JPH04115200A - 放射光発生装置 - Google Patents

放射光発生装置

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JPH04115200A
JPH04115200A JP23529390A JP23529390A JPH04115200A JP H04115200 A JPH04115200 A JP H04115200A JP 23529390 A JP23529390 A JP 23529390A JP 23529390 A JP23529390 A JP 23529390A JP H04115200 A JPH04115200 A JP H04115200A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cavities
resonant cavities
high frequency
charged particles
magnetic field
Prior art date
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Pending
Application number
JP23529390A
Other languages
English (en)
Inventor
Chihiro Chikushima
千尋 築島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、荷電粒子に蛇行運動をさせて、その制動放
射によって光を発生させる放射光発生装置に関するもの
である。
[従来の技術] 第4図は例えば、トーマス シー マーシャル(Tho
mas  CMarshall)著「フリー エレクト
ロン レーブス(Free−Electron  La
5ers)’J  (1985年発行)に示された従来
の放射光発生装置を示す説明図である。図において、1
は荷電粒子としての電子であり、2はこの電子1の軌道
である。3は電子1の進行方向に複数個配列され、電子
1の軌道2に蛇行を与えるための、所定の周期でその方
向が交代する磁場を生成している磁石である。
次に動作について説明する。その進行方向に対して垂直
な方向の磁場の中を電子1が進行する場合、電子1は偏
向を受けてその軌道2は曲げられる。従って、複数の磁
石3によって生成された所定の周期でその方向が交代す
る磁場内を電子lが進行した場合、その電子1の軌道2
は図示のように、磁場と垂直な方向の面内で蛇行する。
このように電子1が蛇行運動すると、その制動放射によ
って電子1の進行方向に当該蛇行運動に応じた光が放射
される。
[発明が解決しようとする課題] 従来の放射光発生装置は以上のように構成されているの
で、磁場は永久磁石または電磁石などの磁石3によって
生成されるものであるため、その磁場の強さには制限が
あり、また均一な磁場の領域も狭いなどの課題があった
請求項(1)および(2)に記載の発明は上2のような
課題を解消するためになされたもので、大強度の周期磁
場と広い磁場均一領域が得られる放射光発生装置を得る
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段] 請求項(1)に記載の発明に係る放射光発生装置は、位
相調整器によって位相調整された高周波が供給され、内
部に荷電粒子に蛇行運動させる磁場を発生させる複数個
のTMモードの共振空胴を、当該荷電粒子の進行方向に
配列し、スリットを用いて、隣接した共振空胴相互のカ
ップリングを荷電粒子の通過を妨げることな(防止した
ものである。
また、請求項(2)に記載の発明に係る放射光発生装置
は、位相調整器によって位相調整された高周波が供給さ
れ、内部に荷電粒子に蛇行運動させる磁場を発生させる
複数個のTMモードの共振空胴を、当該荷電粒子の進行
方向に配列し、薄膜を用いて、隣接した共振空胴相互の
カップリングを、荷電粒子の通過を妨げることなく防止
したものである。
[作用] 請求項(1)に記載の発明におけるスリットは、荷電粒
子を通過させながら隣接する共振空胴のカップリングを
防止し、各共振空胴は荷電粒子の進行方向に複数個配列
されて、それぞれ位相調整器で位相調整された高周波の
供給を受け、内部に励起された磁場によって荷電粒子に
蛇行運動をさせることにより、強度の大きな周期磁場と
広い磁場の均一領域が得られる放射光発生装置を実現す
る。
また、請求項(2)に記載の発明における薄膜は、荷電
粒子を通過させながら隣接する共振空胴のカップリング
を防止し、各共振空胴は荷電粒子の進行方向に複数個配
列されて、それぞれ位相調整器で位相調整された高周波
の供給を受け、内部に励起された磁場によって荷電粒子
に蛇行運動をさせることにより、強度の大きな周期磁場
と広い磁場の均一領域が得られる放射光発生装置を実現
する。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図について説明する。
第1図は請求項(1)に記載の発明の一実施例を示すブ
ロック図であり、第2図はその要部を示す説明図である
。図において、1は荷電粒子としての電子であり、2は
この電子1の軌道である。4は電子1の進行方向に複数
個配列されたTMモードの共振空胴であり、5は電子l
の軌道2を蛇行させるために、これら各共振空胴4内に
励起された磁場の向きである。
6は各共振空胴4の間に配置されて、電子lの通過を妨
げることなく隣接する共振空胴4相互のカップリングを
