JPH02157508A - 古タイヤ等の焼却炉 - Google Patents

古タイヤ等の焼却炉

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JPH02157508A
JPH02157508A JP63314528A JP31452888A JPH02157508A JP H02157508 A JPH02157508 A JP H02157508A JP 63314528 A JP63314528 A JP 63314528A JP 31452888 A JP31452888 A JP 31452888A JP H02157508 A JPH02157508 A JP H02157508A
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JP
Japan
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gas
furnace body
main body
water
combustion
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Application number
JP63314528A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Motoi
元井 光弘
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、古タイヤ等の焼却炉に関するものである。
〔従来の技術〕
使用済みの古タイヤは、普通の焼却炉で処理すると、不
完全燃焼を起こして大量の黒煙を生ずる等不都合が多い
ので、専用の焼却炉によって処理されている。この種の
焼却炉には、例えば特開昭58−26914号公報に見
られるように、−次燃焼室で発生した可燃性ガスを一次
燃焼室の下方に設けた炎道を介して一次燃焼室の側方の
二次燃焼室へ送りながら、その炎道及び二次燃焼室で完
全燃焼させ、その燃焼済みガスをサイクロン集塵装置を
通してから排出するものがあった。
〔発明が解決しようとする探題〕
ところが、上記の焼却炉では、−次燃焼室や炎道に送風
するための送風機や排煙用の集塵機等付帯設備が多いの
で、広い設置場所を必要とすると共に、設備費が高くつ
(という欠点があり、さらに送風機や着火装置の運転コ
ストもかさむという欠点もあった。そのため、自動車整
備工場等では処分に困った使用済みの古タイヤが野積み
状態で大量に放置され社会問題化しつつある。
そこで本発明は前記事情に基づいて成されたものであり
、広い設置場所を必要とせず、設備費用が従来よりも少
なくて済み、維持費も殆ど不要で、古タイヤを経済的に
焼却処理できる古タイヤ等の焼却炉を提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本発明による古タイヤ等の焼
却炉は、直立する円筒形の炉本体の中間部に開閉可能な
焼却物用投入口を設け、その投入口より少し上方の炉本
体周壁に多数の送気孔を全周にわたって穿設し、炉本体
上部に炉本体内を上下に仕切る横隔壁を設け、横隔壁の
上面側に横隔壁を貫通する筒体を適数分散して立設し、
横隔壁より上方の炉本体周壁に筒体より高位置の給水口
と横隔壁にほぼ等しい高さの排水口と筒体より少し低い
オーバーフロー口とを設け、炉本体の上壁と各筒体との
間に障壁板を設け、炉本体の上壁に煙突を突設したもの
である。
〔作 用〕
本発明による古タイヤ等の焼却炉では、投入口から下方
の炉本体内で古タイヤから可燃性ガスを発生させ、投入
口より少し上方の送気孔から横隔壁にわたる炉本体内で
その可燃性ガスを完全燃焼させ、横隔壁に突設した筒体
から煙突に至る過程で燃焼済みガスの除塵を行なってい
る。
即ち、炉本体下部では、古タイヤが燃焼する際、投入口
等を閉じることにより、古タイヤの燃焼に必要な酸素が
殆ど供給されず、投入口の隙間から少量の空気が流入す
るだけになるので、古タイヤが蒸し焼きに近い状態で不
完全燃焼し、高温の可燃性ガスを発生する。そして、そ
