JPS589055Y2 - 燃焼装置 - Google Patents
燃焼装置Info
- Publication number
- JPS589055Y2 JPS589055Y2 JP4344681U JP4344681U JPS589055Y2 JP S589055 Y2 JPS589055 Y2 JP S589055Y2 JP 4344681 U JP4344681 U JP 4344681U JP 4344681 U JP4344681 U JP 4344681U JP S589055 Y2 JPS589055 Y2 JP S589055Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- combustion
- air
- inner cylinder
- heat insulating
- ash
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は自動車等に用いられた占タイヤなどの焼却に
適用して好適な燃焼装置の改良に係る。
適用して好適な燃焼装置の改良に係る。
例えば、熱交換器を備えた従来の燃焼装置は第1図に示
すように、占タイヤ等の焼却炉である燃焼炉10を有し
、その上部には熱交換器20とスチームドラム30が取
付げられ、燃焼炉10の上部所定個所には図のような焼
却物の投入口40が設けられている。
すように、占タイヤ等の焼却炉である燃焼炉10を有し
、その上部には熱交換器20とスチームドラム30が取
付げられ、燃焼炉10の上部所定個所には図のような焼
却物の投入口40が設けられている。
焼却物50は主に自動車等に用いられた占タイヤで、そ
のままの形で燃焼炉10内に投入される。
のままの形で燃焼炉10内に投入される。
そして、この投入は一般に燃焼炉10の稼動中に行なわ
れる。
れる。
従って、投入口40の蓋を開けると、炉の上部までガス
流とともに舞い上った占タイヤの灰儒が熱風とともにこ
の投入口40から吹き出し、そのため焼却物500投入
作業が非常に危険である。
流とともに舞い上った占タイヤの灰儒が熱風とともにこ
の投入口40から吹き出し、そのため焼却物500投入
作業が非常に危険である。
投入作業も非能率的である。この危険性をなくすため、
例えば投入口40を燃焼炉10から突出させることも考
えられるが、単に突出させたのではこの突出部分に灰燵
が堆積するから、蓋の開閉時にその部分に積った灰儒が
舞い上るので、この構成では蓋の開閉時に危険である。
例えば投入口40を燃焼炉10から突出させることも考
えられるが、単に突出させたのではこの突出部分に灰燵
が堆積するから、蓋の開閉時にその部分に積った灰儒が
舞い上るので、この構成では蓋の開閉時に危険である。
そこで、この考案では以上のような焼却物の投入作業の
危険性を排して作業能率の向上を図ることができるよう
にしたものである。
危険性を排して作業能率の向上を図ることができるよう
にしたものである。
以下、この考案の一例を上述したボイラー用の燃焼装置
に適用した場合につき第2図以下を参照して説明する。
に適用した場合につき第2図以下を参照して説明する。
第2図はこの考案に係る燃焼装置のうち、燃焼炉10の
要部の断面図であって、この燃焼炉10は古タイヤ等の
焼却物50がほぼ完全燃焼できるように構成されている
。
要部の断面図であって、この燃焼炉10は古タイヤ等の
焼却物50がほぼ完全燃焼できるように構成されている
。
すなわち、この燃焼炉10は所定の間隔をもってほぼ同
心的に配置された内筒1と外筒2とを有し、内外筒1,
2間において環状の空間9が形成され、外筒2の下部に
は空気溜り3が設けられると共に、この空気溜り3内に
