JPH04115198U - 容器の充填装置 - Google Patents
容器の充填装置Info
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- JPH04115198U JPH04115198U JP2731291U JP2731291U JPH04115198U JP H04115198 U JPH04115198 U JP H04115198U JP 2731291 U JP2731291 U JP 2731291U JP 2731291 U JP2731291 U JP 2731291U JP H04115198 U JPH04115198 U JP H04115198U
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Landscapes
- Mushroom Cultivation (AREA)
- Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 雑菌の混入を確実に防止することができると
ともに、生産性の向上をはかることができる容器の充填
装置の提供。 【構成】 容器2の蓋3を把持する蓋把持器4と、上記
蓋把持器4を容器3の口に向けて上下動自在に支持する
支持体5と、上記容器2を所定位置に保持する容器保持
具6と、上記蓋3を把持した上記蓋把持器4を上記容器
3の上方から除去する除去機構7と、上記蓋把持器4が
上記容器3の上方から除去された後に上記容器3の口に
向けて下降し、上記容器3内に被充填物を充填する充填
具8とを備える容器の充填装置1であって、上記除去機
構7は支持体5をヒンジ連結するヒンジ部13と、該ヒ
ンジ部13を中心として支持体を回動させる駆動部23
とよりなる。
ともに、生産性の向上をはかることができる容器の充填
装置の提供。 【構成】 容器2の蓋3を把持する蓋把持器4と、上記
蓋把持器4を容器3の口に向けて上下動自在に支持する
支持体5と、上記容器2を所定位置に保持する容器保持
具6と、上記蓋3を把持した上記蓋把持器4を上記容器
3の上方から除去する除去機構7と、上記蓋把持器4が
上記容器3の上方から除去された後に上記容器3の口に
向けて下降し、上記容器3内に被充填物を充填する充填
具8とを備える容器の充填装置1であって、上記除去機
構7は支持体5をヒンジ連結するヒンジ部13と、該ヒ
ンジ部13を中心として支持体を回動させる駆動部23
とよりなる。
Description
【0001】
本考案は、容器の充填装置、特に、茸等を容器で人工栽培するために容器内に
茸菌を充填するための容器の充填装置に関するものである。
【0002】
一般に、えのき、なめこ、しめじ等の茸の人工栽培において、広口瓶等の容器
を用いて茸を人工栽培する方法が知られている。
【0003】
かかる茸の人工栽培は、具体的には、容器に茸培地を入れ、殺菌釜で約100
度にて殺菌した後、釜より取り出し、無菌室で容器の蓋を外して、該容器内の培
地に茸の菌を充填する。そして、菌の充填後、再び蓋をして、所定期間放置して
、培地に菌が根付くのを待ち、茸が根付いた後蓋を開けて茸を育成する。
【0004】
かかる茸の栽培工程においては、他の雑菌が混入しないように、各工程におい
て慎重に行われている。特に、茸菌の充填工程のおいては、無菌室にて厳密に行
わなければ、他の雑菌が混入して培地の腐敗等をまねき、茸の栽培に悪影響を及
ぼすことになる。
【0005】
しかし、かかる茸の栽培工程は、従来、夫々の工程を人手にておこなっており
、特に、茸菌の充填工程においては、無菌室にて厳重におこなっても作業員の出
入りにより持ち込まれる菌を厳重に取り除くことが困難であった。
【0006】
一方、生産性の向上をはかる為に、茸の栽培工程、特に自動化による茸菌の充
填工程の無人化をはかることが好ましいが、容器への茸菌の充填や、容器の蓋の
取り外し等は複雑な作業であって容易に無人化を図ることができないという問題
点がある。
【0007】
従って、本考案の目的は、雑菌の混入を確実に防止することができるとともに
、生産性の向上をはかることができる容器の充填装置を提供することである。
【0008】
本考案は、容器の蓋を把持する蓋把持器と、上記蓋把持器を容器の口に向けて
上下動自在に支持する支持体と、上記容器を所定位置に保持する容器保持器と、
上記蓋を把持した上記蓋把持器を上記容器の上方から除去する除去機構と、上記
蓋把持器が上記容器の上方から除去された後に上記容器の口に向けて下降し、上