の可燃性ガスは対流によって炉本体内を上昇するが、そ
の際、炉本体の中間部周壁に全周にわたって穿設した送
気孔から空気が勢いよく炉本体内に吸い込まれるので、
送気孔より上方の炉本体内で可燃性ガスが完全燃焼する
。炉本体内の横隔壁より上方には筒体上端の少し下まで
水が溜めてあり、高温の燃焼ガスにさらされる横隔壁や
筒体を冷却し、又温められた水から発生する水蒸気が筒
体から出てくる燃焼ガス中の塵芥と一緒になって水中に
戻る。
〔実施例〕
以下、本発明による古タイヤ等の焼却炉について図面を
参照しつつ具体的に説明する。本発明焼却炉は円筒形の
炉本体1の中間部に古タイヤ等の焼却物を入れる投入口
2を設け、投入口2より少し上方の炉本体周壁3に多数
の送気孔4を全周にわたって等間隔で穿設し、炉本体1
の上壁5上に煙突6を立設したものである。炉本体1内
の上部には炉内を上下に仕切る横隔壁7を設け、この横
隔壁7の上面側に横隔壁7を上下に貫通する筒体8を適
数分散して立設し、筒体8と上壁5との間に、筒体8の
上端と煙突6の下端とが直接対向しないよう、障壁板9
を上壁5から吊り下げである。
横隔壁7より上方の炉本体周壁3には、上から順に給水
口10、オーバーフロー口11、排水口12が設けられ
、オーバーフロー口11は筒体8よりやや低くなってい
る。炉本体1は一対の脚体13,13を介してコンクリ
ート床14に固設されている。底壁15には灰出し口1
6をあけ、底壁15下面に付設したガイド17.17に
沿って摺動する持手18付遮閉板19で開閉するように
なっている。投入口2は、観音開きの扉20に横方向に
摺動する閂21を付設したものである。又、周壁3の下
端部に回動式の送風口(図示せず)を設け、必要に応じ
て炉本体1の下端部から適量の送風を行なえるようにし
である。
本発明焼却炉は上記構造を成すものであり、扉20を開
いて投入口2から古タイヤT等を炉本体1内に投入口2
付近まで入れ、古タイヤTに着火し、扉20を閉じる。
又、横隔壁7より上方の炉本体1内に給水口10から注
入する。この時、送風口は殆ど閉じた状態としておく。
すると、炉本体1内下部には投入口2や送風口の僅かな
隙間から少量の空気が流入するだけなので、古タイヤT
が不完全燃焼を起こし、−酸化炭素などの高温の可燃性
ガスを発生する。その可燃性ガスは対流により炉本体1
内を上昇するが、その際、可燃性ガス自身の上昇流によ
って炉本体1の中間部周壁3に穿設した送気孔4から充
分な空気を吸込むので、この送気孔4より上方の炉本体
1内で高温の可燃性ガスが完全燃焼する。燃焼済みガス
は筒体8を通り煙突6から排出される。一方、給水口1
0から注水された水は、オーバーフロー口11によって
筒体8上端より少し低い水位を保ち、下面が高温ガスに
さらされる横隔壁7と内面が高温ガスにさらされる筒体
8とを夫々冷却する。又その水が温められて発生する水
蒸気の一部は、筒体8から出てくる燃焼済みガスの中の
微細な塵芥を核として凝結し再び水中に戻る。そのため
、煙突6からは水蒸気で薄側した煙が出るが、塵芥は殆
ど含まれていない。
尚、炉本体3内の水は黒く濁るか、その黒濁した水は時
折オーバーフロー口11及び排水口12から排油処理装
置(古タイヤの処理を必要とする自動車整備工場などで
は既設の場合が多い)に導いて処理する。又、障壁板9
は筒体8から出る燃焼済みガスが直接煙突6へ入るのを
妨げ、燃焼済みガスが障壁板9を迂回する間に、燃焼済
みガス中の微細な塵芥の水蒸気による除去が効率的に行
われるようにしている。
尚、本発明焼却炉は、各部材がいずれも肉厚の鋼板で形
成されている。又、炉本体1の直径が約1.2 m、高
さが約4.5mのものでは、20〜80本の古タイヤT
を一度に焼却した場合、その処理時間は1時間〜1.5
時間であった。
さらに尚、炉本体1の送気孔4より下方に、周壁3の外
周に接して貯水タンク23を設け、周壁3を冷却して耐
久性を向上させると共に、貯水タンク23内の温水を他
の用途に使用することも可能である。又、ここで古タイ
ヤTの燃焼が進行して火力が低下したなら、送風口を開
いて火力を調整し、常時温水タンク23で温水が作れる
ようにする。さらに、古タイヤの処理が必要な自動車整