対して一方向に空気が流れるように外部から空気を吹き
込む送風口4が設けられる(第3図参照)。
心的に配置された内筒1と外筒2とを有し、内外筒1,
2間において環状の空間9が形成され、外筒2の下部に
は空気溜り3が設けられると共に、この空気溜り3内に
対して一方向に空気が流れるように外部から空気を吹き
込む送風口4が設けられる(第3図参照)。
第3図の例ではほぼ接線方向に送風口4が設げである。
内筒1にはさらに複数の空気孔5が設けられ、内筒1と
外筒2との間隔の上部は閉塞板6にて閉塞されたもので
ある。
外筒2との間隔の上部は閉塞板6にて閉塞されたもので
ある。
空気孔5は、内筒1の下部より上部に向ってその数を多
く、すなわち上方に向う程密に形成される。
く、すなわち上方に向う程密に形成される。
また、送風口4よりは図示しないが送風機を使って空気
溜り3内に空気が吹込まれる。
溜り3内に空気が吹込まれる。
なお、内筒1及び外筒2は不燃物、特に内筒1は不燃物
材料で構成され、内筒1の板厚は2rrr!rL程度で
ある。
材料で構成され、内筒1の板厚は2rrr!rL程度で
ある。
内筒1の板厚が上述の如(比較的薄いものであれば、空
気孔5は板面に対し垂直に設けてもよいが、比較的厚い
ものを使用する場合には、後述する空気の流れにほぼ沿
う方向に設ければよい。
気孔5は板面に対し垂直に設けてもよいが、比較的厚い
ものを使用する場合には、後述する空気の流れにほぼ沿
う方向に設ければよい。
この燃焼炉10Vcよれば、空気が空気溜り3に吹き込
まれることによって空気は内筒1の周囲特に、空気溜り
3の周囲を第3図の点線図示方向にまわり乍ら次第に上
昇し、そして多数の空気孔5から内筒1内に強制的に空
気が送り込まれる。
まれることによって空気は内筒1の周囲特に、空気溜り
3の周囲を第3図の点線図示方向にまわり乍ら次第に上
昇し、そして多数の空気孔5から内筒1内に強制的に空
気が送り込まれる。
このようにして送り込まれた空気も同様に内筒1内で実
線図示方向にまわるため、内筒1内でこの内筒1に沿っ
て渦巻きを生ずる。
線図示方向にまわるため、内筒1内でこの内筒1に沿っ
て渦巻きを生ずる。
従って、古タイヤ50の燃焼によって生じた炎もこれに
つれて渦巻きながら上昇し、内筒1内の下方で1次燃焼
即ち不完全燃焼のガスは上昇するに伴って外部より送り
込まれた空気により更に2次燃焼即ち完全燃焼すること
になる。
つれて渦巻きながら上昇し、内筒1内の下方で1次燃焼
即ち不完全燃焼のガスは上昇するに伴って外部より送り
込まれた空気により更に2次燃焼即ち完全燃焼すること
になる。
そして上述した燃焼によって内筒1は更に加熱され、内
筒1及び外筒2間の空気は上昇するにつれて益々加熱さ
れることになり、内筒1の上部に向う程、内筒1内に熱
風が吹き込まれて、これにより内筒1内の上部ではより
一層完全燃焼が行われる。
筒1及び外筒2間の空気は上昇するにつれて益々加熱さ
れることになり、内筒1の上部に向う程、内筒1内に熱
風が吹き込まれて、これにより内筒1内の上部ではより
一層完全燃焼が行われる。
更に炎は渦巻きながら上昇するので燃焼行程が長くなり
、この行程は燃焼装置の高さの数倍になる。
、この行程は燃焼装置の高さの数倍になる。
従って、それ丈げ燃焼装置の高さを低くすることができ
る。
る。
実、験によれば内筒1の内径が750rrrm、高さが
1500rra1間隔W1が50閣、空気溜り3の内側
W2が100mm、空気孔5の径が41ML〜5rrr
rn、その数300個程鹿のもので、送風用モータ1.
5KWのものを使用して好結果を得た。
1500rra1間隔W1が50閣、空気溜り3の内側
W2が100mm、空気孔5の径が41ML〜5rrr
rn、その数300個程鹿のもので、送風用モータ1.
