷式空気供 給管36に供給される空気と大気に放出される空気との比率を調節し得るように なっている。貯水槽52と水注入口50とを接続する水管56にはドレンが取り 付けられている。
【0010】 以上のように構成された水冷式小型焼却炉において、投入扉18を軸20を中 心にして水平方向に回動させ、開放された塵芥投入口16より塵芥を投入する。 この際、水冷式空気供給管36が燃焼室12の周壁に近い位置に配設されており 、かつ、投入扉18が図2に2点鎖線で示すように水冷式空気供給管36の側が 開かれるため、投入扉18と水冷式空気供給管36とが障害になることが少なく 、塵芥を投入し易い。さらに、水冷式空気供給管36と燃焼室12の周壁との間 の狭い隙間に塵芥が入り込むことは稀であって、その部分では、塵芥およびその 燃焼物が水冷式空気供給管36に密着し難く、孔42が塞がれ難い。
【0011】 水冷式空気供給管36の内管40と外管38との間には送風機から送られた空 気が空気導入管48を経て流入し、多数個の孔42から図3の矢印Aが示すよう に燃焼室12内に噴出する。この際、水冷式空気供給管36と燃焼室12の周壁 との間の狭い隙間の側においては上述のように孔42が塞がれ難いため、空気を 燃焼室12内に良好に供給することができる。また、この隙間が燃焼ガスの通路 として機能し、塵芥を良好に燃焼させることができる。
【0012】 一方、内管40の下端部に水槽28の水が供給され、水蒸気は内管40の上端 部から水槽28に戻される。また、水槽28内には水注入口50から貯水槽52 の水が供給され、発生した水蒸気は内管40の上端部から戻された水蒸気と共に 蒸気抜きパイプ54から外部へ放出される。その放出された水蒸気に見合う水が 貯水槽52から供給される。貯水槽52にフロートが取り付けられており、水槽 28,内管40および貯水槽52の水位がほぼ一定に保たれる。したがって、内 管40が冷却され、さらに、内管40と外管38との間の放射熱の授受の差によ って外管38が冷却される。 また、水槽28によって燃焼室12の周壁の過熱による劣化が防止されるとと もに、その周壁に水冷式空気供給管36が近接して配置されているため、燃焼室 12の中心に配置されていた従来に比較して外管38の温度が低くなり、過熱に よる劣化が防止される。また、燃焼室12から周辺への熱放射を減少させること が可能となり、その結果、小型焼却炉10は狭い場所でも使用することができる 。
【0013】 なお、エアパイプ内の冷却水管を複数本通したり、燃焼室内に水冷式空気供給 管を複数本配設してもよい。また、水冷式小型焼却炉に限らず、他の通常の小型 焼却炉においても本考案を適用することができる。
【0014】 その他、当業者の知識に基づいて変形,改良を加えた態様で本考案を実施する ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である小型焼却炉の正面断面
図(一部正面図)である。
【図2】図1の投入扉が水平方向に回動する状態を示し
た平面図である。
【図3】図1の矢視図である。
【図4】上記実施例の水冷式空気供給管のM−M断面図
である。
【符号の説明】
10 小型焼却炉 12 燃焼室 36 水冷式空気供給管 38 外管 40 内管 42 孔 48 空気導入管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に延びる燃焼室内に多数個の孔
    を周壁に形成した空気供給管を、燃焼室内の偏心した位
    置において上下方向に延びる姿勢で配設するとともに、
    その空気供給管の内側に冷却水管を通したことを特徴と
    する小型焼却炉。
JP2477591U 1991-03-19 1991-03-19 小型焼却炉 Expired - Lifetime JP2543673Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP2477591U JP2543673Y2 (ja) 1991-03-19 1991-03-19 小型焼却炉

Applications Claiming Priority (1)

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JP2477591U JP2543673Y2 (ja) 1991-03-19 1991-03-19 小型焼却炉

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Publication Number Publication Date
JPH04115226U true JPH04115226U (ja) 1992-10-13
JP2543673Y2 JP2543673Y2 (ja) 1997-08-13

Family

ID=31909647

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JP2477591U Expired - Lifetime JP2543673Y2 (ja) 1991-03-19 1991-03-19 小型焼却炉

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003076847A1 (en) * 2002-03-12 2003-09-18 Sanyo Industries Co., Ltd. Incinerator

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JP2543673Y2 (ja) 1997-08-13

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