備工場では有効期限の切れた発煙筒を保管している場合
が多いが、その発煙筒によって古タイヤの着火を行なえ
ば、1本で確実に着火でき、しかも発煙筒の処分も併せ
て行ない得る。
〔発明の効果〕
本発明による古タイヤ等の焼却炉は、上記の如く炉本体
が直立する円筒形を成し、その炉本体の下部で古タイヤ
等を不完全燃焼させて高温の可燃性ガスを生成し、炉本
体の中間部から上部において、可燃性ガスの上昇流に伴
なって中間部の送気孔から吸込まれる空気で、可燃性ガ
スを完全燃焼させ、炉本体上端部において、燃焼ガスの
高熱で発生させた水蒸気により除塵した後、燃焼済みガ
スを煙突から排出するものであるから、大量の煤煙を出
さずに古タイヤ等を焼却処理出来ることは勿論、古タイ
ヤからの可燃性ガスの生成と可燃性ガスの完全燃焼及び
燃焼済みガスの除塵を、炉本体の上下に連続する箇所で
順に行なうようにしたものであるから、従来焼却設備の
ような広い設置面積を必要とせず、処理能力の大きさに
比して小さな設置面積で良い。又、炉本体の中間部から
上部において可燃性ガスを燃焼させるための送風は、可
燃性ガス自身の上昇流に伴なって各送気孔に生ずる周壁
外側から内側への空気の流れによるものであり、又可燃
性ガスの着火は、可燃性ガス自身の高熱及び炉本体下部
で燃焼している古タイヤ等の高熱によるものであるから
、従来焼却設置に付設されている可燃性ガス燃焼用送風
機やバーナーが不要で、その分低コスト化でき、維持費
も殆どいらず、経済的な焼却処理が行なえる。さらに、
炉本体が円筒形であるため角形のものに比べ熱変形等を
生じ難く、耐久性に優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による古タイヤ等の焼却炉の一部切欠正
面図、第2図は第1図A−A線矢視の断面図、第3図は
第1図B−B線矢視の断面図である。 1・・・炉本体、2・・・投入口、3・・・周壁、4・
・・送気孔、5・・・上壁、6・・・煙突、7・・・横
隔壁、8・・・筒体、9・・・障壁板、10・・・給水
口、11・・・オーバーフロー口、12・・・排水口。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、直立する円筒形の炉本体(1)の中間部に開閉可能
    な焼却物用投入口(2)を設け、その投入口(2)より
    少し上方の炉本体周壁(3)に多数の送気孔(4)を全
    周にわたって穿設し、炉本体(1)上部に炉本体(1)
    内を上下に仕切る横隔壁(7)を設け、横隔壁(7)の
    上面側に横隔壁(7)を貫通する筒体(8)を適数分散
    して突設し、横隔壁(7)より上方の炉本体周壁(3)
    に筒体(8)より高位置の給水口(10)と横隔壁(7
    )にほぼ等しい高さの排水口(12)と筒体(8)より
    少し低いオーバーフロー口(11)とを設け、炉本体(
    1)の上壁(5)と各筒体(8)との間に障壁板(9)
    を設け、炉本体(1)の上壁(5)に煙突(6)を立て
    てあることを特徴とする古タイヤ等の焼却炉
JP63314528A 1988-12-12 1988-12-12 古タイヤ等の焼却炉 Pending JPH02157508A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05296427A (ja) * 1992-04-17 1993-11-09 Kinsei Sangyo:Kk 廃棄物の乾留ガス化焼却処理装置
JP2016121826A (ja) * 2014-12-24 2016-07-07 Jx金属株式会社 発炎筒供給装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4898679A (ja) * 1972-03-28 1973-12-14
JPS5327681B2 (ja) * 1972-05-30 1978-08-10

Patent Citations (2)

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