防ぐスリットである。7はこれら各共振空胴4に供給す
る高周波を発生する高周波電源であり、8は隣接した各
共振空胴4に供給される高周波の位相を調整する位相調
整器である。
9はこの位相調整器8によって位相が調整された高周波
をそれぞれ所定の共振空胴4に導波管である。
次に動作について説明する。高周波電源7によって発生
された高周波は、位相調整器8に送られて位相が調整さ
れ、導波管9によってそれぞれ該当する共振空胴4に供
給される。共振空胴4はこの高周波の供給を受けると、
その内部には第1図の紙面に垂直な方向に磁場成分を持
つモード、即ちTMモードによって磁場が励起される。
この場合、各共振空胴4には位相調整器8によって位相
が調整された高周波が供給されているため、各共振空胴
4内に励起される磁場の方向5は、第1図に示すように
隣接した共振空胴4間で反転したものとなっている。
一方、これら各共振空胴4の隣接しているものの間には
、その空胴内壁を流れる表面電流を妨げない方向にスリ
ット6が切られており、これによって、隣接した共振空
胴4相互間のカップリングが、電子1の通過を妨げるこ
となく防止されている。
このような磁場が内部に形成されている共振空胴4の配
列の中に高エネルギーの電子1のビームを入射させる。
ただし、この電子ビームの電子1はあらかじめ、高周波
電源7より共振空胴4に供給される高周波の周波数と同
一の周波数によって空間的に集群されている。この入射
された電子lはスリット6を通り抜けながら各共振空胴
4内を図面の左から右へ向けて移動する。その移動に際
して、電子1は共振空胴4内に励起された磁場によって
偏向を受ける。
ここで、隣接した共振空胴4内に励起される磁場の方向
5は前述のように交互に反転しているため、入射された
電子1の軌道2はその磁場による偏向によって図示のよ
うに蛇行する。このようにして電子1が蛇行運動すると
、その制動放射によって電子1の進行方向に当該蛇行運
動に応じた光が放射される。
第3図は請求項(2)に記載の発明の一実施例の要部を
示す説明図で、第1図と同一の部分には同一符号を付し
て重複説明をさけている。図において、10はスリット
6に代えて隣接する共振空胴4の間に配置され、電子1
の通過を妨げることなく隣接する共振空胴4相互のカッ
プリングを防ぐ薄膜である。
次に動作について説明する。基本的な動作は第1図およ
び第2図に示した請求項(1)に記載の発明の場合と同
様である。入射された電子1は薄膜10を通り抜けなが
ら、磁場の方向5が交互に反転している共振空胴4内を
移動してゆくことによって蛇行運動し、その制動放射に
よって電子lの進行方向に当該蛇行運動に応じた光が放
射される。
なお、上記実施例では、共振空胴4に高周波を供給する
高周波電源7を独立に設けたものを示したが、それを電
子等の荷電粒子加速のための高周波電子と共用してもよ
く、上記実施例と同様の効果を奏する。
また、電子の進行方向に配列された共振空胴の前後に一
対の反射鏡を配置することによって、自由電子レーザと
しての発振を行うこともできる。
〔発明の効果] 以上のように、請求項(1)および(2)に記載の発明
によれば、荷電粒子に蛇行運動をさせるための方向が交
互に反転する磁場を、荷電粒子の進行方向に配列された
複数の共振空胴によって励起させ、各共振空胴間のカッ
プリングをスリットまたは薄膜によって荷電粒子の通過
を妨げずに防止するように構成したので、強度が大きな
周期磁場と磁場の広い均一領域を実現できる放射光発生
装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は請求項(1)に記載の発明の一実施例による放
射光発生装置を示すブロック図、第2図はその要部を示
す説明図、第3図は請求項(2)に記載の発明の一実施
例の要部を示す説明図、第4図は従来の放射光発生装置
を示す説明図である。 1は荷電粒子(電子)、4は共振空胴、6はスリット、
7は高周波電源、8は位相調整器、9は導波管、10は
薄膜。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)荷電粒子の進行方向に複数個配列され、前記荷電
    粒子に蛇行運動をさせる磁場成分を持ったTMモードの
    共振空胴と、前記各共振空胴の間に配置され、前記荷電
    粒子の通過を妨げずに隣接する前記共振空胴相互のカッ
    プリングを防ぐスリットと、前記共振空胴に供給する高
    周波を発生する高周波電源と、隣接する前記共振空胴に
    供給される前記高周波の位相を調整する位相調整器と、
    位相調整された前記高周波をそれぞれ所定の前記共振空
    胴に導く導波管とを備えた放射光発生装置。
  2. (2)荷電粒子の進行方向に複数個配列され、前記荷電
    粒子に蛇行運動をさせる磁場成分を持ったTMモードの
    共振空胴と、前記共振空胴の間に配置され、前記荷電粒
    子の通過を妨げずに隣接する前記共振空胴相互のカップ
    リングを防ぐ薄膜と、前記共振空胴に供給する高周波を
    発生する高周波電源と、隣接する前記共振空胴に供給さ
    れる前記高周波の位相を調整する位相調整器と、位相調
    整された前記高周波をそれぞれ所定の前記共振空胴に導
    く導波管とを備えた放射光発生装置。
JP23529390A 1990-09-05 1990-09-05 放射光発生装置 Pending JPH04115200A (ja)

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