5KWのものを使用して好結果を得た。
再び第2図を参照して燃焼炉10の他の構成について説
明する。
明する。
外筒2の一部には冷却槽11が設けられ、ここで昇温さ
れた冷却水は上部の熱交換器20に供給される。
れた冷却水は上部の熱交換器20に供給される。
燃焼炉10の下部には排棄口19とは別1固に補助排臭
装置35が設げられる。
装置35が設げられる。
そのため、外筒2と内筒1を貫通して連結筒21が取付
げられる。
げられる。
この連結筒21は例えば扁平な角筒として構成され、そ
の底面は内筒1の底部1Aと面一になるようにその取付
は位置が選定される。
の底面は内筒1の底部1Aと面一になるようにその取付
は位置が選定される。
補助排臭装置35は箱型に構成され、その底部は灰燵用
の排棄槽22が形成される。
の排棄槽22が形成される。
なお、26はシャワーの噴出口で、内筒1より引き出さ
れた灰娠にシャワーをかげて、特に灰儒化した熱版が浮
遊しないようにしている。
れた灰娠にシャワーをかげて、特に灰儒化した熱版が浮
遊しないようにしている。
27は補助排出口、28は灰燵を取出す取出棒29を挿
入する挿入口である。
入する挿入口である。
さて、60はこの考案において特に改良した焼却物の投
入装置の−fuであって、投入口40にはこれに連通ず
る誘導筒70が設けられる。
入装置の−fuであって、投入口40にはこれに連通ず
る誘導筒70が設けられる。
この誘導筒70は占タイヤ等の焼却物を投入口40まで
誘導するためのもので、少くとも占タイヤを横にして入
る大きさをもった角筒体として構成され、先端は図のよ
うに内筒1の内面に臨むように突出して取付けられると
共に、外部に臨む誘導筒TOの底部70Aの所定位置に
はこの底部?OAを凹ませて貯留槽80が形成される。
誘導するためのもので、少くとも占タイヤを横にして入
る大きさをもった角筒体として構成され、先端は図のよ
うに内筒1の内面に臨むように突出して取付けられると
共に、外部に臨む誘導筒TOの底部70Aの所定位置に
はこの底部?OAを凹ませて貯留槽80が形成される。
貯留槽80は第4図のように半円状をなし、内部には水
が貯えられて、誘導筒TO内に浮遊する灰燻化した熱版
がこの貯留槽80内に沈積するようになされる。
が貯えられて、誘導筒TO内に浮遊する灰燻化した熱版
がこの貯留槽80内に沈積するようになされる。
貯留槽80の側壁80A(第5図参照)には第4図で示
すように、注水口81.排水口82及びオーバーフロー
用の排水口83が夫夫設げられる。
すように、注水口81.排水口82及びオーバーフロー
用の排水口83が夫夫設げられる。
貯留槽80の開口部84には第5図に示すようなすのこ
状の蓋85が取付けられる。
状の蓋85が取付けられる。
この蓋85は焼却物50を誘導筒70の底面を滑らせな
がら投入口40まで誘導する上で必要な台座であって、
数本の金属棒86とこれら金属棒86を固定する一対の
固定板87A、87Bとで構成される。
がら投入口40まで誘導する上で必要な台座であって、
数本の金属棒86とこれら金属棒86を固定する一対の
固定板87A、87Bとで構成される。
一方、貯留槽80の開口部84に臨む誘導筒70の上面
70Bには断熱板が取付けられる。
70Bには断熱板が取付けられる。
図の例では2枚の断熱板90A、90Bが使用され、一
方の断熱板90Aは貯留槽80の開口部84の端面に臨
む位置に、他方の断熱板90Bは貯留槽80のほぼ中央
部に臨む位置に夫々回動自在に取付けられる。
方の断熱板90Aは貯留槽80の開口部84の端面に臨
む位置に、他方の断熱板90Bは貯留槽80のほぼ中央
部に臨む位置に夫々回動自在に取付けられる。
断熱板90A、90Bは第6図に示すように所定の厚み
を有する金属板で、上端部には図のよ5な棒92A、9
2Bが溶接され、この棒92A。
を有する金属板で、上端部には図のよ5な棒92A、9
2Bが溶接され、この棒92A。
92Bの両端を第4図の取付は金具93,94に引っ掛
けることによって、これら断熱板90A。
けることによって、これら断熱板90A。
90Bが回動自在に取付けられる。
なお、断熱板9OA> 90Bには図のような切欠95
A、95Bが設けられ、第7図で示すように焼却物50
の押出棒96の差し込みを容易にしている。
A、95Bが設けられ、第7図で示すように焼却物50
の押出棒96の差し込みを容易にしている。
なお、第5図において、100は外蓋であり、これには
第2図で示すような開閉用のハンドル110が取付げら
れている。
第2図で示すような開閉用のハンドル110が取付げら
れている。
投入装置60をこのように構成する場合には、燃焼装置
の稼動中、熱風とともに舞い上った熱版が誘導筒10内