記容器内に被充填物を充填する充填具とを備える容器の充填装置であって、上記
除去機構は支持体をヒンジ連結するヒンジ部と、該ヒンジ部を中心として支持体
を回動させる駆動部とよりなることを特徴とする容器の充填装置を提供すること
により、上記目的を達成したものである。
容器が所定位置に位置されると、容器保持器が容器をその位置に保持し、支持
体を下降させることによって、容器の上方にある蓋把持器を下降させて容器の蓋
を把持する。続いて、支持体を上昇させて蓋把持器が蓋を把持したまま容器の上
方に移動させて容器の蓋をあける。次に、除去機構の駆動部が支持体をヒンジか
ら回動させて蓋把持器を容器の上方から除去して、充填具から容器の口に向けて
被充填物を充填する。続いて、再び駆動部により支持体を回動させて蓋把持器を
容器の上方に位置させた後、支持体を下降させて容器の口に蓋をする。
【0009】
以下に添付図面を参照して、本考案の実施例を詳細に説明する。
【0010】
図1に示すように、本実施例による容器の充填装置1は、容器2の蓋3を把持
する蓋把持器4と、上記蓋把持器4が容器2の蓋3を把持して、上下動自在に支
持する支持体5と、容器2を所定位置に保持する容器保持具6と、蓋3を取り外
した後に蓋3とともに上記蓋把持器4を容器の上方から除去する除去機構7と、
上記蓋把持器4の上方に配置され、蓋3を除去した容器の口から被充填物を充填
する充填具としての充填ノズル8とを備えている。
【0011】
容器2は、本実施例のような茸の栽培においては、通常、広口のプラスチック
容器2が用いられる。該容器2は、その複数個を列状に並べて、搬送ベルト9に
て順次列状に搬送されるようになっている。
【0012】
また、該容器2には、搬送ベルト9に載せられる以前に、培地として、おが屑
、ぬか、その他の薬品を混合したのもを容器の9割り程度まで充填されており、
予め蓋3をした状態で殺菌釜にて殺菌されている。この殺菌後の容器2は、図1
に示すように、搬送搬送ベルト9に載せられるが、搬送ベルト9は、列状に載置
された容器の一列が所定位置にきたところで停止し、後述する茸菌の充填工程の
後、再び前進して所定位置で停止するようにその駆動が自動制御されている。
【0013】
支持体5は、搬送ベルト9の上方を横断するように水平に配置された水平支持
片11と、該水平支持片11を床から垂直方向に支持する垂直支持片12とから
構成されている。垂直支持片12はその中途部において上部12aと下部12b
とに分離されており、該上部12aと下部12bとは互いにヒンジ13にて連結
されて、該ヒンジ13から矢印Aに示すように、回動可能に構成されている。
【0014】
水平支持片11には、複数の蓋把持器4が所定間隔をあけて垂下されており、
該蓋把持器4が下方に位置する容器2の蓋3を脱着するようになっている。この
蓋把持器4は、容器2の蓋3に被るように凹部14が形成された蓋抑え金具15
と、該蓋抑え金具15の両側から蓋3を保持するように一対のフック16、16
が回動自在に配置されている。各フック16、16は略L字形状に形成されてお
り、その下端には、互いに内側に向いてフック爪17、17が形成されており、
該フック爪17、17が蓋3の縁部3aにかかり蓋3を凹部14に把持するよう
になっている。
【0015】
フック16、16の上部16a、16aには、ばね18、18が張設されてお
り、抑え金具15にむけて付勢されている。一対のフック16、16は、自然状
態では、ばね18、18の付勢力に順じてフック爪17、17を互いに近づける
位置にくるようになっている。
【0016】
垂直支持片12の上部12aには、案内部材19が突設されており、該案内部
材19には長孔21が形成されたスライド部材22が設けられており、該スライ
ド部材22はエアシリンダ23のピストンに連結されている。従って、該、ピス
トンの往復動によって矢印Aにて示すように、支持体5は、ヒンジ13を中心に
回動し、角度θまで押し倒されるようになっている。
【0017】
容器2を搬送ベルト9の所定位置に保持する容器保持具6は、蓋把持器4が容
器2から蓋3を外す時に容器2が動かないように、容器2の肩2aに当接するよ
うに一対の保持片6a、6bが容器の肩2aを挟むように延出されている。この
容器保持具6は、前述の水平支持片11と略平行に延出し、その両端には図示し
ない駆動機構に連結されており、駆動信号に基づいて上下動するようになってい
る。
【0018】
更に、蓋把持器4の上方には、茸の菌を噴射する充填具としての充填ノズル8