に浮遊しても、断熱板90A。
の稼動中、熱風とともに舞い上った熱版が誘導筒10内
に浮遊しても、断熱板90A。
90Bがあるために、この断熱板90B及びもう1枚の
断熱板9OAによってほぼ完全にさえぎられるから、熱
版が外蓋1000近くに堆積することはなく、また断熱
板90A、90B近くに浮遊する灰燵はやがて沈下する
から、その灰燵は貯留槽80内に沈積する。
断熱板9OAによってほぼ完全にさえぎられるから、熱
版が外蓋1000近くに堆積することはなく、また断熱
板90A、90B近くに浮遊する灰燵はやがて沈下する
から、その灰燵は貯留槽80内に沈積する。
従って、外蓋100が開閉しても灰燵が舞い上がらず危
険はない。
険はない。
また断熱板90A、90Bがあるので外蓋100を開け
ても熱風が誘導筒70から吹き出すことがない。
ても熱風が誘導筒70から吹き出すことがない。
そして、焼却物500投入に際しても、一対の断熱板9
0A、90Bを設けたので、一方の断熱板90Aによっ
て熱風をほぼ完全に遮断することができる(第7図参照
)。
0A、90Bを設けたので、一方の断熱板90Aによっ
て熱風をほぼ完全に遮断することができる(第7図参照
)。
以上説明したようにこの考案によれば、投入装置60を
第4図以下のように構成したので、外蓋100を開閉し
ても熱風や灰燵が誘導筒TOから吹き出すことはない。
第4図以下のように構成したので、外蓋100を開閉し
ても熱風や灰燵が誘導筒TOから吹き出すことはない。
そのため、焼却物500投大作業が安全で、作業能率が
向上する。
向上する。
なお、上述した実施例ではこの考案を内外筒1゜2をも
った燃焼炉に適用した場合であるが、その他の燃焼炉に
も適用することができる。
った燃焼炉に適用した場合であるが、その他の燃焼炉に
も適用することができる。
第1図は燃焼装置の説明図、第2図はこの考案をボイラ
ー用燃焼装置に適用した場合の一例を示す断面図、第3
図はその簡略化した平面図、第4図は投入装置の断面図
、第5図は燃焼炉を含めたその横断面図、第6図は断熱
板の構成図、第7図は焼却物の投入状態を示す図である
。 10は燃焼炉、60は投入装置、40は投入口、TOは
誘導筒、80は貯留槽、90A、90Bは断熱板、85
は蓋である。
ー用燃焼装置に適用した場合の一例を示す断面図、第3
図はその簡略化した平面図、第4図は投入装置の断面図
、第5図は燃焼炉を含めたその横断面図、第6図は断熱
板の構成図、第7図は焼却物の投入状態を示す図である
。 10は燃焼炉、60は投入装置、40は投入口、TOは
誘導筒、80は貯留槽、90A、90Bは断熱板、85
は蓋である。
Claims (1)
- 燃焼炉の上部に燃焼物の投入口が設けられ、この投入口
にはこれに連通ずる誘導筒が設けられ、この誘導筒の所
定位置には断熱板が回動自在に設けられると共に、上記
誘導筒の底部には灰儒の貯留槽が設けられてなる燃焼装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4344681U JPS589055Y2 (ja) | 1981-03-27 | 1981-03-27 | 燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4344681U JPS589055Y2 (ja) | 1981-03-27 | 1981-03-27 | 燃焼装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57160549U JPS57160549U (ja) | 1982-10-08 |
JPS589055Y2 true JPS589055Y2 (ja) | 1983-02-18 |
Family
ID=29840421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4344681U Expired JPS589055Y2 (ja) | 1981-03-27 | 1981-03-27 | 燃焼装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS589055Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-03-27 JP JP4344681U patent/JPS589055Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57160549U (ja) | 1982-10-08 |
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