が配置されている。この充填ノズル8は、図示しないが昇降装置に連結されてお
り、蓋把持器4が除去された際に、下降して容器2の口まで接近し、ここで図示
しないポンプの作動によって一定量の菌を噴射するようになっている。
【0019】
尚、これらの、搬送ベルト9、蓋把持器4、支持体5、エアシリンダ23及び
充填具としての充填ノズル8とは、夫々中央制御装置に連結されており、それぞ
れ相関的に連動して駆動されるようになっている。
【0020】
次に、本実施例による容器の充填装置1の動作について説明する。
【0021】
培地が封入された後殺菌釜にて殺菌された容器は、図1に示すように、搬送ベ
ルト9に列状に配置され、搬送ベルト9の駆動により、蓋把持器4の真下まで搬
送される。
【0022】
ここで、支持体5は、図2に示すように、初期位置、即ち、容器2の上方に待
機されているが、フック16、16は、その後端部16a、16aがばね8の押
圧力に抗して容器保持具6に当接されて、フック爪17、17は開いた状態で待
機される。
【0023】
この初期状態から、支持体5および容器保持具6は、そのまま凹部14が蓋3
に嵌合する位置まで下降して、この位置で停止する。
【0024】
次に、図3に示すように、容器保持具6が、更に下降して容器2の肩2aに当
接して容器2を搬送ベルト9上に抑えて保持する。この時、同時に、容器保持具
6とフック16、16との係合が外れるので、フック16、16の後端部はばね
18の付勢力に準じて回動され、フック爪17は容器2の蓋3を挟持する。
【0025】
続いて、図4に示すように、支持体5は上昇し、蓋把持器4は、蓋3を把持し
たまま上方に移動して容器の真上に位置することになる。この時、蓋3は所定の
弾力を持って容器の口に嵌着されているが、容器2は容器保持器6により動かな
いように保持されているので、容易には外すことができる。
【0026】
次に、図1及び図5に示すように、エアシリンダ23が作動して、垂直支持片
12の上部12aを押し、該支持片12aを角度θだけ回動する。これによって
、蓋把持器4は、容器の真上から外れ、容器2の斜め上方に位置することになる
。この状態で、充填ノズル8が下降し、容器2の口に充填ノズル8の先端を接近
させた後、茸菌を所定量噴射し、茸菌を容器内に充填する。尚、容器保持器6は
、引き続き容器3の肩2aを押さえて搬送ベルト9上に保持している。
【0027】
茸菌の充填後、充填ノズル8は上昇して初期位置に戻る、続いてエアシリンダ
23を駆動して、傾斜している垂直支持片を図1に示すように垂直状態の位置に
戻す。
【0028】
次に、図6に示すように、垂直支持片12を下降させて、蓋把持器4とともに
蓋3を容器2の口に被せた後、容器保持具6を上昇させてフック16の後端部1
6aに当接させ、スプリング力に抗して該後端部16aを押圧し、フック16を
回動させて、蓋3を保持している一対のフック爪17、17を広げて蓋3を蓋把
持器4から外す。続いて、支持体11とともに把持器4を上昇させる。このとき
、フック16、16は、容器保持具6との係合が外れるので、スプリング力に準
じてフック爪17、17は閉じ位置に位置し、図2に示す初期状態に戻る。
【0029】
以上のような動作が、連続的に繰替えされて、搬送されてきた殺菌済の容器2
は、その蓋3が自動的に開けられるとともに、茸菌の充填が自動的におこなわれ
る。
【0030】
尚、茸菌の充填が完了した容器は、無菌室へ搬入して、培養室(温度調節室)
で培地に種菌が植え付けられるまで1〜2カ月おいて、培地に菌が根づいた後に
、容器を発生室に移動して、蓋を外して茸の発生を待つ。
【0031】
上述したように、本考案によれば、無人の無菌室で種菌を自動的に充填するこ
とができるので、充填時における雑菌の混入を確実に防止することができるとと
もに、機械による大量且つ均質な茸の人工栽培を行うことができる。
本考案によれば、雑菌の混入を確実に防止することができるとともに、生産性
の向上をはかることができる容器の充填装置を提供することである。
【図1】本考案の実施例による容器の充填装置の構成を
概略的に示した斜視図である。
概略的に示した斜視図である。
【図2】容器の充填装置のフックが開いた状態を示す断
面図である。
面図である。
【図3】容器の充填装置の蓋把持器が蓋を把持した状態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図4】容器の充填装置の把持器が蓋を外した状態を示
す断面図である。
す断面図である。
【図5】容器の充填装置における茸菌の充填状態を示す
断面図である。
断面図である。
【図6】容器の充填装置における蓋を嵌着状態を示す断
面図である。
面図である。
1 容器の充填装置
2 容器
3 蓋
4 蓋把持器
5 支持体
6 容器保持具
7 除去機構
8 充填ノズル(充填具)
13 ヒンジ部
23 エアシリンダ(駆動部)
Claims (1)
- 【請求項1】 容器の蓋を把持する蓋把持器と、上記蓋
把持器を容器の口に向けて上下動自在に支持する支持体
と、上記容器を所定位置に保持する容器保持器と、上記
蓋を把持した上記蓋把持器を上記容器の上方から除去す
る除去機構と、上記蓋把持器が上記容器の上方から除去
された後に上記容器の口に向けて下降し、上記容器内に
被充填物を充填する充填具とを備える容器の充填装置で
あって、上記除去機構は支持体をヒンジ連結するヒンジ
部と、該ヒンジ部を中心として支持体を回動させる駆動
部とよりなることを特徴とする容器の充填装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991027312U JP2577995Y2 (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 容器の充填装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991027312U JP2577995Y2 (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 容器の充填装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04115198U true JPH04115198U (ja) | 1992-10-12 |
JP2577995Y2 JP2577995Y2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=31911624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991027312U Expired - Lifetime JP2577995Y2 (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 容器の充填装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2577995Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003512191A (ja) * | 1999-10-22 | 2003-04-02 | メルク エンド カムパニー インコーポレーテッド | ミクロプレート把持用装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103781704B (zh) * | 2011-08-08 | 2016-12-14 | 帝斯克玛股份有限公司 | 用于吹制和灌装塑料容器的设备 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02113828A (ja) * | 1988-10-24 | 1990-04-26 | Ishida Scales Mfg Co Ltd | 種菌充填装置 |
-
1991
- 1991-03-28 JP JP1991027312U patent/JP2577995Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02113828A (ja) * | 1988-10-24 | 1990-04-26 | Ishida Scales Mfg Co Ltd | 種菌充填装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003512191A (ja) * | 1999-10-22 | 2003-04-02 | メルク エンド カムパニー インコーポレーテッド | ミクロプレート把持用装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2577995Y2 (ja) | 1998-08-06 |
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